コマンドライン操作マニュアル

このページではコマンドライン上での DTS クラスタ管理コマンドについて説明します。

コマンドラインでの操作

dtsd の起動

dtsd には lsb 形式の init スクリプトが用意されています。次のコマンドでルート権限で起動してください。

# service dtsd start

このスクリプトを使用しないで起動する場合は、次のコマンドをルート権限で実行してください。

# dtsd --daemonize eth0

–daemonize オプションを指定しない場合はフロントエンドで実行されます。 この場合はデバッグ出力などが表示されます。

dtsd の停止

init スクリプトで dtsd を停止できます。次のコマンドをルート権限で実行して停止します。

# service dtsd stop

サーバ設定を一覧表示する

dtsadmin -L で現在のサーバ設定を一覧表示します。

# dtsadmin -L

サーバ設定を追加する

dtsadmin -A コマンドによりサーバ設定を追加します。

次の例では DTS クラスタに、外部アドレス 192.168.0.3、ポート番号 80 のサーバ設定を追加しています。

# dtsadmin -A 192.168.0.3:80

サーバ設定を消去する

dtsadmin -C コマンドによりサーバ設定を消去します。

# dtsadmin -C

物理ノード・仮想ノードの追加

dtsadmin コマンドによりサーバ設定にノードを追加します。

次の例ではサーバ設定に、ホスト名 node1 のノードについて仮想ノード ID を 1、3 、4 として追加しています。

# dtsadmin -a 192.168.0.3:80 node1/1,3-4

ノードを新規追加する場合も、仮想ノードだけ追加する場合も書式に差異はありません。

仮想ノードの削除

dtsadmin コマンドによりサーバ設定から仮想ノードを削除します。

次の例ではサーバ設定から、物理ノードが node1 で仮想ノード ID が 2,4,5 である仮想ノードを削除しています。

# dtsadmin -d 192.168.0.3:80 node1/2,4-5

仮想ノード ID として 1 から 63 までを指定した場合は、仮想ノードの削除のみを行います。

物理ノードの削除

dtsadmin コマンドによりサーバ設定から物理ノードを削除します。

次の例ではサーバ設定から、物理ノード node1 を削除しています。

# dtsadmin -d 192.168.0.3:80 node1

または

# dtsadmin -d 192.168.0.3:80 node1/0