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領域総括メッセージ、アドバイザ紹介

■ 研究総括

菅村 和夫 宮城県立病院機構 理事長

■ 総括からのメッセージ

 我が国はアレルギー疾患・自己免疫疾患を21世紀に克服すべき重要疾患として位置づけています。高度なバイロテクノジーの発達により免疫学領域は近年飛躍的な進展を遂げてはいますが、これら疾患の治療法は未だ確立していません。本研究領域は多因子でもって制御される上記免疫疾患の発症機構の解明と革新的治療技術の開発を目指しています。そのためには、免疫系の「正と負」の制御に関わる遺伝子や蛋白を細胞・組織レベルでより深く解析し、免疫系の素過程をさらに解明することが重要です。
 過去7年間展開されてきたCREST領域「免疫難病・感染症等の先進医療技術(研究総括:岸本忠三大阪大学教授)」の成果にみられるように、すでに我が国では免疫関連領域において世界をリードする優れた基礎研究が展開されています。その後継版とも云える本研究領域では、これら基礎研究で得られた成果をさらに発展させると同時に、新たなブレークスルーが期待できる研究シーズを発掘し、上記免疫疾患の克服に取り組みます。

■ 領域アドバイザー

斉藤 隆 理化学研究所 横浜研究所 免疫・アレルギー科学総合研究センター
免疫シグナル研究グループ グループディレクター
坂口 志文 大阪大学免疫学フロンティア研究センター 主任研究者/教授
佐々木 毅 NTT東日本東北病院 院長
渋谷 和子 筑波大学 大学院 人間総合科学研究科 准教授
高津 聖志 富山県薬事研究所 所長/
富山大学 医学薬学研究部 客員教授
徳久 剛史 千葉大学 大学院 医学研究院 教授
能勢 眞人 愛媛大学 名誉教授
花井 陳雄 協和発酵キリン株式会社 代表取締役 社長
宮坂 信之 東京医科歯科大学 大学院 医歯学総合研究科 教授