みなさんの将来を決める究極の問いかけとして、次の2つのフレーズを覚えておいてほしいと思います。「わが人生、何をなすべきか−What should I do with my life?」「自分は何を得意とし、どんな才能を持って生まれたか−What am I best at?」。これらの答えを得ることに教育を受ける目的があると私は考えます。人間はひとりひとりが固有の遺伝子を持つ、いわばカスタム・メード。それぞれに持って生まれた才能があり、それを見つけて育てることが教育の本質となります。さらに、民主主義の原則に従い、自分の将来は自分で決めるという姿勢を身につけることが大切です。自分の特性を最大限に活かす人生の“シナリオ”を、自らの手で創るのです。人生とは所詮、自分が主役を演ずるドラマなのです。