拠点
アクティブ・フォー・オール
プロジェクトリーダー
- 田中 孝英
オムロンヘルスケア(株)
商品・開発・生産SCM担当執行役員常務
技術開発統轄部 統轄部長
研究リーダー
- 伊坂 忠夫
立命館大学
スポーツ健康科学部
教授
目指すべき将来の姿
拠点概要
空間価値を変える新しいスポーツ健康技術(スマートウェア技術、空間シェアリング技術、運動誘導/継続技術)と、寝たきりゼロを目指す「ロコモの見える化と予防法の開発」を行います。「運動」を媒介に「スポーツ・運動」と「医療」の両側面から健康を維持・増進し、全ての人々をアクティブな状態へ誘導します。人々の時間と空間を共有し、「日本の誇るべき絆社会」を実現します。
研究開発テーマ
- 1.スマートウェアの実用化
- フレキシブル生体センサを応用し、“着るだけ”で各種生体信号が計測できるスマートウェアの開発を行います。ユーザーへの計測結果のフィードバックや運動を誘発するためのアプリケーションの開発も行います。
- 2.空間シェアリング技術の実用化
- 指向性および直進性の強い超音波スピーカーを用いて、同一空間を音による区分けを行なう技術です。空間一点で受聴可能な極小領域オーディオスポットの構築に成功し、音像ホログラムへの可能性を示しました。
- 3.運動誘導/継続システムの実用化
- スマートウェアや指向性スピーカーの特性を組み合わせ、生体情報を基に個人に特定した運動プログラムを提供します。運動を通じた多世代交流の誘発で、各世代ユーザーが心身ともに健康を増進維持できる環境を構築します。
- 4.ロコモ発症予防実用化
- ロコモセンシング技術でロコモ予備群の見える化に世界で初めて成功。予備群に対して適切な運動プログラム・運動支援機器を開発します。また、同対象者からの尿をもとにバイオマーカーも特定し、予備群の日常的・簡易的な見える化法も開発します。
- 5.ロコモ進展予防実用化
- ロコモ状態の人々のバイオマーカー候補を尿から検出に成功。尿を使えば、非侵襲的かつ日常的にロコモ状態を把握できる。進展を防ぐため、在宅女性医師による体調管理通信システム、アンチロコモサプリを開発します。ロコモ発症予防事業成果を取り込み、ロコモ発症と進展を自己管理できるシステムを構築します。