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BioJapan2018に出展しました。

JST保有のバイオ・医療分野に関する厳選技術を紹介しました。

知的財産マネジメント推進部は、ライセンスによる技術移転を見据えて2018年10月10日(水)~12日(金)にパシフィコ横浜で開催された「BioJapan2018」に出展しました。JSTが保有する特許等の中から、バイオ・医療分野に関する厳選した技術を紹介しました。(一部、他機関保有特許等も含みます。)

■ BioJapan2018 概要

【会期】
2018年10月10日(水)~12日(金) 10:00~17:00
【会場】
パシフィコ横浜 A・B・C・Dホール
【公式WEBサイト】
【来場者登録】
【マッチングシステムについて】

■ マッチングシステム 掲載技術のご紹介

No. 技術の名称 主な発明者
・所属
技術の概要 国際公開番号/
登録番号(日本)
(各種公報)
関連資料
1 母性Cas9による遺伝子改変マウス及びそのゲノム編集能

Maternal Cas9-mediated genome editing confers reduced mosaic mutation at target sites and gRNA concentration-dependent transition of heterozygous to homozygous mutations
新藤隆行
(信州大学)
 我々は、in vivo操作による病態マウスモデル作製系の構築のためCas9を恒常的に全身で発現するマウスsCAT(systemic CAS9 expressed Tg mouse)を樹立した。そして、この受精卵[受精卵期に一過性敵に存在する母性型Cas9を蓄積]にgRNA(群)のみを胚導入するだけで高率なゲノム編集が可能となることを初めて示し、「母性Cas9ゲノム編集法」として確立した(Sakurai et al., 2016)。同法は、外部Cas9の調整と胚導入は不要であり、胎児発生率の向上、モザイク率の低減および多遺伝子同時改変に優れた技術である。 WO2017104404/
特許第6700306号
2 細胞を使わない次世代ゲノム合成法

RA-RCR:The Next Generation ”Cell-Free” System for Genome Synthesis
末次正幸
(立教大学)
 近年のゲノム情報の蓄積、DNA合成のコストダウン、ゲノム編集の大規模化等の急激な進展に伴う新たな潮流として、ゲノムスケールの長鎖DNA合成が挙げられる。しかしながら、複製可能なDNAサイズ・配列、複製エラー、操作性等の制約により、ゲノムレベルのバイオエンジニアリングを効率的に実行するのは困難であった。我々は、50種を超えるDNA断片を連結可能な要素技術である RA (Recombination Assembly) および200kbを超える長鎖環状DNAを正確かつ高速で増幅可能な要素技術である RCR (Replication Cycle Reaction) を開発した。これらの組み合わせにより、無細胞系で簡便にゲノムスケール長鎖DNAの合成可能な次世代合成生物学ツールの提供をする。 WO2016080424/
特許第6262877号
他出願有り
3 非酸素的核酸鎖連結法

Non-enzymatic oligonucleotide ligation method
阿部洋
(名古屋大学)
 近年、ゲノムや遺伝子情報の蓄積および更なる解明に関する社会的ニーズを背景とし、遺伝子や機能性タンパク質に関する製品・サービスへの需要が加速度的に高まっている。一方、これらの需要に対する主要な供給技術は酵素反応に基づくものであるため、製造可能な製品が限定されている。また、高コストでの製造を余儀なくされている事例も多い。我々は、上記の問題を解決するため、ホスホロチオエート基を有する核酸鎖と求電子剤を用いることを特徴とする有機化学的な核酸鎖連結法を開発した。 WO2016031247/
特許第6703948号
4 細胞内での核酸ビルドアップ法

Building-up of Nucleic Acids in Cells
阿部洋
(名古屋大学)
 近年、核酸医薬の開発・上市が盛んであるが、siRNAのような小分子でも、免疫系の賦活化による副作用や不十分な膜透過性に起因する効果発現への影響といった問題が存在する。
 我々は、siRNA等を構成する核酸鎖を細胞に導入し、細胞内にて機能を有する大きな核酸鎖を構築する技術(細胞内ビルドアップ)を確立した。当該技術により、前述の免疫系賦活化の回避や膜透過性問題の解決に関する良好な知見を得た。
WO2013129663/
特許第6126075号
5 スーパー抗体酵素:抗体の性質を維持しながら、抗原を特異的に分解する機能を持つ高性能分子

Antigenase:Super Catalytic Antibody
宇田泰三
(九州先端科学技術研究所)
一二三恵美
(大分大学)
 抗体軽鎖を一つの分子として単独に取り扱うことにより、完全抗体の形ではマスクされていた抗原分解活性が存在することを見出した。スーパー抗体酵素と命名した当該軽鎖は、単独で標的タンパク質と特異的に結合し天然酵素に近い活性で分解する。 特許第4334931号
権利消滅
特許第4861019号
WO2013133253/
特許第5798199号
特許第4330947号
権利消滅
特許第4777785号
特許第4758148号
WO2011102517/
特許第5199516号
特許第5187883号
特許第4829609号
特許第5058490号
WO2015025786/
特許第6488520号
6 ウイルスベクター産生植物細胞によるタンパク質生産 森正之
(石川県立大学)
 植物体および植物培養細胞は、動物の病原体の混入がないこと、生産コストが低いこと、高度な翻訳後修飾が可能であることなど、有用タンパク質生産に適した性質を有しているため、多くのウイルスベクターが構築されてきた。ウイルスベクター系は細胞あたりの発現量が非常に高いものの、煩雑な接種作業が必要なため大規模な生産系には適していなかった。また、外来遺伝子の脱落、複製の際に変異が導入されやすいという欠点を有していた。本技術は、ウイルスベクター遺伝子をcDNAの形で誘導プロモーターと連結した後、植物染色体に導入することを特徴とする。本技術により作成した形質転換植物および培養細胞に誘導物質を処理することで、有用タンパク質の高発現に成功した。 WO2005033306/
特許第4388392号
権利消滅
WO2008117811/
特許第5089680号
WO2008136253/
特許第5070283号
特許第4371761号
権利消滅
7 エマルションの製造方法

Micro Droplet production Technology using Micro-channel
鳥居徹
(東京大学)

西迫貴志
(東京工業大学)
 水溶液と油など互いに親和性の低い液体を交差する幅数~数百μmのマイクロチャンネル中に別々に送液し、合流地点近傍で微小液滴(エマルション)を、均一・高速に製造する方法および装置に関する技術である。
 マイクロチャンネルを別に一本増やし、カプセル成分液を流すことによって、エマルションに殻を持つマイクロカプセルの生成も可能とする。
WO2002068104/
特許第3746766号
権利消滅
特許第4176683号
権利消滅
特許第3860186号
権利消滅
特許第3739726号
権利消滅
WO2005089921/
特許第4777238号
特許第4166590号
権利消滅
特許第4417361号
権利消滅

※掲載技術にご関心がある方は、是非下記お問い合わせ先までご連絡ください。

お問い合わせ先

〒102-8666 東京都千代田区四番町5-3 サイエンスプラザ
国立研究開発法人科学技術振興機構
知的財産マネジメント推進部 
知財集約・活用グループ
TEL:03-5214-8486 FAX:03-5214-8417 
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