中枢神経障害後の神経回路再編成と機能回復のメカニズムの解明
研究概要
中枢神経回路が障害を受けると、ある程度の機能回復が自然にもたらされることがあります。我々は、脳損傷後に、運動機能を制御する皮質脊髄路が新たな代償性神経回路を形成することを明らかにしました。本研究では、げっ歯類、サルおよびヒトにおいて、脳の障害後に代償性神経回路が形成される分子メカニズムを解明するとともに、神経回路の再編成を促進することによって、失われた神経機能の回復を図る分子標的治療法の開発を行います。
主たる共同研究者
- 望月 秀樹
- 大阪大学 大学院医学系研究科 教授
- 高田 昌彦
- 京都大学 霊長類研究所 教授
プレス発表
- 平成24年10月08日
- 多発性硬化症で傷ついた神経が自然に再生するメカニズムを発見(JST、大阪大学との共同発表)
評価
中間評価結果