研究者・研究課題
低酸素シグナルによる炎症制御の解明と循環器疾患治療への応用
- 武田 憲彦
- 東京大学 大学院医学系研究科循環器内科 特任助教
研究概要
低酸素シグナルによる炎症制御の解明と循環器疾患治療への応用
心不全の主な病態の一つは心筋組織の持続的炎症です。慢性炎症により引き起こされる心室拡張障害は、生命予後増悪させるものの、未だその治療法はありません。不全心の組織は特に低酸素状態にあると考えられます。本研究では低酸素誘導性転写因子HIFを介した低酸素応答が心不全及び心室拡張障害において重要な役割を果たしていると考え、この役割に注目することで分子機構の解明および今後の治療薬開発基盤の形成を目指します。