拠点
異分野技術の共進化を推進する共進化委員会による地域社会課題の解決
プロジェクトリーダー
- 中村 祐一
NEC
主席技術主幹
研究リーダー
- 福本 康秀
九州大学
マス・フォア・インダストリ
研究所
教授
目指すべき将来の姿
拠点概要
当拠点は、クリーンエネルギーを最大限に活用することで地球環境への負荷を極限まで低減(SDGs7&13)しながら、同時に地域経済活性化と雇用創出、交通弱者への移動手段の提供により、あんしん・あんぜんで活力ある持続的地域創成(SDG11)を行うことを目指しています。また、それらを通して、地域住民の健康面への配慮(SDG3)や社会的/経済的弱者に対する安価でアクセスしやすい地域サービスの提供(SDG10)も可能になると考えています。
このような地域創成を実現するために、当拠点では地域と技術/制度の共進化という考え方を最大限に活用します。
研究開発テーマ
- 1.エネルギー
- 主に水素エネルギーの分野を中心に、産学官と地域が一体となったエネルギー研究を推進するとともに、エネルギー・ICT関連技術革新と社会経済制度の革新の統合により、民生部門の省エネ、低炭素化を抜本的に進めます。
- 2.モビリティ
- SDGsの観点で「移動弱者を包摂し、安心、安全に無理なく利用できる、持続可能なモビリティの実現」を目指します。人口減少、高齢化かつ環境重視の社会を活き活きと持続させることを目的に、費用効果的で環境負荷が小さく、すべての人々が無理なく利用できる「スマート&マルチモーダル・モビリティシステム」の研究開発を行っています。
- 3. 情報科学
- 多様な人々が楽しく安心して生活し、社会の活力が維持される社会環境の構築を目指して、安心、安全を実現する市民や高齢者等の見守り、人流センサー等の新しいデバイスを活用した賑わいの創出に関する研究開発を行っています。
- 4. 産業数学
- 現代数学のノウハウを取り入れたデータの利活用技術を開発して、エネルギー/モビリティ/情報科学の研究開発・社会実装を支えます。ビッグデータを扱う統計学と機械学習の組み合わせによる電力需要量予測・電力調達計画支援や大規模アンケート調査解析に基づく暮らしやすいまちづくり支援、また、住民に適切な行動変容を起こさせるため、トポロジーによる高次元写像可視化技術の開発等を行っています。