このページでは運用上の操作について説明します。
DTS クラスタではプロセスの再起動を行わずに、負荷分散を行うサービスを追加・削除することができます。
またサーバ設定は CLI またはウェブインターフェースから削除できます。
仮想ノードを変更することで、例えば DTS クラスタをマスター・スレーブ構成にすることが出来ます。
次のコマンドで作成したサーバ設定を例に取ります。
# dtsadmin -A 192.168.0.1:80 ...中略... node1/1:node2:node3
このサーバ設定は node1 以外の物理ノードに仮想ノードを作成していないため、SYN パケットはかならず node1 が受けとります。
その後 node1 (マスター)上で動くリクエストインスペクターが、どのノード(スレーブ)が通信の続きを行うかを決定します。
Heartbeat の設定で autojoin を指定したか、指定していないかで追加方法が変わります。 どちらの場合も必要パッケージのインストールは必須になります。
autojoin を any に指定している場合は、以下の設定ファイルを新規追加ノードにコピーしてください。
設定ファイルのコピー後に新規追加ノード再起動を行ってください。
ノードの新規追加手順は以上になります。
新規追加ノードは自動的に DTS クラスタに参加します。
autojoin を none または other に設定している場合は、ha.cf に次の記述を追加してください
node <新規追加ノードのホスト名>
設定ファイルの更新後に以下のファイルを、すべてのノードにコピーします。
次に以下のファイルを新規追加ノードにコピーしてください。
その後各ノードを再起動してください。
DTS クラスタノードを停止する場合は次の手順で停止してください
# service dtsd stop
# service heartbeat stop
# shutdown -h now