「二酸化炭素排出抑制に資する革新的技術の創出」研究領域 第六回公開シンポジウム・開催のご案内

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研究総括:安井 至

 気候変動を抑制するためには、温室効果ガスの排出抑制が必要不可欠です。排出抑制には分離貯留を含め3種類の方法がありますが、まず重点を置くべきは、再生可能エネルギーの利用拡大、省エネ・高効率技術の開発と普及の2種類です。本研究領域では、これらに関連する技術が20年後程度を目処に実用化されることを目標として、現時点において創造的な課題解決型基礎研究を行う研究領域です。できるだけ多種多様で、しかも有力な技術群をポートフォリオとして準備し、それぞれの特質を互いが十分に理解した上で競争する研究チームを構成し、開発に向けたより有効な研究がなされるように工夫をしています。
 本領域の研究課題5件の研究進捗報告では、様々な先端的な研究成果の発表が行われます。これら5件の研究課題は本年度で終了予定であり、排出抑制への貢献について今後の展望が議論されることと思います。また、領域アドバイザーによる特別講演とパネルディスカッションを企画しました。この領域の専門的知識を有する有力な研究者によって、未来に向けた今後の様々な見通しが議論されることを想定しております。


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