公募情報

公募情報

平成25年度公募  (※現在、公募の予定はありません)

革新的なイノベーションを実現する拠点を構成する研究要素等を検討し、拠点の体制の作り込みを行っていくため、拠点のコンセプトを踏まえた柔軟な発想による優れた拠点構想・体制等を公募します。
COI拠点の活動については、研究開発を支援する「センター・オブ・イノベーション(COI)プログラム」(JST)及び拠点運営を支援する「大学等シーズ・ニーズ創出強化支援事業」(文部科学省)の2つの事業が一体となって支援を行います。両事業の提案は、一つにまとめていただくことになりますのでご注意ください。
注)※ どちらか一方の事業だけの支援を受けることはできません。

ビジョンとCOI拠点のコンセプト

ビジョン COI拠点のコンセプト(※1) ビジョナリーチーム
(○:ビジョナリーリーダー)
採択拠点数
(予定)
ビジョン1
少子高齢化先進国としての持続性確保
function_(Medical health, Mental health, Motivation, Sports, Food, Ties) = Happiness
⇒健全な心身の実現及び自己実現による安寧
○松田 譲
協和発酵キリン(株) 相談役
・大西 昭郎
東京大学 公共政策大学院 特任教授
・森 雅彦
(株)森精機製作所 取締役社長
12拠点程度
ビジョン2
豊かな生活環境の構築(繁栄し、尊敬される国へ)
function_(勘 ing thinking, Active thinking, Serendipity, Six senses)
⇒新しい思考方法が導く革新的な価値創造
○横田 昭
元 伊藤忠商事(株) 副社長
・阿部 晃一
東レ(株) 専務取締役
・大垣 眞一郎
東京大学 名誉教授
ビジョン3
活気ある持続可能な社会の構築
function_(Personalization, Resilience, Sustainability, Functionalization, Flexibility) - Waste
⇒多様・分散・無駄の徹底的排除による持続的新生活システムの実現
○住川 雅晴
(株)日立製作所 顧問
・浅倉 眞司
GEインターナショナル・インク グローバルリサーチセンター 日本代表
・池上 徹彦
前会津大学 学長
※1:ビジョンを実現するためのキーワードを変数とし、これらを総合することにより、実現が期待される成果を矢印以下にCOI拠点のコンセプトとして示しました。

ビジョナリーチームによって検討された、COI 拠点のコンセプトを満たすソリューションの例は下記をご覧下さい。
例示に限らず、ビジョンを実現するための方策について柔軟に検討していただき、斬新でインパクトのある提案を期待しています。

ビジョン

COI STREAMガバニング委員会により設定された「ビジョン※1」です。

【人が変わる】
  ①少子高齢化先進国としての持続性確保:Smart Life Care, Ageless Society
   (例)絆が作る健やかな社会の実現

  ②豊かな生活環境の構築(繁栄し、尊敬される国へ):Smart Japan
   (例)ハピネス社会の実現(既定概念を超える安全・安心の実現、利便性の確保など)
      「幸せ」や「安心」を実感する社会の実現

【社会が変わる】
  ③活気ある持続可能な(Active Sustainability)社会の構築
   (例)究極の効率化を図った分散型エネルギー社会の実現(ポスト電力)
     エネルギーを無駄にしない究極の軽量化社会の実現
     究極の資源(エネルギーや食糧など)利用効率化社会の実現
     究極の個別化(Personalization)に資するモビリティ社会の実現

※1 文部科学省「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」より抜粋

ソリューションの例


■ビジョン1:少子高齢化先進国としての持続性確保
ソリューションの例 構成要素
概要
(現状、社会に与えるインパクト、革新性)
Smart Life Care
Total Health Care
確かなデータと分析に基づいた診断、治療や介護、保健指導の提供を可能とし、少しでも多くの高齢者がその能力により社会貢献することを実現するため、投入可能な資源を革新的手法で組み合わせることにより、健康状態のモニタリング情報を集約するとともに、早期診断、身体への負担が少ない医療、遠隔・救急医療、治療後のアフターケアまでを一貫して行う革新的かつ経済的なヘルスケアシステムを実現する。
Medical Revolution
いつでもどこでも誰でも心理的・身体的・経済的負担なく最先端医療の恩恵を享受でき、健康に安心して暮らせる社会を実現するため、異分野、異業種の世界の英知が結集し、例えば、手術によることなく、飲む、または貼るだけであらゆる疾患を治癒するような効果の高い医療の提供や、限られた資源を活かす医療デリバリーシステム等の革新的かつ経済的合理性の高いシステムの社会実装や起業に取り組みその成果を活発に社会還元する。
Ageless Society
Human Resilience しなやかで弾力的な生活の実現
コミュニケーションと社会参加、リハビリにより、高齢者が健康かつ終身現役でその能力により社会貢献することを実現するため、病気や加齢に伴う機能低下を未然に防止するとともに身体機能等を適切にサポートするシステムを開発する。
子どもの健全な発達を支えるWell-Growing Up
子どもを育てやすい環境を整備することで、若い世代が積極的に家庭を持ち、子どもを持ちたいと思うような社会を実現するため、子どもや親に対する精神面、医療面等のサポートを充実させるとともに、育児支援や勤務環境の多様化等を促進して子どもと親族のつながりを強めるシステムを開発する。
絆がつくる健やかな社会 家族・地域ぐるみのつながりの再生(FamilyTies強化)
少子高齢化が進展し、生活の糧を求めて農村から都市への移住が盛んになる結果、核家族化が更に進展すると見込まれる。このため、離れて生活している家族が互いの存在を身近に感じ、感情を共有できる遠隔コミュニケーション手段を実現。また、健康寿命を延ばし、人生を楽しむ社会を実現するため、地域ぐるみの教育や食を活用したシステムを開発する。
多様なプレーヤーの活躍促進
少子高齢化が進む中でも、人種・年齢・性別等を越えて多様なプレーヤーが活き活きと活躍し、共生できる社会を実現するため、教育への参画等を通じて高齢者の力を社会に活用する仕組みや、世界の人材を活用する仕組み、効果的な子育て、介護支援等を実現するシステムを開発する。


■ビジョン2:豊かな生活環境の構築(繁栄し、尊敬される国へ)
ソリューションの例 構成要素
概要
(現状、社会に与えるインパクト、革新性)
Smart Japan
誰もが病気にならない社会の実現
豊かな生活環境を実現するには、高い生活の質(QOL:Quality of Life)を確保することが不可欠である。確かなデータに基づいて個人の疾患リスクを予測し、どこにいても同質の医療が受けられる生活環境を実現するため、身体への負担がない手法により健康情報を集約するとともに、個人の健康状態や健康の脅威となる疾患リスクをリアルタイムで評価し、診断等に有益な情報を低コストで提示するシステムを開発する。
信頼できるインフラストラクチャの実現
誰もが安心して依拠できる高い信頼性を持ったインフラを実現するため、インフラの異常、予兆を検出するとともに、その結果に基づき災害・事故などを早期に予測し、適切な対応を取るシステムを開発する。
安全・安心、豊かな気持ちで暮らせる先進スマートシティの実現
少子高齢化に伴い、豊かな都市生活に対する需要は、今後更に高まると見込まれる。限りある資源を最大限活用し、個人のニーズに適合した豊かな生活環境を構築するため、高齢者の知見を活用、社会参加を推進するとともに生活をサポートし、エネルギー・山林等資源の循環利用、高精度な防災・減災システム等を統合した都市システムを、地域の実情に応じてデザインし、開発する。
ストレスフリー・快活生活の実現
ストレスフリーの社会を実現し、活力ある日本をつくり出すため、ストレスを物質レベルで評価して、個人の健康状態を把握するとともに、ストレスをコントロールするために適切な措置を取るシステムを開発する。
Smart Japan
先進的・文化的独自性
快適で安心・安全な生活を支えるスマートネットワークの実現
快適で安心・安全な生活を実現するため、自然な操作感を備え、電力の高効率利用や、人と人との距離を縮める新たな通信技術等を備えたシステムをデザインし、開発する。
ハピネス社会
先進的・文化的独自性
感性文化発信
思考方法に勘を取り入れるなど、触れる者が幸福を感じられる魅力的で感性に訴える手法により、五感や感情など、見えない感性を目に見え、人に伝えられる形にすることにより、人間同士、人間とモノの新たなコミュニケーションを実現し、社会に取り入れていく。
個人ニーズ対応の実現
多様化する個人のニーズにきめ細かく対応しながら、人々の社会貢献に対する意欲を喚起し、個人のライフスタイルを革新するには、モノのライフサイクルを革新することが必要である。共創の場を活用して多様なニーズ・情報の中からアイデアを練り上げ、少量でも価値のある製品を生み出すとともに、使い終わった後は循環利用が可能であるような、未来型のものづくりを先取りするシステムを実現する。


■ビジョン3:活気ある持続可能な社会の構築
ソリューションの例 構成要素
概要
(現状、社会に与えるインパクト、革新性)
個別化・多様化に適合した社会
多様化に対応した社会変革の実現
モノやエネルギー等について、多様化する個人のニーズにきめ細かく対応し、輸送エネルギーやストック、温室効果ガス等の無駄を徹底的に排除することで、各個人に活気が生まれて新たな社会システムが構築される。例えば、ものづくりについて、共創の場を活用して個人ニーズに応じるための少量生産システムや、使い終わった後は循環利用が可能であるようなシステム等を構築することにより、産業構造や製品流通のあり方が変わり、モノのライフサイクルが変革される。また、個人が望む場所にすぐに移動し、必要なエネルギーをすぐに利用すること等が実現されることにより、個人のライフスタイルや価値観、さらに社会構造も変革される。個別化の実現を通じて、このような21世紀型の新社会システムの実現を誘起する。
持続的に発展可能な社会
人が活きる持続力ある高度都市システムの実現 住民が幸せで活気ある暮らしを実感できる高機能で持続的なまちづくりを実現するため、税制等も併用しつつ、社会的利益と個人の利益のバランスを考慮して都市機能を適切に設計(機能的な中央業務地区、ゆとりある生活を支える住宅地、資源の循環利用を可能とする山林等の郊外)し、高精度な防災・減災システム等を備えた長期的に発展する都市システムを、地域の実情に応じてデザインし、開発する。
数世紀デザインによる高付加価値インフラの実現
長期間にわたって価値を失わない生活空間を実現するため、高い安全性と保守性を備え、長期的自然循環サイクルと調和した革新的インフラシステムを開発するとともに、このインフラを組み込んだ広域国土利用をデザインし、社会実装する。
環境に調和した魅力ある第一次産業の実現
日本のみならず世界市場において、長期的に高い付加価値・品質・収益性を獲得するとともに、長期的自然循環サイクルと調和し、経済的な競争力を有する持続可能な第一次産業(農、漁、林業等)を実現するために生産・加工・流通等のシステムを開発する。
エネルギー・資源の革新的自給システムの実現 化石燃料の輸入依存から脱却し、エネルギーの自給率を高めるため、エネルギーや資源を革新的な手法で自然界から取り出し、適切に利用するシステムを開発する。
資源の効率利用社会 世界の豊かな生活環境のための水システムの開発  世界の、あらゆる地域社会、風土に調和し、水源として海水や油等を含む汚濁水にも対応できる水関連科学技術を開発し、水不足の環境下における水の有効利用や多様な水循環利用(飲用、生活、農業、工業など)に対応できるレジリエントな革新的水システムを開発、国内外に低コストで展開する。

公募スケジュール

公募期間 平成25年6月11日(火)~8月12日(月)正午<厳守>  (郵送が必要な書類は8月12日(月)消印有効)

公募説明会スケジュール

公募説明会 開催地 日時 場所 備考
東京 平成25年6月12日(水)15時~18時(説明会は終了しました。) メルパルク東京 メルパルクホール
〒105-8582 東京都港区芝公園 2-5-20
(地図)
定員1500名程度

 ◆公募説明会の資料等はこちらのページをご覧下さい。(※文部科学省HPへリンク)
<図>スケジュール

提案方法について

  • 本プログラムへの提案は、府省共通研究開発管理システム(e-Rad)を通じて行っていただきます。
    e-Radポータルサイト:http://www.e-rad.go.jp/

    なお、一部の書類は別途、郵送が必要となりますので十分ご注意ください。
    郵送が必要な書類は一括して下記の宛先に郵送して下さい。(公募要領27頁参照)
    〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K's 五番町
    (独)科学技術振興機構(JST) 産学基礎基盤推進部 COI STREAM拠点担当 行き
    TEL:03-5214-7997

    なお、持参、FAX及び電子メールによる提出は受付けられません。秘密保持については十分に配慮させていただきます。

公募情報

関連リンク


TOP