研究者・研究課題
熊ノ郷 淳チーム
慢性炎症におけるガイダンス因子の病的意義の解明とその制御
研究代表者
- 熊ノ郷 淳
- 大阪大学 大学院医学系研究科 教授
研究概要
慢性炎症におけるガイダンス因子の病的意義の解明とその制御
セマフォリンは当初神経ガイダンス因子として発見された分子群ですが、現在では神経変性疾患、骨代謝疾患、免疫疾患、網膜色素変成症、がんなどの「病気の鍵分子」であることが示されています。私たちは、これまで免疫反応に関わるセマフォリンの存在を世界に先駆け明らかにしてきました。本研究では、慢性炎症におけるセマフォリンの関与を解明し、「ガイダンス因子による慢性炎症制御」という新たな治療戦略に基づいた疾患制御の開発につながる成果を目指します。