あるリビジョンまでの dtsd では rp_filter の設定がないと、 ハンドオーバーに失敗します。 次のコマンドを DTS クラスタの各ノード上で実行し、rp_filter を無効にしてください。
# sysctl -w net.ipv4.conf.all.rp_filter=0
なお、現在の dtsd では rp_filter の状態に関係なく ハンドオーバーが成功するように修正されています。
必要なパッケージがインストールされているかどうか、確認してください。
dtsadmin は /usr/sbin/ もしくは /usr/local/sbin にインストールされます。
次を確認してください。
dtsadmin コマンドはルート権限でしか実行することが出来ません。
次を確認してください。
dtsadmin コマンドは、dtsd もしくは Heartbeat が起動していないと正しく動作しません。
Heartbeat が起動しているが、dtsdが起動していない可能性があります。 dtsadmin は dtsd が起動していない場合には Heartbeat に直接接続を行いますが、 この場合 dtsd を通してコマンドを実行した場合よりも遅くなります。
次の操作で改善する可能性があります。
dtsd は起動後に同じクラスタ内のノードからサーバ設定を取得しますが、 この時一度に設定を反映できる量を越えてしまうことがあります。 この場合は一度仮想ノードの量を減らすなどした後で dtsd を再起動することでうまく起動することができます。
Heartbeat が起動していない場合、dtsd の起動に失敗します。 Heartbeat が起動しているか確認してください。
また ha.cf の記述が正しくない場合、Heartbeat が起動していても dtsd が Heartbeat に接続できません
カーネルのアップデートを行った場合は dts カーネルモジュールの再ビルドとインストールを改めて行う必要があります。
スプリットブレイン状態になったかどうかは Heartbeat の状態を確認することで判断できます。 クラスタ内の各ノードで crm_mon コマンドを実行して、すべてのノードで同じ表示になることを確認してください。 もし同じ表示にならなかった場合にはスプリットブレイン状態になっている可能性があります。 この場合はスプリットブレイン状態になった原因を解決したのちに、 次の手順に従って dtsd を再起動してください。