用語集
- DTS
- Distributed TCP Splicing の頭文字です。
- DTS クラスタ
- DTS の仕組みによって構成されたクラスタを指します。
- dtsadmin
- dtsd を通じて DTS クラスタの状態を管理するコマンドです。
- dtsd
- DTS クラスタを管理するデーモンです。
- L4 負荷分散
- OSI 参照モデルにおけるトランスポート層での負荷分散です。
DTS クラスタに参加するノードの一台だけが、クライアントから送出された SYN パケットを受けとります。
SYN パケットを受け取ったノードはリクエストインスペクタの機能によりハンドオーバーを行います。
- コンシステント・ハッシュ法
- クラスタ内のノードで、ノードの追加・削除前後でもある程度一貫したリソース割り当てを行うための仕組みです。
DTS はこの仕組みを利用して L4 負荷分散を行っています。
- サーバ設定
- サーバ設定は DTS クラスタが提供するサービスに関する設定です。
サーバ設定は外部アドレスとポート番号の固有な組み合わせとノード情報で構成されます。
- ハンドオーバー(移譲)
- クラスタに参加しているノードが DTS の仕組みを用いて、スリーウェイハンドシェイクの途中で通信を別のノードに移譲することを言います。
- リクエストインスペクタ
- リクエストインスペクタはプラグインとして追加可能です。
- 仮想ノード
- コンシステント・ハッシュ法によるリソース割り当てを、より平準化するための仕組みです。
物理ノードひとつに対して 0個以上の仮想ノードが存在します。
- 内部アドレス
- DTS クラスタに参加しているノード同士が、通信に利用するアドレスです。
死生監視などもこのアドレスを利用して行います。
- 外部アドレス
- DTS クラスタがサービスを提供するアドレスです。
- 物理ノード
- 一般的なノードです。後述する仮想ノードと区別するため物理ノードと記述しています。