拠点
「モノ」と「こころ」が調和し、精神的価値が成長するハピネス社会
プロジェクトリーダー
- 吉田 秀俊
広島大学
客員教授
研究リーダー
- 笹岡 貴史
広島大学
准教授
目指すべき将来の姿
拠点概要
感性イノベーション拠点では、最先端の脳科学、光技術、情報通信技術を駆使して、人と人、人とモノを感性でつなぐBrain Emotion Interface(BEI)の開発を行います。BEIを活用することにより、衣・食・住・移動体・家電・教育・医療など多様な分野でユーザが使えば使うほど精神的価値が成長する製品、サービスを開発します。これにより人と人、人とモノのつながりの革新を引き起こし、「モノ」と「こころ」が調和するハピネス社会の創造を目指します。
研究開発テーマ
- 1.感性の可視化
- Seth の感情モデル(Seth, Trends Cogn. Sci., 2013)に立脚し、情動、感情の脳ネットワークの更に上位のネットワークとして感性脳ネットワーク仮説を立案しました。fMRI(機能的核磁気共鳴)や EEG(脳波)を用いた仮説検証を通して、感性の可視化技術の研究開発を進めています。また、これら研究成果の社会実装化を目指し、BEI のプロトタイプを試作しています。
- 2.知覚の可視化
- 五感をはじめとする知覚に関する脳メカニズムを明らかにすることで、知覚の可視化を目指します。また、知覚と感性との関係を明らかにし、知覚可視化技術をモデル化することで製品サービスへの実装を目指しています。
- 3.代用特性
- 光技術を駆使して、昼から夜まで明るさが変化する社会実装環境下においても顔表情その他の感性に関係する代用特性を計測可能にする高感度高ダイナミックレンジのカメラなどのセンシングデバイスを開発します。