| 北海道 | |||||||||||||||
| 青森 | |||||||||||||||
| 秋田 | 岩手 | ||||||||||||||
| 石川 | 山形 | 宮城 | |||||||||||||
| 富山 | 新潟 | 福島 | |||||||||||||
| 福井 | 岐阜 | 長野 | 群馬 | 栃木 | 茨城 | ||||||||||
| 山口 | 島根 | 鳥取 | 兵 庫 |
京都 | 滋賀 | 埼玉 | |||||||||
| 長 崎 |
佐 賀 |
福岡 | 広島 | 岡山 | 大阪 | 奈良 | 三重 | 愛知 | 静岡 | 山梨 | 東京 | 千葉 | |||
| 熊 本 |
大分 | 和歌山 | 神奈川 | ||||||||||||
| 宮崎 | 愛媛 | 香川 | |||||||||||||
| 高知 | 徳島 | ||||||||||||||
| 鹿児島 | |||||||||||||||
| 沖縄 | |||||||||||||||
| ※ | 課題のNo.と都道府県については採択時のプレス発表と同一です |
| 研究者、コーディネータはH19年9月における情報を掲載しています |
| No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
| 氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
| 1 | プロバイオティクスの有効成分を用いた新しい消化管疾患治療薬の開発 | 藤谷 幹浩 | 旭川医科大学 | 清水 條資 | 科学技術振興機構 | Lactobacillus菌やBacillus subtilis菌などのプロバイオティクスの培養液を分析して,ヒト消化管組織に対して保護作用や抗炎症作用を持つ有効成分を同定し,新しい治療薬として臨床応用する.さらに,遺伝子導入技術を用いて,これらの有効成分を持続的に産生する菌株を育種し,消化管の恒常性維持に役立つ健康食品の開発や新しいプロバイオティクス療法の確立を目指す. |
| 2 | 実体モデルをベースとする設計のための形状評価法の開発と応用 | 後藤 孝行 | 旭川工業高等専門学校 | 東藤 勇 | 苫小牧工業高等専門学校 | 実体モデルや実製品形状をベースとする形状設計法(リバースエンジニアリング)では、形状計測技術および曲面生成技術の向上に加えて、加工モデルとCADモデルおよび実体モデルとの形状評価法を確立することが重要である。本研究では、加工モデルがCADモデルおよび実体モデルと同形状であるのかを評価する方法を提案し、デザイナの感性を表現した実体モデルをベースとする形状設計方法の確立を目指す。 |
| 3 | 生分解性架橋ポリアスパラギン酸の合成とその吸水能に関する研究 | 梅田 哲 | 旭川工業高等専門学校 | 東藤 勇 | 苫小牧工業高等専門学校 | ポリアスパラギン酸の中間体であるポリスクシンイミドの効率的かつ実用的な合成、生成したポリスクシンイミドの加水分解で得られるポリアスパラギン酸変性体、および架橋ポリアスパラギン酸の合成とその機能評価を行うものである。 |
| 4 | 磁気的非破壊検査装置の実現に向けた磁気シールド技術開発 | 松本 和健 | 釧路工業高等専門学校 | 東藤 勇 | 苫小牧工業高等専門学校 | 従来より,非破壊検査や資源探査を応用目的とした超伝導センサを用いた微小磁場計測システムが提案されている。このような磁場計測システムは様々な場所で用いられるため,高感度磁場計測を実現するためのシールド技術には,十分な磁場除去性能を持つことともに,持ち運びが容易な構造であることも要求される。 本研究課題は,特に屋外への携帯が可能な構造で構成され,測定対象の特定周波数以外の周波数帯域で磁場除去できるシステムを開発することを目的とする。 |
| 5 | 海洋ユビキタスセンシングによる冷水塊の解明 | 和田 雅昭 | 公立はこだて未来大学 | 鈴木 孝司 | 公立はこだて未来大学 | 毎年夏季に北海道西部の沿岸に流れ込むとされている冷水塊の存在をユビキタスセンシングの技術により科学的に証明することを目的とする.冷水塊はホタテ養殖などの水産業に被害を与えることが経験的に知られている.そこで,臼谷沖の海域に開発した9基の多層計測式ユビキタスセンサを投入し,水面下の水温分布を可視化し冷水塊の解明を試みる. |
| 6 | ユーザーインタフェースに用いるための視線検出装置の開発 | 長崎 健 | 公立はこだて未来大学 | 鈴木 孝司 | 公立はこだて未来大学 | 視線を用いたインターフェースを構築するとき,従来の装置では事前にキャリブレーションが必要になる.そこで,本課題では,ユーザーとシステムの操作から,自動的にキャリブレーションを行うことを目指す.ユーザーがシステムに対して操作するとき,視線は操作対象を注視しているので,この特性を利用し,キャリブレーションを行う. |
| 7 | 正常ヒト鼻粘膜上皮細胞培養系を用いた新しいDDS開発の基礎研究 | 澤田 典均 | 札幌医科大学 | 一瀬 信敏 | 札幌医科大学 | 鼻粘膜は、自然免疫の最前線で、インフルエンザやライノウイルスなど感染症の門戸であり、また近年その異常である鼻アレルギーが増加している。それらの治療の多くは対症療法である。本申請では正常ヒト鼻粘膜上皮細胞を用いて、鼻粘膜バリア制御機構を明らかにする。さらにその機構を応用して新しい治療薬開発や新しい薬物投与法を開発しようとするものである。 |
| 8 | 悪性中皮腫(アスベスト肺癌)の特異的細胞表面マーカー探索と早期診断法の開発 | 中村 公則 | 札幌医科大学 | 一瀬 信敏 | 札幌医科大学 | 悪性中皮腫は極めて予後が不良であることで知られている。その主な原因は現在,早期発見の方法がほとんど無いことにある。申請者らは癌細胞特異的な細胞表面分子をスクリーニング・同定と同時に高性能なモノクローナル抗体を得ることが出来る独自の方法を樹立している。この方法を用いて悪性中皮腫の細胞表面マーカーの探索を行い、その結果得られた抗体を用いた早期診断法や病勢のモニター法の開発、実用化を目指す。 |
| 9 | ポーラスアルミナ光干渉を用いたラベルフリー型DNAチップの開発 | 池上 真志樹 | 産業技術総合研究所 | 太田 英順 | 産業技術総合研究所 | 陽極酸化ポーラスアルミナを用いた光干渉型バイオセンサの開発を行う。本センサは、測定物質を直径約100nmの細孔内に導入し、細孔内の誘電率の変化を光干渉を利用して検出するものであり、蛍光物質などのラベルを付加する必要がない(ラベルフリー)特徴を持つ。本課題では、細孔径や深さなどに関するセンサの特性を明らかにし、測定時間の短縮を目指す。またDNAチップのような多種類DNAの同時検出技術を開発する。 |
| 10 | バイオアルコールによるAl合金の腐食挙動とその防食表面技術の開発 | 世利 修美 | 室蘭工業大学 | 加賀 壽 | 室蘭工業大学 | 自動車用エネルギーとしてのバイオアルコールによるエンジン部材等の自動車部品の腐食劣化が指摘されている。アルミニウムの腐食に対しては、表面の不純物金属間化合物が有害である。この金属間化合物相の除去がアルミニウムの防食に一義的に有効である。本研究はアルミニウム部材の防食技術の実用化を目指す視点から、バイオアルコールによる腐食反応のメカニズムを実験的に調べ、その発生条件を解明し、劣化防止のための実用的な表面処理技術の研究開発を行う。具体的には、アルミニウムの表面皮膜を不連続にしている金属間化合物を選択的に除去し、表面に陽極酸化皮膜あるいはめっき処理を施し防食する。上記の方法を複合化し、アルミニウム表面の耐バイオアルコール防食技術に関する実用化の見通しを得る。 |
| 11 | 高炉ダストを再活用した環境汚染物質の親環境型処理技術の開発 | チャン ヨンチョル | 室蘭工業大学 | 加賀 壽 | 室蘭工業大学 | 本研究開発は、製鋼用電気炉で発生する高炉ダスト(廃棄物)と硫酸塩還元菌との相互作用を活用し、有機塩素系化合物(TCE, DDT, PCB, endosulfan)や環境ホルモンによる汚染土壌をその場で浄化する画期的な親環境型処理システムである。本研究では高炉ダストの分解可能な有機塩素系化合物のデータベース構築及び分解特性を系統的に明確化させるとともに、硫酸塩還元菌の重金属安定化特性を検討し、実用化に向けた最適条件を見出す。 |
| 12 | 木質系バイオマスのリグニンからの酵素法による芳香族化学原料生産系の開発 | 安居 光国 | 室蘭工業大学 | 加賀 壽 | 室蘭工業大学 | 白色腐朽菌は木質系バイオマスのうちリグニンを分解することが出来る。この酵素はリグニンから環状構造だけを切り出し、バイオマス資源の有効活用を図ることができる。石油製品から合成をすることに対して,香料等の原料となるハイドロキノン,キノンを安全に効率的に生産することが可能になり、白色腐朽菌の酵素の生産性を高めることを目的としている。 |
| 13 | 構造物崩壊予知センシング技術の開発 | 矢吹 信喜 | 室蘭工業大学 | 加賀 壽 | 室蘭工業大学 | 今後大量の社会基盤設備が寿命を迎え,構造物の劣化による崩壊兆候をいち早く予知できるセンサネットワーク作りが待たれている.本研究は,人工あるいは自然構造物内部の応力や圧力変動を直接的に捉える半導体式圧力センサーとICタグ(RFID)をつなげ,崩壊予知センシングに資するシステムを構築するための研究を行うものである. |
| 14 | 優れた強度と延性を有する球状黒鉛鋳鉄薄板の開発 | 長船 康裕 | 室蘭工業大学 | 加賀 壽 | 室蘭工業大学 | 球状黒鉛鋳鉄の機械的性質を向上させるには,基地組織の高強度高延性化と黒鉛粒の微細化を同時に行うことが有効である.オーステンパ熱処理による基地組織の強化と,チル組織を発生させない薄板鋳造法を融合させ,今までにない高性能球状黒鉛鋳鉄薄板を開発する.本提案では4mm以下の薄板(黒鉛粒を超微細化)の基地組織及び強度特性(1000MPa以上の引張強さ,7%以上の伸びを目標)を検討し,実用化の見通しを得る. |
| 15 | 強相関アモルファスCe合金の熱弾性・熱電特性の発掘と改善 | 村山 茂幸 | 室蘭工業大学 | 朝日 秀定 | 室蘭工業大学 | 強相関4f希土類化合物は、重い電子、スピン密度波(SDW)、非フェルミ液体、エグゾティック超伝導など、様々な磁性と電気伝導が観測されるとともに、巨大な熱膨張や熱電変換特性などの熱弾性・熱電性も出現する。本研究において、強相関アモルファスCe合金を作製して、熱膨張、比熱、磁化率、および電気抵抗測定から、構造不規則4f電子系における強相関電子状態および超伝導状態の発現機構を明らかにするとともに、実用化に向けた熱弾性・熱電特性の発掘・改善を行う。 |
| 16 | 三元遷移金属硫化物における強磁性発現材料の開発 | 本藤 克啓 | 室蘭工業大学 | 朝日 秀定 | 室蘭工業大学 | 三元遷移金属硫化物の一つである非磁性Rb2Ni3S4は一度水につけた後乾燥させることで強磁性が出現する物質である。この物質について,水含浸時間及び乾燥時間に対する磁化の依存性を調べ,水による磁性コントロールの可能性について見通しを得る。 |
| 17 | 微量試料の生体分子間相互作用を測定する表面プラズモンセンサーの開発 | 加野 裕 | 室蘭工業大学 | 朝日 秀定 | 室蘭工業大学 | 金属薄膜表面の局所領域(光の回折限界相当の領域)に励起される表面プラズモンを測定プローブに用いて金属表面の屈折率変化を測定することにより,局所領域で生じる生体分子の結合反応を検出するセンサーを開発する. |
| 18 | 事象に関連した確率推論による疲労度の収束的推論システム | 魚住 超 | 室蘭工業大学 | 朝日 秀定 | 室蘭工業大学 | 人間の疲労度は声や表情に表れる。本システムは、音声と顔つきに含まれる疲労情報をマイクとカメラにより事象(音声合成による質問)に対する反応として取得する。音声情報からはピッチや振幅,ゆらぎ等の特徴量を解析し、ユーザの動画像から瞬目の回数、眼の細さ等を解析する。ベイジアンネットワークを用いて複数の関連ネットワークから構成される疲労度の推論システムを構築し、音声での確認反応を取得するシステムである。 |
| 19 | Database AMPACを有効に活用した生産支援システムの開発 | 湯浅 友典 | 室蘭工業大学 | 花岡 裕 | 室蘭テクノセンター | 現在,企業内に蓄積されてきた貴重なノウハウや技術情報が技術者と共に失われようとしている.本申請課題では,従来データベース化が困難であった,機械オペレーターなどの人に蓄積されてきた経験や知識,中でもトラブル発生時の原因と対策情報を,Database AMPACを用いて系統的に分類整理することで標準的な知識集約型データベースを構築し,次世代知能生産システムの開発につなげることを目的とする. |
| 20 | 熱潤滑挙動とトライボ設計を考慮した環境負荷低減型液圧ポンプの開発 | 風間 俊治 | 室蘭工業大学 | 花岡 裕 | 室蘭テクノセンター | 液圧ポンプは,高動力密度,高応答性を有するフルードパワー(液圧)システムの要である.その信頼性や効率は,摺動部のトライボロジー(潤滑,摩擦,摩耗)で決まる.本課題は,液圧工学とトライボロジーの科学と技術を礎として,信頼性や環境適合性の高付加価値を指向する機器要素開発研究である.特に,各摺動部の熱潤滑挙動に焦点を当て,そのトライボロジー特性を把握する. |
| 21 | 対地、対物速度測定用マイクロ波レーダーの開発 | 田村 知久 | 十勝圏振興機構 | 大庭 潔 | 十勝圏振興機構 | 国内外で市販されているマイクロ波ドップラモジュールを応用した、安価で精度の高い対地、対物速度測定用マイクロ波レーダの実用化研究を目的とする。実用化のためには、複数対象物検出時の信号処理や不要反射波対策など、信号処理技術の確立が重要である。本研究では、農地での利用を前提とした信号処理技術の開発を実施する。また、開発した信号処理アルゴリズムを実装した試作品を製作する。 |
| 22 | 枝豆自動莢剥き機の開発 | 佐賀 良市 | 十勝圏振興機構 | 大庭 潔 | 十勝圏振興機構 | 莢を剥いた豆のみに着目する食品メーカーは多々あり、現場での莢剥きには他の使用目的である既存の機械を改良したり、人手によって剥かれたりしている。 そこで本課題では、食品加工工場において生産ラインに組み込むことが可能なクラスの莢剥き機械の開発を行うものである。大量の処理能力が必要とされることから、課題は莢剥きから豆の排出までに至る機構部分である。 |
| 23 | 生体材料を利用した高効率・低劣化特性を有する個体色素レーザの開発 | 川辺 豊 | 千歳科学技術大学 | 中島 博之 | 特定非営利活動法人ホトニクスワールドコンソーシアム | 生体高分子DNAを有機色素の母体材料とすることで、色素の発光効率が上がり、かつ高濃度状態の薄膜でも光増幅が可能である。この効果を利用することにより、高効率でコンパクトな波長可変固体化色素レーザの実用化が可能になる。本研究では本材料を共振器中に適切に装着することによって薄膜色素レーザを実現し、さらに経時劣化を逓減する条件を確定することによって実用化を図ってゆく。 |
| 24 | 遺伝子多型解析による伴侶犬の適性診断技術の開発 | 鈴木 宏志 | 帯広畜産大学 | 田中 一郎 | 帯広畜産大学 | 少子高齢化や核家族化の進展という社会構造の変化の中で、国民が「ペットを飼う」ことから「ペットと暮らす」ことを志向し、さらに動物に「癒しを求める」ことに移行している。本研究課題では、イヌの性格関連遺伝子の多型解析によって、国民の飼育目的の多様化に合致したペットを提供する。 |
| 25 | イヌ熱ストレス蛋白質複合型癌ワクチンの研究開発 | 嶋田 照雅 | 帯広畜産大学 | 田中 一郎 | 帯広畜産大学 | 現在癌はイヌにおいて最も死亡率の高い疾患であることから、近年獣医療でも免疫療法特に癌ワクチン療法の研究開発が進められている。しかしながら、癌ワクチン療法では、癌抗原の選択と免疫補助効果の弱いアジュバントが問題となっている。そこで本研究では、多種の癌細胞に共通して発現する癌抗原と強い免疫補助効果を持つ熱ストレス蛋白質(HSP)に注目し、人工的に調製したタンパク質を複合した実用可能なHSP複合型癌ワクチンの研究開発を行う。 |
| 26 | 豚増殖性腸炎新規特異抗原検出診断キットの開発 | 古岡 秀文 | 帯広畜産大学 | 田中 一郎 | 帯広畜産大学 | 豚の増殖性腸炎はLawsonia intracellularis(以下L.i)を原因菌とする致死性下痢症で,欧米を中心として流行がみられている.本研究ではこれまでに考慮されていないL.i関連特異抗原を新たに同定し,それに対する抗体の作製,さらには簡易診断キットの開発を目標に研究を進める. |
| 27 | 新規芳香族アミノ酸修飾反応を用いた固定化ペプチドライブラリーの生理活性スクリーニング法の開発 | 橋本 誠 | 帯広畜産大学 | 田中 一郎 | 帯広畜産大学 | 新規芳香族アミノ酸特異的修飾反応による誘導体化を確立する事により、新しいコンセプトでのペプチド固定化法を開発し、生理活性ペプチドスクリーニングへの応用をはかる。 |
| 28 | イネ科牧草の物理的強度測定装置の開発と応用 | 本江 昭夫 | 帯広畜産大学 | 藤倉 雄司 | 帯広畜産大学 | 植物の葉や茎のように、柔軟性があり柔らかい物質の曲げ・せん断・引張り強度を測定するために、独自に測定装置を開発する。曲げ強度には3点支持の測定装置を使用する。せん断強度の測定装置では、部品をハサミと同軸となるように円運動させる方法を採用する。引張り試験のために新型クランプを開発する。これらの測定装置を応用して、今後のイネ科作物の育種における新たな指標の確立を目指す。 |
| 29 | 実用型根菜類肥大生長量測定装置の開発 | 柴田 洋一 | 帯広畜産大学 | 藤倉 雄司 | 帯広畜産大学 | てん菜、ダイコン、ニンジン等、根菜類の根部の生育状況を簡便に知る方法として、屋外圃場において、非破壊的に、リアルタイムで連続測定する実用的な小型装置を開発し、肥培管理のタイミングの最適化、収穫時期の決定、収量予測等生産性の向上に資する。 |
| 30 | ビタミンCが分解しにくいニンジンの開発 | 得字 圭彦 | 帯広畜産大学 | 藤倉 雄司 | 帯広畜産大学 | ニンジンのアスコルビン酸オキシダーゼAAO遺伝子を標的としたRNA干渉を起こさせ、AAOの活性を抑え、ビタミンCの増量を目指す。ニンジンの栄養価を高めるとともに、他のビタミンCを多く含む野菜とのミックスジュースのような加工品の可能性を広げる。 |
| 31 | 室温乾燥型透明二酸化チタン膜の作製技術の開発と応用 | 古崎 毅 | 苫小牧工業高等専門学校 | 東藤 勇 | 苫小牧工業高等専門学校 | 本研究者は,ゾルゲル法の技術を応用して透光性に優れ,光触媒特性を有する二酸化チタン薄膜の作製方法を既に開発した(特許出願済み)。本研究では,その薄膜を外壁タイル等にコーティングしてその自浄効果を経時観察し,実用化に向けた研究開発を行う。また,申請者は,同様の方法により可視光照射により光触媒を有する二酸化チタン微粒子の合成に成功しており,それを用いた薄膜化技術の開発も併せて行う。 |
| 32 | 放牧飼育で変動するウシ特異的発現マーカー因子の探索とそれを利用した放牧畜産物の判定システム開発 | 小酒井 貴晴 | 農業・食品産業技術総合研究機構 | 清水 條資 | 科学技術振興機構 | 消費者の手元に届く畜産食品が放牧飼育されたウシから生産された乳や食肉であると、消費者に科学的根拠を持って提供する技術がない。そこで、1)放牧されたウシに特異的発現する遺伝子群を探索・検出する。さらに、2)そのマーカー遺伝子群により発現・誘発される代謝因子を探索する。最終的に、これらの検出技術を応用させ、生産者と消費者の両者に対して、科学的根拠に基づいた放牧畜産品判定システムの開発を目指す。 |
| 33 | 高品質・広帯域ホワイトノイズ発生器の開発と応用 | 高田 明雄 | 函館工業高等専門学校 | 東藤 勇 | 苫小牧工業高等専門学校 | 従来のホワイトノイズ発生方法では、装置が大掛かりになるためコスト高が避けられないが、電子回路のカオス現象を利用すれば、回路が簡単になり二桁程度のコストダウンが見込まれる。申請者は、特定の電子回路において、カオス現象とホワイトノイズ発生との間に強い相関関係があることを見出しており、回路が安定状態からカオス状態へ容易に移行する条件等について実験および非線形解析の両面から検討し、実用化の見通しを得る。 |
| 34 | 自律駆動型水素吸蔵合金アクチュエータ実用化のための水素吸蔵放出特性試験 | 松村 一弘 | 函館地域産業振興財団 | 宮嶋 克己 | 函館地域産業振興財団 | 水素吸蔵合金(合金)は常温付近で多量の水素を吸蔵・放出する。この特性を用いれば小型高出力な自律駆動型水素吸蔵合金アクチュエータ(A-MHA)が構成できる。A-MHAは太陽光や廃熱など低密度熱エネルギを動力に変換できる。つまり、エネルギコストゼロで有益な仕事が得られる。本研究は、A-MHAの出力特性に影響する合金について、繰り返し水素の吸蔵・放出を行わせ特性を評価し、A-MHAの基礎データとする。 |
| 35 | 水分状態を指標とした乾燥中華食材の機械乾燥技術の研究開発 | 小西 靖之 | 函館地域産業振興財団 | 宮嶋 克己 | 函館地域産業振興財団 | 乾燥アワビは日本製が国際的に最も評価が高く、香港・台湾等に大量に輸出されているが、その製造は天日乾燥にて行われており、機械乾燥を用いた製造例はない。 本研究では、北海道産のエゾアワビなど乾燥工程中のアワビなどの水分状態変化を明らかにし、それらを指標としてボイル工程や機械乾燥工程の最適操作設計を行う。更に同様な技術を用いて、ナマコ等の中華食材の機械乾燥工程の最適条件の確立を目指す。 |
| 36 | 虫歯修復能を有する治療材料の開発 | 斎藤 隆史 | 北海道医療大学 | 蛸島 武広 | 科学技術振興機構 | 虫歯の治療に用いられる修復材料中の成分である接着性モノマーに対して合成技術を用いてCa塩を作製して虫歯の治療に用いる技術を開発する。従来は虫歯の治療において虫歯部分を機械的に除去して修復していた治療技術を、虫歯を完全に削ることなく修復後、残存した虫歯部分を再石灰化(虫歯によって溶けた無機成分が再生し、元来の組織に戻ること)させる技術に転換させることができ、歯をなるべく削らない治療法が確立する。 |
| 37 | 生体安全性に優れた歯科用セメントの開発 | 遠藤 一彦 | 北海道医療大学 | 蛸島 武広 | 科学技術振興機構 | 従来から歯科臨床で用いられてきたセメントは、いずれもアレルギー性を有する金属(Zn、Al)やレジンモノマーを含んでいる。本研究では、これらの毒性元素を含まない生体安全性の高いセメントを開発する。すなわち、リン酸カルシウム系のセメントをベースとして、高強度化と機能化(抗菌性など)を実現する。成分・組成を調整し、(1)仮着、(2)根管充填、(3)裏装、(4)合着などの用途に適したセメントを開発する。 |
| 38 | 一般歯科医院で使える偏性嫌気性細菌培養装置の実用化研究 | 中澤 太 | 北海道医療大学 | 蛸島 武広 | 科学技術振興機構 | 感染根管には通性及び偏性嫌気性細菌が圧倒的優位に生息していることから、感染根管治療後に行う細菌培養検査は、充分な嫌気的条件下で行う必要がある。本研究では、嫌気性細菌用液体培地とpH指示薬を含むポリエチレン袋に、嫌気性混合ガスを充填することによって極めて高い嫌気度を確保し、簡便に且つ安価に一般歯科医院のチェアーサイドにおいて、精度良く細菌培養検査を行うための嫌気性細菌培養キットを開発・実用化する。 |
| 39 | 六価クロム(Cr6+)含有廃棄物の還元化処理法の実用化研究 | 岸 政美 | 北海道工業大学 | 蛸島 武広 | 科学技術振興機構 | クロム(Cr)は酸性・アルカリ性の何れの場合でも有害な「六価クロム(Cr6+)」として溶解することが知られており、現在有効な除去処理法の開発に苦慮している。本研究では、木質抽出液および木材蒸煮液を用いた六価クロム(Cr6+)含有廃水および廃棄物の還元化による無害化処理の実用化研究を行う。「木質ボイラー残滓」、「発電ボイラー燃え殻」および「発電ボイラー煤塵」に対し「木質抽出液」および「木材蒸煮液」の各溶液を添加し、温度制御のもとで一定期間六価クロム(Cr6+)還元化処理試験を行う。 |
| 40 | 低廃棄物新規バイオディーゼル燃料の製造方法に関する技術開発 | 西川 孝二 | 北海道自動車短期大学 | 能戸 正 | 北海道自動車短期大学 | 本研究は、植物油等の生物由来原料油からバイオディーゼル燃料(BDF)を製造する手法として現在広く行われているメチルエステル化法に頼らず、原料油に対して、金属イオンを添加する手法を用いて、新規のBDFを製造する技術の開発を目的としている。添加物の混合比率を変化させ、機関性能試験を通して、この手法により製造されるBDFの性能評価を行うと共に、製造コストの低減を試み、その実用化を研究内容としている。 |
| 41 | カーボンナノファイバーの高効率製造システムの実用化研究 | 向井 紳 | 北海道大学 | 佐藤 完二 | 科学技術振興機構 | 申請者らは、ラボスケールの装置を用いて炭化水素と有機金属からカーボンナノファイバー(CNF)を製造する際に、原料を液パルス状で装置の高温部に接触するように間欠導入するという簡便な方法でCNFの高効率製造が可能であることを見出している。本研究は液パルスインジェクション法と名付けたこの方法によるCNFの高効率製造システムの実用化を目的に実施する。具体的には高効率製造を達成しているラボスケールの装置をスケールアップし、工業スケールで運転する場合の重要因子を明らかにする。 |
| 42 | 極微小ゲート集積化基板を用いた分子分別システムの構築 | 並河 英紀 | 北海道大学 | 佐藤 完二 | 科学技術振興機構 | 幅数十〜数百ナノメートル程度の極微小ゲートにおける化学ポテンシャル変調現象に基づいた高汎用性分子分別システムの構築を行なう。分離媒体として生体細胞膜を用いることで、膜タンパク、抗菌性ペプチド、環境ホルモンダイオキシン類などの生体関連物質の高選択抽出・分離技術の確立を目指す。さらに、微小ゲートにおける光誘起増強電場を利用した単一分子検出技術との融合により、分子分別検出システムへの拡張を試みる。 |
| 43 | 耐摩耗性向上を目指した新規熱プラズマCVD法によるTiN−基板上への硬質酸化物コーティングの技術開発 | 清野 肇 | 北海道大学 | 佐藤 完二 | 科学技術振興機構 | 金属切削工具において,環境問題や高効率化の観点から高温(〜1000℃)での性能維持が課題となっており,工具表面のTiNコーティングへの高温酸化対策が求められている.本研究では切削工具の耐熱性向上を目的に,熱プラズマCVD法においてアルコキシドを前駆体,水蒸気を酸化剤として用いることで, TiN膜を酸化させずにその上に遮熱および耐酸化性能を持つ硬質酸化物をコーティングする技術の確立を目指す. |
| 44 | 魚類の新たな生体指標蛋白を利用した環境エストロジェン評価系の構築 | 平松 尚志 | 北海道大学 | 小川 晴也 | 北海道大学 | ビテロジェニン(卵黄前駆蛋白)は環境エストロジェン活性を評価する生体指標として汎用されているが,低濃度領域ではビテロジェニン誘導と生殖異常との相関が認められないこともある。本研究ではコリオジェニン(卵膜前駆蛋白)を用いることによる高感度測定法の開発を行なう。具体的には,ボラ科魚類の血清からコリオジェニンを分離精製,特異抗体を作製後SRID法による測定法を確立,ビテロジェニン法との比較を行なう。 |
| 45 | DHAを高レベルにもつリン脂質の発酵生産 | 奥山 英登志 | 北海道大学 | 須佐 太樹 | 北海道大学 | 最近、機能性脂質の分子形態の基づく差別化が進み、その抗腫瘍性や抗酸化性などの生理機能から、DHAを含むリン脂質(DHA-PL)が注目されている。現在のDHA-PLの主な供給源は魚油である。本研究では、DHAを含む脂肪を高レベルで蓄積するラビリンチュラ類微生物を材料として用い、その代謝調節によってDHA含量のより高いDHA-PLを発酵生産する。安全性の高い健康食品素材の提供を目指す。 |
| 46 | 相補的長鎖オリゴヌクレオチドを用いた特異抗体の多種・大量生産技術開発 | 渡辺 雅彦 | 北海道大学 | 清水 條資 | 科学技術振興機構 | 合成ペプチドや発現蛋白を用いた従来の抗体作成法は、費用や対象範囲等においてそれぞれに長所と短所を抱えていた。本シーズ研究では、両者の長所を生かした新たな抗体作成法として、「相補的な長鎖オリゴヌクレオチドを用いた新たな抗体作成法を開発し確立」する。特に、実験的に有用性の高いマウス・ラットと臨床的に有用性の高いヒトの分子に対するそれぞれ特異抗体を、安価で同時にかつ効率良く作成するための方法開発を行う。 |
| 47 | 新たに同定されたマクロファージ・サブセットの抗腫瘍活性の解析とがん治療への応用 | 笠原 正典 | 北海道大学 | 清水 條資 | 科学技術振興機構 | 我々は,ラットの血球動態を解析している過程で,強い抗腫瘍活性を有する新しいマクロファージの集団を同定し,これをCD4/CD8 double-positive subset(以下,DP細胞)と命名した.本研究計画では,ラットDP細胞の抗腫瘍作用を解析するとともに,ヒトにおいてDP相当細胞を同定し,同細胞を用いたがんの免疫療法の開発を目指す. |
| 48 | 自分の歯と同じくらいに噛み心地のよい人工歯根植立療法の実用化研究 | 石崎 明 | 北海道大学 | 清水 條資 | 科学技術振興機構 | 現行の人工歯根埋入法では、本来歯根と骨の間に介在すべき歯周靱帯が無いため、天然歯のような「噛む感じ」が全く無い。本研究によりその知覚神経を伴う歯周靱帯シートの作製を実現し、人工歯根と骨の間に介在させ、「噛む充実感」を伴う人工歯根療法を可能にする。 |
| 49 | 新規な不均一化酵素によるイソマルトオリゴ糖の製造と実用化 | 木村 淳夫 | 北海道大学 | 清水 條資 | 科学技術振興機構 | これまで主に2糖や3糖の短鎖オリゴ糖が利用の対象になり、産業に大きく貢献してきた。一方、4030糖の中鎖や長鎖オリゴ糖にも優れた機能が予想されるが、効率的な製造法がない。最近、イソマルトオリゴ糖の2糖や3糖から、グルコース残基を転移・伸長させ、4012糖の中鎖イソマルトオリゴ糖を与える新規酵素(不均一化酵素;転移酵素の一種)を発見した。中鎖オリゴ糖の実用化を目指し、効率的な製造法を確立するための試験を行う。 |
| 50 | 発現カセット法を用いた大腸菌による有用生物活性物質生産系の確立 | 及川 英秋 | 北海道大学 | 蛸島 武広 | 科学技術振興機構 | 大腸菌による様々な生物由来の異種タンパク発現の有用性は確立されていたものの、複数の酵素を同時に発現させての有用物質生産は困難であった。そこで最近我々が開発した異種発現法により、臨床試験で有望視されていながらホヤから微量しか供給されない抗腫瘍性物質エクテナサイジンの生産に適用する。 |
| 51 | 近赤外光を用いた脳浮腫モニタリング手法の確立 | 西村 吾朗 | 北海道大学 | 蛸島 武広 | 科学技術振興機構 | 本研究は光学的手法により脳浮腫を早期にモニタ可能とする技術を確立することが目的である。1μmを超える近赤外光領域を利用し浮腫形成を反映する組織の水の吸収および散乱特性を主として時間分解計測法を用いて評価する。これらのために高感度計測法を検討するとともに、小動物モデルを用いた組織の光学特性評価を行う。それにより、実用化に適した波長などの光学測定条件などを決定し、モニタリング手法の基礎技術を確立する。この結果をさらに、今までのMRIと異なるベッドサイドなどでのモニタが可能となるシステムへと展開することができる。 |
| 52 | 強磁性ナノエッジ接合を用いた高感度磁気センシングの実用化研究 | 海住 英生 | 北海道大学 | 蛸島 武広 | 科学技術振興機構 | 巻き取り式超真空蒸着装置を用いて強磁性ナノエッジ接合を作製し、その磁気抵抗効果を調べることにより、次世代の高感度磁気センサーへの応用可能性について探求する。 |
| 53 | プラズマ陽極酸化による軽量・高強度チタン合金への耐魔耗性コーティング | 幅崎 浩樹 | 北海道大学 | 奈良林 直 | 北海道大学 | 本研究は,アルカリ水溶液中における陽極酸化という安価な表面処理法により,チタン合金表面へ高硬度で密着性が良く,耐摩耗性に優れたセラミックコーティングを施すものである。陽極酸化時に酸化膜の絶縁破壊によるマイクロアークの発生により,常温の水溶液プロセスながら高硬度のセラミックスコーティングを可能とすることに特徴がある。このプロセスにより,機械的特性が劣化するため高温プロセスが利用できないチタン合金への実用的耐摩耗性コーティングを達成する。 |
| 54 | 含水バイオエタノールからの有用石油関連物質合成 | 増田 隆夫 | 北海道大学 | 奈良林 直 | 北海道大学 | 精製前の含水粗バイオエタノールを原料に用い、触媒反応により、石油関連物質への選択的合成の技術開発を実施する。反応機構の解明と、粗バイオエタノール中に含まれる各種有機系不純物が触媒に及ぼす影響を検討する。また、生成物精製用水分離膜の合成とそれを蒸留塔に組み込んだ高度分離システムの提案を行う。さらに、プロセスシミュレータを用いて提案する分離の経済評価を実施する。 |
| 55 | 生体適合性を有する人工臓器用ポリノルボルネン複合材料の開発 | 佐藤 敏文 | 北海道大学 | 奈良林 直 | 北海道大学 | 高強度を有するポリノルボルネンに極性部位を導入することにより、ポリノルボルネンの低接着性や低含水率性等の欠点を改良し、生体適合性を付加する技術を提供する。具体的には、「極性基を有するモノマーとノルボルネンを安価に共重合する技術の提供」、ならびに、「生成ポリマーの極性基にポリ乳酸を導入することで高強度かつ生体適合性を有する新規なポリノルボルネン−ポリ乳酸複合材料の開発」が目標となる。 |
| 56 | ハスカップの胚乳を利用した新品種育成技術の応用と加工品開発研究 | 星野 洋一郎 | 北海道大学 | 鈴木 雍宏 | 科学技術振興機構 | 北海道に自生するベリー類の一種ハスカップは、果実が小さく食味の良い系統が少ないという問題点がある。果実が大きく食味の良い系統を育成するために、野生系統の選抜と倍数性育種に取り組み、新規系統を作出してきた。ハスカップの消費拡大にはそれぞれの特徴を活かした加工品の開発が必要である。そこで本課題では、新規系統の評価と加工適性試験を実施し、ハスカップの魅力をより引き出した加工品の開発を目標とする。 |
| 57 | 道産ネギ属食材活用による性的機能老化改善食品の開発研究 | 西村 弘行 | 北海道東海大学 | 清水 條資 | 科学技術振興機構 | 一般に加齢に伴う性的機能の老化は、20〜30代の若い層にまで広がり出生率低下の点で懸念される。古くからニンニクやタマネギなどネギ属植物は精力食材として知られて来たが、科学的実証はこれまでなかった。これまで本課題代表研究者らは、性的機能老化改善物質として含硫アミノ酸を同定し、特許出願(特願2006-30844)を行った。そこでネギ属含硫アミノ酸を合成し、血清中の男性ホルモンであるテストステロン量増加効果を検証すると共に、タマネギ等の食材活用の新規機能性食品を開発する。 |
| 58 | 生体器官をつかった養魚飼料開発用実験装置の開発 | 木原 稔 | 北海道東海大学 | 清水 條資 | 科学技術振興機構 | 安価で成長効率の良い魚類養殖用飼料を開発することは、養殖漁業を支えるために必須である。水中であり、生体内であるという可視化・評価が困難な環境ではなく、魚類の「消化」という現象を実験装置として確認できれば、これまでの飼料試験のように魚を長期間飼育する必要が無く、設備・時間・労力そして費用を大幅に削減できる。本研究では魚類用飼料を効率的に開発することを目的に、魚類の消化器官をつかった消化実験装置とその評価システムを確立する。 |
| 59 | 難治性呼吸器感染症の予防と治療を指向した新規肺投与型リポソーム製剤の開発 | 森本 一洋 | 北海道薬科大学 | 清水 條資 | 科学技術振興機構 | 結核菌やクラミジアなどの細胞内寄生菌に起因する呼吸器感染症は、起因菌の生存増殖特性により重篤かつ難治性の場合が多く、その対策は世界的に急務である。本研究では、これらの予防と治療を指向し、寄生菌及びその感染細胞である肺胞マクロファージを標的とした抗菌薬や免疫賦活剤を含有する新規なリポソームを用いた肺投与型DDS製剤の開発を行う。予防及び治療効果を重視し、患者に応用できる実用的な製剤の開発に焦点を絞る。 |
| 60 | 新規機能性ケイ酸塩を応用した13族元素分離回収材の合成と実用化評価 | 國仙 久雄 | 北海道薬科大学 | 東 市郎 | 北海道薬科大学 | GaとInは高度な生活水準を支えるエレクトロニクス分野で用いられている重要元素であり、埋蔵量の少ない希少鉱物資源である。本研究では資源再利用のため、13族イオン含有廃液中からGaとInを選択的に回収するための機能性ケイ酸塩分離材の合成を行う。分離材は、予備研究を行っている溶媒抽出試薬を表面修飾したシリカゲル上に担持して合成する。この分離材の金属イオン回収能と選択性の評価を行い、事業化への実現性を検討する。 |
| 61 | 北海道産天然物を活用する糖尿病に有効な機能性食品素材の開発 | 渡辺 一弘 | 北海道薬科大学 | 東 市郎 | 北海道薬科大学 | 近年、機能性食品等の開発が盛んであるが、これらの中には、その有用性に関して科学的根拠に乏しいものも多い。本研究では、北海道産エゾウコギとサケ卵巣から、小腸における糖質吸収抑制及び食品ではこれまで例が無いインクレチン機能亢進作用を有する機能性食品素材の探索を目的とし、さらにその実用化を目指す。これらの作用を有する素材は、日本人の2型糖尿病患者に多い食後高血糖の抑制に有用である。エゾウコギエキス及びサケ卵巣ペプチドおよびそれらの分画は、共同研究先より提供を受ける。 |
| 62 | 非破壊分析によるコンブの品質評価技術の開発 | 宮崎 亜希子 | 北海道立釧路水産試験場 | 清水 條資 | 科学技術振興機構 | コンブの品質は、従来、実入りの状態、異物や白粉の有無、色沢等の外観によって評価(等級付け)されているが、より客観的な品質評価手法の開発を目的とし、近赤外分光法により、コンブのうま味成分の測定法を確立する。 |
| 63 | 高比表面積を有する排煙処理用高反応消石灰の開発 | 長野 伸泰 | 北海道立工業試験場 | 後町 光夫 | 北海道立工業試験場 | 製糖副産物であるライムケーキを焼成・水和し、高い脱塩化水素・脱硫効率を有する排煙処理剤を安価にかつ容易に製造する技術を開発する。 |
| 64 | 爆砕法と遺伝子組み換え機能性酵母を用いた高効率草本系バイオエタノール生産に関する研究 | 北口 敏弘 | 北海道立工業試験場 | 後町 光夫 | 北海道立工業試験場 | 北海道内に豊富に存在し、食料と競合しない草本系バイオマスを原料とした高効率なバイオエタノール生産方法を開発することを目的として、@ ヘミセルロースの過分解抑制とリグニン除去ができる爆砕条件の検討、Aこの前処理に適合したヘミセルロース、セルロース糖化の酵素生産とC5,C6糖代謝を同時に行う機能を持つ酵母の構築とB 爆砕産物によるエタノール発酵試験を行う。 |
| 65 | 微細多孔質高分子膜によるバイオセンサーの開発 | 吉田 光則 | 北海道立工業試験場 | 鴨田 秀一 | 北海道立工業試験場 | 本研究は自己組織化法を用いてバイオセンサーの一つである表面プラズモン共鳴センサーチップの生体関連基質の固定化に用いる新規の機能性膜を開発するものである。その作製方法やセンサーチップの金薄膜と微細多孔質高分子膜との付着方法及び用いるポリマーの種類、膜の表面処理などについて検討する。 |
| 66 | 車両軌跡の解析による高効率配送支援システムの開発 | 奥田 篤 | 北海道立工業試験場 | 鈴木 耕裕 | 北海道大学 | 多積雪地域では、降雪や除排雪により道路上の積雪状態が頻繁に変化するため、降雪期に配送効率を維持することが難しい。特に、大型車両を用いる場合は、経路の選択肢が少ないため、運転手が配送先付近の地理をどの程度知っているかによって、配送効率が著しく変化する。本研究では、走行経路を収集して動的地理情報を評価することで、配送先付近の地理に慣れていない運転者でも効率的に配送を行える配送支援システムを開発する。 |
| 67 | 降雪環境に対応可能な画像照合を用いた視界状態検出方法の開発 | 三田村 智行 | 北海道立工業試験場 | 鈴木 耕裕 | 北海道大学 | 吹雪などによる視界の悪化は、車両走行の安全性に大きな影響を与えるため、視界情報は道路管理や車両運行管理などにおいて重要である。しかし、視界情報を得るために使用されている視程計は高価なため設置箇所が限られ、吹雪時は計測値と視認性が一致しない場合もある。そこで本課題では、イメージセンサと画像処理を用いた小型で安価なシステムを用いることにより、降雪に対応した視界状態の検出方法を開発する。 |
| 68 | 粉末RP鋳型による超迅速鋳物づくり技術の開発 | 戸羽 篤也 | 北海道立工業試験場 | 綿貫 幸宏 | 北海道中小企業総合支援センター | 粉末RP成形体を鋳型・中子に用いることにより、模型や木型を必要としない超迅速かつ低コストの新たな鋳造プロセス技術を開発する。 現状の粉末RP成形体を鋳型として用いる場合の通気性、ガスの発生、寸法制度などの問題点を解決するため、鋳型の表面処理方法や、型の補強方法、ガス欠陥を防止する方法等を開発し、アルミ合金鋳物や銅合金鋳物を製造する超迅速鋳物製作技術を確立する。 |
| 69 | 換気廃熱を利用する空気式融雪路盤の最適設計 | 富田 和彦 | 北海道立工業試験場 | 東藤 勇 | 苫小牧工業高等専門学校 | 換気排熱は温度と風量に制限を受けるため、その保有熱を融雪に最大限利用するためには、抵抗の少ない通風方式、並びに熱抵抗が小さく同時に融雪ムラの少ない熱特性に優れた融雪路盤が必須の条件となる。著者らは、融雪ムラの解消策として路面温度を均一化する路盤モデルを提案しており、本研究では、本モデルによる融雪路盤の最適設計のため、シミュレーション解析とその結果に基づく実証試験を行う。 |
| 70 | プロピオン酸菌を利用した乳製品の高付加価値化 | 川上 誠 | 北海道立食品加工研究センター | 長島 浩二 | 北海道立食品加工研究センター | プロピオン酸菌の中には乳酸発酵し、整腸効果などの機能性が期待される菌種が存在する。しかし、多くの菌株は耐胃酸性、耐胆汁酸性が低くプロバイオティクスとしての利用が難しい状況にある。本課題では耐酸性、耐胆汁酸性に優れ、機能性を有するプロピオン酸菌を選抜し、これらを単独利用または各種乳業用スターター(乳酸菌、ビフィズス菌)と併用することによって、発酵乳、ナチュラルチーズ等の乳製品開発を目指す。 |
| 71 | 道産小果実残渣を活用したメタボリックシンドローム予防食素材の開発 | 太田 智樹 | 北海道立食品加工研究センター | 長島 浩二 | 北海道立食品加工研究センター | 本研究では北方系果実であるハスカップやアロニアなどの小果実の加工残渣から内臓肥満を基盤としたメタボリックシンドロームを予防する食素材を開発するために、残渣中に含まれる脂肪蓄積阻害や脂肪分解促進作用などの機能を有する成分を効率的に利用してその生産方法や用途開発など、実用化に際して必要な技術の確立を目指すものである。 |
| 72 | ブタ腸内細菌叢による肉質評価法の開発 | 山内 和律 | 北海道立畜産試験場 | 小関 忠雄 | 北海道立畜産試験場 | 腸内細菌の16SrDNAにより腸内細菌叢を明らかにし、それらと豚肉の関連を調査して腸内細菌叢による豚肉評価方法を開発する。ホエイなどを利用する養豚など特徴のある養豚に対して腸内細菌叢を基に適切な給与量および給与方法を設定する技術を開発することが本研究の目的である。 |
| 73 | 牛の赤カビ中毒症制御のためのデオキシニバレノール現地検出技術の開発 | 川本 哲 | 北海道立畜産試験場 | 小関 忠雄 | 北海道立畜産試験場 | デオキシニバレノール(DON)などのカビ毒による乳牛の赤カビ中毒症を予防するために、給与飼料中のDON汚染を監視することが重要である。しかし現在、DONは実験室での測定に限られるため、検体数は制約され、給与飼料の汚染状況は十分に監視されていない。そこで、特別な分析機器や操作を必要としない酪農現場で実施できるDON現地検出技術を開発する。なお、本技術はフロンティア研究所とともに共同開発する。 |
| 74 | かび毒簡易検査キット開発のための高精度モノクローナル抗体の作製 | 竹内 徹 | 北海道立中央農業試験場 | 陰山 聡一 | 北海道立中央農業試験場 | かび毒の簡易検査法としては、抗原抗体反応を利用した手法がもっとも適しているが、現場で使用できる簡易検査キットを開発するためには、精度が高い抗体を作製する必要がある。そこで、本試験では、コムギ赤かび病菌が産生するかび毒デオキシニバレノールに関して、簡易測定法に使用するための精度が高いモノクローナル抗体を作製する。 |
| 75 | 硬質小麦の品種開発を目的とした分子マーカーの開発 | 鈴木 孝子 | 北海道立中央農業試験場 | 陰山 聡一 | 北海道立中央農業試験場 | 小麦には、主にうどんに使う軟質小麦とパンや中華めんに使う硬質小麦がある。小麦の硬質性は、ピュロインドリン遺伝子の変異によって決まる。そこで、硬質小麦品種の開発のために、ピュロインドリン遺伝子のタイプを判別するための分子マーカーを開発する。さらに、分子マーカーは、育種選抜のルーチンに利用できるように、簡易で精度が高いものに改良する。 |
| 76 | いちごリレー苗における花芽分化促進技術 | 田中 静幸 | 北海道立花・野菜技術センター | 陰山 聡一 | 北海道立中央農業試験場 | 現在北海道で生産するいちごリレー苗ではクリスマス時期に果実を出荷することはできない。花芽分化を促進し、苗の付加価値を高める技術を開発する。いちご苗の花芽分化促進技術として、短日処理法、体内窒素制御法、子苗採苗時期の検討を行い、果実収穫開始期、収量、品質等について調査する。 |
| 77 | ホットプレスを用いた熱圧硬化処理木材の開発 | 澤田 哲則 | 北海道立林産試験場 | 斎藤 直人 | 北海道立林産試験場 | 圧縮木材の歴史は古く,20世紀前半には広葉樹材を高温圧縮する技術が欧州で実用化されている。日本においては第二次世界大戦中の飛行機部材開発を目的とした強化木の研究に端を発し,現在は軟質な針葉樹材,スギを主とした人工造林木の材質改善技術として研究・利用が進んでいる。本研究はこれら圧縮木材の生産技術を応用・シフトさせて,従来のものとは内容の異なる熱圧硬化処理木材の開発を行おうとするものである。 |
| 78 | 芳香性を有する木質材料の開発 | 秋津 裕志 | 北海道立林産試験場 | 斎藤 直人 | 北海道立林産試験場 | 木材は、接触温冷感、視覚、聴覚などの感性に優れた材料である。より快適な室内環境を形成させるために、芳香成分の放散をコントロールし、低濃度で長期的に芳香成分の放散を持続させることが可能な材料を開発する。 |
| 79 | 立木での非破壊評価法の道産針葉樹への適用と応用 | 安久津 久 | 北海道立林産試験場 | 斎藤 直人 | 北海道立林産試験場 | 北海道の主要造林樹種であるトドマツとアカエゾマツを対象とし、立木の応力波伝播速度を用いた非破壊評価法の確立を目標とする。そのため、立木の応力波伝播速度の樹種特性を把握し、センサーの打込み部位や輪生節の影響などから誤差を小さくするための測定方法を検討する。さらに、立木の伝播速度と丸太や製材のヤング係数の関係から、立木の伝播速度で丸太や製材のヤング係数が推定できる汎用性のある関係式を提示する。 |
| 80 | きのこを用いた機能性アミノ酸(GABA)の富化技術の開発 | 原田 陽 | 北海道立林産試験場 | 斎藤 直人 | 北海道立林産試験場 | γ−アミノ酪酸(ギャバ)は、血圧上昇抑制作用や精神安定作用のあることが知られている。本課題では、担子菌(きのこ)由来の内在酵素を利用することにより、機能性アミノ酸であるギャバ含有量を大幅に高めると同時に、きのこ独特の風味および機能性を併せ持った素材を作出することを目的とする。栽培法、保存法および加工法を改良することにより、ギャバ富化技術の最適化を行う。 |
| 81 | 化学修飾反応によるポリイミド微粒子の機能化 | 渡邉 眞次 | 北見工業大学 | 鞘師 守 | 北見工業大学 | ポリイミド(PI)粒子に化学反応を行うことにより粒子の機能化を行う。PI粒子表面をヒドラジンで処理してアミノ基、さらにブロモイソブタンアミドに変換し、ここからリビングラジカル重合を行い、表面に他の高分子鎖がついたPI微粒子の作製を試みる。表面に高分子鎖があると構造の異なる高分子と混ざりやすくなり、優れた構造材料が得られると期待される。 |
| 82 | 個人用ホログラム作製法の研究 | 原田 建治 | 北見工業大学 | 鞘師 守 | 北見工業大学 | 本研究では、機能性高分子材料に表面レリーフ型ホログラムを記録・複製することにより、従来のように複製に金属の鋳型を必要とせず、簡易かつ安価にホログラムを少量生産(数十枚から数百枚)できる技術を確立する。今年度は本技術実用化に向けたキー課題、@複製ホログラム作製時間の短縮、A耐久性の向上、B厚み低減、の解決技術を生み出す具体的検討を研究目標とする。 |
| 83 | ハイブリッド車用PWMインバータ駆動IPMSMの効率最適化制御に関する研究 | 村田 年昭 | 北見工業大学 | 鞘師 守 | 北見工業大学 | 本研究はPWMインバータ駆動IPMSMドライブシステムのハイブリッド車への応用を目指して、ドライブのモデリングと最大効率運転のアルゴリズムを確立することにある。鉄損を考慮したモデルにより効率最適化制御系のフィードバックゲインを求める。このフィードバックゲインをC言語で書かれた制御アルゴリズムに読み込み、最大効率運転特性を把握する。鉄損分抵抗の同定がキーポイントになるので、磁気エネルギーモデルによるダイレクトトルク制御系を構成し、鉄損分抵抗の推定に関して、インバータ運転の特性を求める。 |
| 84 | 修飾アパタイト材料へのタンパク質吸着および脱離特性の評価 | 菅野 亨 | 北見工業大学 | 鞘師 守 | 北見工業大学 | 骨補填材等の生体材料としても使用されているヒドロキシアパタイト(HAp)は骨や歯の生体硬組織の主成分であり、生体HAp中には数重量%の炭酸イオンが含まれている。また近年、HAp材料の用途として、タンパク質医薬の薬物送達(ドラッグデリバリー)システムの担体に関心が持たれている。この見地から、本研究では、HAp構造内へ炭酸イオンを導入し、種々タンパク質の吸着および脱離特性の炭酸イオン含有量依存性を定量的に調べることを目的としている。 |
| 85 | 木質由来導電性メソ孔炭素の電気二重層キャパシタ電極特性 | 鈴木 勉 | 北見工業大学 | 内島 典子 | 北見工業大学 | 鉄塩を水溶液含浸した木材を800-850℃で炭化し、高導電性で直径4nmのメソ孔に富む木炭を製造した後水蒸気賦活、微粉化、酸洗浄して電気二重層キャパシター(DELC)電極としての特性を調査する。これらの結果から、導電性、4nmメソ孔の存在、比表面積等がDELC特性に及ぼす影響を明らかにし、通常の活性炭を用いるDELC電極との性能比較を行って上記の木炭由来DELC炭素電極の実用化可能性を検討する。 |
| 86 | 糖応答性色素放出ポリマーの薄膜化による目視型糖検出チップの作製 | 兼清 泰正 | 北見工業大学 | 内島 典子 | 北見工業大学 | 簡便かつ正確に糖濃度を測定可能な新規センシング材料の開発を行う。そのために、酵素に代わる次世代の糖質インターフェイスとして注目されるボロン酸を用い、糖との結合に応じて色素を放出する機能性薄膜を基板上に複合化する。これを用いて、糖濃度に応じて多色変化を示す目視型センシングチップの実現を目指す。 |
| 87 | 固体電解質膜作製のためのドライプロセス技術の開発 | 阿部 良夫 | 北見工業大学 | 内島 典子 | 北見工業大学 | 電子機器の超小型エネルギー源として期待される薄膜バッテリーや薄膜スーパーキャパシタには、高イオン伝導性の固体電解質膜が必須である。本研究では、代表的なドライプロセス技術であるスパッタリング法において、水蒸気を反応ガスとして用いることで、プロトン伝導性のTa2O5固体電解質膜を作製する。 |
| 88 | 銀薄膜微細構造の作製とサイズ効果の検討 | 川村 みどり | 北見工業大学 | 内島 典子 | 北見工業大学 | 現在の銅配線においては、更なるダウンサイズ化に伴う線幅の減少に起因した、急激な配線抵抗の増大が問題視されてきている。一方、銀は金属中で最も低抵抗であり、またEM耐性にも優れるとの研究結果は報告されているが、新規配線材料を目指した基礎的な研究は十分行われていない。そこで本課題では、銀薄膜の微細構造を作製し、そのサイズが抵抗率へ及ぼす影響を調査する。 |
| 89 | 新たな微生物変換系の開発と効率化 〜P450を用いた変換反応を効率化するRedox Partnerの開発と応用〜 | 住佐 太 | 北見工業大学 | 内島 典子 | 北見工業大学 | シトクロムP450を触媒酵素とした微生物変換の系は、様々なファイン・ケミカルの生産に応用されつつある。本研究は、こうしたP450の触媒反応をより効率的に行い、本格的な工業生産レベルを目指すものである。そのために、既に遺伝子配列および反応特異性が明らかになっているP450をターゲットとし、それらの活性をより効率的に引き出す新規のRedox Partner遺伝子を取得、機能的に発現させる系を開発する。 |
| 90 | 超音波顕微鏡による骨組織の粗鬆化度評価システムの開発 | 柴野 純一 | 北見工業大学 | 二俣 正美 | 北見工業大学 | これまでに、超音波顕微鏡のCモード画像輝度値から超音波反射強度を推定する方法を考案し、XZモードによる表面波音速測定結果と合わせて、固体材料のミクロンオーダー微小領域の材料・力学特性を連続的にかつ迅速に測定するシステムを開発した。本研究では本法を応用して、粗鬆骨のような微細な不均一構造を有した骨組織の構造・材料特性及び力学特性測定法を構築し、粗鬆骨の粗鬆化度評価システムを開発する。 |
| 91 | 青函排出泥を活用した電磁波シールドセラミックスの開発 | 伊藤 英信 | 北見工業大学 | 二俣 正美 | 北見工業大学 | 青函トンネルの排水沈殿槽に堆積する「茶泥」と呼ばれる廃棄物は主成分として酸化鉄と酸化マンガンを含み、1000℃以上で熱処理をするとマンガンフェライトが生成する。本研究では電磁波吸収機能を有する建材の製造を目的として、茶泥と道内産粘土と複合したフェライト組成傾斜型セラミックスを試作して電磁波シールド効果の高い組成(組合わせ)、焼結法を明らかにする。 |
| 92 | 道路ユーザーの安全・安心感に影響を与える路面凹凸形状の自動検出法の開発 | 白川 龍生 | 北見工業大学 | 百瀬 雅将 | 北見工業大学 | 道路上を走行する車両(道路パトロール車)の振動データと走行上考慮すべき路面プロファイル形状との相関性を利用し、道路ユーザーの安全・安心感に影響を与える路面プロファイルを定量的に維持管理するためのシステム開発を行う。データを十分に蓄積することにより、将来、道路パトロール時に取得した振動データから交通量や気象条件等により生じる路面損傷の「予兆」を自動検出することが可能と思われる。 |
| 93 | 連続繊維補強土地盤の凍結サンプリングと品質管理法の開発 | 山下 聡 | 北見工業大学 | 百瀬 雅将 | 北見工業大学 | 連続繊維補強土工法において,現場で実施可能な品質管理方法を確立することを目的として,表層地盤を凍結してサンプリングする方法を開発し,乱さない試料を採取する。さらに,採取試料に対して室内試験を実施し,変形・強度特性から本工法の有効性を確認するとともに,繊維混入率や分布を把握し,現場で実施可能な品質管理手法を確立する。 |
| 94 | 地中探査レーダーによる知床峠積雪観測 | 佐藤 研吾 | 北見工業大学 | 百瀬 雅将 | 北見工業大学 | 地形、環境、風向などにより複雑に変化する積雪の堆積状況を知ることは重要である。雪渓・氷河の涵養機構や吹雪に伴う積雪の再配分機構を考える上で、堆積環境の把握は重要といえる。従来行われている断面観測や小規模なコアサンプル取得は、季節積雪の水当量や内部層構造は空間的変化に富むため、広範囲の堆積環境を知るという目的には不適当である。本研究では、電波を放射することで内部構造を非破壊かつ短時間で捕らえることのできるGPRを用いて、知床峠の積雪分布、積雪内部構造を観測し、知床における積雪特性について検討する。 |
| 95 | BSE血液のメタボローム解析による生前検査診断への応用 | 横田 博 | 酪農学園大学 | 山田 龍翁 | 酪農学園大学、酪農学園大学短期大学部 | 本研究の目的は、BSE血液中の代謝物や逸脱生体成分を網羅的に分析し、生前診断に応用するものである。スクレーピーマウスやBSEウシ血液中代謝物を電気泳動装置や質量分析機などを用いて網羅的に分析し、病態特異的シグナルを検索し特定する。その後、シグナル生体成分に対する特異抗体を作成し、ELISA等を用いた簡便な生前診断に応用してゆく。 |
| 96 | 遊牧民の民族飲料「馬乳酒」からの分離菌を用いた新規発酵乳(もしくは乳酒)の検討 | 石井 智美 | 酪農学園大学 | 山田 龍翁 | 酪農学園大学、酪農学園大学短期大学部 | 酪農王国北海道では、牛乳飲用消費が減少し問題になっている。牛乳中には、高齢化社会を控えた今日、カルシウムをはじめ必要とされる栄養が豊富に含まれている。そうした牛乳を有効活用するために、モンゴル国で遊牧民が大切に伝えてきたウマの乳を発酵させた発酵乳「馬乳酒」に注目した。「馬乳酒」は複数の乳酸菌・酵母の発酵によってつくられ、免疫賦活作用があることで知られている。本研究はモンゴル国の「馬乳酒」から分離・同定した複数種の乳酸菌・酵母を用いて、牛乳をベースに機能性を持つ新規発酵乳の開発を目指すものである。 |
| No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
| 氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
| 97 | 高性能液晶波長可変フィルタの開発 | 中野 茂 | 21あおもり産業総合支援センター | 山口 紀久 | 21あおもり産業総合支援センター | 画像分光解析の分野において、解析を行うにあたり小型、簡便かつ高精度な画像分光フィルタが強く要求されている。液晶波長可変フィルタは、画像情報を保持しながら電気的な制御で任意に透過波長を設定でき、短時間かつ高精度で抽出することが可能なことから画像分光解析用光学フィルタとして多分野での用途が期待されている。実用化にあたり最も要求されている透過率の向上、不要波長光遮断について着目し検討を行い、高透過率で、かつ不要波長光遮断を実現可能にする液晶波長可変フィルタの技術開発を行う。 |
| 98 | リンゴ搾汁残渣由来有用オリゴ糖の低コスト分離システムの開発 | 加藤 陽治 | 弘前大学 | 工藤 重光 | 弘前大学 | リンゴ搾汁残渣を微生物酵素を用いて糖化する際に、ウロン酸と中性糖からなるオリゴ糖が得られる。これらのオリゴ糖は、整腸作用などの機能性に加えて、新たな機能性が期待されるオリゴ糖である。しかし、リンゴ搾汁残渣から得られるオリゴ糖は混合物であるため、この状態での利用法は制限される。簡便で、量的に処理可能な低コスト分離システムを開発する。最終的目標は有用オリゴ糖の市場開拓を図ることにある。 |
| 99 | 医療用樹脂基材への新規多層構造DLC薄膜コーティング | 中澤 日出樹 | 弘前大学 | 工藤 重光 | 弘前大学 | 体内で使用される医療用樹脂製器具の開発にあたり、材料に生体適合性、すなわち生体組織や血液との低い反応性、および優れた表面潤滑性・耐摩耗性を保持させることがきわめて重要な課題である。本研究では独自に開発したプラズマ化学気相成長装置を用いて、樹脂など熱に弱く変形しやすい基材に対し、新規に開発したダイヤモンドライクカーボン(DLC)多層構造により、DLCの優れた特性を生かしながらも膜剥がれが生じ難い実用可能なDLCコーティング技術を開発する。 |
| 100 | 新規皮膚潰瘍・褥瘡治療薬の開発 | 今 淳 | 弘前大学 | 工藤 重光 | 弘前大学 | 寝たきりの高齢者に認める皮膚潰瘍・褥瘡は難治であり、QOLを著しく低下させる。本研究の目的は効果の非常に強い皮膚潰瘍・褥瘡治療薬の開発である。皮膚の細胞外マトリックス成分に着目し、皮膚潰瘍の治癒に重要な因子を見出す。そしてそれぞれを精製し、特に青森県の地場産業廃棄物の活用を重視、これらを適切に組み合わせて効果が強くかつ精製自体が環境に優しい新規皮膚潰瘍・褥瘡治療薬の開発を目指す。 |
| 101 | 有機半導体材料を基盤とした高活性光触媒の開発 | 阿部 敏之 | 弘前大学 | 工藤 重光 | 弘前大学 | 広範な可視光エネルギーに応答する有機固体を用いた光触媒技術に関する研究である。さまざまな有機半導体を用いて可視域光触媒材料を作製する。特に作製条件や作製方法等を種々変更し、より活性の高い光触媒界面(固/液界面)の創出を図る。光触媒界面で起こる有機物の分解反応を通して活性をモニターする。分解速度の解析を行い、得られた速度データを特性評価の基本指標とする。 |
| 102 | 糖鎖改変ウリナスタチンの大量調製技術の開発と医薬品への応用 | 柿崎 育子 | 弘前大学 | 工藤 重光 | 弘前大学 | ウリナスタチンは、1本の芯となるタンパク質に1本のグリコサミノグリカン(GAG)糖鎖が結合したプロテオグリカンである。この分子は、タンパク質部分の各種プロテアーゼに対する阻害活性に基づき、医薬品として使用されている。しかし、GAG糖鎖部分の生理活性は十分に証明されていない。本課題では、このGAG糖鎖の機能探索を目的とし、GAG糖鎖を改変したウリナスタチンを糖鎖工学的に大量に調製する。 |
| 103 | マイコパラサイト代謝物を母格とした新規抗生物質の開発 | 橋本 勝 | 弘前大学 | 工藤 重光 | 弘前大学 | リンゴ果実においてLambertella corni-maris は、植物病原菌Monilinia fructigenaに対してマイコパラサイト現象を引き起こす。本現象機構解明の過程で、極めて広い抗菌活性、極めて低い細胞毒性を示すlambertellol類を見出した。しかし安定性に問題あり、そのままでの実用化は難しい。そこで合成安定類縁体からよりすぐれた物質を探索し、新規抗菌剤として実用化を探る。 |
| 104 | リンゴ台木品種マルバカイドウの矮性台木化に向けた実用化研究 | 原田 竹雄 | 弘前大学 | 工藤 重光 | 弘前大学 | (辞退) |
| 105 | ブルー相を用いた高速・高コントラスト表示媒体の開発 | 吉澤 篤 | 弘前大学 | 工藤 重光 | 弘前大学 | ブルー相III(BPIII)において電界誘起BPIII-ネマチック(N)相転移により明暗表示をする液晶表示媒体を開発する。本媒体はラビングプロセスを必要とせずに高いコントラストと高速応答が得られることを特徴とする。BPIIIはnm オーダーではねじれネマチック構造を持つが、光の波長(μm)オーダーでは等方性という性質を持つ。電圧無印可のBPIII では等方性で良好な黒表示が得られ、電圧印可でネマチック相が誘起され、均一な明表示が得られる。 |
| 106 | 神経変性疾患治療薬の開発 | 中村 敏也 | 弘前大学 | 野呂 治 | 弘前大学 | パーキンソン病やアルツハイマー病などの神経変性疾患においては、何らかの原因で不溶化したタンパク質が細胞内に蓄積するという共通点がある。この原因のひとつとして、細胞内タンパク質の過リン酸化が考えられている。研究代表者は最近、タンパク質のセリンやスレオニンへのリン酸化を抑制する可能性のある物質を見いだした。そこで、このタンパク質リン酸化抑制剤を利用することにより、神経変性疾患の治療薬の開発を目指す。 |
| 107 | アルギン酸を用いた燃料電池用電解質膜の開発 | 葛西 裕 | 青森県工業総合研究センター | 山口 紀久 | 21あおもり産業総合支援センター | 直接メタノール形燃料電池(DMFC)において、フッ素樹脂系電解質膜はメタノールが電解質膜を透過しやすく電位の低下をもたらすという問題がある。また、製造プロセスが複雑であるため高価であり、フッ素を含んでいることから製造時や使用後の廃棄時に環境負荷が大きい。本研究では生体由来材料であるアルギン酸のような多糖類を用いて、メタノール透過性が低く、環境負荷が低い、かつ製造プロセスが単純なDMFC用電解質膜の製造技術を確立する。 |
| 108 | 食品成分由来潰瘍性大腸炎治療薬の開発 | 猟山 一雄 | 青森大学 | 山口 紀久 | 21あおもり産業総合支援センター | ヒト潰瘍性大腸炎の治療薬として臨床で使用されているものは、メサラジンなどごく限られたものであり、炎症性サイトカインや一酸化窒素合成酵素などの遺伝子転写因子であるNFκBの活性を阻害し、炎症を沈下させるとの報告がある。われわれは、沢ワサビ由来のイソチオシアネートに高いNFκB阻害活性をみいだし、そのメカニズムを推定したので、新規イソチオシアネート化合物を合成し、その効果を評価する。 |
| 109 | 低放射化金属ガラス創製に関する研究 | 古谷 一幸 | 八戸工業高等専門学校 | 山口 紀久 | 21あおもり産業総合支援センター | 耐熱ボイラー鋼を基に原子炉用材料(特に核融合炉用構造材)として改良された低放射化鋼は、高いレベルの放射性廃棄物にならず、放射線のダメージに強く、かつ高い機械特性などを有している。本研究は、(独)日本原子力研究開発機構が開発した低放射化フェライト/マルテンサイト鋼であるF82H鋼を金属ガラス化することにより、耐食性や機械特性などが向上する可能性があることに着想し、F82H鋼を金属ガラス化する技術の確立を目指すものである。 |
| 110 | 高圧熱水反応を利用した省エネルギー型フィッシュミール製造プロセスの開発 | 本間 哲雄 | 八戸工業高等専門学校 | 小野 堯之 | 宮城工業高等専門学校 | 魚類等の水産加工残滓の再利用において処理能力、省エネルギー、環境調和等の課題を解決するため、高圧熱水処理による密閉型処理を中心とした省エネ型再利用プロセスの開発を行う。先ず、水産加工残滓からの高品位のフィッシュミール・バイオディーゼル燃料の製造研究を行って、その要素技術を熟成し、さらに可搬式処理装置開発に必要な知見を得て、漁港から小売業者までの広い市場を対象とした実用化を最終目標としている。 |
| 111 | 化学気相析出法による酸化チタン前駆体の合成と高性能光触媒への応用 | 長谷川 章 | 八戸工業高等専門学校 | 小野 堯之 | 宮城工業高等専門学校 | 酸化チタンに代表される光触媒は、強力な酸化作用を利用して悪臭の分解、抗菌、防汚など様々な用途へ応用されている。なかでも病院や老人保健施設における悪臭除去や殺菌に対する需要は高い。光触媒の応用で問題となるのは、1)光触媒の固定化、2)分解速度などが挙げられる。本課題では、代表研究者らが開発した「角柱状酸化チタン」を化学気相合成法の手法により微細化して高表面積かつ密着性に優れた高性能光触媒の開発を目指すものである。 |
| No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
| 氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
| 112 | 微粉砕・非晶質化キチン系バイオマス資源の酵素分解技術の確立 | 戸谷 一英 | 一関工業高等専門学校 | 丸山 政之 | 岩手県南技術研究センター | カニ殻やエビ殻を原料とし、メカノケミカル粉砕という新規な粉砕機構により微粒子化・非晶質化を行い、キチン分解酵素に対する感受性を向上させ、穏和な酸素反応だけで単糖(N-アセチル-D-グルコサミン)や、高級キチンオリゴ糖の製造原料となる二糖(ジ-N-アセチルキトビオース)を直接生産するバイオプロセスの構築への取り組み。有害な薬品を極力使用しない“環境負荷低減技術”であり、粉体工学と糖鎖工学とを組み合わせた、まさに異分野融合型のバイオプロセスである。効率のよいキチン分解酵素の選択と、二糖を単糖に分解する酵素の選択、反応の最適化を行う。 |
| 113 | 歯垢形成抑制効果を持つ多糖の開発 | 吉田 康夫 | 岩手医科大学 | 佐々木 蔵寿 | いわて産業振興センター | 初期口腔バイオフィルムの主要な構成菌であるレンサ球菌と放線菌は、レセプター多糖(RPS)と呼ばれるレンサ球菌の菌体表層多糖と放線菌の2型繊毛を介して結合することが知られている。以前我々はIn vitroの実験系を用いて、GalNAcb1-3Galを含むRPSがこのレクチン様結合を強く阻害することを明らかにした。本研究では、流動系を用い実際にバイオフィルムを作製させ、同多糖のバイオフィルム阻害効果を明らかにする。 |
| 114 | 血管内膜損傷の診断マーカーとしてのS100A12の有用性の検討 | 人見 次郎 | 岩手医科大学 | 大島 修三 | いわて産業振興センター | 生活習慣病である糖尿病、高脂血症、高血圧はいずれも、血管の内膜の傷害と動脈硬化を進行させ、脳梗塞や心筋梗塞の原因となるアテローム血栓症を引き起こす。アテローム血栓症の予防には、血管内膜の損傷の程度を把握できる診断薬の開発が期待されるが、現状では病変を正しく評価することは難しい。本研究では申請者が発見した血管内膜の損傷部位に存在するS100A12(CAAF1)蛋白の動脈硬化症での血中濃度を解析することにより、S100A12の血管内膜病変の診断マーカーとしての価値を評価する。 |
| 115 | 火炎検知用紫外線検出器の開発 | 遠藤 治之 | 岩手県工業技術センター | 町田 俊一 | 岩手県工業技術センター | ワイドバンドギャップ酸化物半導体であるZnOは、安全で無公害、安価といった特徴を持ち、更に可視光に対し透明で紫外線吸収率が高いことから、LED材料としてだけでなく、紫外線センサなどの受光デバイス材料としても期待されている。本研究開発では火炎検出を目指し、ZnO単結晶基板上へ多元スパッタ法によりMgZnO薄膜をエピタキシャル成長し、ショットキーフォトダイオード型紫外線検出器の開発を行なう。 |
| 116 | 新規植物成長調整剤の実用化研究 | 臼井 紀子 | 岩手県農業研究センター | 川嶋 明澄 | 岩手県農業研究センター | 岩手県農研センターでは、あるアミノ酸の一種を添加した培地でリンドウを培養した結果、顕著な生育促進効果のあることを観察している。本研究では、当該物質が無菌培養のリンドウ以外の条件や作目で生育に及ぼす効果を調査するとともに、最大効果を発揮する処理方法について検討し、種苗生産場面等の使用を想定した安価で安全安心な植物成長調整剤への実用化を目指す。 |
| 117 | ギガイーサインタフェースを有する小型軽量全方位映像伝送システム | 柴田 義孝 | 岩手県立大学 | 岸本 輝昭 | 岩手県立大学 | 本研究は新型映像伝送システムの実用化を目指すものである。具体的には、小型軽量の全方位映像カメラにギガビット/秒クラスの高速イーサネット・インタフェースを装備して任意の場所に取り付け、一度に360°の広範囲高精細映像の高速リアルタイム配信を可能とするもので、画面上の任意の領域の切出し・拡大機能や人物の抽出・追従機能を付加することにより、多地点TV会議、広域防犯監視、車載での全周囲映像確認表示等への適用が期待できる。 |
| 118 | 生体情報を活用するセンサネットワーク防犯システムの開発研究 | 瀬川 典久 | 岩手県立大学 | 岸本 輝昭 | 岩手県立大学 | 日常生活において強盗などの凶悪犯に襲われた場合、普通の人は極度の緊張に見舞われ、とっさに防犯ベルを押す等の行動を取るのは難しい。また、防犯ベルを押す等の行動が犯人に知られると報復を招く恐れがある。本研究は、このような問題を解決するものであり、@人間に超小型の脈波センサを取り付け、A脈波の変化から人の緊張度を検出し、B検出情報をセンサネットワークで通信して外部に異常状態を伝えるシステムを開発することを目指す。 |
| 119 | トランスポゾン配列を利用したリンドウ品種識別技術の開発 | 西原 昌宏 | 岩手生物工学研究センター | 勝部 和則 | 岩手生物工学研究センター | 岩手県特産の花きであるリンドウは公的機関及び民間により多数の品種が育成されている。近年は海外にも輸出されるなど一層の需要拡大が期待されている。その一方では品種の育成者権を保護するための科学的根拠に基づく品種識別技術の確立が急務とされている。しかし、従来手法だけでは他殖性が強く、交雑の進んでいるリンドウの系統識別が困難である。そこでリンドウゲノム中に散在するトランスポゾン(転移因子)を利用し、品種識別技術を開発する。 |
| 120 | 工業用鋳物部品の寸法自動計測システムの開発 | 横山 隆三 | 岩手大学 | 大島 修三 | いわて産業振興センター | 本課題の最終目標は、工業用鋳物部品の3次元形状データに横山の特許(特許3684217)を適用して寸法の自動計測をおこないその結果をCAD図面に取り込んで現物との差異を比較・判定する情報処理システムを確立することにある。本年度においては、典型的な形状を有している鋳物部品に関して、(1)3次元形状データを効果的に取得すること、(2)3次元形状データからエッジ形状のベクトルデータを抽出すること、の手法を確立して計測自動化にあたっての技術的問題を解決する。 |
| 121 | 冷間加工可能な高機能コバルトクロムモリブデン合金の開発 | 野村 直之 | 岩手大学 | 阿部 博 | 岩手県工業技術センター | 本課題は、これまで高温での熱間加工のみに加工方法が限定されていたNiフリーのCoCrMo合金について、窒素添加と時効処理を組み合わせて、高い機械強度と延性を達成する冷間加工方法を開発するものであり、NiフリーCoCrMo合金の機械的特性と生体適合性の両立を目指すものである。 |
| 122 | 河川護岸への適用を考慮した自己崩壊型ポーラスコンクリートの開発 | 小山田 哲也 | 岩手大学 | 細越 健志 | 岩手県 | 近年、景観や環境、そこで生息する動植物に優しい河川護岸が求められている。 本研究は、河川護岸に植物を根付かせるため、護岸に使用するカキ殻を用いたコンクリートの時限的崩壊条件と、自然に影響を与えない護岸形成用の材料を検討する。 コンクリートを崩壊させるには、使用材料や配合、施工方法等の要因が影響するものと考えられるが、崩壊後に自然に調和し、悪影響を及ぼさない条件選定が必要であり、本課題で検討する。 |
| 123 | 血中アディポネクチンレベルを高める雑穀ヒエの機能食品素材の開発 | 西澤 直行 | 岩手大学 | 田山 敬太郎 | 岩手県 | 増え続ける2型糖尿病を食品で改善・予防をすることは我が国の健康増進、医療費削減に貢献する上で極めて重要である。本課題では、他に研究例のない岩手産雑穀ヒエから抗2型糖尿病機能等を有するアディポネクチンの血中レベルを高める機能性成分を、2型糖尿病モデルマウスのアディポネクチン遺伝子発現から解明する。研究成果は、岩手大学発ベンチャーの(有)いわて西澤商店との連携で機能性雑穀パンへの実用化を目指す。 |
| 124 | 世界最高性能有機薄膜トランジスタの開発 | 小川 智 | 岩手大学 | 近藤 孝 | 岩手大学 | 近年、アモルファス状態での有機半導体を用いた有機薄膜トランジスタのキャリアー移動度が1 cm2/Vsを超えるものが報告されている。しかしながら、それらは、無機半導体におけるアモルファスシリコンでの性能を追従するものに過ぎない。本応募課題の目的は、無機半導体におけるポリシリコングレードのキャリアー移動度(100 cm2/Vs)を超え、これまでに誰も実現することができなかった世界最高性能の有機薄膜トランジスタを開発するものである。 |
| 125 | 新規澱粉特性を有するヒエ新品種「長十郎もち」の利用 | 星野 次汪 | 岩手大学 | 今井 潤 | 岩手大学 | 最近、食の多様化や米アレルギーなどにより、雑穀、特にヒエが注目されているが、ヒエにはモチ(糯)性が存在しないため、米と混合炊飯するとボロボロ感が強くなり、ヒエの食味改善が求められている。そこで、モチ性遺伝子(Wx)、モチ性(Wx)蛋白質の変異を解析し、品種登録したモチ性品種の栽培適地を確定し、加工・利用特性を明らかにし、米の代替食品、米とのブレンド、和菓子など、従来にない利用法を提案する。 |
| 126 | 新規糖尿病合併症マーカーとしてのアミノ酸―グルコース化合物の応用 | 喜多 一美 | 岩手大学 | 小川 薫 | 岩手大学 | 動物の体内では、高血糖状態が持続されるとアミノ酸とグルコースが結合する。このアミノ酸―グルコース化合物は、さらに多くの多段階反応を経て、糖尿病合併症の原因の一つである終末糖化物質に変化する。本研究では、終末糖化物質の前駆体の一つであるトリプトファンーグルコース化合物を糖尿病合併症の早期診断マーカーとして利用するために、血中トリプトファンーグルコース化合物の検出と定量化のための技術開発を目標とする。 |
| 127 | 生物酸化と共沈によるヒ素汚染地下水の簡易浄化技術の開発 | 伊藤 歩 | 岩手大学 | 今井 潤 | 岩手大学 | 本技術は、地下水に含まれる亜ヒ酸(As(III))を、ヒ素酸化微生物によってヒ酸(As(V))へ酸化し、ヒ素を金属水酸化物ポリマーによって除去しようとするものである。本研究の目的は、ヒ素酸化微生物が生息する生物膜のプラスチック担体への形成の可能性とその形成条件を明らかにするとともに、共沈剤としての金属水酸化物ポリマーの有効性を明らかにすることである。最終的には、ヒ素汚染地下水の効率的な簡易浄化技術を開発する。 |
| 128 | ウルトラクリーン潤滑剤の開発 | 南 一郎 | 岩手大学 | 今井 潤 | 岩手大学 | 新たな液体として注目されているイオン液体は、@熱・酸化安定性に優れA難燃性Bほとんど蒸発しないC熱容量が大きい、などの潤滑油としてふさわしい性質を備えている。本研究では潤滑性と分子構造の関係を解析し、特に清浄性が要求される環境下で使用する機器をターゲットとした潤滑剤分子を設計する。さらに実験室レベルでの評価とメカニズム解析を通して既存油と比べた優位性を検討する。 |
| 129 | 自動車車体用高マンガン鋼スクラップをリサイクルした高性能鋳造品の開発 | 小綿 利憲 | 岩手大学 | 今井 潤 | 岩手大学 | 自動車の衝突安全性のために、高強度で軽量な材料が望まれ、高マンガン鋼板が長年使用されている。高マンガン鋼板加工時に発生する屑は、リサイクルされてはいるが、硬くて脆く好ましくない。係る長年の問題を解決するために鋭意研究した結果、ある種の元素を添加することにより解決できるとの新規な知見を得るに至った。高マンガン鋼スクラップへのある種元素の好適な添加範囲、添加方法を見いだし、実用化する。 |
| 130 | ローヤルゼリー機能代替ペプチドの応用開発 | 鈴木 幸一 | 岩手大学 | 小川 薫 | 岩手大学 | ローヤルゼリーペプチドには、免疫賦活機能と女王バチ誘導補助因子機能があることを明らかにしている。しかし、製品開発のためにはいくつかの課題がある。糖鎖付加したローヤルゼリーペプチドが強力な免疫賦活活性を有しているが、製品化のためには、ローヤルゼリーに変わり得る機能代替ペプチドの応用開発を目指すことが重要な目的になる。 |
| 131 | 神経回路再生を促進するローズマリー由来のカルノシン酸 | 佐藤 拓己 | 岩手大学 | 小川 薫 | 岩手大学 | 神経変性疾患は、脳の特異的な部位の神経回路機能の破綻が起点となって症状が現れる。これを予防・治療するためには神経回路を再生させる化合物が有効である。私は、ローズマリー由来のカルノシン酸が神経回路を再生させる作用を有することを見出している。ローズマリー抽出物を、脳機能を改善する機能性食品として実用化することを目的として、本研究は、カルノシン酸が神経回路再生作用を発現するための分子基盤を明らかにする。 |
| 132 | スギ樹皮抽出物を原料とする天然抗酸化剤の開発 | 小藤田 久義 | 岩手大学 | 小川 薫 | 岩手大学 | 未利用資源である樹皮を有効活用するには、可溶成分を抽出・分離し、それぞれの生理機能を生かした高付加価値商品に転換したのち、残渣を農業用または緑化用資材とするカスケード(多段階)的な利用法が望ましい。スギ樹皮からパラフィン系溶剤にて抽出される脂溶性成分には、主要物質としてフェルギノールとよばれるテルペノイド化合物が含まれている。フェルギノールは強力な抗菌活性と抗酸化活性を併せ持つ生理活性物質であり、本研究では、その抗酸化能の実用的評価および作用機構の解明について検討する。 |
| 133 | 伝統家具に使用するための簡易的接合部品の構造開発とその応用 | 田中 隆充 | 岩手大学 | 小川 薫 | 岩手大学 | 日本の伝統工芸技術を活用し、且つ、使い手が簡易的に組み立てられる接合部品を開発する。日本の伝統工芸は海外で大変高い評価を受けている反面、家具類のほとんどは組み立てが出来ないため、輸送コストがあがり、結果的に販売価格が高く販路拡大が難しい状況にある。そこで、伝統工芸の高級家具としての付加価値要素を損なわず、且つ強度とユーザービリティーが保持される接合部品の基礎的開発を行うことが目的である。 |
| 134 | ネコ尿タンパク測定キットの開発 | 山下 哲郎 | 岩手大学 | 小川 薫 | 岩手大学 | ストレスの多い現代社会においてペットに安らぎを求める人が多くなり、ネコの飼育頭数は年々増加しているが、獣医療の発達やペットフードの普及によりペットの高齢化が進行し、腎臓病を患う飼いネコが増えている。本申請課題は、ネコの腎臓病の早期発見の目的で、ネコの尿タンパクを簡便に測定できる臨床検査方法の確立と臨床検査キットを開発することを目指すものである。 |
| 135 | リンゴ小球形潜在ウイルスのX線結晶解析によるウイルス粒子構造解析とその応用 | 磯貝 雅道 | 岩手大学 | 小川 薫 | 岩手大学 | これまでリンゴ小球形潜在ウイルス(ALSV)のウイルスベクター化に成功しているが、このALSVウイルスベクターから発現させたタンパク質は植物体中で分解され、植物体中でのタンパク質生産には適用できていない。そこで、植物体中で分解されずに蓄積するウイルス粒子の性質に着目し、ウイルス粒子表面に有用ペプチドを提示させることで植物体中に有用ペプチド生産させる新たなALSVウイルスベクターの開発する。 |
| 136 | サケ頭部の未利用部位を有効活用したウナギ稚魚の成長促進技術の開発 | 森山 俊介 | 北里大学 | 佐々木 守衛 | いわて産業振興センター | ウナギの養殖に用いる種苗は全て天然シラスウナギに依存しているが、近年、資源量は激減している。また、養殖ウナギの多くはオス化し、成長に個体差を生じる等の問題を抱えている。本研究は、サケ頭部の未利用部位から調製した成長促進活性成分を高度有効活用して、ウナギ自身の成長促進機構を活性化させて、健康で大型の稚魚を育成し、生産性を向上させる増養殖技術の開発を図る。 |
| No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
| 氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
| 137 | 雑魚の臭気に着目した使用可能期間予測手法と延長技術の開発 | 毛利 哲 | 宮城県産業技術総合センター | 佐藤 明 | 宮城県産業技術総合センター | 本試験では、脂肪族性臭気の評価や酸化促進活性の強度によって臭気発生の予測法を開発することを目的とする。具体的には、魚種毎に問題となる成分の確定と使用可否濃度を決定する。また発生メカニズム(酸化促進活性)に着目し臭気発生がその強度に依るか否かを見出し、使用可能期間を予測する。 |
| 138 | 単結晶シリコンの微細切削加工技術の開発 | 渡邉 洋一 | 宮城県産業技術総合センター | 佐藤 明 | 宮城県産業技術総合センター | シリコンウエハ上に作製されるMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)回路への電源配線用のΦ0.1mmの穴・溝加工の時間短縮化を実現するため、直径0.1mm以下の小径工具を用いた単結晶シリコンへの微細切削加工技術の開発を行う。切削工具形状の最適化、加工条件の最適化をはかり、割れ・欠けの無い加工表面を得ることを目標とする。 |
| 139 | 自己組織化作用を利用する新規有機薄膜太陽電池材料の開発 | 遠藤 智明 | 宮城工業高等専門学校 | 小野 堯之 | 宮城工業高等専門学校 | 新規な有機薄膜太陽電池材料として、同一分子内にn型、p型の半導体の性質を有するユニットを導入し、自己組織化の作用によって、電子移動層とホール移動層のネットワークが自己形成される材料の開発を行う。n型半導体ユニットの材料としては、C60誘導体、p型半導体ユニットの材料としては、ポリチオフェン誘導体を想定している。太陽電池の研究用として上市できる性能を有する化合物の開発を目指す。 |
| 140 | 調湿機能を有する建築物用モルタル材料の開発と応用 | 北辻 政文 | 宮城大学 | 山口 一良 | 東北ニュービジネス協議会 | 本試験では、ペーパースラッジを混入した分離抵抗性の高い、高流動性・高機能モルタルと、秋田県から排出される緑石凝灰岩端材粉を組み合わせて、空間湿度を一定値に保持できる調湿機能を備えたモルタル材料を開発することを目的とする。具体的には、緑石凝灰岩端材粉の物理試験、混合モルタルの強度および耐久性試験、調湿および悪臭分解、抗菌性試験を行なう。 |
| 141 | ウシ精子の保存補助物質(PAS)の開発とその応用 | 小林 仁 | 宮城大学 | 渡邉 君子 | 東北大学 | 精子の被覆抗原として知られるラクトフェリンを、精子の凍結保存における保存補助物質(PAS)としての応用を検討する。本試験では、耐凍性の低い精子にラクトフェリンを添加して凍結保存を行い、ラクトフェリン添加が凍結融解精子の運動性および受精に及ぼす影響を検討する。具体的には、精子の運動性解析、細胞膜の状態、細胞内cAMP 濃度およびミトコンドリアの活性を測定することでラクトフェリンのPASとしての有効性を調べる。 |
| 142 | 赤外複合レーザ光用超耐久性無機膜内装中空ファイバの長尺化 | 岩井 克全 | 仙台電波工業高等専門学校 | 小野 堯之 | 宮城工業高等専門学校 | 各種医療分野で応用が期待されている複合赤外レーザ光(止血レーザ光、切開レーザ光)伝送に環状オレフィンポリマー(COP)内装銀中空ファイバを用いているが、伝送光電力が大きくなるとCOP膜の損傷克服が課題である。本研究では、この問題を解決するために、ポリシロキサン溶液を基とし、耐環境性、耐熱性、耐久性に優れた無機薄膜内装中空ファイバの製作を試み、医療装置に必要な長さ2〜2.5 m、伝送特性70 %程度のファイバの実現を目的とする。 |
| 143 | ワイヤレス磁気マーカを用いた生体内挿入用チューブの位置・方向検出システム | 荒井 賢一 | 電気磁気材料研究所 | 引地 智 | みやぎ産業振興機構 | 本試験では、ワイヤレス磁気マーカを生体内挿入用チューブに貼付し、その位置・方向をリアルタイムにモニタ可能なシステムを開発することを目的とする。ワイヤレスマーカへの適用に適している材料の検討、胴体内部のチューブ位置を高精度に検出できるセンサ配置の検討および健常者へのチューブ挿入試験を行なう。 |
| 144 | PCサウンド入出力端子を用いた画像化装置の開発と応用 | 星宮 務 | 東北学院大学 | 吉村 洋 | 仙台市産業振興事業団 | 従来直流付近での特性が十分でなかったためにA/D変換器としては本格的な活用が行われていなかったパーソナルコンピュータ(PC)のサウンド入力端子を、励起源を変調する事によって信号周波数をオーディオ周波数帯域(20Hz-20kHz)にシフトして十分な性能を持つA/D変換器として活用する研究で、本方式による各種映像化装置を開発する。当面の販売マーケットとしては光学顕微鏡の画像化装置、等電位線画像化装置などの理科教育機器の商品化を目的とする。 |
| 145 | MEMS対応赤外線吸収膜の開発と応用 | 木村 光照 | 東北学院大学 | 宮尾 俊三 | 仙台市産業振興事業団 | 従来の赤外線吸収膜は、MEMS(微小電気機械システム)製造工程に耐えず、更に経時変化の問題があり、ニクロム膜やSiNx膜も使用されているが吸収率が小さく(80%以下)、熱型赤外線センサの性能に直結する新しい赤外線吸収膜が求められていた。本開発研究は、赤外吸収膜の吸収メカニズムに基づき、本提案者の特許を実現するもので、赤外線波長と疎密傾斜型赤外線吸収膜の最適化とその実証を中心に、所望の赤外線波長帯で90%以上の吸収条件を確立する共に、赤外線センサに適用する。 |
| 146 | パーソナル通信用小型・薄型マルチバンドアンテナの開発 | 塩川 孝泰 | 東北学院大学 | 宮尾 俊三 | 仙台市産業振興事業団 | 一点給電マルチバンドアンテナによる小型・薄型の移動通信用アンテナの開発に向けて、高比誘電体基板を用いた場合の、特に、低周波数域の狭帯域化の問題、及び、反射板を有するスロット系アンテナにおける薄型化の問題に関する研究開発を進める。 |
| 147 | インピーダンス計測によるコンクリート壁・柱内部の含有塩分成分および埋め込み配管の非破壊評価装置の開発 | 芳賀 昭 | 東北学院大学 | 三浦 吉臣 | 仙台市産業振興事業団 | 本課題の目的は、物のリニューアル工事の工期短縮・低コスト化の実現を目指してコンクリート構造物および内部に埋設されたCD配管の評価・検出を非破壊的に行う装置を開発するものである。コンクリート構造物の電気的インピーダンス測定により、@コンクリート構造物の含有塩分濃度を、Aコンクリート中のCD配管(可とう性の樹脂管)を、非破壊的に評価し検出する装置の開発である。 |
| 148 | 変形可能なガラス基板上へのダブルゲート微結晶Si TFTを利用したインバータの試作 | 原 明人 | 東北学院大学 | 小野澤 瑞大 | 仙台市産業振興事業団 | 変形可能なガラス基板上にプラナー型自己整合メタルダブルゲート微結晶Si 薄膜トランジスタ(TFT)を形成し、移動度50cm2/Vs の低温 poly-Si TFT に匹敵する電流駆動能力を有するTFT を低コストで実現することを目指す。さらに回路の基本となるインバータを試作してその特性・性能を把握する。 |
| 149 | X線造影撮影によるコンクリート健全度評価手法の開発と応用 | 武田 三弘 | 東北学院大学 | 男澤 亨 | 仙台市産業振興事業団 | この研究の目的は、コンクリートの健全性を定量的に評価する手法を開発することである。そのため、X線造影撮影を用いてコンクリート内部に発生したマイクロクラックや欠陥などの空隙量を測定し、この測定値とコンクリートの圧縮強度や耐久性との関係を求める事で、実コンクリート構造物の健全性や耐久性を評価するものである。目標としては、実用化を目指し、コンクリート供試体の寸法をΦ10mm程度の小径コアで実施できるようにすることである。 |
| 150 | 中赤外アイセイフ固体レーザーの小型・軽量化 | 佐藤 篤 | 東北工業大学 | 野澤 壽一 | 東北工業大学 | 本試験では、波長2ミクロン帯で発振する数百mWオーダーの中赤外域固体レーザーの開発を行う。この波長領域のレーザーは、可視光や近赤外光に比べ目に対する安全性が非常に高いため、ハイパワー動作においても安全なレーザー計測が可能であり、各種気体分子などをターゲットとした大気環境計測や分光、より長波長の赤外光を発生させるための励起用光源などへの応用が期待できる。特に、製品化に向けた小型・軽量化を目指し、研究を進めていく。 |
| 151 | ユビキタスネットワークのための超小型・高性能・位相直線・超低損失弾性表面波フィルタ・信号処理デバイスの基礎的研究 | 山之内 和彦 | 東北工業大学 | 野澤 壽一 | 東北工業大学 | GHz帯の位相直線性、低損失、広帯域、シャープカットオフの超小型の弾性表面波フィルタを圧電基板上に作製したアップ方向及びダウン方向の一方向性分散型すだれ状電極を用いて実現するとともに、移動体通信・UWB通信システムなどに応用する研究を行う。 |
| 152 | 内熱式電磁溶融法による石炭灰の溶融減容化および利材化 | 谷口 尚司 | 東北大学 | 大野 健一 | 科学技術振興機構 | わが国の石炭火力発電所から発生する石炭灰の総量は年間920万トン(2002年度)に上り、その75%がセメント原料に充てられているが、公共事業の縮小により、セメントの需要は減退しており、新たな利用先の開拓が求められている。石炭灰は嵩密度が小さく有害な重金属を含むため、ガラス化して減容化し、かつ重金属を封じ込めることが、最終処分あるいは利材化に有効である。本研究では、熱効率が高い内熱式の電磁溶融法によって、石炭灰の溶融・減容化および利材化を目指す。 |
| 153 | デバイス特性揺らぎにRobustな20GHz動作超高速ロジック回路の開発 | 遠藤 哲郎 | 東北大学 | 大野 健一 | 科学技術振興機構 | 本試験では、Current Control-MOS Current Mode Logic(CC-MCML)回路という独自技術を用いて、20GHz動作速度にて安定に動作させることができるロジック回路技術を開発することを目的とする。具体的には、回路シミュレータを用いて、デバイス特性揺らぎの影響で数GHzレベルに留まっていたロジック回路の動作速度を20GHz帯域まで高速化することを目指す。 |
| 154 | マトリックス無しのタンパク質質量測定可能なTOF-MS用導電性基板の開発 | 佐藤 義倫 | 東北大学 | 大野 健一 | 科学技術振興機構 | タンパク質はイオン化により熱分解を起こすため、親イオンの質量が測定できない。熱的に安定なイオン化しやすいマトリックス分子を仲立ちして電荷を目的のタンパク質に移動させて親イオンを測定するが、それぞれのタンパク質に合わせたマトリックスが必要になる。本試験では、平面配向した多層カーボンナノチューブの固化体基板を使用し、マトリックス無しでタンパク質質量を測定できる飛行時間型質量分析用導電性基板を開発する。 |
| 155 | インクジェット式電子回路印刷用銅ナノ粒子合成および酸化防止技術開発 | バラチャンドラン ジャヤデワン | 東北大学 | 峠 竹彌 | 東北大学 | 導電性ナノ粒子インクを原料としたインクジェット印刷法が提案されている。その原料として銅ナノ粒子分散インクの開発が望まれており、酸化雰囲気中でも安定な銅ナノ粒子開発が大きな課題となっている。“ポリオールプロセス”を用いてナノ粒子合成を行ってきたが、現時点で得られた粒子の直径は最終目的であるインクの原料としては大きいことから、粒子径の更なる減少と酸化雰囲気中での安定性を有する銅粒子の実現を目指す。 |
| 156 | ナノパルスレーザを用いた単結晶Ge加工変質層の完全修復技術の開発 | 閻 紀旺 | 東北大学 | 峠 竹彌 | 東北大学 | 本試験では、パルス幅が数ナノ秒の Nd:YAG レーザ第2高調波を加工面に1回照射するだけでGe加工変質層における相変態や転位などを一括して完全な単結晶構造に修復する技術を開発することを目的とする。具体的には、単発レーザ照射による深さ方向の結晶構造変化および変質層除去特性の検討、面方向の変質層修復特性および最適照射条件の検討を行なう。 |
| 157 | マイクロスラッシュ噴霧流利用型超高熱流束電子冷却システムの開発 | 石本 淳 | 東北大学 | 井硲 弘 | 東北テクノアーチ | 超高熱流束106 W/m2レベルの超高熱流束冷却性能を有する新型電子冷却システムを開発することを主目的とする.次世代のプロセッサは全体の発熱が大きいだけでなく,ナノオーダ配線により発熱密度が不均一となり複数の「ホットスポット」がプロセッサ上に現れることが予想されている.本研究は,このような次世代のプロセッサに対しても高い冷却性能を有する電子冷却システムを開発するため,超高熱流束冷却を可能にする冷媒として新たに微小固体窒素粒子からなるマイクロスラッシュの高速噴霧流を採用し,その基礎熱伝達特性に関する検討を行う. |
| 158 | 強磁場と相平衡を利用した新しい電気炉ダスト処理法の開発 | 長坂 徹也 | 東北大学 | 井元 尚充 | 東北大学 | 本試験では、ダストをCaO と反応させることにより、ZnO とカルシウムフェライトに相分離せしめた後、両相の磁気的性質の違いを利用して強磁場を作用させてZnO を分離・回収するオンサイト処理の実用化を目指す。具体的には、相転化速度の向上策の検討、最適の磁場設計、Waeltz 法等既存のEAF プロセスとの比較検討を行なう。 |
| 159 | 2波長レーザ照射が可能な内視鏡治療装置の開発 | 松浦 祐司 | 東北大学 | 井元 尚充 | 東北大学 | 単一の波長のみで切開のみに使用されてきたのレーザ手術において、組織の切開に有効な波長と血液の凝固に有効な波長を合わせて用いることにより、止血をしながら効率的に切開・蒸散が可能なレーザ治療システムを開発することを目的とする。具体的には、各種の生体組織に応じた最適レーザ照射条件の探索、複数レーザ照射が可能な内視鏡レーザ装置の試作を行なう。 |
| 160 | 次世代フラットパネルディスプレイ用EL蛍光体BaAl2S4:Euの溶液法による合成プロセス開発 | ペトリキン ヴァレリー | 東北大学 | 熊谷 望 | 東北大学 | BaAl2S4:Eu蛍光体は、TDEL(厚膜誘電体無機EL)平面 ディスプレイ開発におけるキーマテリアルである。金属硫化物間での固相反応は、BaAl2S4:Euの一般的な合成法である。従来法ではEuドーパントの均一な分散が困難であり、高価な出発原料BaCO3が用いられる。本提案の目標は、ELディスプレイ製造用スパッタ ターゲットに用いるBaAl2S4:Euの高品質粉末の工業化に 有望な、水系溶液プロセスによる新規合成法を開発する。 |
| 161 | ハード・ソフトウェア最適分割による高度組み込みシステム設計開発 | 堀口 進 | 東北大学 | 熊谷 望 | 東北大学 | 近年,携帯電話,情報家電, ディジタルオーディオなどに組込まれる機器は,画像や音声などの多彩なメディアへの対応や,ネットワークやセキュリティ機能も求められている.本シーズ応用研究では,ハードウェア量や処理時間などの拘束条件に対してハードウェアとソフトウェアの最適分割手法を考案することにより高度組み込みシステムの構築方式を確立し、組み込みステムの容易な設計開発を行なうことを目的とする. |
| 162 | 膵島の発現するTissue Factor制御を目的とした新規膵島分離溶液の開発 | 後藤 昌史 | 東北大学 | 熊谷 望 | 東北大学 | 我々はこれまでに膵島移植特有な早期グラフト障害の機序を明確に解明し、その治療法を考案する上で有用なモデルの確立に成功している。本試験では、移植された膵島グラフト生着の鍵となる Tissue Factorを、効率よく制御し得るような薬剤を混入した臨床応用可能な至適膵島分離溶液を開発し、重症糖尿病に対する理想的根治療法として膵島移植を確立する事を目指す。 |
| 163 | 高効率・精密加工性を有する「光ファイバーレーザー増幅器」の開発と応用 | 佐藤 俊一 | 東北大学 | 芝山 多香子 | 東北大学 | レーザー加工は、自動車を代表とする機械や半導体・電子などの産業界で広く利用されているが、さらなる省エネルギー化や精密加工性が待望されている。 偏光が放射状に分布した新しいタイプの径偏光レーザーは、高効率性と精密加工性を兼備した、次世代加工用レーザー光源として期待されている。本課題は、ビーム品質の優れた径偏光レーザー光の光ファイバー増幅装置開発を行い、材料加工への実用性を実証する。 |
| 164 | 紫外線遮蔽機能を有する「新規体質顔料」の開発 | 佐藤 次雄 | 東北大学 | 芝山 多香子 | 東北大学 | 450 nm 以下の波長の光を吸収可能で、流動性に優れた含水リン酸セリウムの単分散板状ミクロン粒子を水熱法で作成し、紫外線遮蔽能を有する新規体質顔料を開発することを目的とする。具体的には、製造最適条件の検討、薄膜透過スペクトルの測定、試料のすべり摩擦抵抗の測定および官能試験、光照射下における一重項酸素生成特性評価を行う。 |
| 165 | 新生児中耳疾患の早期発見を目指した「スクリーニング用診断装置」の開発 | 和田 仁 | 東北大学 | 芝山 多香子 | 東北大学 | 本試験では、音響インピーダンス周波数特性計測による新生児のための中耳疾患スクリーニング用診断装置の開発を目指す。具体的には、プローブの作製、診断に用いる入力音の周波数と大きさ・外耳道圧の値を決定、新生児用から成人用まで広範囲に設定変更可能なプログラムを開発、それらを実現するハードの作製を行う。また理論解析による診断基準の作成も行なう。 |
| 166 | オンチップ細胞応答計測システムの開発 | 新井 史人 | 東北大学 | 平泉 健 | 東北大学 | 細胞の未知特性の調査研究においては、細胞集団の不均一性に対して分析精度を高めるため、個々の細胞ごとに解析を行う実験系が必要である。本試験では、微細加工技術を利用して、内部に微小な流路網を有するバイオチップを製作し、個々の細胞の応答計測を効率的に行う卓上システムの開発を目指す。具体的には、バイオチップの製作、温度制御実験、細胞固定、分析実験、システムの改良を行なう。 |
| 167 | ナノ狭窄電子系STTマイクロ波発振器の研究 | 土井 正晶 | 東北大学 | 平泉 健 | 東北大学 | 超微細磁性薄膜のスピントランスファートルク(STT)効果を利用した、直流電流駆動型マイクロ波発振器に関するものであり、研究代表者らが提案しているナノ狭窄電子系構造体を用いることで、これまでにない簡素なGHz帯発振器を実現するための基礎検証を行なうものである。具体的には、導電チャネルの分布と品質(純度)の評価、マイクロ波計測用発振素子の作製、スピン電流駆動マイクロ波発振の計測を行なう。 |
| 168 | ポリイミドナノ粒子を用いた次世代低誘電率層間絶縁膜の開発 | 石坂 孝之 | 東北大学 | 平泉 健 | 東北大学 | 大規模集積回路の高密度化に伴う信号遅延問題のため、2013 年には誘電率(k)2以下の層間絶縁膜が必要になるとされている。本研究ではポリマーの中でも最高レベルの高耐熱性、高強度、高粘弾性を有するポリイミド(PI)を用いて、粒子表面や内部に空孔を有する多孔性PI ナノ粒子の作製を行う。更に、得られた多孔性ナノ粒子を用いて、粒子内部、且つ、粒子間に空隙を有する膜を作製する。以上よりk<2(@1MHz)の次世代低誘電率膜の開発を行う。 |
| 169 | 低分子組換え抗体の臨床応用に向けた新規調製プロセス開発 | 浅野 竜太郎 | 東北大学 | 渡邉 君子 | 東北大学 | 申請者らは、新規がん治療薬を目指した低分子組換え抗体の開発を行い、より安価な製造を目指して抗体医薬では、例のない大腸菌不溶性画分から、巻き戻しによる調製の検討を行ってきた。本試験では、新規がん治療薬の製造を見据えた低分子組換え抗体の調製プロセスの開発を目的とする。具体的には工業スケール化が可能な希釈法による巻き戻し、及び濃縮と精製を一連化させた吸着系カラムを用いた新規調製法を開発する。 |
| 170 | 癌のリンパ管新生抑制によるリンパ節転移抑制法の確立 | 佐藤 靖史 | 東北大学 | 渡邉 君子 | 東北大学 | 癌のリンパ節転移におけるリンパ管新生の重要性が明らかとなり、リンパ管新生を効果的に制御する癌の治療法の確立が望まれている。申請者は、血管内皮細胞が産生し、自らに作用して血管新生を抑制する新規血管新生抑制因子であるバソヒビン(Vasohibin)およびそのホモログ(Vasohibin-2)を発見しているが、最近、バソヒビンは、リンパ管新生に対しても抑制作用のあることを見出している。本研究の目標は、独自の研究成果を背景とし、バソヒビンのリンパ節転移の抑制による癌治療法を確立することである。具体的には、マウスを用いた動物実験を用いて、バソヒビンが腫瘍リンパ管新生とリンパ節転移を抑制するか否かを検討する。 |
| 171 | 新規骨再生治療法確立のための幹細胞培養装置の開発 | 穴田 貴久 | 東北大学 | 渡邉 君子 | 東北大学 | 骨髄由来の間葉系幹細胞(MSC)は患者の骨髄から容易に分離可能で、多分化能を有するため、再生医療で用いる移植用細胞として有望視されている。本研究は生体外においてMSCの迅速な骨芽細胞への分化を可能とする培養装置の開発を目的とする。本装置を用いて分化誘導したMSCと担体材料を組み合わせることによって新規骨再生治療法を確立することを最終目標とする。 |
| 172 | ヒト胎盤幹(TS)細胞を用いた新規細胞毒性判定システムの開発 | 有馬 隆博 | 東北大学 | 渡邉 君子 | 東北大学 | 難治性小児疾患や奇形の発症原因として、有害化学物質の過剰摂取がある。これらの物質は、妊娠中胎盤を通して胎児に移行し、胎児の発育や出生後の成長に影響を及ぼすと考えられている。また、その長期間の蓄積により、母子双方の健康に重大な影響を及ぼすことも懸念されている。しかし、その細胞毒性機序や代謝動態については未だ明らかではない。そのため、本研究課題では分化誘導系の確立したヒト胎盤幹(TS)細胞を用い、環境ホルモンと重金属の影響について検討することを目的とする。さらに、この解析技術は新規細胞毒性試験(TST)法としてシステム化し、医薬品や食料品等の安全性評価法として実用化することを目標とする。 |
| 173 | 認知症予防用プロリン異性化酵素薬剤の開発 | 内田 隆史 | 東北大学 | 渡邉 君子 | 東北大学 | 申請者らは、プロリン異性化酵素Pin1の活性低下が、アルツハイマー病の発症に関係することを見出し、Pin1を神経細胞に補充し、老人性痴呆を予防することを考えた。Pin1にProtein Transduction Domain (PTD)を付与したPTD-Pin1を作成し、細胞内に直接Pin1を導入する方法を確立し、Pin1を補充して、細胞のストレス抵抗性を増強することで、アルツハイマー病の予防薬を創出することを最終的な目的とする。 |
| 174 | チタンインプラントへの多層化・傾斜化リン酸カルシウムコーティング | 成島 尚之 | 東北大学 | 東城 恵里子 | 東北大学 | 骨形成能の向上を目的としたチタン表面へのスパッタリング法によるリン酸カルシウムコーティングは、現行の溶射法と比較して低プロセス温度、相制御が容易、薄膜化可能、などの優位点がある。本試験では、スパッタリング法によりチタン基板との密着性に優れたリン酸カルシウム膜と骨形成能に優れたリン酸カルシウム膜を多層化または傾斜化することによるチタンインプラントの骨適合性向上を図る。 |
| 175 | 酸化亜鉛粒子膜の精密構造制御と高次機能化 | 殷 しゅう | 東北大学 | 平塚 洋一 | 東北大学 | 溶液中での自己組織化反応を利用し、基板上にマイクロメートルレベルの酸化亜鉛柱状粒子を所定方向に成長、或いは配列させた粒子膜を直接溶液中で合成し、さらに粒子膜の表面構造及び形態をナノレベルで制御し、従来の方法で得られない発達した微細構造を有する高機能性無機酸化物粒子膜を合成する。また、均一な粒子膜合成条件の最適化およびスケールアップを行い、酸化亜鉛の形態に依存する新しい機能性について検証を行う。 |
| 176 | ガス除去フィルタの開発とその応用 | 野ア 淳夫 | 東北文化学園大学 | 半田 篤志 | 東北経済連合会 | 現在、室内空気汚染に対する有望な対策技術の一つとして空気浄化装置に期待が寄せられている。しかし、当該装置に設置される吸着方式のガス除去フィルタはある使用時間を超えると化学物質除去性能が著しく劣化し、それ以降の化学物質除去性能は期待できない現状にある。 本課題では代表研究者の開発した新技術により、化学物質除去性能の向上とその長期的維持のため、1)化学吸着剤をガス除去フィルタの濾材や吸着材に定期的に添加する機構、2)固相物理吸着材を定期的に交換する機構を確立するものである。 |
| 177 | 新規抗癌・抗カビ薬の評価と創薬開発 | 浪越 通夫 | 東北薬科大学 | 田村 光彦 | 科学技術振興機構 | 癌は発生メカニズムや病巣部位によって治療法が異なる厄介な病気であり、これまでの抗がん剤は臨床現場で満足されず、常に新規な抗癌剤が求められている。更に、抵抗力の衰えた癌患者に真菌が感染すると極めて重篤となる。抗癌と抗真菌性を併せ持つ治療薬も満足できるものはない。本研究課題では、特殊なホヤから単離した抗癌活性と抗カビ活性を併せ持つ新規化合物の抗癌(大腸癌)活性と抗カンジダ活性などを評価し、前臨床試験へ進める化合物を選抜する。 |
| 178 | 抗ウイルス薬開発を目的とする新規双環性ヌクレオシド誘導体の合成 | 吉村 祐一 | 東北薬科大学 | 田村 光彦 | 科学技術振興機構 | AIDS治療に使用される抗HIV薬には、薬剤耐性の問題が常に存在する。そのため、今なお新規抗HIV薬の開発は緊急を要する課題といえる。本課題は、抗HIV薬の内、核酸系逆転写酵素阻害剤に注目し、同阻害剤の新規誘導体の開発を目的とする。ラミブジンは代表的な核酸系逆転写酵素阻害剤であるが、このラミブジンをもとに新規双環性イソヌクレオシドを設計し、その合成とHIVを含む抗ウィルス活性の評価を行う。 |
| 179 | 神経突起伸長作用をもつ糖鎖の神経再生の可能性試験 | 伊左治 知弥 | 東北薬科大学 | 渡邉 君子 | 東北大学 | 本試験の目的は、神経突起伸長作用のある糖鎖に注目し、神経ネットワークが再び形成できるかどうか初代神経培養細胞や脊椎損傷モデル動物を用いて試験を行い、脊椎損傷や脳梗塞の予後を改善する薬剤のリード化合物を創ることである。具体的には糖鎖の大量精製、初代培養での神経突起の伸長および神経シナプスの形成の検討、薬理試験を行なう。 |
| No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
| 氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
| 180 | 粒子分散型機能性流体による電界ブレードを用いた微細加工技術の開発と応用 | 赤上 陽一 | 秋田県産業技術総合研究センター | 佐藤 明 | 秋田県 | 安価・簡便、高い信頼性の遺伝子解析機器の創出のため、マイクロ流路を容易に創製する加工技術の確立に向けた低環境負荷下における微細加工技術を開発する。現在までに、砥粒を分散させた機能性流体に電界を印加しその増粘効果を用いた、いわゆる電界砥粒制御技術を開発しており、この技術を微細流路加工に用いることで、半導体技術に依存せずに容易に数μm〜数十μm幅を有するマイクロ流路の形成方法を開発する。 |
| 181 | アークを気体電極とする電気分解技術の開発 | 武田 紘一 | 秋田県立大学 | 三浦 喜一 | あきた企業活性化センター | 現在、酸化物原料を溶融して電気分解する溶融塩電気分解法ではアルミニウム製錬に代表されるように炭素材料のグラファイトを電極としている。炭素以外に高温溶融塩中で利用できる適当な固体電極材料がないためである。電気分解により酸化物原料から分離された酸素は電極炭素と反応して多量の二酸化炭素ガスとなり反応系外に放出される。本研究は固体電極の代わりにプラズマアークを気体電極として用いる新しい電気分解技術を開発することを狙いとする。炭素電極を用いないために従来の溶融塩電解法と異なり二酸化炭素の発生がない。 |
| 182 | 内視鏡装着用体内組織硬さ計測センサの開発 | 長南 征二 | 秋田県立大学 | 竹内 武 | 秋田県立大学 | 体内臓器の手術法である低侵襲治療では、切開した手術孔より内視鏡等を挿入し内部情報を収集,診断治療を行う。医師が施術中に体内組織について様々な情報を得ることは治療を的確に行ううえで重要であるが、現状では体内にある生体組織の硬さを直接測定する技術は開発されていない。本研究はこの点に鑑み、内視鏡先端へ装着する体内組織硬さ測定用センサを製作、センサのプロトタイプを用いて実験室レベルおよび臨床試験を行い、その実用化を目指すものである。 |
| 183 | 平板回路型液晶ミリ波位相変調器の開発と応用 | 能勢 敏明 | 秋田県立大学 | 竹内 武 | 秋田県立大学 | 周波数資源の確保、超広帯域化、機器の小型化と共に、直進性がもたらす省エネ性等の優れた性質からミリ波帯の利用が期待されているが、技術的に難しい未開拓の周波数領域である。優れた位相変調器の実現は、ミリ波利用の重要な課題の一つである事から、良好な高周波回路として知られているCPW型平板回路と液晶材料とのハイブリッド化により、低電圧・低消費電力を特徴とする使い易い液晶ミリ波位相変調器の実現を目指す。 |
| 184 | 新規抗ストレス剤による鶏肉保存品質向上技術の開発 | 濱野 美夫 | 秋田県立大学 | 渡邊 雅生 | 秋田県立大学 | 本研究の目的は複数の天然素材からなる新規抗ストレス剤を開発し、それを鶏肉生産において商品化する実現可能性を見出すことにある。既に開発した抗ストレス剤は生体のストレスが起因となる鶏肉品質の悪化を防止することができる。さらに本研究では、この抗ストレス剤作用の強化と用途拡大を図るため、新たな天然素材がもつ機能を組み合わせた抗ストレス剤の実用的効果を検討する。 |
| 185 | 環境保全型優良種子生産に向けた種子検査技術の確立 | 藤 晋一 | 秋田県立大学 | 渡邊 雅生 | 秋田県立大学 | 水稲の重要病害であるいもち病およびばか苗病は種子により伝染する。病害の発生を防ぐため、化学農薬による種子消毒が一般に行われるが、食の安全性や環境に配慮した農業のあり方が求められる昨今、化学農薬を必要としないクリーンな種子の生産が農業現場で求められている。本研究ではゲノム情報に基づく病害診断法により、いもち病およびばか苗病に対して化学農薬を必要としないクリーンな種子の選別が可能な検査方法を確立する。 |
| 186 | 珪藻土とゴミ溶融スラグの混合による人工軽量骨材の開発 | 対馬 雅己 | 秋田工業高等専門学校 | 三浦 喜一 | あきた企業活性化センター | 珪藻土は、比重が小さくポーラスであるため軽量であり、骨材の軽量化に寄与することができる。また、ゴミ溶融スラグはガラス質でケイ素が80〜90%も含有しているため、潜在水硬性が存在する。珪藻土とゴミ溶融スラグを粉砕して一定の割合で混合し、水量を加えることによって潜在水硬性による反応と、これに固化材を添加することにより、さらなる硬化反応が生じる。このような材料による反応プロセスのもとに、人工的な軽量骨材の製品化を目指すものである。 |
| 187 | 塩化揮発法による種々の資源からのレアメタルの分離精製プロセスの開発 | 野中 利瀬弘 | 秋田工業高等専門学校 | 保坂 正晴 | あきた企業活性化センター | 本試験研究は、鉱石などに種々の形態で含まれるレアメタルを、塩素化反応を利用して高効率に分離精製する環境負荷低減型プロセスについて、実用化に向けた最適な反応条件を見出すことを目的としたものである。ここでは、分離精製プロセスの過程で生成するレアメタルを含む複合化合物について、その塩化揮発反応ならびに炭素共存下における塩化揮発挙動を実験的に明らかにし、レアメタルの分離率が最も向上し得る処理条件を推算する。 |
| 188 | 体脂肪蓄積性の低い新規アセチル基含有食用油脂の開発 | 池本 敦 | 秋田大学 | 保坂 正晴 | あきた企業活性化センター | 秋田で食用油として使われていたアケビ種子抽出油脂は、通常の植物油とは異なり主成分が1,2-ジアシルグリセロ-3-アセテート(DAGA)で、体脂肪蓄積性が低い特性を有していた。しかし、実用化には原料の確保の面で問題がある。本研究では、アケビ種子のアセチル基転移酵素を用いたバイオテクノロジー的手法により、通常の植物油を原材料として同様の特性を持ったアセチル基含有油脂を製造する方法を確立し、新規健康油を開発することを目的とする。 |
| 189 | 廃棄珪藻土濾過助剤からのシリコンカーバイド及び金属シリコンの作製 | 村上 英樹 | 秋田大学 | 保坂 正晴 | あきた企業活性化センター | 本課題は、廃棄珪藻土濾過助剤から、簡易的な方法で、シリコンカーバイドと、珪素系高分子材料の原料となる金属シリコンを作製することを目的としている。現在、食品産業で大量に使用されている珪藻土濾過助剤は、使用後に有効利用されることなく、廃棄物として埋立処分されているので、これらの活用を目指す。 |
| 190 | 極めて高い活性酸素消去能を有するカバノアナタケの老化予防効果の実証と生活習慣病改善食品の開発 | 杉山 俊博 | 秋田大学 | 保坂 正晴 | あきた企業活性化センター | カバノアナタケは制がん作用の他にも、糖尿病・動脈硬化症・高血圧・心筋梗塞などの生活習慣病に効くと言われ、高価でありながら世間では盛んに用いられている。本提案では、現存するキノコの中で最も高い「活性酸素消去能」を有するカバノアナタケを疾患モデル動物に投与して、果たして病気が予防できるかを科学的に検証する。そして、カバノアナタケを活性酸素に起因する生活習慣病の「老化予防」に有効な機能性食品として開発する。 |
| 191 | 大腸菌由来LPSアレイを用いた感染症診断技術の開発 | 天野 憲一 | 秋田大学 | 鎌田 真一 | 秋田大学 | 腸管出血性大腸菌のO 血清型を診断するための簡便な診断技術をドットブロットを応用して開発を試みる。方法としてはドットブロットに用いるメンブレンに大腸菌のO 血清型を決定するLPSをスポットして、患者血清との反応によって診断する方法である。 この方法を開発したのちには、国内外に広めてゆき、どこでも簡便に腸管出血性大腸菌感染症の診断にできるようキット化したいと考えている。 |
| 192 | 高圧二酸化炭素処理による高導電性高分子薄膜作製技術の開発と応用 | 寺境 光俊 | 秋田大学 | 森川 茂弘 | 秋田大学 | 導電性高分子は基礎・応用両面から近年再び注目を集めている新素材であるが、化学的安定性や伝導度の低さが実用上の問題点である。申請者は、導電性高分子膜を高圧二酸化炭素/有機溶媒混合系で処理することで膜の電導度を10-500倍高くできることを見いだした。この新知見を元に高い電導度をもつ導電性高分子膜を作製し、等価直列抵抗が従来品の1/10となる高性能電解コンデンサ作製への基礎的知見を得る。 |
| 193 | ナノスケール二酸化鉛・高導電性ポリマーを用いた高電流・高容量鉛バッテリー | 田口 正美 | 秋田大学 | 森川 茂弘 | 秋田大学 | 自動車が高度に電子化され、ナビゲーションシステムなど様々な機器を搭載するようになった今日、その電源である鉛バッテリーに対する大電流・大容量化の要求はきわめて厳しい。この要求に対処するには、製品開発に関して従来の鉛バッテリーに囚われない革新的な取組みが必要である。本研究では、特殊な方法で得られるナノスケールPbO2と高導電性ポリマーから、従来にはない電極活物質を調製し、新しいタイプの高電流・高容量鉛バッテリーを製造する。 |
| 194 | プラズマ酸化処理と片面極薄成膜による高分解能磁気力顕微鏡探針の開発 | 齊藤 準 | 秋田大学 | 森川 茂弘 | 秋田大学 | 磁気力顕微鏡(MFM)の空間分解能向上に必須となる高分解能磁気力顕微鏡探針の開発を目的とし、市販探針(分解能:数十nm)を上回る10nm 以下の分解能を有するMFM探針の試作・評価を行う。本研究では、1)先鋭Si探針の表面にプラズマ酸化によりSiO2膜を均一形成させた後に、2)優れた磁石特性を有するFe Pt膜を探針片面に極薄形成させて熱処理を施すことで、生産性に優れた高分解能探針の実用化を目指す。 |
| 195 | 飛躍的に遺伝子導入を可能とする新規ベクターの開発と培養表皮作製への応用 | 亀田 隆 | 秋田大学 | 森川 茂弘 | 秋田大学 | 染色体外で安定に維持され遺伝的変異を起こすことなく高効率の遺伝子導入を可能とするEpisome型ベクターを皮膚再生医学に応用し、培養表皮作製期間の短縮並びに品質の向上を目指す。本技術は表皮細胞の増殖・分化・アポトーシスを制御する遺伝子を培養表皮作製系に応用し、その根本的改良を試みるという遺伝子治療と再生医学の融合に特色がある。患者自身の細胞を用いた迅速かつ高品質なオーダーメイド医療が可能になると期待される。 |
| 196 | 標的抗原埋め込み自己組織化単分子膜を足場とする抗体産生細胞反応性の化学修飾電極の作製 | 秋葉 宇一 | 秋田大学 | 森川 茂弘 | 秋田大学 | これまでの表面化学修飾技術をシーズとして、バイオセンシングデバイスに役立つ新しいセンシングインターフェースを創製する。具体的には、自己組織化単分子膜修飾電極上に抗体産生細胞を反応特異的に固定化することができる標的抗原埋め込み自己組織化単分子膜の作製を試験研究する。このような抗体産生細胞反応性の化学修飾電極を作製する技術の確立によって、新しいタイプのバイオセンサーを開発することが最終到達目標である。 |
| No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
| 氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
| 197 | 新規緑藻によるバイオ燃料向け脂肪酸誘導体の生産効率向上に関わる培養条件検討 | 伊藤 卓朗 | 慶應義塾大学 | 田村 光彦 | 科学技術振興機構 | 本試験は、高増殖性の緑藻・Pseudochoricystis ellipsoidea(仮名)が産生する脂質代謝物質をバイオディーゼル原料として実用化にすることを目的とする。具体的には、油滴産生時に増加する親油性代謝物質の定性・定量解析を行うことにより有用物質を特定したのち、効率的に有用物質が蓄積する二酸化炭素濃度・光量・温度といった培養条件の決定を行なう予定である。 |
| 198 | 高機能めっき皮膜を用いた信頼性の高い電子基板の開発 | 三井 俊明 | 山形県工業技術センター | 仁藤 庸一 | 山形県工業技術センター | 電子部品の表面実装には無電解ニッケル−リン/金めっきを施したプリント配線基板が多く用いられているが、近年のはんだの鉛フリー化に伴い、めっき上でのはんだはじき、接合不良等の問題が多く発生している。本研究ではこれらの問題を解決するため、鉛フリーはんだとの接合信頼性の高い新たなニッケル−リンめっき皮膜を開発する。また、このめっき技術を用いて信頼性の高い車載用電子基板の実用化を目指す。 |
| 199 | ソフトシェルクラブ生産技術開発 | 本登 渉 | 山形県水産試験場 | 冨樫 滋 | 山形県企業振興公社 | ソフトシェルクラブは、脱皮後の甲羅の柔らかいカニであり、その食味と希少性から市場において珍重され高価格を維持している。本課題は、ソフトシェルクラブ生産技術を開発し、安定供給、地域ブランド化を目指す。 |
| 200 | 超伝導フィルタ用ロッドトリマーの電動駆動システムの開発 | 齊藤 敦 | 山形大学 | 近藤 健夫 | 山形大学 | 近年,移動体通信の著しい発展と相俟って超伝導フィルタの実用化が急速に進んでおり,既に受信用基地局マイクロ波超伝導フィルタは商用化の段階に入っている.しかし,フィルタのばらつきを回復する適当なトリミングシステムが確立されておらず,歩留まりが悪くコスト高となっている.本試験では,ステッピングモータ方式による新しいトリミングシステムを開発することが目的である.具体的には,小型ステッピングモータの低温,真空中動作確認,ロッドトリマーの駆動システムの開発,超伝導フィルタのリモートトリミングシステムの開発を行なう. |
| 201 | 新しい超伝導臨界電流密度測定システムの開発 | 大嶋 重利 | 山形大学 | 近藤 健夫 | 山形大学 | 小型の強力な永久磁石を用いて、高温超伝導薄膜の臨界電流密度(Jc)を測定するシステムを開発する。特にJcの面内分を測定できるシステム、各測定点のデータを自動的にコンピュータに取り込むソフトを開発し、Jcマッピング自動測定システムを完成させる。面内分布を測定するシステムは、測定端子を移動させる手法と試料を移動させる手法の2つが考えられるので、最良の方を採用する。 |
| 202 | 大型攪拌翼を用いたセルロース分解酵素の反応促進に関する研究開発 | 高橋 幸司 | 山形大学 | 近藤 健夫 | 山形大学 | 木質廃棄物からバイオエタノール、有用有機酸を製造する上でセルロース加水分解は,必要不可欠な技術である。しかし,そのためには高価な酵素を多量に使用しなければいけない。本研究では,その問題を解決するために,撹拌条件および攪拌翼・槽の検討を行うことで酵素量添加量の大幅な削減を目的とする。また,その条件をもとに大型装置を用いた実証試験の検討も行う。 |
| 203 | 小動物対応ピンポイント電子スピン共鳴装置の開発 | 伊藤 智博 | 山形大学 | 浦山 隆 | 山形大学 | 本試験の目的は、小動物を対象として、特殊な磁場を発生するコイルをESR共振器と一体化した大型生体計測用電子スピン共鳴(ESR)装置を開発することである。具体的には、最適なコイルの設計、製作と評価である。ポイントは、コイルのインピーダンスなど種々のパラメーターを測定し、実際にコイルを駆動し、発熱・消費電力などを確認しながら最適なコイルを仕上げることである。 |
| 204 | 超音波放射圧を用いたマイクロ攪拌・マイクロ空冷システムの開発 | 広瀬 精二 | 山形大学 | 加藤 博良 | 山形大学 | 本試験では、放射圧を利用して非接触で浮上・回転する超音波モータの原理を拡張応用して、2種類のアクチュエータ(移動・回転デバイス)の実現を目指す。具体的には、マイクロ撹拌デバイスについては液体中への回転屈曲波の励振、液体の回転スピードの測定、撹拌・混合実験を行なう。マイクロ空冷デバイスについてはロータの設計・製作、風量の測定、冷却効果の検証を行なう。 |
| 205 | 透明フレキシブル有機無機接合ダイオードを用いたイメージセンサの研究 | 廣瀬 文彦 | 山形大学 | 高橋 政幸 | 山形大学 | 代表研究者は透明でn型である酸化チタンをフレキシブル基板上へ形成する技術を開発し、それをp型のポリマー有機半導体に接合させることで完全フレキシブル透明ダイオードの試作に成功している。さらにその光感度特性として、人工太陽光照射に対して従来のSi太陽電池の性能をはるかに超える20mA/cm2の高い光電流を出力することを見出している。本研究で、上記の特徴を有するフレキシブル透明ダイオードのイメージセンサとしての適用性を評価し、実際にダイオードアレイ素子を試作してイメージングデバイスとして実証することを目的とする。 |
| 206 | 家畜尿への浸漬による果樹剪定枝の飼料価値の改善及び飼料製品としての開発 | 高橋 敏能 | 山形大学 | 高橋 政幸 | 山形大学 | 果樹剪定枝をチップ化し生化学的処理を施すことにより、肉牛における栄養価と飼料としての嗜好性の改善と第一胃からの温室効果ガス(メタン)放出抑制の実証を行い、汎用性が高い飼料製品として開発することが目的である。具体的には、果樹剪定枝チップを家畜尿への浸漬による飼料の保存性、in situ における消化率の向上とメタン生成抑制の検証を行い、尿中アンモニアのアルカリ処理による栄養価と飼料としての嗜好性の検証を行なう。 |
| 207 | 屈折コントラストによる乳癌検診用トモシンセシス撮像法の開発 | 湯浅 哲也 | 山形大学 | 小野 浩幸 | 山形大学 | 高感度で3次元撮像情報を得ることができる,乳癌検診のためのX線屈折コントラストによるトモシンセシス撮像法の開発を目指す.X線の屈折現象は吸収の約1000 倍の感度を持つ.また,低被曝量で3次元情報を取得できるトモシンセシスというが近年注目されている.この両者を組み合わせることで,軟部組織で撮像が困難であった乳癌診断に応用が期待される.本申請にかかる研究では,トモシンセシス撮像法の再構成アルゴリズムを確立,検証することを目標とする. |
| 208 | 医療診断用高速3次元超音波エコーシステムの開発 | 柳田 裕隆 | 山形大学 | 西岡 昭博 | 山形大学 | 超音波を用いた生体内の撮像のニーズは2次元像から3次元像へと変化してきている。しかし、既存の撮像方式で3次元の画像を得る際には、スキャン数が2次元撮像の時の100倍以上に増えるため、遅いシャッター速度で写真撮影することと似た現象が起こる。静止している臓器に対してはクリアな画像が得られるが、心臓やその近傍など動く臓器に対しては綺麗な動画が得られない。本研究では、ミリ秒オーダーのシャッタースピードを持つ医療診断用高速3次元エコーシステムを開発する。応募課題では、医療診断で使用可能なSN比の画像を得られるシステムにまで引き上げることを目的とする。 |
| 209 | EHDポンプ駆動による細管内振動熱輸送システムの開発 | 鹿野 一郎 | 山形大学 | 西岡 昭博 | 山形大学 | 本課題は,局所発熱体である電気デバイスの冷却を目的として、さらなる微細化、省電力化、低コスト化を実現できる省スペース液体冷却システムを開発する。具体的には、液体振動流(振幅1〜50mm,振動数1〜5Hz)を発生させるEHDマイクロポンプの開発、EHDマイクロポンプを液体振動源とした熱輸送システムの開発、液体振動流による熱輸送量を最大にする最適周波数の特定を行なう。 |
| 210 | ルシフェリン発光測定法を用いた血液ポンプ内血栓形成の実時間観測技術の開発 | 瀧浦 晃基 | 山形大学 | 村山 朋也 | 山形大学 | 本研究では,血小板が活性化され凝集するときに放出されるアデノシン三リン酸を,ルシフェリンを用いた発光観測で検知し,血液ポンプ内で発生成長する血栓を実時間観測する技術を確立することを目的とする.光電子増倍管や高感度CCDカメラによる発光観測で,ポンプ内で発生する血栓の時間・空間的観測を行い,将来的に血栓形成を起こさない血液ポンプ設計法について工学的指標を与えようとするものである. |
| 211 | 水蒸気接触法を用いた脱水性・乾燥性に優れた活性汚泥処理法の開発 | 高畑 保之 | 山形大学 | 村山 朋也 | 山形大学 | 下水処理施設等から排出される活性汚泥(下水・廃水の分解処理に用いるもので、微生物から構成される。)は、水分含有量が高く、処理に多大なコストを要することから、その減容化が大きな課題となっている。本応募課題は、水蒸気を活性汚泥に吹き付け接触させる方法(水蒸気接触法)により、活性汚泥の脱水性・乾燥性を飛躍的に向上させる効率的な活性汚泥処理法を開発するものである。本研究では、最適な処理プロセスを構築するため、水蒸気−活性汚泥接触の反応メカニズムと最適条件を解明し、効率的な装置の設計指針と運転管理法の検討を行う。 |
| 212 | コッククロフト・ウォルトン回路を用いた高出力多段組電池・EDLC充電回路の開発 | 仁科 辰夫 | 山形大学 | 村山 朋也 | 山形大学 | 本試験では、コッククロフト・ウォルトン回路を多段組電池・EDLC の充電回路として用いることにより、低コストで小型な高出力交流連続充電回路の開発を目指す。具体的には、本回路により、20 段以上の多段組電池全体について、個々の電池容量のばらつきが大きくても全ての電池を満充電できることを実証する。これにより、本回路が組電池充電器として応用可能であることを実証する。 |
| 213 | フッ素系共重合体の延伸に伴う微細構造変化と光学機能の発現 | 藤森 厚裕 | 山形大学 | 白澤 司朗 | 山形大学 | 極めて高結晶化度のフッ素系共重合体の高温延伸により形成される,新規透明素材のナノ微細構造変化を解明する.結晶性高分子は,結晶領域と非晶領域の共存状態であり,透過する可視光はその界面で屈折を繰り返し,不透明となる.しかし極めて結晶性の高いフッ素樹脂は,延伸に基づく微細構造変化により,極めて均質な結晶体となり,透明性を発現出来ることを見出した.本研究では,フッ素系共重合体の高温延伸による配向変化を小角X 線散乱並びに広角X 線回折により解析し,光透過性の相関関係について検討を行う. |
| 214 | ポリマーブラシを利用した高イオン伝導性イオンチャンネルの形成 | 佐藤 貴哉 | 鶴岡工業高等専門学校 | 田村 光彦 | 科学技術振興機構 | 高いイオン伝導性と難燃性を併せ持つイオン液体モノマーを合成した。本研究ではこのモノマーに表面開始原子移動ラジカル重合法を適用して、ナノサイズシリカ微粒子上に分子鎖長の揃ったイオン伝導性ポリマーブラシを形成する技術を確立する。さらにポリマー/シリカ複合粒子がイオン液体中で形成するコロイド結晶をイオン伝導場として利用する新しい難燃型ポリマー電解質を開発し、その実用性評価を行う。 |
| No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
| 氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
| 215 | β-FeSi2熱電変換半導体を用いた高耐久性融雪パネルの開発 | 東 之弘 | いわき明星大学 | 坂本 美穂子 | いわき明星大学 | 本試験では、研究担当者らが開発した安価な素材で高いゼーベック係数を得ることができるβ-FeSi2 熱電変換半導体の発熱効果を応用し、強度面に優れた大型融雪パネルの開発を目指す。具体的には、300 mm 角熱電変換モジュールの製作、ゼーベック係数、熱伝導率、電気伝導率の測定、融雪パネルとしての実証評価を行なう。 |
| 216 | パターン分類手法を用いた動映像での影の除去 | 愼 重弼 | 会津大学 | 本杉 常治 | 会津大学 | 移動物体の追跡, 車ナンバープレート抽出, 映像画質の改善など多様な映像処理に関する研究で影は物体領域を正確に探知することを大きく妨げるものの一つである。影は移動中の人の領域として認識されることが多く、これは人の位置情報に対する誤差を増加させる. 今まで影除去に関する研究は少なく、かつ大部分の場合色情報のみを使っていることから, 明暗の差が多い場合効果的に除去されない. 本研究では映像領域間の相互関連情報を用い、影を効果的に除去することを目標にする. |
| 217 | 自然言語を用いたWeb検索のためのインテリジェントツール | Klyuev Vitaly | 会津大学 | 本杉 常治 | 会津大学 | ユーザーがWebを検索・閲覧するのをサポートするツールは多数あるが、必要とする情報を見つけ出すことは依然として難しいのが現状である。ネット上にあるデータの過半数は英語で書かれており、ある調査によれば、その比率は65%以上にもなる。価値のある科学的な研究結果・成果の多くは英語で公表されている。研究者、技術者がインターネット上で研究について検索するのを助けるために、いかにして汎用のサーチエンジンによって取得される不要な情報を減らすか、が本提案の目的である。 |
| 218 | 有機酸を含むハフニア複合膜による高耐久性・高滑水性表面材料 | 西出 利一 | 日本大学 | 志村 夏美 | 日本大学 | 本研究では、環境に優しい水溶液プロセスを用いて、高硬度で撥水性を有し,かつ高耐久性と高滑水性を備える表面機能性材料を開発することを目的とする。具体的には、ゾルーゲル法により,有機酸を含むハフニア−有機複合ゾルの作製プロセスを確立する。ついで、そのゾルを用いて得られたハフニアー有機複合膜の構造や組成を解析するとともに表面機能を調べる。 |
| 219 | 超臨界二酸化炭素を利用した有機固体混合物の自動分離装置の開発 | 加藤 昌弘 | 日本大学 | 松岡 義人 | 日本大学 | 本試験では,超臨界流体の逆行析出現象を利用し,特に医薬品や機能性材料など固体混合物を自動分離することが出来る省エネ性に優れた装置を開発することを目的とする。具体的には,超臨界流体として二酸化炭素を用い,循環ポンプを使用せず,装置内の温度勾配を利用した自然対流循環によるコンパクトな分離装置の開発と固体混合物の特性に応じた分離条件の検討を行う。 |
| 220 | 新しいアパタイト真空焼結体を用いた切削加工による再生生体部品の開発 | 田村 賢一 | 日本大学 | 谷中 秀臣 | 日本大学 | 本研究では、病気やケガで骨自体を固定する金属製の補強プレートやネジを生体親和性がある骨材料のアパタイト単体で作製し、再生する生体部品の開発を目的とする。具体的には、新しい生体用アパタイトのチタンメディカルアパタイト(TMA)の真空焼結体を作製し、曲げ・衝撃試験による強度評価および現有の3D モデリングマシンや旋盤を用いて切削加工による補強プレートやネジを試作する。 |
| 221 | POCSアルゴリズムを用いたJPEG画像ファイルサイズの低減法 | 相川 直幸 | 日本大学 | 渡辺 麻裕 | 日本大学 | 本試験では、Wavelet 変換などとPOCS アルゴリズムを用いることにより、JPEGの画質の劣化を抑えファイルサイズを小さくする新しい方法を開発する。JPEGのファイルサイズを小さくするために、Wavelet変換などを用いて色や明るさが変化しないように高周波成分を除去する。高周波成分を除去された画像はぼやけが生じるため、それを補正するためにPOCSアルゴリズムを用い画質の向上を図る。 |
| 222 | 液晶用拡散反射板の微細表面形状加工のための振動切削装置の開発 | 小野 裕道 | 福島県ハイテクプラザ | 大河原 薫 | 福島県ハイテクプラザ | 屋内外で使用される携帯電話等の小型液晶パネルに組み込まれる拡散反射板は,屋外での輝度向上のため大きさ数十μm の凹球面を不均等間隔に配した表面形状(ディンプル形状)が有効である.本研究では母型(金型)に上記ディンプル形状を高速かつ安定して加工するための振動切削装置を開発し,振動と駆動部発熱の評価を行う.また,拡散反射板母型の加工実験を行う. |
| 223 | マイクロインサート成形用金型の精密位置決め機構の開発 | 安齋 弘樹 | 福島県ハイテクプラザ | 大河原 薫 | 福島県ハイテクプラザ | 現在、インサート成形はインサート品の位置決めと保持が容易な縦型成形機で行われるのが一般的であるが、樹脂量を高精度に制御すること難しいため、微小部品の成形には向かない。一方、微小な成形に特化したマイクロ成形機は横型成形機が主流であるため、インサート品の高精度な位置決めが難しいのが現状である。本研究では、微小部品をインサート成形により作製する際の、インサート品の固定方法およびインサート品とプラスチック壁部の精密位置合わせ機構を開発することを目的とする。これにより、電極付マイクロ細胞培養チップや微細電子部品をインサート成形により作製することが可能となる。 |
| 224 | 硬質微粒子分散めっきによるマイクロ金型の高硬度化技術の開発 | 三瓶 義之 | 福島県ハイテクプラザ | 大河原 薫 | 福島県ハイテクプラザ | 本研究はフォトリソグラフィーと電気めっきの組み合わせにより作製するマイクロ金型の硬度を上昇させる研究である。粒径1μm以下の炭化タングステン(WC)微粒子を数十μmオーダーの微細めっきパターン中に分散させることで、従来のマイクロ金型に比べて大幅に硬度を上昇させることを目標とする。本研究でマイクロ金型の高硬度化技術が確立されれば、マイクロ金型による加工の適用範囲および耐久性を向上させることができる。 |
| 225 | 木質バイオマス利用に向けた高効率スターリングエンジンの開発 | 篠木 政利 | 福島工業高等専門学校 | 島田 靖孝 | いわき市 | 本研究の目的は,木質バイオマスを有効利用するための高効率スターリングエンジンを開発することである.具体的には、数値計算コードの開発、実証実験用スターリングエンジンの製作、熱交換器および再生器の最適化を行う.また学会活動を通して評価のフィードバックを行うとともに、木質ペレット利用のスターリングエンジンの可能性を調査し,設計指標の作成と実用化に向けた活動を開始する. |
| 226 | セラミド合成酵素スフィンゴミエリナーゼの開発 | 杉森 大助 | 福島大学 | 八代 勉 | 福島大学 | セラミド合成酵素“スフィンゴミエリナーゼ”の実用性評価を行い,セラミド製造を1工程で,かつ低コストで可能にする事を目的とする。具体的には、本酵素の遺伝子クローニングを行い、大量発現系を構築し、産業上有用な酵素の提供を目指す。さらに,酵素の触媒機能を人工的に改変し,産業上有用な酵素の提供を可能にする. |
| No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
| 氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
| 227 | 先進ナノ有機薄膜のための高感度力学特性計測技術の開発 | 金成 守康 | 茨城工業高等専門学校 | 城戸 隆行 | ひたちなかテクノセンター | 本研究の目的は、厚さ数百ナノメートルの有機半導体などの軟質先進ナノ有機薄膜の力学特性を、数ナノメートルの分解能で高感度かつ高精度に計測できる新規な圧子押込み硬さ試験機に関して、その計測技術を確立することである。期間内に、すでに開発した計測部を基に試験機を試作して、標準的なナノ有機半導体薄膜について押込み試験を行い、実用化のための測定精度を検証し計測技術に関するノウハウを蓄積することが目標である。 |
| 228 | 動的マイクロスペックルパターン干渉とマイクロ磁気探傷法による材料評価システムの開発 | 冨永 学 | 茨城工業高等専門学校 | 柏渕 泰彦 | ひたちなかテクノセンター | 材料の劣化や破壊のメカニズムは複雑で、その診断には今なお経験による所が大きい。近年、この課題を解決するために,数値および実験的なマルチスケール解析の構築が求められている。そのために、我々が開発した材料の変形状態が光の波長の精度で動的に観察できる動的スペックル干渉法を顕微鏡下での動的マイクロスペックル干渉法へと発展させると共に、磁気探傷法による材料評価との新たなハイブリッド法を構築する。 |
| 229 | 窒素マルテンサイトを利用した高強度・高耐食性表面改質法の開発 | 友田 陽 | 茨城大学 | 津田 征夫 | ひたちなかテクノセンター | マルテンサイト系ステンレス鋼の炭素を窒素に置き換えると焼戻しによって硬くなる。なぜ窒素の場合は硬化するのかを中性子小角散乱等を用いてナノ組織構造変化から明らかにし、高窒素マルテンサイト鋼の設計指針を得る。材料全体を高窒素化するのは製造において難点があり利用は限られるので、比較的低温で浸窒処理する方法を試み、表面層のみを高窒素マルテンサイトにすることをねらう。浸炭焼入れと異なって、高強度・高耐摩耗性に加えて耐食性の向上が期待できる。表面層に圧縮残留応力が残るので、疲労強度の向上も期待できる。 |
| 230 | 米由来の廃棄バイオマスの燃料資源化技術の開発と応用 | 金野 満 | 茨城大学 | 高木 宣輔 | 茨城大学 | 国内で大量に生産されている米由来のバイオマス資源の内、食料需要と競合しない米ぬか,稲わら等の廃棄バイオマスから燃料を製造し,それを利用する基盤技術を開発することを目的とし,@米ぬか油のモノエステル燃料化と性状分析および燃焼特性の把握,A稲わらのマイクロパウダー化と物性および燃焼特性の把握を試みる。 |
| 231 | 熱ショックを利用した農作物の病害抵抗性誘導技術の開発と応用 | 佐藤 達雄 | 茨城大学 | 高木 宣輔 | 茨城大学 | 作物がごく短時間40℃以上の高温に遭遇することにより耐病性やストレス耐性を増強させることに着目し、これを農薬代替技術として利用することを目指す。最初に生育中の農作物に対して温湯散布や一時的な施設の密閉による熱ショック(一時的な高温)を与え、病害抵抗性や老化防止に関わる遺伝子を強制的に発現させる技術を開発する。次に現行の栽培体系への組み入れを前提とした処理方法を検討し、実用的な処理技術としての展開を図る。 |
| 232 | 食品の残留農薬分析のための試料導入法の開発 | 池畑 隆 | 茨城大学 | 高木 宣輔 | 茨城大学 | 最近、諸外国から輸入される野菜・果物などに許容量を超える残留農薬が検出されて食の安全に対する懸念が広がっており、食品の安全検査体制の一層の強化が求められている。本研究は、高感度で分子選択性の高いレーザーイオン化質量分析法に、新たに食品試料導入装置を組み合わせた、残留農薬等のオンサイト迅速測定装置を開発し、食の安全をハード面から支援することを目的としている。 |
| 233 | 200℃動作パワー半導体用新アルミ銅合金ワイヤボンディングの開発 | 田代 優 | 茨城大学 | 中澤 哲夫 | 茨城大学 | ハイブリッド車に多数使用されているパワー半導体の最高動作温度を150℃から200℃に高めることができれば、冷却方法の大幅な簡易化によって軽量化・燃費向上・低コスト化が可能となり、ハイブリッド車普及のキー技術になるものと考えられる。本研究開発では、θ相(Al2Cu化合物)を粒界に析出させ、クラックの伝播を抑制できると考えられるAl-0.5%Cu合金ワイヤを用いた接合プロセスの開発ならびに接合部の信頼性を迅速に評価できる赤外線加熱方式を用いた高温高速ヒートサイクル試験による評価を目的とする。 |
| 234 | 短波長・短距離光通信用ナノフォトニッククリスタルファイバの開発と応用 | 小峰 啓史 | 茨城大学 | 中澤 哲夫 | 茨城大学 | クラッド中に多数の空孔を設けたフォトニッククリスタルファイバ(PCF)は1.5μm帯光通信用ファイバとして従来のファイバにはない特性を実現できる可能性がある.情報量増加に伴い青色波長域でのPCF利用が考えられるが,石英ガラスの伝送損失が大きいためあまり検討されてこなかった.しかし,CPU内の光配線化など短距離光通信にPCFを利用することで情報量増加に伴う様々な課題が克服できる可能性がある.本研究では短波長・短距離光通信を想定したナノスケール空孔を有するPCFを作製するための技術シーズを開発する. |
| 235 | 出芽酵母を用いた脂質蓄積関連薬剤スクリーニング系の開発 | 神坂 泰 | 産業技術総合研究所 | 小高 正人 | 産業技術総合研究所 | ヒトなどの真核生物のモデル生物である出芽酵母サッカロミセス・セレビジアを用いて、脂質蓄積を制御する薬剤のスクリーニング系の開発を行う。既に我々が遺伝子の過剰発現、破壊によって脂質含量を増加させた株を用いて、遺伝子発現、蛋白質発現などの解析を行い、脂質蓄積と相関して発現する遺伝子、蛋白質を同定する。その発現を脂質蓄積と相関する指標として、この酵母株を用いた薬剤のスクリーニング系を構築する。 |
| 236 | 骨髄高転移性乳癌細胞の転移マーカーの解析 | 岡田 知子 | 産業技術総合研究所 | 小高 正人 | 産業技術総合研究所 | 近年日本人女性に増えて来た乳癌は、高率に骨髄転移を起こし、激しい痛みにより患者の生活の質を低下させる。一方で、乳癌の骨髄転移マーカーは全く未解明のままであり、これを解析する事を本研究の目的とする。私達が近年新規に樹立した骨髄高転移性乳癌細胞と、その親株の遺伝子発現を比較解析し、発現の低下した遺伝子を強制発現させたり、発現の亢進した遺伝子の発現を抑制したりして、性状がどのように変化するかを解析する。 |
| 237 | 病原性微生物のヘリケース活性を阻害する物質を迅速・高感度・低コストにスクリーニングする技術の開発 | 秋光 信佳 | 産業技術総合研究所 | 小高 正人 | 産業技術総合研究所 | ヘリケース蛋白質は二重鎖DNAあるいは二重鎖RNAを一本鎖へと乖離させる酵素であり、各種病原性微生物の増殖に必須な蛋白質である。したがって、病原性微生物のヘリケース蛋白質は薬剤開発の標的蛋白質として有望であり、ヘリケース蛋白質の活性のハイスループット検査技術は分子標的医薬品の開発にとって重要な基盤技術である。本研究では、申請者らが開発したヘリケース活性の迅速・高感度・低コスト検査技術を活用し、様々な病原性微生物由来のヘリケース蛋白質の活性検査キットを開発するための研究を行う。 |
| 238 | 骨関節健康増進への応用を目指した動的な関節力学特性計測方法の開発 | 金子 文成 | 産業技術総合研究所 | 池田 喜一 | 産業技術総合研究所 | 変形性膝関節症(膝OA)による疼痛を予防する運動教室など,フィールドで使用することを想定した,動的な関節力学特性(DJMP)の計測装置を開発する。またその装置を用いて,膝前十字靭帯(ACL)損傷例および継続的医療の対象ではないが日常に膝痛を訴える膝OA症例について,DJMPの特徴を明らかにする。DJMPとして,膝関節に対して多方向から矩形状に負荷量が変化する負荷を与え,その時の応答を解析する。 |
| 239 | 大気中での微小アパタイト皮膜作製技術の開発 | 清水 禎樹 | 産業技術総合研究所 | 名川 吉信 | 産業技術総合研究所 | 歯科医療インプラント用の金属小片表面に、生体親和性に優れたアパタイト皮膜を大気中で溶射・作製する技術を開発する。卓上型プラズマ装置を利用した作製技術であり、直径サブmm〜数mmの大気圧プラズマ中に、アパタイト粉末などを導入し、ノズル下流に設置したインプラント用金属片表面にアパタイト粉末をコーティングさせる。将来的に歯科医自らが医療現場で実施できるような簡易技術の開発を目指す。 |
| 240 | プロテインチップ用ナノチューブマトリクス | 青柳 将 | 産業技術総合研究所 | 名川 吉信 | 産業技術総合研究所 | 本研究は臨床診断に必要不可欠なプロテインチップにおいてタンパク質固定化用の新規ナノチューブマトリクスの実用化に向けた試験を目的とする。 従来のプロテインチップはチップ作成および乾燥保存時にタンパク質が変性、失活する問題があった。申請者が開発している脂質ナノチューブは、親水性の表面と中空ナノ空間を有することから、タンパク質の固定化および乾燥状態での長期保存を可能にするマトリクスとして有望である。 |
| 241 | ホウ素ナノ構造体を用いた原子力施設用臨界検出チップの開発 | 桐原 和大 | 産業技術総合研究所 | 名川 吉信 | 産業技術総合研究所 | 原子力施設での臨界事故の際、臨界発生の場所や規模を正確かつ迅速に把握することが出来る微小な半導体チップを、ホウ素ナノベルトを用いて開発する。中性子の吸収断面積の大きな同位体ホウ素10Bからなるナノベルトを実装したSi基板を作る。これに照射した熱中性子の積算照射量を、電気抵抗変化で簡便に、かつガンマ線の影響を無くして検出するデバイスである。本研究開発により、原子力エネルギー開発の安全面での支援が期待できる。 |
| 242 | 酢酸菌由来のセルロースナノファイバーを用いる機能性フィルムの創製 | 菱川 裕香子 | 森林総合研究所 | 山本 幸一 | 森林総合研究所 | 酢酸菌が菌体外に産生したセルロースナノファイバーは、産生直後に、3次元網目構造を形成する。このような構造体に対して、水中カウンターコリジョン法を適用することにより、3次元の網目が解きほぐされ、セルロースナノファイバー分散水を得ることができる。本課題では、このセルロースナノファイバー分散水を用いてフィルムを調製し、得られたフィルムの諸物性を評価し、その知見をもとに応用展開を検討することを目的とする。 |
| 243 | 創外固定器の応用を高める新しい膝関節運動・支持装置の臨床応用化開発 | 石井 朝夫 | 筑波大学 | 小谷 純久 | つくば研究支援センター | 創外固定器用膝関節支持装置は、急性・慢性の膝関節機構損傷に対する早期運動や再生医療に使用可能である。代表研究者はヒト膝関節(大腿骨・脛骨関節)の動きを模したfour-bar linkage運動する創外固定器用膝関節支持装置を試作した。今回は臨床応用をより具体化するべく,同試作品の軽量化とX線撮影を考慮したデザイン上のスリム化を行うと同時に、膝蓋大腿関節部の膝蓋骨支持装置を開発し、両者を一体型とした臨床応用試作品を開発する。 |
| 244 | 天然有機物由来フルボ酸を用いた抗アレルギー物質の研究開発 | 山田 パリーダ | 筑波大学 | 角井 修 | 筑波大学 | 本研究開発は、天然有機物抽出フルボ酸(FA)を用いた抗アレルギー物質の研究開発を目的とする。既往研究より、カナダ産草炭抽出FAの化学伝達物質遊離阻害活性は確認されている。当研究により、生化学手法にてその作用メカニズムを分子レベルで突き止め、動物実験より効果の確認を行うことで、抗アレルギーサプリメント、食品添加剤、化粧品添加剤などとなり得る新規天然抗アレルギー物質を開発する。当研究より、食品や化粧品製造メーカに対し新規付加価値製品用シーズ提供が可能になる。 |
| 245 | カフェオイルキナ酸を用いたアルツハイマー症予防食品の研究開発 | 礒田 博子 | 筑波大学 | 角井 修 | 筑波大学 | フェオイルキナ酸の安全性を確認するため、動物実験を行い、アルツハイマー発症抑制製品および老化防止製品としてのカフェオイルキナ酸の実用化を目指す。 具体的には、ラットなどの動物を用いて、カフェオイルキナ酸の投与による影響を毒性試験により評価する。その評価方法としては、毒性の強さを定量的に表すためにLD50(半数致死量)を求め、カフェオイルキナ酸の安全性を確認する。 |
| 246 | チュニジアオリーブ由来 apigenin 7-glucosideの白血病細胞分化誘導作用 | 韓 o奎 | 筑波大学 | 角井 修 | 筑波大学 | すでに特許出願しているチュニジアオリーブ由来apigenin 7-glucosideによる ヒト白血病細胞の顆粒球への分化誘導のメカニズム解明を行うことにより、がん予防機能性食品の素材開発につなげる。白血病細胞の分化は、増殖抑制とアポトーシスによるものであるため、分子レベルでのメカニズム解析が必要である。具体的には、細胞毒性及びアポトーシスに関する細胞周期解析、マルチカスパーゼ解析、ウエスタンブロッティング、リアルタイムRT-PCRによる解析を行うこととする。 |
| 247 | 金属内包フラーレンに基づく機能性センサーの開発 | 赤阪 健 | 筑波大学 | 藤田 尚徳 | 筑波大学 | フラーレンの内部に常磁性金属原子を閉じ込めた金属内包フラーレンは、金属原子からフラーレンケージへの電子移動によって通常の空フラーレンに比べ電子受容能、供与能が非常に優れていると共に、磁性化反磁性化も非常に容易であることから大変興味深い化合物として注目されている。本研究では金属内包フラーレンが有する、非常に優れた電子的性質と磁気特性に着目し、さらに有機ドナー分子との超分子系を構築することによって外部環境応答型の機能性センサーへの展開を目指す。 |
| 248 | 解剖学知見に基づく3次元人体モデルの直感的な操作インタフェースの開発 | 鈴木 健嗣 | 筑波大学 | 藤田 尚徳 | 筑波大学 | 本研究課題は,解剖学的見地に基づく詳細な人体モデルを,ユーザが直感的に操作可能とするシステムを構築する.既に開発済であるインターネット等の通信網を通じて3次元人体モデルを配信する技術に加え,カメラ画像からの実時間手形状認識技術,及びセンサデバイスの着用によるジェスチャ認識技術を有機的に結合することで,これまで2次元的であった医学教育教材や人体標本図面を3次元空間で提示されるだけでなく,ユーザが直感的に操作することを可能とする. |
| 249 | 細胞組織体の非侵襲的な回収を可能とする培養皿の開発 | 福田 淳二 | 筑波大学 | 藤田 尚徳 | 筑波大学 | 微細加工技術や電気化学的な手法を用い、in vitroにおいて2次元細胞シートや3次元細胞組織体の形成を誘導し、かつ非侵襲的に回収する技術を確立する。これにより、医療分野または研究開発用ツールとして利用できる培養器具を創製する。 |
| 250 | 酵素分析のためのマイクロシステムの開発 | 鈴木 博章 | 筑波大学 | 藤田 尚徳 | 筑波大学 | 酵素活性あるいは酵素基質濃度を簡便に測定するための携帯型マイクロ分析システムの研究開発を推進する。凍結乾燥基質の使用等により、既に開発した消化酵素検査用システムの高性能化、実用化検討を進める他、コレステロール、中性脂肪等の新規検査項目を多項目同時に検出するためのマイクロシステムの開発を推進する。 |
| 251 | 気体調節と半導体技術を組合わせた生化学、工学融合による新規青果物検疫処理技術の開発 | 弦間 洋 | 筑波大学 | 林 良夫 | 筑波大学 | 青果物の輸出入時における燻蒸等の植物検疫処理は、現在、燻蒸処理として臭化メチルや青酸ガスなどの有毒薬剤が使用されているが、地球温暖化など環境への悪影響や残留農薬による健康被害の懸念がある。そのため、薬剤を使用せず、40℃以上の高温と50%以上の高濃度炭酸ガスを組合わせた雰囲気による生化学的処理技術と半導体製造における工学的洗浄技術を融合した新規燻蒸処理技術を開発し、無農薬かつ超短時間処理を可能とするものである。 |
| 252 | マイクロバブル技術を用いたバイオガス生物脱硫システムの開発 | 北村 豊 | 筑波大学 | 林 良夫 | 筑波大学 | バイオ燃料の一つであるメタン発酵バイオガスに含まれる腐食性・毒性の強い硫化水素を,硫黄酸化細菌を利用した生物触媒により除去する生物脱硫法を確立する。ここでは触媒の活性化をマイクロバブル技術を用いた液相曝気法によって行なうことにより,従来の脱硫剤吸着法あるいは気相曝気法よりも安全で,効率が高く,かつ低コストでバイオガスを脱硫する技術の実用化を目指す。 |
| 253 | DNAM−1 リガンドを標的とした消化器癌治療のための抗体療法の開発 | 田原 聡子 | 筑波大学 | 林 良夫 | 筑波大学 | DNAM-1 (CD226)は、NKや細胞傷害性T細胞に発現し、細胞傷害活性やサイトカイン産生の活性化シグナルを伝達する受容体である。申請者は、DNAM-1リガンドが、ポリオウイルスレセプターファミリーに属するCD155およびCD112であることを明らかにした。本研究では、胃癌および大腸癌で発現が亢進するDNAM-1リガンドに対する抗体を用いて、これら消化器癌に対する新規抗体治療法を開発する。 |
| 254 | 発生工学技術を応用したカーボンナノチューブの生体リスク評価系の確立 | 高橋 智 | 筑波大学 | 林 良夫 | 筑波大学 | カーボンナノチューブは、従来のマクロ材料にはない特性を有しており、エレクロトニクスをはじめ、バイオやエネルギー産業といった産業への応用が広く期待されている。しかし一方で、ナノ素材の安全性に対して社会的に様々な不安や懸念が持たれている。そこで本申請は、遺伝子工学技術を用いて、ナノ素材に対して、正常の動物より鋭敏な感受性を示すモニター動物を開発し、生体に対する鋭敏なリスク評価系の開発するものである。 |
| 255 | 放射線を用いたアスベストの無害化と可溶化に関する技術開発 | 永石 隆二 | 日本原子力研究開発機構 | 飯塚 隆行 | 日本原子力研究開発機構 | アスベストは建築資材に多量に含まれ社会問題化しているが、高温溶融の処理法では1000度の高温加熱や大量の薬品を必要とする。そこで新たに放射線を用いた、環境適合性に優れたアスベストの処理法を開発する。すでにアスベストにガンマ線や電子線を様々な条件で照射し,構造変化や溶解度変化の予備的な知見を得ている。さらに研究を進め、粒状化や完全溶解による無害化を図り、環境負荷の低い画期的な処理法の開発を目指す。 |
| 256 | だるま落とし保護法を用いた糖鎖自動合成機の開発 | 今場 司朗 | 農業・食品産業技術総合研究機構 | 小林 秀行 | 農業・食品産業技術総合研究機構 | 生物機能の解明と活用のためには、第3の生命鎖と呼ばれる糖鎖の機能解明が必須である。しかし現在においても、DNA自動合成機、ペプチド自動合成機は存在するが、満足のいく糖鎖自動合成機は存在しない。そこで、本提案では申請者が独自に開発した糖鎖合成手法である「だるま落とし保護法」に最適化した、市販化を見据えた廉価な糖鎖自動合成機の基本システムの構築を目指す。 |
| 257 | 生分解性プラスチック分解促進酵素の開発 | 北本 宏子 | 農業環境技術研究所 | 對馬 誠也 | 農業環境技術研究所 | 地球温暖化を防止するために、生分解性プラスチック(生プラ)の導入が図られている。しかし生プラは、使用中の崩壊や、使用後分解しにくいといった問題が、導入の障害になっている。提案者は既に、生プラ分解活性が高い微生物を分離し、生プラ分解酵素を単離している。本研究では、分解酵素の遺伝子とアミノ酸配列を明らかにする。また、酵素生産微生物をさらに効率よく分離する手法を開発する。 |
| 258 | 高配向カーボンナノチューブファイバの開発とコンポジット素材への応用 | 唐 捷 | 物質・材料研究機構 | 青野 正和 | 物質・材料研究機構 | カーボンナノチューブ(CNT)は、極めて軽く、高い弾性率と強度をもつと同時に、高導電性や高熱伝導性等の機能を併せもつ高機能素材でもある。我々は、純水中に分散させたCNTを電気泳動法を用い、金属チップ先端に集積・成長させることに成功した。本研究では、この技術を応用し、高導電性及び高熱伝導性をもつ軽量・高強度・高弾性の構造用あるいはコンポジット素材と成る、高配向のCNT集積体としての長尺ファイバ作製プロセスを開発する。 |
| 259 | 高い細胞保持率をもつ複合足場材料の研究開発 | 川添 直輝 | 物質・材料研究機構 | 立石 哲也 | 物質・材料研究機構 | 損傷した生体組織・臓器を患者自身の細胞から再生し、機能回復をはかる再生医療が注目されている。再生医療では、細胞の足場として組織の再生に導く足場材料が重要である。高い細胞保持率と力学強度をもつ足場材料は、組織を効率よく再生する上で不可欠であるが、従来の材料はその要求を十分には満たしていなかった。そこで本試験では、90%以上の細胞保持率と形態安定性をもつ足場材料を材料複合化技術により作製する。 |
| No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
| 氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
| 260 | 磁気バリ取り技術の実用化試験研究 | 進村 武男 | 宇都宮大学 | 生田 四郎 | 宇都宮大学 | 細長いパイプの外側からドリル加工するとパイプ内にバリが発生する。パイプ内に通常のバリ取り工具が行き届かないため,内面のバリ取りは困難を極める。本試験研究は,永久磁石を利用した新しい内面のバリ取り技術:「磁気バリ取り技術」を提供している。細長いパイプ内にバリ取り用小形永久磁石工具を挿入し,パイプ外に設置した磁石によりパイプ内の磁石工具に磁気力(加工圧力と運動力)を作用させてパイプ内面のバリ取りと表面仕上げを行う新しい手法である。 |
| 261 | 微生物の病原性抑制効果を有する新規シクロデキストリン誘導体の合成研究 | 伊藤 智志 | 宇都宮大学 | 生田 四郎 | 宇都宮大学 | シクロデキストリン(CD)は代表的な包接化合物として様々な用途に用いられている。本課題ではCDの包接対象として、微生物間情報伝達(クオラムセンシング)のシグナル物質であるアシル化ホモセリンラクトン(AHL)に着目した。微生物はAHLを介して病原性を発現するが、AHLを系から除去することで病原性の抑制が可能である。本課題ではAHLを選択的に包接可能な新規CD誘導体を合成し、微生物に対する病原性抑制効果を検討する。 |
| 262 | 天然フェノール配糖体に着目した親水性チロシナーゼ阻害剤の創製 | 二瓶 賢一 | 宇都宮大学 | 生田 四郎 | 宇都宮大学 | 皮膚や植物組織の褐変はチロシナーゼによる酸化反応に端を発している.従って,この酵素反応の阻害剤は化粧品,アンチエイジング剤及び抗酸化剤などに応用可能である.チロシナーゼの基質に類似するフェノール類は強力な阻害活性を示すことが分かっているが,それらの大半は水に難溶,かつ細胞毒性を有している.そこで本試験では植物中の水溶性フェノール配糖体に着目し,親水性チロシナーゼ阻害剤の開発を目指す. |
| 263 | 水浸法による超音波乳ガン検診装置の要素技術の開発 | 飯沼 一浩 | 国際医療福祉大学 | 山下 信 | 小山工業高等専門学校 | 現在、超音波による乳がん検診は検査技師が手動で行っている。しかし、時間がかかりかつ技師の技能に大きく依存するなど検診には不向きであり、自動化された検診装置の開発が強く望まれている。本研究では、超音波ビームの電子走査および機械走査を併用した水浸法による自動超音波検診装置の実用化を目指し、最も重要な機械走査部分の機能試作を行い実際に画像データの収集を行って、実用化のための問題点と解決策を明らかにする。 |
| 264 | ナノバブルの循環器疾患の予防・治療に関する研究 | 北條 行弘 | 自治医科大学 | 松枝 健一 | 自治医科大学 | 近年100-200 nmの微小な気泡(ナノバブル)の安定化が成功した。ナノバブルには様々な生理活性作用がある。我々はナノバブルが動脈硬化、高血圧、心不全などの心血管系疾患の予防・治療に有効かどうかを検討するため、細胞実験・動物実験を行っている。わが国の75歳以上の高齢者は何らかの心血管合併症を有しているのが現状であるが、ナノバブルを応用することで“健やかに老いる”ことを可能し、わが国の医療問題を解決する手段となることを期待している。 |
| 265 | 魚類由来コラーゲン関連物質による機能性材料の創製 | 飯島 道弘 | 小山工業高等専門学校 | 山下 信 | 小山工業高等専門学校 | 食品から化粧品・医学に至るまで幅広い分野で用いられているコラーゲンは、その大部分を占めていた牛由来のものが敬遠され、魚類や他の原料への変換が迫られるようになってきている。しかし、これまで、魚類由来のものは熱変性温度が低いことから利用面での制約があった。本研究では、特に熱変性温度が高い特定の魚類由来コラーゲンに注目し、その誘導体の抽出・精製方法の最適化と機能化、及び化粧品用やサプリメント材料としての有効性を把握し、機能性材料としての幅広い製品展開を図る。 |
| 266 | 河川水門制御用油圧シリンダの容積可変機構の開発 | 桜井 康雄 | 足利工業大学 | 枝村 一弥 | 東京都 | 河川水量調整用の用水路水門開閉用油圧システムにおいて、油圧シリンダに作動油を封入し水門の位置を保持する際、作動油の外気温依存による油圧シリンダ内の圧力変化が生じ、水門の位置を保持するために油圧源を駆動し弁制御により油圧シリンダ内の圧力を制御しているのが現状である。本研究ではシステムコストの低減ならびに省エネルギーの観点から、油圧シリンダ容積を可変としたシリンダ内圧力一定機構の開発を目指している。 |
| 267 | 結晶質無機イオン交換体からのナノサイズ板状蛍光体の作製 | 松本 泰治 | 栃木県産業技術センター | 湯澤 修孝 | 栃木県産業技術センター | 次世代蛍光体には、高発光効率、低速電子線励起等の特性が要求されていることからナノサイズの微粒子化が求められている。蛍光体のナノサイズ化は、表面積の増大による発光強度の減少が避けられない。この解決法として、本研究では、厚み方向が100nm以下のナノサイズである六角板状ゼオライトに、発光中心となる希土類元素としてテルビウムをイオン交換法で導入することにより、ナノサイズ緑色蛍光体を作製する。 |
| No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
| 氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
| 268 | 織物電極を利用した新規殺菌装置の開発 | 北島 信義 | 群馬県繊維工業試験場 | 上石 洋一 | 群馬県 | 本応募課題は、織物製造技術を用いて微細な織物電極を製作し、この織物電極にパルス電界を印加することにより対象物を殺菌(パルス殺菌)する新規殺菌装置の開発に関するものである。本研究では、織物電極の形状に関する検討及びエネルギー効率の良い殺菌処理槽の試作を行い、実用化を念頭に置いた食品用殺菌装置の開発を行うことを目的とする。 |
| 269 | マイクロカプセルを用いた抗菌・高消臭機能性繊維の開発 | 近藤 康人 | 群馬県繊維工業試験場 | 上石 洋一 | 群馬県 | 医療現場では、術後の傷や褥瘡防止などガーゼやシーツ等の繊維に抗菌・脱臭機能が要望されている。そこで、本研究では表面積の大きなマイクロカプセル(超多孔質シリカ粒子)にナノレベルで金属触媒を添着し、それを繊維に吸着させることで繊維自体に高い抗菌および消臭活性を持たせる。また、病原菌はほとんどマイナスに帯電していることから、プラスに帯電した繊維を開発し、病原菌を引き寄せ、マイクロカプセル上の金属触媒により殺菌するシステムを開発する。本研究成果は消臭ガーゼ、褥瘡防止シーツ、消臭肌着など天然繊維に展開することを目標とする。 |
| 270 | キシロース資化能を有する酵母の育種研究 | 関口 昭博 | 群馬県立群馬産業技術センター | 上石 洋一 | 群馬県 | 資源の少ない日本では、木質や稲ワラ、麦ワラを原料とするエタノール製造が検討されている。現在までに、木質系エタノール製造法のかなりの部分が確立されているが、いまだに木質系エタノールはコストが高い点が解決できていない。コストダウンの切り札としてグルコース(酵母発酵によりエタノールに変換可能)とともに大量に生成するキシロースからエタノールを製造する技術の確立が望まれているが達成されていない。本研究では、キシロースのエタノール変換を最終目標として、これまで培った酵母の育種技術を利用し、キシロース資化能とエタノール高生産能を有する酵母の育種を試みる。 |
| 271 | マイタケ中に存在する神経細胞死抑制物質の探索と製造方法開発 | 仁科 淳良 | 群馬県立群馬産業技術センター | 上石 洋一 | 群馬県 | 多くの認知症やストレス性のうつは神経細胞の死滅が原因で引き起こされることが分かっている。また、脂質等の血液脳関門を通過する可能性を持つ低分子物質による神経細胞死の抑制に関心が持たれている。本試験研究では、マイタケ中のリゾホスファチジルエタノールアミン(LPE)の抽出法の確立、抽出物中のLPEの純度向上法確立、実験動物の行動に対するLPEの作用測定を行うことにより、認知症やストレス性のうつの予防効果を持つ機能素材を実用化を目指す。 |
| 272 | 廃潤滑油等の再資源化技術に関する研究開発 | 鈴木 崇 | 群馬県立群馬産業技術センター | 上石 洋一 | 群馬県 | アルミニウム等の精密切削技術は超精密加工への移行が著しく、加工精度や歩留まり向上のために、潤滑油中の金属微粉末が一定量に達すると廃棄され廃油量が増加している。廃油量増加による産廃コスト増、石油製品高騰、環境負荷低減への関心の高まりから廃油有効利用技術が求められている。廃油中の金属微粉末が除去できれば化学工学的手法で高エネルギーガスなどに変換出来る可能性が高い。本研究では電気泳動現象を利用して分離が難しい金属微粉末を廃油から除去し、かつ再資源化する技術の確立を目指す。 |
| 273 | 強誘電体ポリマー単純マトリックス型メモリの非破壊読み出し技術研究 | 山本 亮一 | 群馬県立群馬産業技術センター | 上石 洋一 | 群馬県 | 強誘電体ポリマーのフッ化ビニリデン/3フッ化エチレン共重合体(VDF/TrFE)薄膜を単純マトリックス電極で挟んだ構造の固体不揮発メモリ技術に関し、非破壊読出し技術の研究を行う。この技術では信号強度に懸念があるが、本研究ではVDF/TrFE薄膜に適した信号検出方法の研究を、シミュレーション、及びモデル素子を用いた実験の両面から検討を行う。 |
| 274 | 金属基板を用いた低コスト色素増感太陽電池の研究開発 | 藤野 正家 | 群馬工業高等専門学校 | 上石 洋一 | 群馬県 | 製造コストが安く、大面積化が容易な色素増感太陽電池の要素技術を開発する。色素を吸着したチタニア電極の基板材料を従来の透明導電性金属酸化物からより導電性に優れた金属に置き換える。これにより、電極基板に起因する内部抵抗を低減し、実用化上問題となっている大面積化にともなう変換効率の大きな低下を解消する。同時に、金属化による生産コストの低減を目指す。 |
| 275 | シルクフィブロインを用いる幼児の知能開発フィギュア商品の開発 | 河原 豊 | 群馬大学 | 上石 洋一 | 群馬県 | 幼児の知能開発分野でプラスチック製のフィギュアが用いられているが、幼児への化学物質汚染が危惧されるため、より安全な素材で出来ているフィギュアが求められている。そこで、安全な環境素材であるシルク由来の柔軟なフィブロインフィルムを知能開発フィギュアの表皮に展開して、上記の諸問題の解決を図る。また、フィルムの柔軟性とフィブロインに含まれる機能性アミノ酸に着目して、食品・医療分野への展開を進める。 |
| 276 | 検索語の関連語を用いた分類型検索システムの開発 | 安川 美智子 | 群馬大学 | 小暮 広行 | 群馬大学 | 本研究では、ユーザにより検索語と共に入力される関連語を検索クエリログから獲得し、関連語の一般性の高さを利用した文書分類を行うことで、検索語に適合する文書データを分かりやすく分類して提示することができる分類型情報検索システムを開発する。現在、携帯電話向け検索サービスと検索連動型の広告提示に対する需要が高まっていることから、本研究では、モバイル環境を想定した分類型情報検索システムを開発する。また、広告提示における提案技術の有効性を実験データに基づき検証する。 |
| 277 | 高圧力下における懸濁粒子の分散安定性測定装置の開発と解析法の確立 | 外山 吉治 | 群馬大学 | 小暮 広行 | 群馬大学 | 懸濁粒子の分散安定性は化学工業や食品分野のみならず、血液に代表されるように臨床医学分野においても重要な課題である。懸濁粒子の分散安定性は温度や圧力などの外部因子によって大きな影響を受ける。本研究の目的は高圧力下における懸濁粒子の分散安定性をリアルタイムで測定できる装置を開発し、その解析方法を確立することである。特に、測定の妨げとなる懸濁粒子の沈降効果を排除し、集合体の形成過程を高感度で検知することを目指す。 |
| 278 | 微生物培養液からの新規生理活性物質検索系の開発 | 武田 茂樹 | 群馬大学 | 小暮 広行 | 群馬大学 | Gタンパク質共役受容体(GPCR)はヒトに約850種類程度存在すると考えられており、臨床で用いられる治療薬の60%以上はこれらの受容体のいずれかに作用するものである。本研究では新たに調整した426種類の糸状菌の培養上精のライブラリーから、当研究室で開発したGPCRの活性測定系を用いて新しい生理活性物質を検索する。 |
| 279 | 難消化性・難溶性高分子多糖を用いたDDS製剤の開発 | 窪田 健二 | 群馬大学 | 小暮 広行 | 群馬大学 | 慢性骨髄炎治療として、抗生物質の全身投与と共に外科的病巣除去の際の抗生物質の局所投与が効果的であると報告されている。通常の抗生物質製剤の作用持続が数時間程度であるという弱点を解決し、病巣部局所に高濃度で長期にわたり作用させるため、持続的溶出と生体患部埋め込みが可能な微粒子の調製を難消化性、難水溶性でゲル化能をもつ高分子多糖について検討し、徐放性と生体適合性を併せ持った抗生物質包含ゲル微粒子を簡便に作製する基礎技術を確立する。 |
| 280 | 修飾DNAを基盤とするサリドマイドセンサーの開発とその臨床分析への応用 | 澤井 宏明 | 群馬大学 | 小暮 広行 | 群馬大学 | 抗体と類似の機能を持つDNAあるいはRNAを基にしたアプタマーはバイオセンサーの新規な素材として有望である。本研究では、最近、種々の難病に対する薬効が認められているサリドマイドを特異的に認識して結合する修飾DNA アプタマーを試験管内選択法で調製し、さらに、この修飾DNAアプタマーに対して蛍光エネルギー移動(FRET)システムを適用して、サリドマイドを簡便に分析できる方法の開発とその応用を目指す。 |
| 281 | 紫外領域円二色性スペクトルを用いた血糖値測定システム | 櫻井 浩 | 群馬大学 | 大沢 隆男 | 群馬大学 | 近年、糖尿病患者は急増しており、その克服は国家的課題にもなっている。本研究では紫外光領域の円二色性(旋光度を含む)を利用して、血液中のグルコースを高感度・高精度測定する手法を見出すことを目標とする。具体的には@グルコース濃度に対して高感度な測定であることA血液中のグルコース以外の脂肪やタンパク質、多くの電解質などと選択的に識別できること、を視点として、定量性の検討、臨床データの蓄積を行う。 |
| 282 | マラリア防御免疫を阻害する原虫内免疫低下因子の同定 | 鈴江 一友 | 群馬大学 | 長岡 範安 | 群馬大学 | 本課題では、人体の免疫低下を引き起こすマラリア原虫内因子の同定を目的とする。マラリアは年間患者数2億人を数え、人類に甚大な影響を及ぼしている感染症であるが、マラリアにかかっても免疫が成立しにくいことから、未だにワクチンは完成していない。我々はマウスモデルを用い、マラリア免疫の成立しにくい要因を解析したところ、感染の進行に伴って宿主が免疫低下を起こすことを見出した。本課題では原虫の持つ免疫低下因子を同定し、将来的に全く新しい手法によるマラリアワクチン開発を目指す。 |
| 283 | 標的応答型核酸プローブの開発と一塩基多型(SNP)検出への応用技術の開発 | 篠塚 和夫 | 群馬大学 | 長岡 範安 | 群馬大学 | 含ケイ素新規ピレン誘導体を活用し、相補的な塩基配列を持つ核酸と二重鎖形成を行った場合のみ発光する「標的応答型」特性を持った、優秀な検出性を持つ蛍光核酸プローブの開発を行う。さらに、このプローブを用い、これまでの類似の蛍光核酸プローブでは実現困難な、遺伝子中の一塩基の変異(SNPs)を簡便に検出できる、実用的なプローブへと発展させるための研究を行う。 |
| 284 | 血中浮遊上皮細胞での核内受容体CARの発現を指標とした薬物代謝能の測定法の開発と臨床応用 | 柿崎 暁 | 群馬大学 | 塚田 光芳 | 群馬大学 | 薬物代謝には、個体間に差があり、同じ量の薬剤を投与しても個体により副作用が異なる。薬物代謝の指標として、薬物負荷試験や肝臓組織での酵素活性の測定などが行われているが、負荷試験、組織採取は、患者へ侵襲があり頻繁には行えない。本研究では、患者末梢血中に浮遊する上皮細胞を、抗体結合マグネチックビーズを用い採取しRNAを抽出、real time PCR法にて、核内受容体CAR及び薬物代謝酵素群の発現を定量することにより、簡便に薬物代謝能を調べる検査法の開発を目的としている。 |
| 285 | 新規肥満治療薬、糖尿病治療薬の開発 | 久保原 禅 | 群馬大学 | 塚田 光芳 | 群馬大学 | 細胞性粘菌Dictyostelium discoideum(和名:キイロタマホコリカビ)は土壌微生物の一種で、カビに良く似た淡黄色の子実体を形成する。近年我々は「細胞性粘菌由来の低分子物質DIF-1 [1-(3,5-dichloro-2,6-dihydroxy-4-methoxyphenyl)hexan-1-one]が各種哺乳類細胞の糖取込みを促進する」ことを発見した。本研究ではこの発見に基づき、全く新しいタイプの肥満・糖尿病治療薬の開発を目指す。 |
| 286 | 石丸積の強さを定量的に示すための数値実験システムの開発 | 土倉 泰 | 前橋工科大学 | 塚原 信孝 | 前橋工科大学 | 群馬・石積協同組合は、三波石で名高い庭石産地の百年の伝統と技術を生かして「石丸積」を考案している。石丸積は、自然環境・生態系に好影響を及ぼすだけでなく、現地発生材の活用によるリサイクルで構造物建設に要する経費削減を可能とする技術である。ところが、一般に石積みは弱いというイメージから、この普及が思うように進まない。そこで、石丸積が十分に強いことを裏付けるために、粒状要素法を用いたモデル解析を試みる。 |
| No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
| 氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
| 287 | 作物別のウイルス病診断システムの構築 | 宇賀 博之 | 埼玉県農林総合研究センター | 久保田 篤男 | 埼玉県農林総合研究センター | 各地域の農作物には治療法のないウイルス病が多く発生している。これらウイルス病の回避には、罹病作物の早期診断と駆除、媒介生物の特定、適期・適剤防除などが重要である。本研究では、キュウリに感染する複数ウイルスの同時診断法を開発する。また、生産現場への早急なフィードバックが行えるように、設備や技術背景、拡大防止のためのベクターの特定など、様々な状況に対応した目的別診断システムを構築する。 |
| 288 | セラミックスと金属の拡散接合技術の開発と応用 | 巨 東英 | 埼玉工業大学 | 鈴木 勝也 | 中京大学 | セラミックスと金属はそれぞれ優れた特性を有しており,その接合による複合化は化学工業,機械工業,電子工業等さまざまな分野に用いられる高耐腐食性複合材料を創製する技術である.しかし,異種材質間の接合は難しく,その問題の解決には,セラミックスと金属間に接合力を生じさせる方法,接合界面に生じる熱応力に起因するクラック発生の防止方法の技術を開発する必要があることを示した.本研究では化学的接合法のろう拡散ろう接法の中で研究例の少ない亜酸化銅と活性炭になる接合剤,黄銅粉末からなる接合剤及び銅と亜鉛からなる接合剤を用いる無加圧接合法により3Y-TZPとTi及びステンレス鋼などの接合を行い,拡散接合のメカニズムを解明するために接合界面付近微細組織の解析,接合強度を評価する. |
| 289 | カスタム集積回路による埋め込み型機能的電気刺激装置の開発 | 高橋 幸郎 | 埼玉大学 | 市川 世司 | 埼玉大学 | 中枢神経の機能障害による4肢麻痺患者の残存機能からの制御信号により、刺激パルス波形をコントローラーに組み込んだ計算機を通じて体内刺激装置に伝送して、患者の意図する動作を再建する機能的電気刺激(FES)を用いた運動機能再建に際し、本研究はカスタム集積回路を用いた完全埋め込み型刺激装置を開発することで、臨床応用を目指したFESシステムの実現を図るものである。 |
| 290 | 都市熱環境緩和にむけた水分自己調整機能材料の開発 | 藤野 毅 | 埼玉大学 | 市川 世司 | 埼玉大学 | 建物の屋上をはじめとする都市被覆面の熱収支を改善するための自己吸水・蒸発機能を有する材料を開発する。原材料は廃棄石膏ボードなど建築廃材等を再資源化し、調湿剤を添加する。その成型においてもCO2を極力放出しない製法で行う。開発した新材料は、粒状、板状、柱状など様々な形に成型され、既存の都市温暖化防止技術との併用も可能であり、これまで利用困難な場所にも適用できる。 |
| 291 | 高熱流束プラズマジェットのVOC排ガス/ナノ粒子同時処理装置への展開 | 関口 和彦 | 埼玉大学 | 市川 世司 | 埼玉大学 | ディーゼル車や工場から排出される、揮発性有機化合物(VOC)ガスや粒径が100 nm以下の超微小粒子(ナノ粒子)を対象とした、高熱流束マイクロプラズマジェット技術を用いた空気浄化手法を開発する。実際に実証装置を作製し、VOCガス/ナノ粒子の分解特性を除去率から把握するだけでなく、組成成分の観点からもその有効性を明らかにし、排ガス除去フィルターや空気清浄機への設置など、健康リスクを考慮した実用化研究を行う。 |
| 292 | 機能性糖鎖を表面に配置したシリカ微粒子の簡便な合成法の開発 | 照沼 大陽 | 埼玉大学 | 望月 弘章 | 埼玉大学 | 近年、糖鎖が生体内でさまざまな機能を発揮していることが明らかとされている。その機能は糖鎖単体ではきわめて微弱であるが、糖鎖を高密度に集積化することにより3桁ほど対象物質に対する親和力が向上する現象があり、その現象は「糖鎖クラスター効果」として知られている。糖鎖クラスター効果を発揮させるため高分子側鎖に糖鎖を導入する方法は多数報告されているが、我々はこれまで独自な発想によりカルボシランデンドリマーを使用する方法を開発してきた。本研究では、より合成が容易で糖鎖クラスター効果に加えて、発光性、磁性等を個別あるいは同時に発揮可能なガラス微粒子の作成法を提案し、その手法を確立することを目指す。 |
| 293 | 表面機能を発現するレーザ微細加工装置の開発と機能製品の試作 | 池野 順一 | 埼玉大学 | 望月 弘章 | 埼玉大学 | 光学機能を発揮するためにディスプレイ表面には微細加工が施されている。この加工は職人技を必要とするブラスト加工であり,職人の減少によりこれまでの性能が維持できなくなることが危惧されている。しかも,機能を発揮する微細凹凸形状については未だ解明されていない。そこで表面機能を低調的に解明し,レーザ微細加工装置を試作して,より優れた表面機能を低コストで安定して実現できる新加工技術の確立を目指す。 |
| 294 | 強誘電エレクトレットを利用した超広帯域音響センサの開発 | 蔭山 健介 | 埼玉大学 | 望月 弘章 | 埼玉大学 | 分極方向が配向した強誘電セラミックスの表面電荷を除去することにより電場を発するエレクトレットとして利用し、エレクトレット化した強誘電セラミックスに高分子層と振動板を取り付けた音響センサを製作する。そして,受圧部の材質を検討することにより水中、空中、生体といった低音響インピーダンス媒体を伝播する音響の検出において、圧電センサよりも高感度・広帯域での検出が可能なセンサを開発する。 |
| 295 | 自己組織現象を利用した分子センサーシステムの開発と化学検査への適用 | 久保 由治 | 埼玉大学 | 望月 弘章 | 埼玉大学 | 化学センサーは,未知の自然の仕組みを知る強力な手段であるばかりでなく,環境分析を通じてその保全技術に寄与する。本研究では,その開発にナノ構造体構築法として注目されている「自己組織化」を適用する。すなわち,化学センサーに必要な被検査物質認識部位と光学的応答部位をそれぞれ分子部品で提供し,被検査物質が添加されるとセンサーとして組織化・機能発現が達成されるシステムの開発をすすめる。 |
| 296 | 可変キャパシタ機構を利用した容量型アクチュエータ制御システム | 水野 毅 | 埼玉大学 | 望月 弘章 | 埼玉大学 | 静電アクチュエータ,圧電素子など,電気回路的には静電容量として扱うことができるアクチュエータ(容量型アクチュエータ)を対象とした新しい方式の制御システムを開発する.具体的には,容量型アクチュエータと可変キャパシタ機構とを直列に接続し,その両端に一定の直流電圧を印加する.そして,直列に接続した可変キャパシタの容量を変化させることによってアクチュエータに印加される電圧を調整し,その出力を制御する. |
| 297 | 植物の自己防御反応を利用した環境低負荷型害虫防除剤の開発 | 瀬戸 秀春 | 理化学研究所 | 泉名 英樹 | 理化学研究所 | 難防除性の農業害虫による作物被害は、野菜、花卉、果樹からイネまで広範に渡り、世界的に問題となっている。本研究は、植物が本来持っている害虫食害に対する防御反応を起動あるいは活性化する植物内生の低分子化合物をリードとして、植物に虫害抵抗性を付与することにより、当該農業害虫から農作物を護る環境低負荷型防除剤の開発を目指すものである。 |
| No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
| 氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
| 298 | 高速・高精度なアナログ回路パラメータ最適化ツールの開発と実機実証実験 | 谷萩 隆嗣 | 千葉大学 | 金田 欣亮 | 千葉県産業振興センター | 本課題ではパワーエレクトロニクス関連回路設計の自動化を念頭に、高速・高精度なアナログ回路パラメータ最適化ツールの開発を行う。さらに、開発する最適化ツールを用いて数多くの回路設計を行い、開発する最適化ツールの有用性を示す実証実験とする。多くの実証実験の結果は本ツールの利便性を示すこととなり、実用化に向けた重要な資料となる。実証実験と最適化ツールの開発を同時並行的に行うことにより、双方の研究がブラッシュアップされ実用化に向かうことが期待される。 |
| 299 | 超高速性・広波長帯域性を有する2光子吸収型全光スイッチの試作 | 坂東 弘之 | 千葉大学 | 金田 欣亮 | 千葉県産業振興センター | 現在,1Tbit/s以上の超高速光通信を可能とするため,光信号を電気信号に変換せず,制御光にて直接スイッチングする全光スイッチの開発が期待されており,各種基礎研究が産学官で精力的に行われている。本研究は,現在の光スイッチ技術において他方式に比べ優位性のある最新技術の「2光子吸収」技術を用いる。その実用化に向け2光子吸収型全光スイッチのプロトタイプの試作とそのデバイス特性を調べることを目的とする。 |
| 300 | 画像処理による「ひよこの雌雄鑑別システム」(羽識別法)の開発 | 呂 建明 | 千葉大学 | 金田 欣亮 | 千葉県産業振興センター | 鶏の効率的飼育のため、孵卵後のひよこの迅速な性別判定が必要である。鑑別方法には肛門鑑別法と羽毛(or翼羽)鑑別法がある。前者は肛門の微小な違いを識別し、わずか220名の有資格者の職人的技巧に頼っている。後者は羽形状の違いを識別する方法で、前者ほどの訓練は必要でないが、単調かつ神経を使うため人材確保が難しい。本研究では、羽毛鑑別法に画像処理技術を用いた雌雄鑑別システムを(株)ヤマモトと共同開発する。 |
| 301 | 新規イソフラボンを基盤とする癌細胞選択的アポトーシス誘導物質の開発 | 石橋 正己 | 千葉大学 | 石塚 勝巳 | 千葉県産業振興センター | マメ科植物の一種より単離した新規イソフラボン成分ブランジシアニンA,B及びCは癌細胞選択的にアポトーシスを誘導するデス受容体の発現を亢進した.本研究では,その新規イソフラボン成分のアポトーシス誘導作用に関して詳細な定量的評価,作用機序解明を行い,必要に応じてイソフラボン構造の化学的改変を行うことにより,最も有用な小分子化合物を創製する.それを通じて,癌治療薬等の新しい医薬品候補化合物を提案する. |
| 302 | 新規微生物酵素”IOE”を用いた環境負荷低減型ヨウ素除菌剤の開発 | 天知 誠吾 | 千葉大学 | 平 隆 臣 | 千葉大学 | ヨウ素はカビや細菌の芽胞などに対する殺菌力が強く、金属腐食性が少ないため、食品工場等における除菌剤への利用が期待できる。しかしながら、遊離ヨウ素は水に難溶のため、界面活性剤などの安定剤に包接する必要があり、環境負荷が高い欠点がある。本研究では、申請者が海洋細菌より発見した新規な分泌性酵素“IOE”を用いて、環境負荷が少なく、低コストで、かつ除菌力に優れた、新しいタイプのヨウ素除菌剤を開発する。 |
| 303 | 高感度ミリ波レーダを用いた空港での3次元空間霧観測装置の小型化開発 | 鷹野 敏明 | 千葉大学 | 平 隆 臣 | 千葉大学 | 我々が独自に開発したFM-CW(周波数捜引)型ミリ波レーダ「FALCON-I」は、低出力にもかかわらず感度と分解能が高く、これまでのマイクロ波レーダでは検出が不可能であった薄い雲や霧の観測に適しており、また、従来のミリ波レーダと違い発振管を使っていないため耐久性と保守性に優れている。この開発経験を元に、空港などの局所的な3次元空間の霧観測装置に応用を目指し、小型化高精度化に向けた開発を行う。 |
| 304 | 次世代高速通信用超高性能弾性表面波デバイスを実現する基盤技術の開発 | 橋本 研也 | 千葉大学 | 平 隆 臣 | 千葉大学 | Cu電極/LiNbO3基板構造は弾性表面波素子の性能を格段に向上するものと期待されている。本研究では、これを元にして、温度特性改善や損失低減を可能とする新素子構造を実現することを目的とする。まず、理論解析により最適素子構造を決定すると共に、構造を実現する作成プロセスを実現する。そして、超高性能弾性表面波素子の実現により、その有効性を実証し、実用化に資する工学基盤の構築を目指す。 |
| 305 | エイズ治療薬等材料創成の大幅な低コスト化の実現を目指した複素環芳香族化合物のテーラメード合成法の開発 | 吉田 和弘 | 千葉大学 | 平 隆 臣 | 千葉大学 | 限られた地球上の資源をより有効に活用し、人類の福祉に貢献する多くの有用物質を供給するためには、芳香族化合物の洗練された合成手法の開発が必要である。特に、複素環芳香族化合物は、先端材料物質や工業薬品、医薬品等における重要物質として幅広く用いられており、これらの真に有用な合成法の開発が強く望まれている。本研究計画の目的は、オレフィンメタセシス反応を利用する全く新しいタイプの複素環芳香族化合物合成法を開発することである。 |
| 306 | 大気環境計測用小型サンプラーの開発 | 大坪 泰文 | 千葉大学 | 枝村 一弥 | 東京都 | 大気中には様々な汚染物質が存在し、環境対策のために行政により屋外での計測が行われているが、一般家庭内でも日常的に排出されている汚染物質があり、室内および個人暴露の状況を計測する必要がある。本研究は、個人レベルで使用可能な簡易型の大気環境汚染物質捕集用小型サンプラーの開発を目的としており、特に酸性ガスとオゾンの同時測定が可能な捕集用サンプラーを102年で実用化することを目指すものである。 |
| 307 | 非接触実時間液体流量計測を対象としたAE信号処理法に関する研究 | 中田 毅 | 東京電機大学 | 枝村 一弥 | 東京都 | 水や作動油などの液体を取り扱うプロセスや流体システムの製作・操業時はもとより,近年ますます重要視されているシステムの信頼・安全性評価のためには,簡易で安価な非接触実時間流量計測法の開発が緊急課題となっている.本課題では,パイプラインの外壁にAE(アコースティック・エミッション)センサを設置して,パイプライン中を流れる流体が発生するAE信号を検出し,非接触でパイプラインの液体流量を実時間計測する信号処理手法を開発する. |
| 308 | 再構築歯胚に用いる代替細胞の探索 | 友岡 康弘 | 東京理科大学 | 加藤 篤行 | 東京理科大学 | マウス胎児歯胚は上皮組織と間葉系組織からなっており、両組織(細胞)から人工的に歯胚を再構築し、歯の製造を可能にした。しかし、ヒトを想定した場合、胎児の歯胚は必ずしも入手は容易ではない。そこで成体の口腔内細胞を用いて歯胚を構築する技術を開発中で、口腔内細胞を用い歯胚上皮組織に代替しうる実験結果を得ている。しかし歯を再構築できる頻度は40%以下である。そこで本支援を受け、1)その効率を上げる技術の開発。2)口腔内の他の部位から高頻度で代替する細胞を探索する。 |
| 309 | 産業廃棄物を原料とする環境低負荷排熱発電素子の開発 | 飯田 努 | 東京理科大学 | 角田 勝則 | 東京理科大学 | 産業廃棄物シリコンを独自プロセスにより純化し,熱電変換材料マグネシウム・シリサイド(Mg2Si)の原料として用いる排熱発電素子製造プロセスを開発する。Mg2Siは,資源埋蔵量が豊富で資源枯渇の危惧が無く、生体への毒性や廃棄時の環境負荷が小さい環境低負荷半導体材料である。温室効果ガス削減には,排熱の電気エネルギーへの再資源化が不可欠であり,そのための排熱発電素子を量産性重視のプロセスにより試作する。 |
| 310 | シリコン基板一体の貴金属多孔質層の形成とその応用 | 早瀬 仁則 | 東京理科大学 | 原谷 裕三 | 東京理科大学 | 多孔質シリコンをPt多孔質へ改質出来ることを見出し,この多孔質層を触媒層とする新しい薄型燃料電池を提案・試作してきた.シリコン基板と触媒層が一体であるため,従来型に必要な触媒層保持構造は必要ない.本研究では AuやPdの多孔質層を形成し,その上に微量のPtやRuを析出させることにより,希少貴金属使用量を抑えた基板一体型の触媒層を形成し,この触媒性能の向上を目指す. |
| 311 | 木質バイオマスを原料とするバイオディーゼル燃料製造用固体塩基触媒の開発 | 古川 茂樹 | 日本大学 | 中小路 尚匡 | 千葉県産業振興センター | 地球温暖化対策としてバイオマス資源のエネルギー利用拡大が急務であり、植物油(主に廃食油)をバイオディーゼル燃料(以下BDFと称する)に変換する技術が注目されている。BDF合成には固体塩基触媒が最適と考えられ、木質バイオマスを原料とした高活性固体塩基触媒を開発することを目的とし、最適調製条件の探索を検討する。本触媒は使用済み後もそのまま燃料化できる上、燃焼させても二酸化炭素を増加させない優れた特徴を有する。 |
| 312 | ヒューマンエラー検知システム | 綱島 均 | 日本大学 | 志村 夏美 | 日本大学 | 列車運転士の異常運転による事故を防止するためには,運転士の運転行動を常時モニタリングし,必要な場合には適切な支援を行うことが必要である.本研究では,当研究室で保有しているヒューマンファクタ評価用列車運転シミュレータ(特許出願,公開済み)を用いて,実際の運転士の運転行動の把握を行い,運転行動に含まれる潜在的なリスク(危険の“芽”)を検出し,必要に応じて警報を発出するなどの運転支援方法を検討する. |
| No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
| 氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
| 313 | Complex Regional Pain Syndrome 早期診断における拡散強調MR画像の有用性 | 中村 俊康 | 慶應義塾大学 | 二見 精彦 | 慶應義塾大学 | 局所の激しい疼痛、局所の血流異常、発汗、発毛異常、局所の浮腫を特徴とする難治性の疼痛疾患であるComplex Regional Pain Syndrome (複合性局所疼痛症候群 CRPS:反射性交感神経性ディストロフィーRSDともいう)では局所の浮腫が高率に発生する。そこで本研究ではCRPS動物モデルを用い、早期の水の拡散情報に鋭敏な拡散強調MR像でのCRPS超早期診断技術の確立を目指す。 |
| 314 | UMGT用1円玉サイズ高負荷超小型プロパン燃焼器の試作研究 | 湯浅 三郎 | 首都大学東京 | 栗田 良夫 | 首都大学東京 | 本研究では、モバイル機器の電源や超小型推進機関となりうるウルトラマイクロガスタービン(UMGT)の中心的要素の一つである、プロパンを燃料とする1円玉大の高負荷超小型燃焼器に関わる先導的な技術開発と試作を行う。具体的には、プロパンを狭い空間で高負荷燃焼させる際の問題点の抽出と燃焼条件の特定、Flat-Flame燃焼方式における触媒燃焼の有効性の実証と熱損失の評価、超小型の圧縮機やタービン等とマッチング可能な内径20o・高さ2oサイズの高負荷極超小型プロパン燃焼器の試作、を行う。ここで取得される燃焼器技術は、世界最小・最軽量・高燃焼負荷・低NOxな燃焼器開発に不可欠なものであり、次世代の各種超小型パワープラント開発のシーズとなる要素技術である。 |
| 315 | 液中における物体の超音波による姿勢制御試験 | 舘野 寿丈 | 首都大学東京 | 川原 正言 | 首都大学東京 | 水中に浮遊する微小な固体状の物体に超音波をあて,その物体の位置と姿勢を制御しようとする技術の開発を行う.物体の大きさが波長よりも十分小さい場合,物体は伝播する振動波の節の部分に集まることが知られているが,その技術では,物体の位置のみを拘束する.これに対し,本課題では振動波の特性を利用することで姿勢をも制御する技術の開発を行う.この技術が実現できれば,多くの検査装置への応用が期待できる. |
| 316 | ナノチューブの配向制御と電極化を目的とした光硬化樹脂の伸張流生成装置 | 水沼 博 | 首都大学東京 | 川原 正言 | 首都大学東京 | ナノチューブのような棒状粒子を粘性液体に分散させて伸張させるとその粒子は伸張の方向に配向する。応募課題はこの原理を応用するものであり、1.ナノチューブを分散させた極微量の光硬化樹脂液を平板間に挟んで伸張させたり糸引き状に吐出させたりしてナノチューブを配向させ、2.紫外光で樹脂を硬化させ、3.伸張した樹脂端面に垂直に配向したナノチューブを露出させる、新規技術の開発とその基礎研究である。カーボンナノチューブの応用として期待される薄型ディスプレイなどの電子源を、通常の室内環境で容易に製造することを目的としている。 |
| 317 | インクジェットチップによる極微小試料送達と蛍光測定による超高速診断計測システムの開発 | 内山 一美 | 首都大学東京 | 川原 正言 | 首都大学東京 | プリンタに、用いられているインクジェットマイクロチップにより試料・試薬をピコリットル〜ナノリットル単位で吐出し、微少液滴とする。この微少液滴を形成する表面を物理・化学的に機能化し、抗原抗体反応を実施し、高感度蛍光測定により分析する。従来の1/1000の試薬・試料量と1/10の測定時間で迅速・精密に診断可能な超高速計測システムを提案するものである。 |
| 318 | 地物データGISを活用した精緻な都市洪水流出予測モデルの開発 | 河村 明 | 首都大学東京 | 川原 正言 | 首都大学東京 | 都市型洪水被害の低減を目的として、人工的に形成された非常に複雑な都市型洪水流出に対し、まず、従来の土地利用情報のみならず、一つ一つのビルや家屋の地物データに、1/2500 地形図から得られる個々の土地利用要素の情報を抽出し、さらにマンホール、雨水・下水道網、河道網の情報を付加して洪水流出のための高度な地物データGIS を構築する。そして、正確な流出要素毎に水理・水文モデルを適用し、降雨の流出経路を物理的に忠実に表現可能な精緻な都市型洪水流出予測モデルを開発する。 |
| 319 | レーザーダイレス引抜きによる金属マイクロチューブの高速製造技術の開発 | 古島 剛 | 首都大学東京 | 川原 正言 | 首都大学東京 | 本研究は,金属マイクロチューブを,金型を用いないダイレス引抜きによって高速製造する技術を開発するものである.ダイレス引抜きは,チューブの局所加熱と引張変形の負荷のみで縮管を行う成形法である.そのため,ダイレス引抜きの高速化を実現するためにはチューブの急速・局所加熱が必須である.それらを実現するため,加熱源としてレーザーを用いた金属マイクロチューブの高速成形技術を開発し,さらにマイクロ化による寸法効果がもたらす伝熱挙動の高速応答を応用する. |
| 320 | 環境ストレスに強いイネの開発 | 小柴 共一 | 首都大学東京 | 尾形 佑美子 | 首都大学東京 | 地球温暖化、あるいは、食糧問題への対策として悪環境に耐性を有する植物の開発が強く求められている。我々は、塩、乾燥ストレス時にイネの根で発現する遺伝子(RSOsPR10)を恒常的に発現させることにより、乾燥や塩などに強いイネを作出した。本課題においては、この過剰発現イネの塩や乾燥への耐性獲得機構について詳細な検討を加えるとともに、本組換え体の成長、稔実率、種子の栄養価など総合的な生育評価を進める。 |
| 321 | 5.8GHzマイクロ波および光触媒を用いた塩素系汚染物質の分解 | 堀越 智 | 上智大学 | 坂本 和夫 | 科学技術振興機構 | 本研究では、光触媒へ紫外線と周波数5.8GHzのマイクロ波を同時に照射できる装置を試作し、この装置を用いて塩素系化合物(塩素系農薬やダイオキシン類など)の迅速分解を行うことを目的とする。また、その分解メカニズムを解明することで本装置が二次汚染のないクリーンで効率の高い処理法であることを示す。本装置の周波数特性やエネルギー効率から、本装置の環境浄化装置としての実用性を明確にする。 |
| 322 | 夾雑イオンに影響されない含フッ素亜鉛イオン蛍光プローブ試薬の研究開発 | 田中 潔 | 成蹊大学 | 枝村 一弥 | 東京都 | 亜鉛イオン(Zn2+)はDNAの転写調節などに対して重要な役割を演じている。これまでに開発されているZn2+の蛍光プローブ試薬は、Ca2+等の夾雑イオンの影響を受けやすい。そこで本研究では、夾雑イオンに影響されないZn2+蛍光プローブ試薬を開発することを目的とした。具体的には、Zn2+の捕捉部位にフッ素原子を導入した含フッ素蛍光プローブを合成し、夾雑イオン下でのZn2+の特異的捕捉性を検討する。 |
| 323 | 高圧力処理による香水の熟成期間短縮技術の研究開発 | 清水 昭夫 | 創価大学 | 中江 博之 | タマティーエルオー | 一般に香水は、数十種類から数百種類の香料成分を調合してつくられるが、調合後すぐに出荷されるのではなく、半年から1年以上冷暗所で静置して自然熟成させる必要がある。そこで、高圧力処理により熟成を促進し、わずか1日程度で熟成させる技術を開発する。また、そのメカニズムの解明を試みる。この技術により新製品開発時間や香水製造時間の大幅な短縮、熟成時に必要なエネルギーや保管場所を削減することが期待される。 |
| 324 | プラズマガス化システムによる廃携帯電話の効果的処理 | 稲葉 次紀 | 中央大学 | 佐藤 矩正 | 中央大学 | 本システムは、プラズマを用いて、安全かつ効率的にプラスチックを主体とする廃携帯電話などの都市廃棄物を、有用なガス燃料として再利用可能なエネルギー源に変換するシステムである。これまで、プラスチック類は焼却処理されており、発生熱量は発電や給湯などで再利用されてきたが、排ガス処理等の問題が有る。本システムを用いることで、プラスチック廃棄物類から、H2、CO、CO2、CxHyなど有用なガス燃料の回収が期待できる。 |
| 325 | 血液検査による睡眠時呼吸障害のスクリーニングシステムの開発 | 川杉 和夫 | 帝京大学 | 船渡川 伊久子 | 帝京大学 | 睡眠時呼吸障害(睡眠時無呼吸症候群を含む)患者を血液検査で簡便にスクリーニング(早期発見)するための、新たな診断技術を開発することが本研究の目的である。睡眠時呼吸障害患者および非患者を対象とした臨床研究を通じて、睡眠時呼吸障害との関連が推測されるマーカー候補について有効性を検討するため採血・検査を実施する。各マーカー候補に関する解析(疾患の有無や重症度との相関性解析等)を実施し、有効なマーカーの選定を行うことを目標とする。 |
| 326 | 強靭耐摩耗用DLC膜作製法の改良 | 田中 勝己 | 電気通信大学 | 高橋 めぐみ | キャンパスクリエイト | 低価格の設備投資により、炭化水素の熱分解を利用して機械的強度に優れた強靭な耐摩耗用DLC膜を、膜厚制御して材料表面上に作製する(技術内容)。現段階で我々が持つ特許技術の改良により炭化水素の分解温度を更に下げ、金属製接触部品表面にDLC膜を堆積加工し(目的、実施内容)、耐磨耗強度に優れ、画期的に使用時間の延びた工業製品を開発する技術を啓発する(目標)。 |
| 327 | 機能と形状の関係性に基づく物体認識手法の開発と応用 | 長井 隆行 | 電気通信大学 | 須藤 慎 | キャンパスクリエイト | 物体を認識する際に重要なのは、物体の見た目だけでなく、その機能や使い方である。本課題ではこれら3つの要素(見た目、機能、使い方)の関係性を確率モデルでモデル化した物体の学習・認識手法を確立し、これを計算機やロボットに実装することを目的とする。これは、物体を単にパターン認識するものではなく、「理解」する枠組みであると考えており、ロボットの物体理解や理解に基づく物体(道具)の使用が可能となる。 |
| 328 | エネルギー回生ダンパ装置の研究開発 | 中野 和司 | 電気通信大学 | 須藤 慎 | キャンパスクリエイト | 経済産業省と国土交通省は、乗用車には04年度比で15年には燃費を23.5%改善することを義務付けると公表した。提案の新技術は、燃費を改善する効果がある。自動車1台に4本使用されている油圧ダンパ(ショック・アブソーバとも呼ばれている)は、自動車の振動を抑えるために、運動エネルギーを熱に変えてエネルギーを消費している。そこで、油圧ダンパを廃止し、発電機を利用して電気エネルギーとして回生するとともに、スカイフック理論等に基づいた理想的な減衰特性を実現できる、エネルギー回生電磁ダンパ装置を開発する。 |
| 329 | 耐ビット反転とプログラム進化を可能にする宇宙機用CPUの開発と応用 | 高玉 圭樹 | 電気通信大学 | 須藤 慎 | キャンパスクリエイト | 本研究では,人工衛星をはじめとする宇宙機上のコンピュータシステムにおいて根源的な問題であるSEU(Single Event Upset)に着目し,(i)宇宙線によってメモリのビット反転が起こってもハングアップしないCPU,ならびに,(ii)そのビット反転をプログラムの突然変異ととらえ,より良いプログラムへの進化を可能にするメカニズムを考案する.特に,開発するCPUはシールド不要,多重化不要,現在のハイスペックCPUを利用可能であり,「安く」「小さく」「速い」宇宙機用CPUの実現が期待できる. |
| 330 | 超磁歪素子を用いた完全埋め込み型骨導補聴器の開発 | 小池 卓二 | 電気通信大学 | 田川 毅 | キャンパスクリエイト | 従来の骨導補聴器の問題点を解決し、簡単な埋め込み手技で、良好な音質と快適な補聴環境を提供する、完全埋め込み型の骨導補聴器を開発することを目的とする。体外ユニットで集音プロセッシング後、コイルにて磁場を作り、乳突部皮下の側頭骨に埋め込んだ超磁歪素子を振動させ、骨伝導にて聴覚を獲得する新補聴システム構築を目指し、難聴者に良質の会話や音楽を提供することで生活の質(QOL)を向上させると共に、社会参加型の自立支援を援助する。 |
| 331 | 携帯端末用高性能省電力並列プロセッサシステムの実用化評価 | 曽和 将容 | 電気通信大学 | 李 瑩玉 | キャンパスクリエイト | モバイル端末に「パソコン以上の性能と通信環境」を実現するキー技術として,「並列FIFOコンピューティング」という新しい計算モデルによるコンピュータシステムに関する研究である.省電力でハードウエア量が小,プログラム長半分でパソコンの2倍程度の性能を持った高性能なプロセッサとその基盤ソフトを設計し,出願,または取得した9件の特許をもとに実用化を目指した検証実験を実施する. |
| 332 | 蛍光性π拡張複素環化合物の開発と材料化 | 平野 誉 | 電気通信大学 | 鈴木 基子 | キャンパスクリエイト | 我々は簡便な縮合反応を用いて、ピラジノイミダゾール(PI)の縮環したヘキサアザアントラセン(HAA)化合物が合成できることを見出した。これらは溶液中で優れた蛍光性を示す化合物である。本研究では、PI-HAA基本構造に、薄膜状態での蛍光性、導電性、安定性が発現できるよう化学修飾を施した新規誘導体の合成を行い、これらの化合物を用いて有機EL素子(OLED)に応用可能な蛍光・導電性薄膜材料の開発を目指す。 |
| 333 | 歯周病治療のための新規の殺菌用光線器具の開発に関する研究 | 渡辺 久 | 東京医科歯科大学 | 小沢 三千晴 | 東京医科歯科大学 | 本研究では,光エネルギーを応用した新たな口腔内除菌器具として、歯周ポケット内の歯周病細菌の殺菌用の治療器具および青色光線がヘッドから照射される光歯ブラシの開発を目指している。青色光線は、従来の青色のアルゴンレーザーおよびハロゲンライトを低出力で用い、青色光線の照射時間と殺菌効果および発熱量との関係について比較検討する。さらに、臨床的に応用が可能な低出力にて十分な殺菌効果を得るための光増感剤として新しい候補色素の検索と色素併用時の殺菌効果の増強の程度について検討を行う。 |
| 334 | 船外機における冷却水系統の洗浄システムの開発 | 酒井 久治 | 東京海洋大学 | 伊東 裕子 | 東京海洋大学 | 本研究は,船外機の冷却水通路の洗浄の目的とする。基本となる技術は,冷却水にホタテ貝殻の粉末,圧縮空気を混入させ,冷却水通路壁面に付着した汚れを除去するものである。この技術を利用して,船外機の冷却水系統を洗浄する。研究内容は,基礎実験と実機実験に分けられ,前者は汚れたアクリル管を供試して洗浄効果を定量的に把握する。後者は得られた最適条件を適用し船外機を洗浄するものである。これにより,船外機の冷却水系統を洗浄できることを目標とする |
| 335 | キヒトデ抽出物の抗真菌剤としての利用 | 石崎 松一郎 | 東京海洋大学 | 松山 祐子 | 東京海洋大学 | 本研究は、日本全国の沿岸部において採取されるキヒトデの有効利用方法を構築することが狙いである。キヒトデの抽出物に存在するさまざまな生理活性物質の中で特にヒトデサポニンの抗カビ作用の強さに着目し、天然成分由来の安全・安心な抗カビ剤の開発を目的としたキヒトデサポニンの高収率な回収方法を提案し、従来法とは異なるn-ブタノールを介さない新規抽出方法の開発と同時に有効成分であるヒトデサポニンの収率改善を目指す。 |
| 336 | 衛星情報を用いた沿岸域での漁場予測システムの開発と応用 | 山崎 秀勝 | 東京海洋大学 | 馬場 文雄 | 東京海洋大学 | 漁業における漁場予測は過去の漁獲データに基づく経験知と現地での魚群探知機に頼っているのが現状である。当該開発試験は、地球観測衛星データと二層モデルを用いて現場の水温構造を推定する方法と三次元水理モデルによるコンピュータシミュレーションを併用し、沿岸域の海洋構造を予測する方法を開発する。さらに当該開発システムに過去の漁獲データを導入し、多獲性浮魚類(アジ・サバなど)の好漁場位置の推定方法を立案する。 |
| 337 | 牽引車輌の重心検知・横転限界速度予測装置の実用機の開発と適用 | 渡邉 豊 | 東京海洋大学 | 林 進一郎 | 東京海洋大学 | 牽引車輌(トレーラトラック)のコンテナ貨物は内部の積載状態が積載前に確認出来ず、移送されている。トラクタに加速度センサーを取り付け、初期走行におけるピッチングとローリングの周波数データの演算からトレーラトラックの三次元空間の重心を検知し、さらにカーブ走行における横転の危険のある限界速度を曲率半径毎に予測する装置を開発した。最低限のデバイス要素と表示(警報)システムを得る試作機を作製し、検証して、コストを踏まえた最適な実用装置を提案する。 |
| 338 | Webサーバ連携方式による大規模コンテンツ共有機構の構築と応用 | 田胡 和哉 | 東京工科大学 | 佐藤 亮 | 東京工科大学 | 複数Webサーバを連携し、双方向性のあるWebサービスを広域の利用者に安価に提供するためのシステム基盤の開発を行う。これは、広域データ共有機構とWebサービスミドルウェアから構成され、利用者はWebブラウザだけを用いて双方向性eLearning等のサービスを受けることが可能になる。海外を含む複数教育機関に対してサービス提供して実証試験を行うとともに、サービスビジネス実施の可能性について検証する。 |
| 339 | DNAの分岐構造を利用した一塩基多型(SNPs)の蛍光検出法の開発 | 加藤 輝 | 東京工科大学 | 山岸 勉 | 東京工科大学 | 遺伝子の一塩基多型(SNPs)を調べることにより,各個人の疾患の罹りやすさや医薬品の副作用の有無を予測できることから,その検出法は今後の「個の医療」の普及に必要不可欠と考えられている。一方,代表研究者らは,これまでにステロイド化合物の一種であるコール酸が3本のステムからなるDNAの分岐構造に結合することを見出している。本課題は,この現象を利用したSNPsの簡便な蛍光検出法の開発を目的とする。 |
| 340 | バイオミメティックニオイセンサの開発と応用 | 三田地 成幸 | 東京工科大学 | 山岸 勉 | 東京工科大学 | 研究代表者らはβカロチンがガス分子と相互作用すると、電気伝導度が著しく増加することを応用し、人間の嗅覚器を模倣した(バイオミメティックな)、粘膜状のニオイセンサを新規に開発している。この課題では、作製した新規バイオミメティックニオイセンサ(BMOS)の検出濃度限界を各種の匂い成分(食用油の過熱によるミストも含む)に対し明らかにする。さらに、寿命試験も行い、家庭において火災に至る前のいわゆる焦げ臭い匂い段階でアラームを出す早期異常発見システムの実現を目指す。 |
| 341 | Web学習用コンテンツを自動作成する講義収録システムの開発と評価 | 市村 哲 | 東京工科大学 | 辻 文代 | 東京工科大学 | 従来、教室で行われた講義を収録してWeb学習用コンテンツを作成するためには、講師や板書の映像を撮影するカメラマンや映像編集スタッフが必要であった。本提案システムは、講義の模様を1台のハイビジョンカメラにより無人撮影し、撮影映像から講師の部分を自動的に切り出してサイズの小さなストリーミング動画を作成すると共に、黒板領域を静止画アニメーションとして出力し、時々刻々と変化する板書内容と講師映像とを同期させたWBTコンテンツを自動作成するものである。講師や学習者が容易に使えるシステムを構築し、その効果を視線軌跡等から測定・分析する。 |
| 342 | 雑音・音楽融合型再生システムの開発 | 井上 亮文 | 東京工科大学 | 辻 文代 | 東京工科大学 | 携帯型音楽プレイヤの普及により、屋外での音楽聴取が増えた。しかし、音量の上げすぎによる聴覚への影響や、雑音の過度の遮断が原因の交通事故が多発している。そこで本課題では、人間の認知特性を利用して、音楽の再生速度を変更するだけで雑音の影響を感覚的に低減する手法の開発及び実用化を目指す。 |
| 343 | スマート構造技術に基づく大容量磁気ディスク装置の実用化研究 | 梶原 逸朗 | 東京工業大学 | 鹿田 洋 | 横浜企業経営支援財団 | 磁気ディスク装置の大容量化には,広い周波数帯域にわたる磁気ヘッドの振動低減が不可欠である.本研究は,記録密度の大幅な向上(大容量化)を可能とするため,磁気ヘッドにアクチュエータ機能を内蔵させ,磁気ヘッドの振動を抑制し,その位置決め精度を向上させることを目的とする.具体的には,広帯域振動抑制手法とMEMS構築を見据えた磁気ヘッド機構を開発し,次世代の大容量化につながる振制性能を達成させる.本システムは,センサー/アクチェエータ/コントローラを内蔵し,状態変化などのモニタリングや振動抑制に優れた性能を有する. |
| 344 | 破骨細胞応答型薬物放出材料の開発 | 吉岡 朋彦 | 東京工業大学 | 金古 次雄 | 東京工業大学 | 本申請では、骨の主成分に近いリン酸カルシウムを用いて、破骨細胞が関わる難治性骨疾患(転移性骨腫瘍・ガン)の治療に有効な薬物送達(DDS)担体の開発を目標とする。そのため、骨の代謝・免疫系のバランスを維持する薬剤を選定して上記材料に複合化する。 |
| 345 | CADデータ修復技術の開発 | 萩原 一郎 | 東京工業大学 | 松本 和也 | 東京工業大学 | CADデータ欠損の修復問題はデジタル設計の最重要課題である。これまでもIGESやSTEPなどがCADデータの標準フォーマットとして提案されているが、必ずしも未だ十分な機能をしていない。そのためウエーブレット変換を前処理にして従来の画像修復技術を格段に向上させて特許化した画像修復システムにCADに必要な隣接間の連続性を付与する技術を開発し組み込むことにより、CAD修復システムへの拡張を図る。 |
| 346 | 大気圧非平衡プラズマを用いた無触媒水素化プロセスの開発 | 関口 秀俊 | 東京工業大学 | 林 ゆう子 | 東京工業大学 | 本課題では、水素ラジカルを含有する大気圧非平衡プラズマジェットを様々な有機化合物に照射する無触媒水素化プロセスの実用化に資する知見の取得を目的とし、適用できる有機化合物の拡大と収率や選択率を向上させるための方策の検討を行う。この手法は、合成の経路の簡略化と触媒を使わないという革新的な化学プロセスの創出に結びつき、まさに次世代化学プロセスとして求められているシンプルグリーンケミストリーの概念にマッチする。 |
| 347 | 有機金属分解法を用いた磁気イメージング用高性能磁気転写膜の開発 | 石橋 隆幸 | 長岡技術科学大学 | 福島 忠男 | 長岡技術科学大学 | 磁気転写を用いた磁気イメージング技術は、空間分解能、計測速度、磁気感度、定量性など高い性能を安価に実現できる技術として注目されている。その技術を実用化し、一般に広く普及させるためには高性能な磁気転写膜が必要である。本課題では成膜方法として、組成制御が容易で均一な成膜が可能な有機金属分解法を用いて、偏光顕微鏡観察下において高い空間分解能を有する高性能な磁気転写用ガーネット膜の開発を行う。 |
| 348 | 鳥類赤血球に発現する薬物代謝酵素を指標にした環境汚染評価法の開発 | 渡辺 元 | 東京農工大学 | 高田 誠 | 東京農工大学 | ウズラを用い、肝臓に誘導される薬物代謝酵素mRNAを解析する。鳥類は哺乳動物と異なり有核赤血球であるため、同様の酵素が赤血球でも発現していることが予想される。そこで、赤血球で発現している薬物代謝酵素のmRNAを解析し、投与された薬物と赤血球で発現する薬物代謝酵素mRNAの関連を明らかにする。その結果から、野鳥から採血して得た赤血球に発現する薬物代謝酵素を指標にして、野鳥が環境中から取り込んだ環境汚染物質の生物学的評価法を開発する。 |
| 349 | 地殻変動監視のためのレーザ距離変位測定装置の開発 | 黒川 隆志 | 東京農工大学 | 田中 公 | 東京農工大学 | 精密な距離変位の測定は、トンネルや橋梁の変状測定や地殻変動の監視など防災への応用上重要である。特に高精度で低コストの装置が実現すれば、活断層上の多地点間の距離変位を常時監視することが可能となり、地震対策上極めて有効である。 本課題では、多点間の距離変位を精密、かつ簡便にレーザ計測する装置を開発する。実際にフィールドで試験できるよう測定時間の短縮に取り組み、小型、軽量な装置を試作する。 |
| 350 | 静電噴霧-熱フィラメント法を用いたダイヤモンド単結晶高速育成技術 | 松嶋 雄太 | 東京農工大学 | 田中 公 | 東京農工大学 | ダイヤモンドは電気的絶縁性に優れ、高い熱伝導率、高硬度など、他の材料にないさまざまな有用な性質を有している。ダイヤモンド単結晶の高速成長技術の開発は、ダイヤモンドを工業材料として活用する道を広げるものである。本申請課題では、代表研究者がこれまで独自に開発してきた静電噴霧-熱フィラメント装置に改良を加え、毎時百ミクロンのダイヤモンド単結晶の高速成長を実現する。 |
| 351 | 高分子エレクトロニクスデバイスへ向けた薄膜パターンの無溶媒形成技術 | 臼井 博明 | 東京農工大学 | 田中 公 | 東京農工大学 | 高分子デバイスの開発には高分子薄膜の微細パターンを形成する必要があるが、フォトリソグラフの手法を適用することは困難である。そこでモノマーの物理蒸着と光照射による重合を組み合わせ、高分子薄膜パターンを無溶媒で形成する、新規真空ドライプロセスを開発する。すなわち機能性モノマーを光重合開始剤と組み合わせて蒸着し、光照射部分のみに選択的に高分子薄膜を成長させ、真空中ワンバッチで製膜及びパターン化を行う。 |
| 352 | 環境センシングへ向けた超高分解能・高確度な分光光度計/周波数計の開発 | 塩田 達俊 | 東京農工大学 | 島村 太郎 | 東京農工大学 | 大気汚染やCO2による温暖化、オゾンホール拡大などの環境変化が問題となる中で、スペクトル計測とレーザー光の周波数を同時に観測できる計測器の開発が望まれている。本課題ではこの要求に役立つ高分解能な分光光度計と絶対周波数確度が高い周波数計測器の2つの機能を併せ持つ光測定器を開発する。従来のスペクトル解析器や波長計に比べて1〜3桁以上の高精度で可搬性を持つ計測器を実現する。 |
| 353 | 土砂災害早期避難勧告発令用斜面モニタリングシステム開発 | 白木 克繁 | 東京農工大学 | 八木 茂 | 東京農工大学 | 豪雨時の土砂災害発生危険度の判定は、現在では主に降水情報に依存しており、地質や地形の相違を危険度予測に組み入れることが難しい。本課題では土壌水分情報や地下水位変動の観測値と、浸透数値シミュレーションによる予測値をカップリングさせてより確度の高い災害予測ができるシステムの構築を目指している。このためには地下水位などの地点情報がどの程度空間的代表性があるかを明らかにする必要がある。さらに、斜面における多点での土壌水分・地下水位変化の観測結果と、シミュレーション結果とどのように対応するかを明らかにし、新たな土砂災害発生危険度判定システムの構築を目指す。 |
| 354 | ポリメトキシフラボノイドを活用した歯周病予防ケア製品の開発 | 宮浦 千里 | 東京農工大学 | 平田 美智子 | 東京農工大学 | 歯周病は細菌感染が原因の生活習慣病であり、患者数は2000万人を超えている。新規の歯周病評価システムを用いて、カンキツ由来のポリメトキシフラボノイドが歯周病の予防効果を示すことを見出した。そこで、ポリメトキシフラボノイドの高機能化と製品の形状を視野に入れた解析を実施し、歯周病予防ケア製品(歯磨き剤、デンタルリンスなど)としての実用化を目指した開発研究を行なう。 |
| 355 | 加水分解ケラチン含有高湿潤フェイスマスクの創製 | 野村 義宏 | 東京農工大学 | 平田 美智子 | 東京農工大学 | 羽毛の主要タンパク質であるケラチンは、フェザーミールとして利用されてきたが、環境問題ならびに設備コストの問題から焼却処分されている。その利用用途の開発として、より付加価値の高い化粧品用基材としての可能性に関し研究を進める。すなわち、加水分解ケラチンを基材とした湿潤性のゲルを作製し、美顔目的のフェイスマスクを試作する。 |
| 356 | ペプチドリガンドの新規探索法in silico panning法の開発 | 池袋 一典 | 東京農工大学 | 平田 美智子 | 東京農工大学 | 酵素・レセプターのペプチドリガンドはそのアミノ酸配列の多様性が膨大で、実験で探索するのは難しい。そこでdocking simulationにより、任意のペプチドの標的酵素に対する結合能を計算し、遺伝的アルゴリズムにより、そのアミノ酸配列を組換えて、コンピュータ内で標的酵素に対するリガンドを進化させ、スクリーニングする、in silico panning 法を開発した。本申請でその改良と応用を試みる。 |
| 357 | アフィニティートラップリアクターの新展開 | 清水 幸輔 | 東京農工大学 | 保坂 真一 | 東京農工大学 | 申請者らが開発したアフィニティートラップリアクター(ATR; 酵素と基質を捕捉するリガンドを固定化したバイオリアクター)は、多くの夾雑物を含む試料から基質を選択的に捕らえて効率的に反応を進め、さらには反応生成物の精製をも可能とする世界初の技術である。本研究では、この技術をさらに発展させ、産業利用するための基盤を構築する。 |
| 358 | 耐薬品性に優れた鋳型高分子ゲルを利用する遷移金属捕集材料の開発 | 前山 勝也 | 東京農工大学 | 高田 誠 | 東京農工大学 | 耐薬品性、成型加工性に優れた芳香族ポリケトンの機能材料への利用展開を図ることを目的とし、耐薬品性に優れた遷移金属塩の効率的・選択的捕集剤の開発を行う。具体的には、捕集したい遷移金属塩を配位させた状態で重合・架橋反応を行い芳香族ポリケトンゲルを得た後、脱金属化により、鋳型ポリマーを得る。得られた空孔を利用して当該金属を選択的に捕集できるよう、適切な分子設計・反応設計を行う。 |
| 359 | 大口径シリコンウェーハの形状測定技術の確立 | 夏 恒 | 東京農工大学 | 江口 元 | 東京農工大学 | 本研究課題は、大口径シリコンウェーハの形状測定技術を確立することを目的とする。大口径ウェーハは測定時の支持によって変形するので、形状測定の再現性が低く、満足できる測定技術が未だに確立されていない。そこで、大口径シリコンウェーハの測定において避けては通れない非測定物の変形問題と、低い測定再現性の原因を明らかにし、ウェーハの変形量をFEM解析で求め、補正によりサブミクロン精度の形状測定を実現する。 |
| 360 | 渡り鳥尾腺ワックス中のマーカー分析による渡り経路の特定手法の開発 | 高田 秀重 | 東京農工大学 | 八木 茂 | 東京農工大学 | 本研究では渡り鳥の尾腺から体外に分泌されるワックス(羽にぬり撥水機能を維持する物質)中のマーカー化学物質を分析することから渡り鳥の渡り経路を簡便・迅速に特定する手法の開発を目指す。人為起源物質の中には特定の地域でのみ使用されている物質(マーカー化学物質)が多数存在する。尾腺ワックス中のマーカー化学物質の測定からその鳥のマーカー化学物質への曝露地域、渡り経路の特定ができる可能性がある。本研究ではその手法の確立を目的とする。 |
| 361 | パイプライン輸送における脈動性を用いた摩擦抵抗低減技術の開発 | 岩本 薫 | 東京農工大学 | 保坂 真一 | 東京農工大学 | 21世紀における持続可能な社会の構築のためには、有限であるエネルギーをより一層有効利用することが肝要である.本研究では,石油や天然ガスのパイプライン輸送において,エネルギー消費量のほとんどを占めている乱流摩擦抵抗によるエネルギー損失を抑制し,省エネルギーに寄与する基礎技術を開発することを目的とする. |
| 362 | 多成分縮合反応による強力な抗乳がん剤、抗骨粗鬆治療薬の創製 | 椎名 勇 | 東京理科大学 | 加藤 篤行 | 東京理科大学 | 天然ステロイド系ホルモンに類似したトリアリールブテン類はエストロゲン拮抗剤として働き、乳がんや骨粗鬆症の治療薬として広く利用されている。我々は新規3成分カップリング反応を開発してこれらの短工程供給を可能とする優れた手段を明らかとし、次世代の骨粗鬆症治療薬として有望視されているラソフォキシフェンの全合成法を明らかとしている。本研究では上述の既知化合物、あるいはこれらから派生したより高活性なタモキシフェン類縁体合成のプロセス化を図り、大規模かつ生産性の高い物質供給法の確立、ならびに新薬開発のシーズ発掘を試みる。 |
| 363 | ナノ粒子を利用した細胞イメージング・癌治療技術の開発 | 大塚 英典 | 東京理科大学 | 山内 進 | 東京理科大学 | 近年、タンパク質分子レベルの高感度検出法に裏打ちされた、信頼性が高くかつ簡便な疾病検査・治療技術の確立が強く望まれている。本研究はこれまで手掛けて来た金属ナノ粒子合成法に関する経験的蓄積を利用して,高感度生体分析を達成しようとするものである。本課題では、独自の発想の表面官能基と特定ポリマーの組み合わせにより、高感度のナノ粒子分散液を現出し、新たな医療工学技術の創出を目的とする。 |
| 364 | ホスファターゼ発現によるポプラの成長速度の促進およびセルロース生合成能の向上 | 海田 るみ | 日本女子大学 | 神谷 靖雄 | つくば研究支援センター | タバコ細胞およびシロイヌナズナ植物体でパープルホスファターゼを過剰発現させた結果、成長速度の促進およびセルロース含量の増加が確認された。本研究では、モデル樹木であるポプラにパープルホスファターゼを過剰発現させ、パープルホスファターゼの成長促進作用を検証する。パープルホスファターゼの過剰発現により樹木の成長を早めることが可能となれば、地球温暖化防止対策やバイオマス生産性向上につながる人工林を創る。 |
| 365 | 東洋医学における脈診計測診断システムの基礎開発 | 武居 昌宏 | 日本大学 | 加根魯 和宏 | 日本大学 | 高齢化社会にあたって、未然に体調不良箇所を発見する診断システムが必要である。本課題では、家庭内で気軽に使える東洋医学脈診計測診断システムの実現を最終目標とする。実施内容は、その試験装置の製作を行い、模擬血管に対する三つの主応力変化をインプットとし、血流情報をパラメータとし、圧力センサとLCRメータにより測定したアウトプットの動脈圧変化パターンから、そのパラメータ値を類推し、その精度について検討する。 |
| 366 | 酵素機能を有する新規酸化剤系の創製と未利用天然資源への高度利用 | 飯田 隆 | 日本大学 | 志村 夏美 | 日本大学 | 本応募課題は、天然チトクロムP-450の酵素機能に限りなく類似した新規バイオミメティク酸化剤(金属ポルフィリン錯体触媒 / 酸素ドナー系酸化剤)を開発し、それを利用して脂溶性の未利用有機天然資源(ステロイド,テルペノイド)から水溶性の有用生理活性物質の産生を企てるものである。具体的にはコレステロールを用いてスクアラミンの合成を計画している。本計画が達成されれば、これまで多段階ルートを経なければ合成できなかった様々な医薬品の短段階合成が可能になり、これら医薬の低コスト化につながるものと考えている。 |
| 367 | 生体埋込型バイオセンサ製造のためのプラズマアクティベーション装置の開発 | 平田 孝道 | 武蔵工業大学 | 雨森 千恵子 | 神奈川科学技術アカデミー | 本課題は、埋め込み型バイオセンサの測定部及び周辺部の化学修飾を行うためのプラズマイオン照射(プラズマアクティベーション)装置開発へ向けた実験、並びに生体適合性向上の検証を行なうものである.このプラズマアクティベーション装置は、バイオセンサ検出部への測定対象物の安定した固定化のみならず、センサ自体の生体適合性を向上させるための表面処理を行なうことが可能であるため、幅広い用途があるものと考えている。 |
| 368 | フォスファターゼ調節医薬の開発 | 町並 智也 | 明星大学 | 佐野 浩 | 木原記念横浜生命科学振興財団 | カリウムイオン包接能を有する環状糖脂質グルコリプシンは、フォスファターゼ調節活性を持ち、新規な糖尿病治療薬リードとして期待される。グルコリプシンと環状糖脂質類とのアルカリ金属イオン包接能の相似性に着目して、新規合成法により、包接能を有する各種環状糖脂質を合成し、立体構造を明らかにする。合成した環状糖脂質についてフォスファターゼ活性とアルカリ金属イオン包接能との関連性を調べるとともに、構造活性相関の研究を進める。 |
| No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
| 氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
| 369 | 超高速・低電圧動作ポテンシャル制御量子井戸光スイッチの開発 | 荒川 太郎 | 横浜国立大学 | 永井 義人 | 横浜国立大学 | 次世代光ネットワークにおいて光スイッチはキーデバイスの一つであり、動作の高速化、低動作電圧化が求められている。本課題では、通常の半導体量子井戸とは異なる特殊な構造を有するポテンシャル制御量子井戸を利用した超高速・低電圧動作の光通信波長帯2入力2出力光スイッチを開発する。本量子井戸の巨大な電界誘起屈折率変化特性を用いることにより、従来、その応用範囲が極めて広いにもかかわらず実用化が困難であった超高速・低電圧動作の電界屈折率型半導体光スイッチの実現を目指す。 |
| 370 | 炭素系複合ナノ材料の開発 | 荻野 俊郎 | 横浜国立大学 | 片桐 望 | 横浜国立大学 | 炭素は、その結合様式によって、グラファイト、ダイヤモンド、カーボンナノチューブ、カーボンナノコイル、カーボンナノウォール、など、異なる形状と性質を発現する。本計画では、炭化水素を原料とする熱化学気相成長での成長条件の制御によって、同一基板上にこれらの異なる形態の炭素材料を作り分け、複合化させることによって、新たな機能を有する炭素系複合材料を創出する。カーボンナノチューブとカーボンナノウォール・ダイヤモンドとの複合構造を目標とする。 |
| 371 | 眼の加齢度計測装置の開発 | 岡嶋 克典 | 横浜国立大学 | 片桐 望 | 横浜国立大学 | 人間の眼の分光視感度は、加齢によって変化し、個人差も大きく、測定も困難である。しかし、視力測定のように簡便に分光視感度を測定できれば、個人の眼の加齢度を決定し、高齢者の眼の特性に合わせた視環境・デザイン・表示機器等をカスタムメイドできる他、眼疾患の予防や診断にも応用できる可能性がある。そこで本研究では、簡便に個人の分光視感度と眼の加齢度を推定でき、卓上に置ける程度に小型で可搬性を有する装置を開発する。 |
| 372 | ゼオライトを出発原料とした窒化物蛍光体の開発 | 脇原 徹 | 横浜国立大学 | 片桐 望 | 横浜国立大学 | 本研究では各種原子が原子レベルで均一に混合されている “ゼオライト”に着目し、これをアンモニアガス中で窒化させることにより、発光中心元素の局所周辺環境が制御された窒化物蛍光体の開発を行うことを目標としている。特に、本研究ではEuイオン交換ゼオライトと各種金属元素化合物の混合物を窒化させ、新規窒化物蛍光体の作製を行う。また、合成条件を最適化させることにより200℃での発光の相対強度が室温の80%以上の蛍光体の開発を目指す。 |
| 373 | ネガ型反応現像画像形成による高性能かつ低環境負荷型感光性エンプラの開発 | 大山 俊幸 | 横浜国立大学 | 北 憲 | 横浜国立大学 | 我々は、市販エンプラなどに感光性を付与する手法として「反応現像画像形成(RDP)」を開発しているが、実用化に向けて感度や感光剤添加量などに問題点があった。本研究では、最近見出した新手法である「ネガ型RDP」について原理の詳細な解明を行い、その知見をもとに感光剤量の低減や高感度化などを実現し、エレクトロニクス実装における従来型感光性エンプラの代替を始めとする様々な分野に応用可能な実用レベルの感光性エンプラを開発することを目標とする。 |
| 374 | ゲルテンプレート法によるナノ多孔性シリカを用いた近赤外光遮蔽材 | 車田 研一 | 横浜国立大学 | 北 憲 | 横浜国立大学 | ある種の有機物質は近赤外光(波長1000nm前後)を選択的に吸収するので、それらの有機物質を必要な部位に分散するのは近赤外光遮蔽には有効な方法である。そこで本計画ではそれらの有機光フィルター性物質を今後の発展的応用が期待される高空隙率ナノポーラスシリカのナノ孔へ安定に固定化(カプセル化)することをねらう。これにより製品ポットライフおよび安全なハンドリングが保証される。申請者らは従来までにナノ孔空隙率80%の多孔質シリカを簡便・安定に作製する方法を確立している。本計画では、全シリカ重量に対して10-20%の有機光フィルター性物質をナノ孔内に安定に格納する技術の確立を目的とする。 |
| 375 | インターフェロン応答性プロモーターの遺伝子ワクチンへの応用 | 武下 文彦 | 横浜市立大学 | 小塚 彩 | 横浜市立大学 | CMVプロモーターにIFN反応性の転写因子結合配列(エンハンサー)を付加し、インターフェロンに反応して転写活性が増強され得るプロモーター(インターフェロン応答性プロモーター)を開発した。本研究課題では1)マウス感染症モデルおよび移植がんモデルを用いてIFN応答性プロモーターを応用したワクチンの予防・治療効果を解析し、2)ウイルスベクターを用いたワクチンへの応用も検討することを目的とする。 |
| 376 | 骨転移を起こす前立腺癌を予測する診断薬の開発と応用 | 梁 明秀 | 横浜市立大学 | 小塚 彩 | 横浜市立大学 | 今回我々は、前立腺がんの骨転移の可能性を高い精度で診断できる抗体を開発した。これは手術時や検査時の前立腺癌組織標本を用いた免疫組織化学染色法により、将来的に骨転移を起こしやすい前立腺癌を約60070%の確率で予測することが可能である。本抗体による診断方法は、現在主流である「Gleason Score」による診断法とは異なる角度からがんの悪性度を評価するため、骨転移の可能性診断をより適切に行うことが可能であり、将来的には前立腺がんの治療の際にスタンダードな診断方法となる可能性が高い。 |
| 377 | 真空中での利用を目的とした安定化ERGの開発 | 柿沼 康弘 | 慶應義塾大学 | 二見 精彦 | 慶應義塾大学 | 開発した電気粘性ゲル(Electro-rheological Gel, ERG)は,これに電界を印加するとERG効果と呼ばれる粘着現象が生じる機能性材料である.これまでの研究で,大気圧においてERG効果が発現することは確認しているが,真空下での効果発現は確認されていない.真空下でもERG効果が発現すれば,真空中で利用される様々な力伝達機器への応用が可能となる.そこで,本研究課題では真空中におけるERGの特性を解析し,真空中で安定してERG効果が発現するERGの開発を目指す. |
| 378 | 多糖を利用したタンパク質/ペプチドの経口投与製剤の開発 | 佐藤 智典 | 慶應義塾大学 | 佐野 浩 | 木原記念横浜生命科学振興財団 | 遺伝子やタンパク質/ペプチドの生体内での安定性を向上し、細胞との親和性を付与するドラッグデリバリーシステムは次世代の製剤として注目されている。本研究ではタンパク質/ペプチドの生体内でのデリバリーを目指した微粒子作製において、経口投与に適した多糖の活用の可能性を探索する。生体適合性に優れた天然由来の多糖を利用することで、実用化が期待される経口投与可能なタンパク質/ペプチドのデリバリーシステムを構築する。 |
| 379 | 枚葉式スピン洗浄装置用完全純水駆動ウォータドライブスピンテーブルの開発 | 中尾 陽一 | 神奈川大学 | 雨森 千恵子 | 神奈川科学技術アカデミー | ウォータドライブスピンテーブルは,回転テーブルが純水の圧力によって浮上するため,テーブルとケーシングは完全非接触となる.しかも,本装置は,純水のエネルギーを利用してテーブルを回転させる構造を有するため,電動機や伝導要素が不要である.ウォータドライブスピンテーブルの主たる用途は,特に,線幅45 nm以下のシリコンウエハーの洗浄に必要不可欠と考えられている,枚葉式スピン洗浄装置用スピンテーブルである. |
| 380 | 食育を通した糖尿病予防ストラテジー | 井上 肇 | 聖マリアンナ医科大学 | 雨森 千恵子 | 神奈川科学技術アカデミー | 現在20歳以上の国民の6人に1人にあたる1620万人が糖尿病あるいは予備軍とされる。さらに現在透析治療を必要とする慢性腎不全患者25万人の内40%以上が糖尿病に由来する腎不全である。透析治療は糖尿病性腎症患者の社会復帰を促すが、同時に莫大な医療費も拠出する。生活習慣病に見る労働力の低下、治療に関わる医療費の削減の抜本的対策には例えば糖尿病自体の発症を予防する、あるいは発病を遅延させる事以外に無い。本研究課題は食育の観点から機能性食品を用いた糖尿病発症のインターベンションを試みることである。 |
| 381 | 三極型高周波プラズマCVD法による32nm 世代LSI用カーボンナノチューブ配線の作製技術の開発 | 庄 善之 | 東海大学 | 田巻 一彦 | 神奈川科学技術アカデミー | 2010年に実用化が予定されている32nm世代の大規模集積回路(LSI)では,配線材料として カーボンナノチューブ(CNT)の使用が提案されている.本研究では,代表研究者が開発した三極型高周波プラズマCVD法を用いて,大面積のSiウエハー(300mm)上の配線部分に,400℃台で,CNTを作製する技術を開発する.その結果,32nm世代のLSI開発に必要なCNT配線の作製技術を確立する. |
| 382 | 人の行動解析に有効で長時間使用ができる可搬型眼球運動測定装置の開発 | 山田 光穗 | 東海大学 | 加藤 博光 | 東海大学 | 本課題は、認知症の早期発見、リハビリにおけるモニターなどに使われる眼球運動測定装置に関するものであり、可搬型としての小型・軽量化を実現し、人間の行動解析を長時間に渡って可能とするものである。眼球運動測定装置は、眼球運動検出センサーと視野画像撮影カメラを顔に装着し、その出力を処理するモバイルパソコンで構成する。本課題では、主に超小型検出センサーと処理ソフトウェアの開発を行う。 |
| 383 | 2倍の切断加工速度を実現するラジアル偏光レーザー光共振器の試作と評価 | 遠藤 雅守 | 東海大学 | 加藤 博光 | 東海大学 | 従来の加工用レーザーに比べ約2倍の高速切断が可能なラジアル偏光を発生する共振器を試作、ラジアル偏光ビーム発生の実証とレーザー加工性能を確認する。光電場がビーム中心から放射状になったラジアル偏光のレーザー光は、材料に対する吸収率が円偏光ビームの約2倍であり、高速切断が期待されるが加工用では実現できていない。円錐形光学素子を用い、既存レーザーでも容易にラジアル偏光レーザー光が可能な光共振器を実現する。 |
| 384 | 半導体レーザ励起自己混合薄片固体レーザによる流体・微粒子計測装置の開発 | 大塚 建樹 | 東海大学 | 加藤 博光 | 東海大学 | 本課題は、半導体レーザ励起薄片固体レーザを用いた自己光混合変調効果を基本原理とする、非接触での流量・流速・粘度計測、流体に分散した粒子の運動・粒径分布解析などを迅速・精確に行える流体・微粒子解析装置の開発を目的する。本装置は、簡便な光学系・光検出器と電気系で構成されており、安価で汎用性の高いシステムが構築できる。流体・微粒子計測装置を試作し、流体計測・微粒子計測・粒子解析などの性能評価を実施する。 |
| 385 | 超臨界流体を用いた熱CVDによる高アスペクト比ホールの埋め込み技術の開発 | 秋山 泰伸 | 東海大学 | 加藤 博光 | 東海大学 | 超臨界流体を利用し、高アスペクト比を要するホールの穴埋め技術の開発であり、半導体材料に関する研究である。半導体の高集積化において、三次元の高アスペクト比の凸凹上への配線、絶縁体あるいはその他半導体材料を凸凹上に均一に成膜する技術の開発が要求されている。そこで、本研究では超臨界流体を用いた熱CVD装置を試作し、次世代半導体に要求される高アスペクト比でナノスケールの穴埋めや均一成膜の達成を目的とする。 |
| 386 | 物体を通すスクリーン及びそれを活用したコンテンツの試作と評価 | 濱本 和彦 | 東海大学 | 加藤 博光 | 東海大学 | 本システムは,伸縮性があり短冊状の白色膜材でき,物体を通過させることができるようにしたスクリーンとプロジェクターからなるシステムである。スクリーンを通過する物体の通過情報とそれに対応して生成された映像により通過物体と映像を融合させ,バーチャルリアリテイの世界に新たな可能性を提供する。物体のスクリーンへの通過特性,投影映像の乱れ等の試験・評価,本システムの特長を活かしたコンテンツの試作と評価」を行う。 |
| 387 | 廃EPS粉砕材を再生利用した高耐衝撃性を有する超軽量モルタルパネルの開発 | 笠井 哲郎 | 東海大学 | 加藤 博光 | 東海大学 | 遠赤外線処理された廃EPS(廃棄された発泡スチロール)粉砕材は、密度0.1〜0.3g/cm3と従来のモルタル・コンクリート用軽量細骨材(密度1.2g/cm3程度)に比べ大幅に軽量である。この廃EPS軽量骨材を用いたモルタルを繊維補強することにより、従来の軽量モルタルパネルより大幅に軽量で、曲げ靱性、耐衝撃性および釘引き抜き抵抗性に優れた超軽量モルタルパネルが製造できる。また、廃棄物の有効利用の観点から、廃EPSの最終処分量の低減に資する技術である。 |
| 388 | 光化学分解によるディーゼル燃焼排ガス中NOxのカスケード除去試験 | 大山 龍一郎 | 東海大学 | 加藤 博光 | 東海大学 | ディーゼル燃焼排ガス中のNOxを光化学分解する技術に関するものである。NOxの光化学分解には、結合解離エネルギーから189nm以下の波長の光が適しており、申請者は、キセノンランプからのエキシマ光によってNOxを選択的に光化学分解できることを実証してきた。今回、光解離酸素の再結合によるNO2へ変化等の問題を解決するため、光反応をカスケード構成にした照射システムを構築し、NOx除去プロセスを確立する。 |
| 389 | 高輝度LEDを使った局在プラズモンバイオセンシングチップ | 梶川 浩太郎 | 東京工業大学 | 松下 近 | 東京工業大学 | 金ナノ構造に起因する局在プラズモン共鳴を使った多チャンネル局在プラズモンバイオチップの作成とその検出システムの開発を行う。局在プラズモン共鳴を用いれば、全反射減衰法を用いる必要がないため、安価で使い勝手がよい小型の検出装置化が可能となる。この手法は、簡単な装置で蛋白やDNA、抗原抗体反応などの生体由来分子を非標識で網羅的に解析できるという特徴がある。生化学分野だけでなく医療やセキュリティー分野での応用をめざす。 |
| 390 | 巨大電荷制御トランジスタを用いたセラミックスエレクトロニクス | 徳光 永輔 | 東京工業大学 | 松下 近 | 東京工業大学 | 低コストで基板を選ばず様々な場所に集積化でき、透明でかつフレキシブルなセラミックス材料で構成される演算素子、メモリ素子を開発する。Bi2Nb2O7等の高誘電率材料、または(Bi,La) 4Ti3O12等の強誘電体をゲート絶縁膜に用い、それらが誘起する大きな電荷量で、インジウム・スズ酸化物、In-Ga-Zn-O等の導電性酸化物チャネルの導電率を制御する新コンセプトのトランジスタ素子を開発する。 |
| 391 | 高精度・高感度認識が可能な革新的修飾プローブの開発と応用 | 大窪 章寛 | 東京工業大学 | 松本 進 | 東京工業大学 | 遺伝子診断を精密かつ高感度に行うために、塩基部アミノ基にアシル基を残したままでも、従来のDNAプローブより高い二重鎖形成能と塩基識別能を有する革新的な修飾DNAプローブ「保護プローブ」を開発する。このプローブの合成過程では、アミノ基の脱保護行程を省略できるため短時間でプローブ合成が可能である。また、従来法では脱保護行程でプローブの大幅な脱離が問題となったが、このプローブでは脱離が全く生じない。 |
| 392 | エチレンとメタノールからの選択的プロピレン合成 | 馬場 俊秀 | 東京工業大学 | 林 ゆう子 | 東京工業大学 | 本研究では,エチレンとメタノールから選択的プロピレンの新規合成法を提案する。 CH2=CH2 + CH3OH → CH2=CH-CH3 + H2O 触媒には新たに合成するゼオライト系物質を用い,SAPO-34によるエチレン単独でのプロピレン転化速度に比べ,プロピレン選択率80%を維持しながら,プロピレン生成速度を10倍速くすることを目指す。 |
| 393 | メタン−メタノール直接転化反応に利用する生体触媒の大量調製法の構築 | 宮地 輝光 | 東京工業大学 | 林 ゆう子 | 東京工業大学 | 石油代替炭素資源である天然ガス主成分のメタンからメタノールを合成するプロセスは、メタノールが燃料あるいは種々の化学製品の原料となるため、特に重要である。本課題では、メタンをメタノールに直接変換する触媒として利用できる生体触媒、膜結合型メタン水酸化酵素(pMMO)を大量に調製することをめざす。特に本課題では、pMMOのうちメタン−メタノール転化反応にかかわる活性部位領域を含むドメインのみを大量調製する方法を確立する。 |
| 394 | ポルフィリンのリン光を利用した色変化型光学酸素センサー | 朝倉 則行 | 東京工業大学 | 林 ゆう子 | 東京工業大学 | これまで、酸素分子による白金ポルフィリンのリン光の消光を利用した光学酸素センサーの研究が行われており、空気の流れ方を検知するなどに実際に利用されているものである。この方法では、酸素濃度に依存してリン光強度が変化するが、色は変化せず、酸素濃度の視覚的検知に適していない。本課題では、装置の小型化と低価格化を目指し、酸素濃度に依存して色が変化する酸素センサーを開発を行う。 |
| No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
| 氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
| 395 | マイタケ酵素を利用した高血圧予防食品素材の開発 | 西脇 俊和 | 新潟県農業総合研究所 | 真島 操 | にいがた産業創造機構 | タンパク質の分解により派生するアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害ペプチドは、高血圧の改善・予防作用をもつとして注目されている。本研究は、食用キノコであるマイタケに豊富に含まれるタンパク質分解酵素を利用して、ダイズタンパク質を分解し、ACE阻害ペプチドを作出するものである。これは、マイタケの新たな利用方法を提供するとともに、ダイズ、マイタケの栄養的、機能的特徴を生かしつつ、高血圧予防機能を付与した食品素材の開発を目的としている。 |
| 396 | RFID(無線ICタグ)を組み込んだ口腔内リモートコントローラーの開発 | 寺島 正二郎 | 新潟工科大学 | 目黒 正義 | にいがた産業創造機構 | 重度障害者にとっては,一般の製品は勿論,福祉機器の操作においても困難が伴うため,新たな操作装置の開発が望まれている. そこで,本研究では重度障害者においても最後まで残される生体の運動機能の1つである舌動作に着目し,舌先で操作ができるマウスピース型リモートコントローラーの開発を行う.尚,この装置はRFID技術を応用することにより無線化を図る.当該申請では試作機の開発を行うと共に有効性の検討を行う. |
| 397 | ダイヤモンド薄膜の環境制御化学研磨技術の開発 | 西口 隆 | 新潟大学 | 小田原 勝夫 | MMS | ダイヤモンド薄膜のローカル結晶方位に依存しない、グローバル平坦化化学研磨条件の確立を目的とし、現在実用化されているダイヤモンド多結晶薄膜を対象にした最適化学研磨条件を研磨雰囲気の制御により明らかにする。 |
| 398 | 睡眠時無呼吸症候群治療用NIPPV鼻マスクのフィッティングシステム | 尾田 雅文 | 新潟大学 | 中津 普門 | 新潟大学 | 本研究は、睡眠時無呼吸症候群の治療で用いられるマスク式陽圧人工呼吸器(NIPPV)用鼻マスク装着時において,しばしば生ずる褥瘡等の皮膚障害を解決することを目的とする。そのために,現在開発中のレーザー技術、超音波技術、有限要素応力解析技術を駆使した皮膚障害を生じにくくかつ個々人に適した鼻マスク形状を決定可能なシステムについて、臨床の現場,特に在宅医療における適用を考慮し,安価かつコンパクトで持ち運びのしやすさを目指した改良を施す. |
| 399 | 超広視野レーザ走査装置を用いた高精度キズ検出装置の試作 | 新田 勇 | 新潟大学 | 中津 普門 | 新潟大学 | 微細なキズの検査は目視またはCCDカメラによる方法が一般的である.CCDを用いる方法では,検出素子の画素数に限界があり,広い領域をカバーし,かつ高精度に観察することはできない.一方で,透明物体あるいは低反射率物体のキズ検出が求められている.CCDカメラなどの現状の技術でこれらの測定に対応するのは困難である.そこで,シュリンクフィッタ法に基づいたレーザ走査光学装置を用いることで,従来の技術では測定困難な物体に対しても,広範囲を高精度に検査できる装置を試作する. |
| 400 | 米由来機能性タンパク質の特性評価と動物性タンパク質代替食品素材の開発 | 谷口 正之 | 新潟大学 | 中津 普門 | 新潟大学 | イネ由来のシステインプロテアーゼ阻害成分の食肉中のプロテアーゼ活性に対する阻害作用を解明することができれば、その成分を動物性タンパク質を代替する新しい植物タンパク質素材として、有効活用できると期待される。本試験研究では@精白米などから抽出した米タンパク質中のプロテアーゼ阻害成分の生化学的な特性を解明する。また、A食肉の原料などのプロテアーゼによる品質劣化(軟化)を、米タンパク質を用いて防止する技術を開発する。最終的にB精白米などからプロテアーゼ阻害活性を含有するタンパク質の製造技術を開発する。 |
| 401 | 石灰化能誘導が可能なヒト未分化歯根膜細胞の新規クローン化 | 吉江 弘正 | 新潟大学 | 中津 普門 | 新潟大学 | 本研究の目的は、歯周病に関する治療技術、薬剤、および基材の開発に有用な、生体内の歯根膜細胞に近似した細胞株を提供することにある。そのために、ユニークな細胞培養法、凍結保存法、クローニング法を開発・応用し、得られたクローンごとに増殖活性や分化誘導反応性を検討し、有望な株をいくつかに絞り込む。これらの細胞は、医療関連産業の製品開発を後方から支援する有力なツールとして実用化が期待される。 |
| 402 | 皮膚疾患用広視野レーザ光干渉断層画像化装置の研究開発 | 趙 学峰 | 新潟大学 | 中津 普門 | 新潟大学 | 本研究の目的は、シュリンクフィッタ法(高精度レンズ締結方法)を用いた新開発f-thetaレンズにより、広領域・高精度な皮膚疾患用光コヒーレンストモグラフィー技術を確立することである。これまで開発した皮膚科用レーザ治療装置に備えることにより、アザ・ホクロの原因であるメラニン色素の深さと濃度分布が明らかになり、最適な治療に必要なレーザの波長および出力パワーを決定することができ、医師の技量に左右されない、自立型のピンポイントレーザ治療器が開発される。 |
| 403 | ペンシル型強磁場超伝導バルク磁石に関する開発研究 | 岡 徹雄 | 新潟大学 | 中津 普門 | 新潟大学 | 手で簡単に持ち運ぶことができ、細い磁極の先端に希土類磁石をはるかに超える強磁場を発生する。小径筒状の磁極に数Tの磁場を発生する高温超伝導バルク体を断熱して収納し、小型冷凍機で極低温に冷却したのちに、静磁場またはパルス磁場で着磁する。応用として、小型モータ回転子の多極励磁、ドラッグデリバリーシステムの薬剤の血管内誘導、半導体製造プロセスでの減圧プラズマの密度向上などが考えられる。 |
| 404 | 電解重合法による導電性マイクロファイバーの作製とスマート・アクチュエータの開発 | 山内 健 | 新潟大学 | 中津 普門 | 新潟大学 | 本研究では、電解重合法により導電性マイクロファイバーをワンステップで作製して、マイクロサイズの新規スマート・アクチュエータを開発することを研究目的としている。この手法を開発することで、無機化合物や生体関連物質などを複合化したマイクロファイバーの作製も可能となり、外部刺激に応答して機能するセンサ(人工感覚器)やアクチュエータ(運動素子)などの生物模倣デバイスの開発が期待できる。 |
| 405 | 腰椎回旋不安定性診断システムの開発 | 北原 恒 | 新潟大学 | 中津 普門 | 新潟大学 | 椎間板ヘルニアなど,多くの腰痛疾患の原因と考えられている腰椎回旋不安定性の診断装置の構築を目指す.回旋不安定性は,腰椎の回旋方向への力学的機能(荷重支持,可動性)が低下し痛みを伴う状態を言うが,有効な診断方法は確立されていない.本研究では,回旋不安定性の力学的測定装置の開発を行い,ブタ腰椎を用いて装置の安全性,有用性の検討後,臨床研究を行い,製品化に向けた基礎データを蓄積と更なる高精度化を目指す. |
| 406 | C57BL/6系統ES細胞を用いた遺伝子改変マウスの高速作成法の開発 | 崎村 建司 | 新潟大学 | 中津 普門 | 新潟大学 | ノックアウトマウスなど遺伝子改変マウスは、生命科学研究に無くてはならないリソースであるが、その作成には特殊な技術と時間、さらに多大な費用を要する。本研究は、短時間でかつ安価に近交系遺伝子改変マウスを作成する方法を開発することを目的に、我々が樹立した効率的に生殖系列細胞に分化するC57BL/6系統ES細胞株RENKAを用いて、マウス作成のボトルネックとなる、組み換えベクター構築の迅速化と相同組み換え頻度を上昇させる方法を開発する。 |
| 407 | 放出速度と生体適合性を最適化可能な複合型薬物徐放材料の開発と応用 | 田中 孝明 | 新潟大学 | 中津 普門 | 新潟大学 | 本研究課題は,ゲルと生分解性多孔質材料を組み合わせた新規な薬物徐放材料の開発を目的とする。手術時に埋め込み,抗菌剤を局所的に徐放して手術部位の感染を防止することにより,組織再生を確実に行うための材料である。本薬物徐放材料はゲル濃度により薬物の放出速度を,多孔質材料の内部構造により力学的生体適合性を制御する点を特徴とする。抗生物質ゲンタマイシンやストレプトマイシンなどの放出速度及び材料の力学的特性の最適化を検討する。 |
| 408 | 組織移植のための血管縫合が可能な双眼ルーペの開発 | 柴田 実 | 新潟大学 | 中津 普門 | 新潟大学 | 本研究の目的は、組織移植や切断指再接着に必要な血管吻合が快適に行える双眼拡大鏡を開発、商品化することである。作業距離400ミリ程度で6〜8倍の拡大視野が得られれば指動静脈の吻合も可能となり、顕微鏡なしで拡大鏡下に指の再接着術を行うことまで可能となる。この目的に適した拡大鏡の開発については、これまで、全く手がけられていない状況であり、国内外ともに新しい開拓分野であるが、組織移植のための血管縫合が可能な双眼ルーペは国内外で広く貢献する。 |
| 409 | インフルエンザワクチン製造不適卵の非破壊迅速検出法の開発 | 中野 和弘 | 新潟大学 | 中津 普門 | 新潟大学 | 鳥インフルエンザの突然変異による新型インフルエンザ流行の危険性が指摘されている。一方、ワクチン製造に不適な原料有精卵の選別は熟練作業員の肉眼で行われている。本課題の目的は、人間の肉眼によるワクチン製造不適卵の作業を代替する自動選別装置の開発である。この装置は、ワクチン製造技術の未熟な東南アジア諸国をはじめ世界的に貢献するものである。 |
| 410 | 周期的空間勾配のある強磁場下での反磁性有機微小球の微細配列手法の開発 | 福井 聡 | 新潟大学 | 中津 普門 | 新潟大学 | ポリスチレンなどの有機高分子材料のサブミクロン微小球を基板上に規則的に精度良く配列することができれば,光学用素子等としてのニーズがある。ポリスチレン等は弱い反磁性であり,強磁場に対しては反発する性質を持つ。本研究では,この性質を利用して,超伝導マグネットによる強磁場下で,有機微小球を基板上に配列させる手法を研究する。 |
| 411 | 新潟県産プチヴェールを用いた機能性食品開発 | 西田 浩志 | 新潟薬科大学 | 内山 雅彦 | にいがた産業創造機構 | 「プチヴェール」は、ケールと芽キャベツの交配により日本で誕生した。ビタミンやミネラルなどの栄養素を豊富に含んでいることから近年注目を集めている。しかし、その機能性を科学的に検討した例は少ない。本研究では食品としてのプチヴェールの機能性を疾病予防および疾病改善の観点から評価する。とくに、メタボリック症候群の予防や改善、さらに抗ガン活性など複数の機能性を指標にして研究を進め、付加価値を持った新潟県特産の野菜として紹介すると共に商品化の可能性を検討する。 |
| 412 | 酵母によるバイオマスからの2−デオキシーシローイノソースの発酵生産システムの開発 | 高久 洋暁 | 新潟薬科大学 | 佐々木 峰子 | 新潟ティーエルオー | 2-デオキシ-シロ-イノソース(DOI)は、炭素六員環構造を持つベンゼン系化合物であり、医薬・農薬、酸化抑制剤や香料等の各種有用化学品の合成のための非常に重要な中間原料である。本技術は、試験管内或いは生体内でグルコースを炭素六員環化合物であるDOIに閉環する反応を触媒するDOI合成酵素を作用させることにより、これまで化学合成が困難であったDOIをグルコースから容易に合成することが可能とした。本研究では原料としてバイオマスを利用し、酵母を利用したDOI生産システムの構築を目指す。 |
| 413 | 食品中の難培養性微生物の検出技術の開発と応用 | 重松 亨 | 新潟薬科大学 | 佐々木 峰子 | 新潟ティーエルオー | 現在の一般的な食品中の微生物検査法は固体培地での増殖を指標としているため、生きているが固体培地では増殖しない難培養性微生物の検出には対応できない。最近、難培養性微生物の一部が液体培養では増殖することが分ってきた。本研究では、食品中の微生物を、マイクロプレートを用いた液体培養法に基づき、分離・培養し検出する技術を開発する。この技術により、従来の手法で検出可能な微生物に加えて、液体培地で増殖可能な難培養性微生物を比較的簡便・ハイスループットに検出することを可能とする。 |
| 414 | 多方向同時測定による精密ボールねじ軸の空間精度測定法の開発 | 岡田 学 | 長岡技術科学大学 | 吉原 英雄 | にいがた産業創造機構 | 本研究は,高精度ボールねじ軸(C0〜C3級相当:JIS B 1192)の幾何精度測定を,自動的かつ高精度に連続的に行うものである.すなわち,軸方向の移動量誤差測定と半径方向の有効径変動測定を同時に行う装置の開発である.本研究では,螺旋形状のねじ溝の精度を幾何精度としてのねじ溝の「位置度」として評価する計測・評価システムの開発を行い,高精度ボールねじ軸を自動的に評価する測定装置の実用化を目指す. |
| 415 | プリズム集光器を用いたコンパクト太陽追尾モジュールの開発 | 山田 昇 | 長岡技術科学大学 | 佐々木 峰子 | 新潟ティーエルオー | 薄型集光器と簡便な追尾機構の導入により、高価な太陽電池セル(以下、PVセル)の面積を抜本的に削減し、民生用に普及可能な低コストで設置性に優れた集光型太陽光発電システムを開発する.本モジュールは、プリズム集光器の集光面に小面積のPVセルを貼った複数のパネルがリンクされ,追尾アクチュエータにより追尾動作する新型の集光型太陽光発電モジュールである。試作試験により性能を検証し、実用化への課題を明らかにする. |
| 416 | ハプトグラフに基づく個人認証技術の開発研究 | 桂 誠一郎 | 長岡技術科学大学 | 福島 忠男 | 長岡技術科学大学 | インターネットをはじめとする情報通信技術が発達するにつれ、個人認証技術の開発はますます重要視されている。その中で、代表研究者は人間の感じる触覚情報を可視化する「ハプトグラフ」の開発に世界で初めて成功している。「ハプトグラフ」により、署名を行う際に生じる触覚情報を可視化し、個人の持つ特有の癖を抽出することが可能になる。本研究では「ハプトグラフ」を筆記作業に応用し、筆圧情報の解析に基づく新しい個人認証方法の確立を目的とする。 |
| 417 | フェムト秒レーザーによる金型表面の機能化とその有効性の検討 | 伊藤 義郎 | 長岡技術科学大学 | 福島 忠男 | 長岡技術科学大学 | 超硬合金のフェムト秒レーザーによる直接加工によって、金型を作成する技術をこれまで開発してきた。その過程で、加工部表面に微細構造が形成されることが、見出された。レーザーの偏光を変えて加工するとこの微細構造は変化する。このような微細構造は金型の離型性や打抜き加工の際の切断面性状の向上に極めて有用であると予想される。本課題では、この現象による金型面の機能化とその有効性の検討を行う。 |
| 418 | 多孔質含油材料の小型モータ用しゅう動接点(電気接点)への適用 | 金子 覚 | 長岡技術科学大学 | 福島 忠男 | 長岡技術科学大学 | 近年,しゅう動接点(電気接点)は半導体産業の高度な発展と伴いますます小電力化の一途を歩むと同時に高信頼性が要求されている.しゅう動接点部で要求されることは(1)常時かつ長時間,通電できる,(2)低ノイズである,の2点である.本研究では,しゅう動接点の長寿命化と性能向上を目的として,多孔質含油軸受材料として実績のある焼結金属材料をしゅう動接点に適用し,しゅう動接点部での摩擦・摩耗および接触抵抗の低減をはかる. |
| 419 | 縦渦励振発電を利用した電力自立型河川監視装置の開発 | 高橋 勉 | 長岡技術科学大学 | 福島 忠男 | 長岡技術科学大学 | 本課題は河川の流速・水位などの測定と結果の無線送信を自動で行い,これらの動作に必要な電力を河川の流れのエネルギを電力に変換することにより自給できる装置を開発する.電力の発生には本申請者らが開発中の縦渦励振現象を利用した振動発電装置を使用し,流速測定にはリングから流出するカルマン渦による抗力変動を利用する.本課題では発電部の最適化と流速測定部の検討を目標とする. |
| 420 | 流動性複雑流体の平面伸張粘度測定法の開発 | 白樫 正高 | 長岡技術科学大学 | 福島 忠男 | 長岡技術科学大学 | フィルム加工,コーティング,液晶ディスプレイの製造等では高分子や液晶などの複雑流体を原料として薄い膜を一方向に引き延ばし厚さを減少させるような流れ(平面伸張流)が使用される.この流れを予測し制御するには変形と張力の関係を規定する平面伸張粘度が必要であるが,市販の測定機は存在しない.本研究は,市販の粘度計に部品を追加するだけで複雑流体の平面伸張粘度を測定する手法を確立し,装置を開発することを目的とする. |
| 421 | 環境浄化機能を有する新規添加型酸化セリウム光触媒の開発 | 斉藤 信雄 | 長岡技術科学大学 | 福島 忠男 | 長岡技術科学大学 | 光触媒は有害物質の除去やエネルギー創成などの幅広い分野において近年、盛んに研究されている。本申請者は最近、異種元素を添加した酸化セリウムが水分解反応に対し、高い光触媒活性を持つことを新たに見出した。光触媒においては、高い光触媒活性を持つことはもとより、毒性の低い化合物で構成されることが求められる。本申請課題では、この2つの機能を兼ね備えた添加型酸化セリウム光触媒を用い、環境中の有害物質の除去を目指す。 |
| 422 | 特別支援教育における児童問題行動の動画を含む教育電子カルテ実用化研究 | 永森 正仁 | 長岡技術科学大学 | 福島 忠男 | 長岡技術科学大学 | 特別支援教育においては,対象児童に直接関わる現場教員および遠隔地教育機関に在籍する障害児教育の専門研究者が協調し,指導およびその事例検討を継続的に行うことが必要である.本課題では児童問題行動およびその指導の動画記録が蓄積でき,児童支援者らが分散した視点から情報を共有,事例検討可能な教育電子カルテの構築を試みる.実際に教育現場でシステムを活用し,その実践から得られるフィードバックにより,運用を含めたシステムの実用化研究を行うことを目的とする. |
| 423 | 高磁場と反応焼結法を用いた高性能非鉛圧電デバイスの開発 | 田中 諭 | 長岡技術科学大学 | 福島 忠男 | 長岡技術科学大学 | 超伝導磁石を用いた高磁場空間で作製した酸化ビスマス粒子配向体に、金属酸化物を添加させて反応焼結を起こし、非鉛系の高性能圧電セラミックスとする技術を開発する。本研究では、焼結時の粒子配向体中への金属イオンの拡散機構を解明し制御することで、高い配向構造を維持し、かつ高密度の圧電セラミックスを得る。単結晶と同等の特性を達成することを目標とする。これらは鉛系圧電体に代わる高温作動高性能圧電デバイスへの応用が可能である。 |
| 424 | ナノマトリックス構造形成による天然ゴムの高機能化 | 河原 成元 | 長岡技術科学大学 | 福島 忠男 | 長岡技術科学大学 | 耐熱性、耐油性、耐候性に優れかつ弾性と粘性という二律背反の性質を相乗的に両立するソフトマテリアルを創製することを目的とする。厚さ数nm〜数十nmのガラス状高分子または結晶性高分子のマトリックスに平均直径1mm程度の天然ゴムを分散した熱力学的に非平衡なナノマトリックス構造を形成すること検討する。マトリックスである少量ポリマーの耐熱性、耐油性、耐候性および剛性と多量成分であるエラストマーの粘弾性とを兼ね備えることにより、高機能制振材料を作る。 |
| 425 | 耐環境型液体分析マイクロチップの実用化研究 | 河合 晃 | 長岡技術科学大学 | 福島 忠男 | 長岡技術科学大学 | 本研究では、耐環境性の混合液体の分離・供給および液中微粒子の捕獲機能を有したマイクロチップの実用化を目指している。このデバイスを用いると携行タイプの口腔鼻腔内のバクテリア検査や血液検査などが可能となり、鳥インフルエンザや花粉症検査などの重要検査の迅速化に貢献する。また、このデバイスでは、分析だけでなく、伸縮性を活かして、傷口の乾燥防止・保護と薬剤の塗布にも有効である。既に基本となるマイクロチップの試作は終了し、本研究では、マイクロチップの動作信頼性と安定性の検証を行う。 |
| 426 | 高窒素含有・超硬質アモルファスカーボンナイトライドの創製 | 伊藤 治彦 | 長岡技術科学大学 | 福島 忠男 | 長岡技術科学大学 | 本研究課題は高窒素含有・高硬度を合わせ持つアモルファス窒化炭素(a-CNx)薄膜の形成を目的とし、以下の研究を行う。a-CNxの形成方法として、ArのプラズマフローによるBrCNの分解反応で生成したCNラジカルを基板上に堆積させ、同時に、外部から別のRF電源を用いて基板ステージにRFバイアス電圧を印加する。電子とイオンの移動度の違いによって基板上に負の直流成分が現れ、イオン(主にAr+)が引き付けられて膜表面を衝撃、結合改質を生じさせる。目標は硬度40 GPaを上回るa-CNxを再現性よく形成させることである。 |
| 427 | 異種積層材料の精密成形・切断法の開発と展開 | 永澤 茂 | 長岡技術科学大学 | 福島 忠男 | 長岡技術科学大学 | 本研究では,くさび刃の押抜き加工において切刃に微小な上下・左右の2方向振動を付加し,励起振幅条件が異種積層材の切断性に及ぼす影響を明らかにすることを目的として,既存の法線(横)揺動励起式装置に対してまず接線揺動励起式装置を新たに追加して2自由度軌跡励起を実現する.これらを用いて異種積層板材の切断・曲げ成形に対して,精密加工性能を実験的に解析するものである. |
| 428 | ニッケルフェライトポーラスバルクを利用した高温エステルセンサー | 末松 久幸 | 長岡技術科学大学 | 福島 忠男 | 長岡技術科学大学 | 申請者らが発見した、ニッケルフェライトポーラスバルク材料における有機物吸脱着反応による電気抵抗率急変現象を活用し、環境ホルモンなどのエステル類を200℃以上で高温検知可能な素子を開発する。これにより、連続使用が不可能だった高温有機物センサーの実現を目指すことにより、煙突など高温下の環境浄化に寄与することを目指す。 |
| 429 | 原子・イオンレベルでの非破壊局所欠陥解析手法の開発と応用 | 黒木 雄一郎 | 長岡技術科学大学 | 福島 忠男 | 長岡技術科学大学 | 様々な無機材料における多種多様な欠陥は、その物性(たとえば電気伝導度や機械的強度)に大きな影響を及ぼすことが知られている。しかし、その挙動については種々のメカニズムが存在しており、材料の特性改善のための指針を得るために体系化が強く望まれている。特に、イオン・原子空孔、置換、進入といったナノ領域での欠陥種、濃度、分布を光による非破壊的手法で詳細に調査することは、材料の特性向上に極めて効果的な分析手法である。本試験研究では、主にレーザーを用いた無機材料の欠陥解析手法を開発、応用することを目的とする。 |
| 430 | PCB分解酵素系の塩化安息香酸分解菌での発現 | 福田 雅夫 | 長岡技術科学大学 | 福島 忠男 | 長岡技術科学大学 | 環境中の汚染浄化に有効な手段と期待されるPCB(ポリ塩化ビフェニル)の微生物分解では、分解産物として塩化安息香酸(CBA)が蓄積することがネックとなっている。本課題では多様なCBAを分解できるCBA分解菌バークホルデリアNK8株に、強力PCB分解菌ロドコッカスRHA1のPCB分解酵素系遺伝子を導入して高発現させるシステムを構築し、浄化に有効な完全分解システムの構築をめざす。 |
| 431 | 稲わらの効率的メタン発酵技術の開発 | 小松 俊哉 | 長岡技術科学大学 | 福島 忠男 | 長岡技術科学大学 | 下水道浄化センターの消化槽を利用した混合メタン発酵によって,未利用バイオマスから効率的なエネルギー回収が可能である。本課題では,稲わらを未利用バイオマスとして注目し,高温消化を適用した下水汚泥と稲わらの混合嫌気性消化法のシステムを構築することを目的とする。研究期間内の目標として,1)高濃度消化の系列も含めて連続実験を実施し,稲わらを投入した場合の消化特性を明らかにする。2)中温消化の結果も合わせてシステム全体のLCA評価を行う。 |
| 432 | 食味・保存性の優れた災害備蓄用低水分蒸煮・部分アルファ米の開発 | 菅原 正義 | 長岡工業高等専門学校 | 内山 雅彦 | にいがた産業創造機構 | 食味・保存性に優れた低水分蒸煮・部分アルファ米化により災害用備蓄や早炊き可能な米飯開発を目的とする。低水分蒸煮は米飯周辺に溶出澱粉糊液(おねば)ができないため、アルファ米製造工程における乾燥が容易で乾燥後のアルファ米粒の損傷が少ない。また、低水分蒸煮では米粒中の澱粉が完全に糊化せず、部分アルファ米となるため、炊飯・煮沸調理後の食味・食感が通常のアルファ米・早炊き米に比較して優れている。 |
| 433 | マルチライン用異品種混入・花粉交雑検定ネガマーカーの開発 | 田淵 宏朗 | 農業・食品産業技術総合研究機構 | 安藤 益夫 | 農業・食品産業技術総合研究機構 | イネいもち病真性抵抗性に関するマルチライン「コシヒカリ新潟BL1〜4号」による病害抑制効果を長期維持するには、交雑による抵抗性遺伝子脱落系統や他品種の混入を防止する必要がある。しかし、目視形質による選抜・抜き取りが困難なため、検査法の早急な開発が求められている。本課題では、「コシヒカリ新潟BL1〜4号」について、異品種混入・花粉交雑を効率的に検定できるDNAネガマーカーセットの開発を行い、問題の解決を図る。 |
| No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
| 氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
| 434 | MEMS技術を応用した磁気嵐式ガスレートジャイロセンサの研究開発 | 小幡 勤 | 富山県工業技術センター | 谷野 克巳 | 富山県工業技術センター | 本研究は、MEMS微細加工技術を応用して、小型で高精度でかつ新しい検出方式によるガスレートジャイロを開発するものである。通常、角速度を検出するためには、検出素子部を振動させるあるいは、ポンプでガス流を作りコリオリ力による流れ方向の変化を検出するなどの必要がある。本研究では、磁気嵐現象をセンシング機構に取り入れたガスレート式ジャイロセンサを研究開発する。 |
| 435 | 高精度CMOS基準電圧発生回路を用いた温度センサの開発 | 松田 敏弘 | 富山県立大学 | 山田 惠宣 | 富山県立大学 | 集積回路(LSI)で最も広く使用されているCMOS技術を使用し、LSIに内蔵可能な低コスト・高精度の温度センサを開発することを目指す。申請者らの特許である基準電圧発生回路を微細CMOS技術に応用し、しきい値電圧の差を利用したコンパクトで高精度な温度センサを、実用化のための実証デバイスとして試作・評価する。 |
| 436 | Jw−CAD図面からの「配管種別使用量自動算出システム」 | 安井 直彦 | 富山県立大学 | 山田 惠宣 | 富山県立大学 | 建築配管業界は建築設計図を基にして給水管、給湯管、排水管、ガス管等の配管種類別に管サイズ、長さを求め、使用資材量を算出し見積を行っている。現在、これらの使用量の算出作業は手作業でデータを拾い出すことにより実施しており、負荷が極めて大きく、また個人差がある。本研究の目的は、現在広く使われているJw-CAD建築設計図に基づく「配管種別使用量自動算出システム」の開発である。 |
| 437 | 筆順誤りの癖を指摘する漢字筆順判定システムの開発 | 中井 満 | 富山県立大学 | 定村 茂 | 富山県立大学 | パソコンを用いた手書き漢字学習のための高度な筆順判定システムを開発する。既存の筆順学習は手本の文字をなぞる手法が主流であるが、提案システムでは自由な位置に書いた文字の筆順を探索し、漢字の部品(偏旁冠脚など)の組合せ構造に基づいた筆順誤りの規則を抽出することにより、ユーザに筆順誤りの癖を効果的に指摘することができる。本課題では筆順判定精度による評価、および筆順学習システムの実装による評価を行う。 |
| 438 | ユビキタス環境を想定した虹彩による個人認証装置の開発 | 中村 清実 | 富山県立大学 | 定村 茂 | 富山県立大学 | これまでに開発されている虹彩認証装置には、「ユビキタス(モバイル)環境での使用は不可能」、「虹彩の写真などを用いた偽造に未対応」という課題が残されている。そこで本研究では、ユビキタス環境で認識率を低下させる原因となる虹彩画像の回転変化量を高速で補正することにより高い認識率を維持し、さらに、虹彩の輝度変化を計測することで生体と偽造を識別できる信頼性の高い小型虹彩認証装置の開発を行う。 |
| 439 | フレキシブル導液シートを利用した環境調和型高能率研削加工技術 | 岩井 学 | 富山県立大学 | 定村 茂 | 富山県立大学 | 本研究では、研削加工時に使用される冷却・潤滑用加工液を有効に作用させ、加工能率、加工面品位を低下させずに加工液使用量を極少量に抑え、それに伴って消費エネルギーも大幅に低減させる、環境調和型研削加工の実現を目指す。具体的には、装置が簡便、安価で、各種の研削方式に柔軟に対応できる「フレキシブル導液シート法」を適用し、加工液供給の最適化を行うとともに、各種の研削加工における加工液の使用量、工具(砥石)の寿命、加工性能を調査する。 |
| 440 | 影の動的変化にロバストな顔動画像認識処理技術の開発 | 塚田 章 | 富山商船高等専門学校 | 安田 匡一郎 | 中部科学技術センター | これまでに代表研究者らは、画像処理により実時間かつマーカーレスで顔の部位を認識し、仮想的なメークを施すメークアップシミュレータを開発した。本課題では、それらのシーズを基に、環境の変化やユーザーの動きによって生じる影の影響の除去技術を確立し,いつでも、どこでも、誰にでも手軽に使用できる高性能なメークアップシミュレータの開発を目標としている。 |
| 441 | タンパク質等の拡散係数を簡便かつ正確に測定する技術開発 | 宮部 寛志 | 富山大学 | 岩瀬 洋一 | 富山大学 | 生体機能の発現や生体情報の伝達には、生体関連物質の移動現象が深く関与している。このため、生体内における様々な動的挙動の速度論的解析や、その応用としてのドラッグデリバリ−システムの開発等が活発に研究されている。本研究では、このような生体内物質移動現象を研究する上で最も基本的かつ重要な物性値である拡散係数を簡便かつ正確に測定する技術を開発し、タンパク質等の高分子物質にも適用してその有用性を実証する。 |
| 442 | 組込み式次世代型超臨場感音場再生システムの開発 | 広林 茂樹 | 富山大学 | 岩瀬 洋一 | 富山大学 | 現在、デジタルハイビジョン対応の薄型大型テレビなどに代表される映像再生装置は、地上デジタル放送の開始や機器の低価格化もあり急激に普及している。映像面では画面のサイズの大型化や、解像度の向上により高い臨場感が得られるが、音響面では再生音場の音響特性に影響を受け臨場感が低下する。本申請研究では電気音響的な信号処理技術により、超臨場感を得る制御装置を考案し、大型テレビなどに組み込み可能な音響再生システムを開発するものである。 |
| 443 | 高分解能走査型ミリ波サーモグラフィーの開発 | 莅戸 立夫 | 富山大学 | 岩瀬 洋一 | 富山大学 | 近年、医療、電子デバイス、材料評価等の様々な研究開発分野において測定技術のレベルアップが不可欠な状況の中で、物体の温度分布の計測をより高分解能で実施可能なシステムの開発が要望されている。本課題は、代表研究者等が開発を実施してきたミリ波帯走査型近接場顕微鏡技術を利用して、従来の赤外線サーモグラフィーよりも空間分解能及び温度分解能において遙かに上回る性能を実現する可能性を有する高分解能走査型ミリ波サーモグラフィーの開発を目指すものである。 |
| 444 | 次世代半導体へのイオン注入用パルス重イオンビーム発生技術の開発 | 伊藤 弘昭 | 富山大学 | 岩瀬 洋一 | 富山大学 | 次世代半導体材料である炭化ケイ素への新しいイオン注入技術を確立するためには高純度・大電流パルス重イオンビーム発生技術の開発が不可欠である。本課題では、ガスプラズマガンを用いたパルス重イオンビーム発生技術と開発したパルス電力技術を融合させることによって、高純度のイオンビーム発生を目標とし、炭化ケイ素デバイスの実用化に向けて、新しい高純度・大電流パルス重イオンビーム発生技術の開発を行うものである。 |
| 445 | 機能低下した下肢筋の補助を目的にした起立援助椅子の試作開発 | 鳥海 清司 | 富山大学 | 岩瀬 洋一 | 富山大学 | 介護予防や介護度改善のためには,対象者への介助を如何に最小限にとどめ,残存機能の増大を図るかが重要なポイントである.これまでのような人間の下肢をモータとリンクで置き換えた単純な動作でモデル化したような,関節トルクを基にした援助機器においては,健全な筋肉までをも退化させてしまう事から、筋肉の配列を考慮して筋肉の出力特性に基づいた援助機器の提供が望まれている.本研究では,軽度要介護者の起立動作を援助するために,二関節筋を含む下肢の筋肉配列で発揮される力関係を考慮して,機能低下した筋肉のみを補助する事が出来る装置の試作開発を目的とする. |
| 446 | カプセル触媒によるジメチルエーテルの低温直接合成の技術開発 | 椿 範立 | 富山大学 | 岩瀬 洋一 | 富山大学 | ジメチルエーテル(DME)はバイオマス,天然ガス等を原料とする合成ガスから,作ることが出来るため,石油代替効果と炭酸ガス削減効果が大きく,LPG代替燃料やディーゼル燃料として期待されている。現在DMEはメタノールの脱水反応を経る2段階反応で合成されている。我々は触媒表面に別の触媒を被膜したカプセル触媒の開発に成功している。この触媒は複数の触媒作用を示す優れた性能を持つ。本研究では,合成ガスから一段階でDMEを合成できるカプセル触媒の開発を行う。 |
| 447 | 窒化物−炭素系ナノコンポジット膜の開発によるアルミ切削工具への展開 | 野瀬 正照 | 富山大学 | 石黒 雅熙 | 富山大学 | これまで行ってきた新しいナノコンポジット膜の実用化を目指し、従来のDLC膜付き切削工具(ドリル、エンドミルなど)に比べ2倍以上の長寿命を有する切削工具の開発を行う。具体的には、遷移金属窒化物と非晶質カーボン (a-C) とのナノコンポジット膜の優れた特性を活かし、アルミ切削工具用保護膜として実用化を目指す。そのために本試験研究では、実際の切削試験によって窒化物相とa-C相との混合比の最適化を図る。 |
| No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
| 氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
| 448 | 視野障害者の生活支援機器の開発 | 下村 有子 | 金城大学 | 久野 光広 | 金城大学 | 視野狭窄者の視野は狭く、危険が多い。本研究では、健常者の視野を視野狭窄者に提供するためのハードウエア・ソフトウエアを構築し、実用化を図る。健常者の視野を視野狭窄者に提供するために、健常者の視野を頭部装着のカメラで入力し、画像処理後、視野画像を提供する。健常者の視野を絶えず提供するのではなく、危険な物体が向かってくるときのみ、その部分の視野を拡大し、健常者の視野を提供する。 |
| 449 | DNAマイクロアレイにおける外部標準データベース構築 | 石垣 靖人 | 金沢医科大学 | 増田 浩子 | 金沢医科大学 | DNAマイクロアレイによる網羅的な遺伝子発現解析は、疾患の治療標的やマーカーの探索に必須のツールとしてハードウエアとしては成熟してきた。現在必要とされているのは得られた膨大なデータをいかに効率よく正確に処理するかというソフトウエア面での開発である。本試験は補正方法とそれに必要な方法論を提供し、今後蓄積していく膨大なマイクロアレイデータの処理の精度向上を促進することを目指す。 |
| 450 | 紫外線反射防止サングラスレンズ開発とその効果の実証 | 小島 正美 | 金沢医科大学 | 増田 浩子 | 金沢医科大学 | 太陽紫外線による眼疾患には急性で一過性の角・結膜傷害と長期曝露による翼状片や白内障が知られている。眼の健康維持にはこれらの有害光線を出来るだけ浴びないことが重要とされている。本課題は最大で100%に達する紫外線のレンズ裏面反射に焦点を当て、眼内に進入する紫外線、青色光をレンズ特殊裏面反射防止コートにより減少させることで加齢性眼疾患の予防、軽減が可能なサングラスレンズを試作しその効果を確認する。 |
| 451 | 施設入所高齢者の転倒予防のための擬似体験型歩行訓練器具の開発 | 佐藤 進 | 金沢工業大学 | 角井 嘉美 | 金沢工業大学 | 高齢化社会が急速に進行する我が国において、高齢者の転倒予防対策は重要課題の一つとされている。現在、様々な観点から高齢者の転倒予防に関する研究や取り組みが行われている。本研究は、環境への適応を重視した、現有の身体能力による効率的な高齢者のための転倒予防を意図し、居住環境内での移動を疑似的に体験できる歩行訓練装置の開発を主目的としている。 |
| 452 | 針状焦電センサを用いた新規な赤外線顕微鏡の開発 | 會澤 康治 | 金沢工業大学 | 角井 嘉美 | 金沢工業大学 | 赤外線顕微鏡は工学や生物分野で広く使われているが、ナノレベルの観察を行うためには分解能の向上が必要である。本研究では、強誘電体薄膜を探針先端に形成した焦電型センサを試作し、ナノ領域までの分布計測が可能な赤外線顕微鏡の開発を目指している。試作するセンサは、導電探針先端に形成された強誘電体薄膜を使っており、先端径程度(最小数十nm)に限定された領域の赤外線を高感度で検出できる。本課題では、金属探針先端に形成した強誘電体薄膜の焦電センサーとしての諸特性と、これを用いた生体試料等の赤外線測定まで視野に入れて研究を行う。 |
| 453 | 余剰汚泥からの共存型嫌気性プロセスによるエネルギーとりん回収技術の確立 | 池本 良子 | 金沢大学 | 奥野 信男 | 金沢大学 | @バイオガス回収が可能なメタン発酵,A酸発酵を促進しリン回収可能な硫酸塩還元を活用した下水汚泥の嫌気性消化プロセスの実験的検討を行う。メタン発酵を主体とする嫌気性消化は,消化率が低いこと、リンの回収が困難などの指摘はあるが,資源回収システムとして見直されている。硫酸塩還元は,酸発酵とリン放出の促進に加え生成した硫化水素が脱窒に利用可能なことから,その利点を生かした共存型の嫌気性消化プロセスを提案する。従来型の嫌気性消化法と比較して大幅な汚泥発生量の削減とバイオガスおよびりんの回収,水処理系における窒素除去率の向上が期待出来る。 |
| 454 | 無拘束心電・呼吸同時検出による健康・安全シルバーバスシステムの開発 | 本井 幸介 | 金沢大学 | 長江 英夫 | 金沢大学 | 本研究では、高齢者の健康・安全支援を目的とし、体にセンサ等を装着せず無拘束で入浴中の心電図及び呼吸波形を計測することにより高齢者の健康を自動チェックすると共に、水没の危険性をモニタ・アラームするシステムの構築を目的とする。本試験においては病院施設にシステムを構築し、心疾患等の患者・高齢者を対象とした計測を行い、健康・水没危険度の解析・表示アルゴリズムを開発し、プロトタイプシステムを完成させることを目的とする。 |
| 455 | 新規インドール化合物による骨粗鬆症治療薬の研究開発 | 鈴木 信雄 | 金沢大学 | 長江 英夫 | 金沢大学 | 急速な高齢化が進む我が国では、骨粗鬆症の患者数が増加の一途をたどり、大きな社会問題となっている。老人性の骨粗鬆症は骨芽細胞(骨を作る細胞)の活性が低下したことにより引き起こされるが、現時点で実用化されている治療薬は、主に破骨細胞(骨を壊す細胞)の活性を抑制する方式である。我々は、キンギョのウロコを用いた新規検定系を開発し、新規インドール化合物が骨芽細胞を活性化することを、最近見出した。そこで、哺乳類を用いた実験系によりキンギョで得られたデータを再確認し、実用的な骨粗鬆症治療薬の研究開発を行なう。 |
| 456 | テナントビル厨房排気を対象とした高性能オイルミスト除去・脱臭装置の開発 | 瀧本 昭 | 金沢大学 | 長江 英夫 | 金沢大学 | 焼肉・中華料理等の店舗からの厨房排気臭は,地下街や都市部テナントビルといった「都市・生活型」悪臭として大きな問題となっており,対策としての各種防止規制法が制定されている一方,賠償要求訴訟が増加し,近年ますます重要かつ緊急課題である。本研究では,従来法の「光触媒」脱臭法に凝縮を併用した「光触媒凝縮液膜法」を提案し,複合臭気成分のみならずオイルミストも効率的・経済的に回収する新技術の確立と装置開発のための試験を行う。 |
| 457 | 腫瘍血管新生を標的にした癌普遍的内用照射治療薬剤の開発 | 吉本 光喜 | 金沢大学 | 長江 英夫 | 金沢大学 | 血管新生は腫瘍増殖や転移に必須の役割を果たすことが知られているため、血管新生は癌治療を行う上で非常に魅力的な標的である。血管新生に特異的にターゲティングするためには、新生血管を構成する血管内皮細胞に特異的に集積する薬剤開発が重要である。本課題の目的は、血管内皮細胞に発現している血管内皮増殖因子受容体に特異的に結合するペプチドを合成し、臨床で使用されている治療用核種131Iで標識した癌内用照射治療薬剤の開発である。 |
| 458 | 高強度・高導電率銅合金薄板材の開発 | 北川 和夫 | 金沢大学 | 長江 英夫 | 金沢大学 | 銅合金は電気伝導性、熱伝導性、耐食性に優れた機能材料である。近年、電気電子部品の軽量化・高速化に伴い、更なる高強度化が求められている。高強度化を目的に合金元素を多量に添加する手法は、導電性を損なうことやリサイクル上限界がある。本研究は、圧延を利用した強ひずみ加工法と時効熱処理を組み合わせることで、高強度で、かつ導電性と熱安定性に優れた高度複合機能を有する薄板(シート)状銅合金の開発を目指したものである。 |
| 459 | バーチャルスクリーニング陽性物質を候補とする新規糖尿病合併症薬シーズ化合物開発 | 山本 博 | 金沢大学 | 長江 英夫 | 金沢大学 | 腎症,網膜症などの血管合併症を克服できるなら,糖尿病はもはや怖い病気ではなくなる。糖尿病患者の生命予後とquality of life(QOL)を損ねる元凶は血管合併症にほかならないからである。山本らは,糖化蛋白レセプター(receptor for advanced glycation endproducts, RAGE)が糖尿病血管合併症克服のための分子標的であることを世界に先駆けて明らかにした。平成18年度シーズ発掘試験で,ヒトRAGE蛋白の三次元構造に基づくバーチャルスクリーニングを行い,リガンド結合を阻止しうる数種の候補化合物を同定した。平成19年度試験ではこれらの化合物の薬効をインビボ評価し, 糖尿病血管合併症薬シーズ化合物の開発を目指す。 |
| 460 | 分子鋳型を用いた立体識別型分離剤の開発とクロマトグラフィー充填剤への応用 | 国本 浩喜 | 金沢大学 | 渡辺 良成 | 金沢大学 | 分子鋳型ポリマー法では,分離対象となる光学活性物質と相互作用可能な官能基を有する機能性モノマーおよび架橋剤を共存させて重合する.反応後にポリマー内から鋳型分子を除去することにより,鋳型分子と相補的な結合部位を有するポリマーを得る.本研究では,分子鋳型ポリマー法を用いて高純度の光学活性体が要求される5-置換1,3-オキサゾリジン-2-オン誘導体に対して立体選択性に優れた分離材料を開発し,それを充填剤としてクロマトグラフィーに応用する. |
| 461 | 癌細胞特有の染色体欠損(遺伝子多型とアレル欠失)を利用した癌特異的治療薬開発 | 川上 和之 | 金沢大学 | 渡辺 良成 | 金沢大学 | フッ化ピリミジン系抗癌剤の標的であるチミジル酸合成酵素(以下TS)の遺伝子型がヘテロの個体で、かつ、TS遺伝子座にアレル欠失を認める癌では正常組織と癌組織間に遺伝子型の相違が発生する。この相違を癌治療に利用し、TS阻害を癌特異的に増強する核酸医薬を開発する。具体的には、癌組織側で1本のみ残るアレルからのTS蛋白発現を特異的に抑制するsiRNAを設計し、その有効性をin vivo治療実験により検証する。 |
| 462 | 超音波波形(Aモード)を用いた新規簡便型筋力測定装置の開発 | 宮本 賢作 | 金沢大学 | 渡辺 良成 | 金沢大学 | ○超音波波形(Aモード)より算出する筋収縮時・弛緩時変化率を応用した新規簡便型筋力測定装置の開発を最終目標とする。○超音波断層画像(Bモード)より,筋収縮と弛緩時の筋厚変化率から筋力を推定する可能性を我々の研究により見出した。本応募課題では,より簡便かつ新規なAモード超音波波形からの筋力推定法確立を目的とし,測定装置およびソフトウェアを試作する。○超音波波形ピーク値の筋収縮時と弛緩時の変化率と筋力との関連から新しいパラメタを算出することにより実用化への端緒を見出す。 |
| 463 | 超音波を利用した凝固制御による食品の高品質冷凍技術の開発 | 多田 幸生 | 金沢大学 | 平野 武嗣 | 金沢大学 | 食品の凍結保存は,低温化と活性水分の低減により品質の長期維持を図るものであるが,凍結の過程で細胞レベルでのミクロ現象が生じ,これが機械的・膠質的な凍結損傷に繋がる.本課題は,超音波照射により細胞内外の氷晶形成を制御し,高品質な冷凍を実現する技術の開発を目的とする.具体的には,食品組織を供試した定在音場中での凍結実験を行い,凍結特性を操作条件と関連づけるとともに,装置構造の最適化を追究する. |
| 464 | 分岐網創成法による電子基板発熱冷却チャンネル網の設計法の開発とその応用 | 山崎 光悦 | 金沢大学 | 平野 武嗣 | 金沢大学 | 生物に見られる分岐網形態創成メカニズムを擬似した分岐網生成アルゴリズムを活用して,最適な熱吸収・廃熱チャンネル網形態設計に適用し,分岐網の試作・性能評価を通じて従来の設計・製造プロセスでは実現が困難とされてきた高度な冷却性能実現の可能性を実証する. |
| 465 | 土壌不均一性を考慮した土壌不溶化技術の確実化手法の開発 | 川西 琢也 | 金沢大学 | 平野 武嗣 | 金沢大学 | 土壌は極めて不均質な媒体であるにもかかわらず,従来の汚染対策はこの不均質性を定量的に考慮していない。本研究は,(a) 基礎実験としての吸着量・速度に関する回分実験,(b) 1次元パラレル流路モデルに流路性状に分布を与えたモデル解析,(c)同一条件下でのカラム実験による再現性の検討,を通じて土壌汚染不溶化技術に土壌不均質性が及ぼす影響を定量的に検討し,確実な不溶化技術の確立を目指す。 |
| 466 | 超小型・超高速画像処理機能を持つ高解像度イメージセンサ | 秋田 純一 | 金沢大学 | 高田 律子 | 金沢大学ティ・エル・オー | 小型かつ低価格な視線検出装置の実現を目的とし、画像を取得する撮像素子と信号処理回路を同一チップに集積することで、VGA程度の高い解像度と毎秒500フレーム程度の高速処理性を両立できる視線検出用の高機能イメージセンサの実用化に向けた要素回路の基礎検討を行う。これにより、コンピュータ等の有用な入力手段として期待されながら、従来は学術研究などの特殊用途に限られていた視線情報の広範囲な利用が可能になると期待される。 |
| 467 | チップ磁気共鳴技術 | 北川 章夫 | 金沢大学 | 常山 知広 | 金沢大学ティ・エル・オー | 電子スピンや核磁気の磁気共鳴測定は、材料科学、化学、生物学、医学などの学術的分野で広く用いられている。しかし、測定装置が大掛かりであり、民生・産業用途の開拓は進んでいない。本研究ではその小型化を目指し、シリコンチップ上に集積化された磁気共鳴センサを試作する。また、信号検出プローブをマイクロメートルまで縮小する実験を行い、生体内や各種製造装置内の微量物質測定や対象物質の局所的な分布測定に対応させる。 |
| 468 | PAH類を様態別に測定出来る装置の開発 | 早川 和一 | 金沢大学 | 常山 知広 | 金沢大学ティ・エル・オー | 多環芳香族炭化水素(PAH)類は強い発がん性や内分泌かく乱性を有し,大気中では化合物の蒸気圧に依存してガス状/粒子状,また水中では溶解性/不溶解性と様々な存在様態を取る。PAH類は異なる存在様態に移り変わりながら環境中を循環していくが,様態の違いによって環境中の挙動は大きく異なることから,ヒトの健康に及ぼす影響を正確に把握するためには存在様態も含めて測定することが重要となる。そこで本研究では,大気及び水中のPAH類の存在様態別測定を可能にすることを最終目的とする。 |
| 469 | 放射菌によるP450系酵素群の大量発現系の開発 | 荻野 千秋 | 神戸大学 | 五十嵐 泰蔵 | 金沢大学ティ・エル・オー | 放線菌はストレプトマイシンに代表される様々な抗生物質など2次代謝物(生物の成育に関係のない有用物質)を大量に生産する工業的利用価値の高い宿主であることが以前から知られている。しかしながら、遺伝子工学的アプローチを行い、有用物質(タンパク質)の生産性を高めた報告例は殆どない。本研究では、既に構築した放線菌における汎用性遺伝子組み換え生産システムをベースに、これまで、大腸菌などでは発現が困難とされているP450酵素群の大量分泌生産を目指す。 |
| 470 | レーザー光とインクジェットプリントを併用した難染性繊維の染色技術開発 | 沢野井 康成 | 石川県工業試験場 | 奥野 孝 | 石川県産業創出支援機構 | スーパー繊維の一つであるアラミド繊維は、高強度・耐熱性等の優れた性質を有するが、後加工による染色が困難である。そのため、本研究ではアラミド繊維の新規染色技術の確立を目的とする。インクジェットプリント手法等で昇華性の染料を塗布した各種アラミド繊維布表面へのレーザー光による実験より、照射条件の最適化と染料面からの検討を行うことで、環境負荷の少ない染色技術の開発を目指す。 |
| 471 | 高硬度ナノ炭素膜中の水素含有量を制御した長寿命切削工具の開発 | 安井 治之 | 石川県工業試験場 | 塚林 和雄 | 石川県産業創出支援機構 | 従来のダイヤモンドライクカーボン(DLC)膜は、2000HV程度の低い硬さと膜中に多くの水素を含むことから、アルミ合金に対して摺動特性には優れるが、耐摩耗特性が低く、切削工具としての利用は困難であった。そこで、DLCとナノダイヤモンドを多層化したハイブリッドナノダイヤモンド(HND)膜や水素フリーDLC膜などの高硬度ナノ炭素膜中の水素含有量を共鳴核反応分析法を用いて定量評価し、その含有量や硬さを制御した長寿命切削工具を開発する。 |
| 472 | 安全性を考慮したネットワーク型バイラテラル遠隔操作システムの開発 | 河合 康典 | 石川工業高等専門学校 | 割澤 泰 | 石川工業高等専門学校 | バイラテラル遠隔操作システムは,操作部と遠隔地に配置した作業ロボットとの間を双方向に位置と力覚の制御ができる有効なシステムである。しかし,操作部とロボット間の時間遅れが操作性を劣化させるために安全性に課題を残している。そこで本研究の目的は,時間遅れが存在する環境下で,操作部の誤った動作命令が作業ロボットに送られる前に修正できるモデル予測制御を用いて,安全性の向上をはかることである。 |
| 473 | 新規リポソーム融合技術に基づく細胞模倣マイクロラボラトリーの開発 | 濱田 勉 | 北陸先端科学技術大学院大学 | 山本 外茂男 | 北陸先端科学技術大学院大学 | 細胞サイズの人工脂質2分子膜小胞(リポソーム)を反応場とする新規のマイクロラボラトリーを開発する。実際の生体膜とほぼ同じ構造・組成を備えたリポソームは、種々の生化学反応実験に最適な細胞模擬空間を作り出す事が出来る。集光レーザーにより形成された局所的なエネルギー場を利用したリポソーム融合法を確立し、化学反応を自在にコントロール可能な細胞模倣マイクロラボラトリーを構築する。 |
| 474 | 有機ELデバイス用超精密評価・分析機器の開発 | 村田 英幸 | 北陸先端科学技術大学院大学 | 山本 外茂男 | 北陸先端科学技術大学院大学 | 有機EL 素子の耐久性は素子作成時および駆動時の雰囲気に極めて敏感であり、微量の酸素や水分の存在によって急速に劣化することが知られている。従って素子の本質的な劣化要因を特定するためには、外部因子を完全に排除した超高真空下で素子を作成し、同時に素子の劣化状況を評価・分析することが必要である。しかしながら、これらの仕様を満たす評価装置は現存しない。そこで本研究では超高真空中で作成した有機EL 素子を、そのままの環境で駆動させ耐久性評価を可能とする評価装置を開発し素子の劣化機構に関する知見を得る。 |
| 475 | 歪半導体カンチレバー応用次世代プローブカードの研究開発 | 山田 省二 | 北陸先端科学技術大学院大学 | 山本 外茂男 | 北陸先端科学技術大学院大学 | 代表研究者のオリジナルなアイデアである、化合物半導体歪み多層構造を応用した、1)超精細特殊形状カンチレバー(特願2006-262739)の作製技術を確立し、2)大規模集積回路(LSI)検査装置用次世代プローブカードへの応用開発を進め、それに基づくMEMS新市場形成を狙う。本試験研究では、1)の超微細(超柔軟、多機能)個別カンチレバーの作製技術確立を達成し、2)の超微細カンチレバー高集積化製品(プローブカード)開発へと発展させる。 |
| 476 | 漢方薬の作用原理に基づく副作用がない糖尿病治療薬の探索 | 古林 伸二郎 | 北陸大学 | 大桑 優子 | 北陸大学 | 防已黄耆湯は6生薬からなる漢方方剤であり、肥満を伴う糖尿病患者において高血糖や脂質代謝異常を改善するとされる。防已黄耆湯は実験的糖尿病モデル動物の高血糖値を低下させ、その作用本体は粉防已であり、黄耆が粉防已の作用を増強することを見出した。この粉防已と黄耆との複合作用を成分レベルで明らかにし、この複合作用機序をインスリン遊離機構の面から解析し、新規糖尿病治療薬の開拓へと展開させたい。 |
| No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
| 氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
| 477 | 逆送型高効率循環式ヒ−トパイプの開発 | 大西 東洋司 | 若狭湾エネルギー研究センター | 祝 一裕 | 若狭湾エネルギー研究センター | 当研究センターで開発した、気泡の膨張力と浮力を駆動力とする「泡ポンプ原理」を利用し、極めて効率の高い循環式ヒートパイプへの応用により、従来困難であった上部熱源から下部放熱部へと効率良く熱移送が可能なヒートパイプを開発する。 例えば、屋上の熱を階下に、屋内の熱を戸外路面に移送するなどの実用システムのモデルの試作と試験を行う。 |
| 478 | 遺伝子マーカーを用いた硫酸還元細菌の迅速計数法の開発 | 近藤 竜二 | 福井県立大学 | 祝 一裕 | 若狭湾エネルギー研究センター | 本研究では、硫酸還元細菌の機能遺伝子をマーカーとして、分子生物学的手法を応用した、多検体を迅速に計数する方法を確立し、迅速計数方法の標準キットの開発を目指す。 硫酸還元細菌は、汚濁の進行した海域での青潮や水田の老朽化(秋落ち現象)を起こさせ、鉄パイプやコンクリート腐食の原因となる硫化水素を生成する微生物の一群である。生態解明が強く求められているが、その細菌数を正確に計数する方法が未確立なのが現状である。 |
| 479 | 獣害対策支援のための地理情報システムの開発 | 辻野 和彦 | 福井工業高等専門学校 | 上坂 治 | ふくい産業支援センター | 近年、福井県では中山間地域を中心にイノシシ等の野生獣類による農作物被害が深刻な問題となっている。そこで本課題では、福井県鯖江市における持続可能な被害軽減策立案に資する支援情報の提供、ならびに、住民の鳥獣害に対する意識啓発を目的として、イノシシ被害対策支援のためのGISを提案する。具体的には、@衛星画像を用いた竹林の分類、AGPSを用いたイノシシの行動範囲の把握、B耕区単位の危険度評価による被害予報の3項目を検討する。 |
| 480 | 緑被の生長を阻害しない薬剤散布による表層地盤の安定化工法 | 辻子 裕二 | 福井工業高等専門学校 | 上坂 治 | ふくい産業支援センター | 「土と石の強化保存剤」は、土の間隙を保持しつつ土粒子の結合を強化させる働きがある。本課題では間隙を保持する同保存剤の特徴を利用し、CO2固定に寄与する緑被の生長を阻害することなく、斜面(法面)の表層部分を安定化させる方法(工法)を提案する。テンションクラック発生時や林道の設置を起因とした大規模崩壊の防止、地震時の法面崩壊の防止に寄与するものと推察される。本研究期間においては屋外実験斜面を用い、@薬剤散布による緑被の生長/枯死、A斜面(法面)強化の面での効果と持続性について言及し、実用化を探る。 |
| 481 | 融雪用自励振動ヒートパイプの開発 | 宮崎 芳郎 | 福井工業大学 | 上坂 治 | ふくい産業支援センター | 融雪においてヒートパイプは無動力で広い面積に熱を供給する方法として優れている。特に自励振動ヒートパイプは細管を何回も折り返しシート状に構成できるので従来の単管型ヒートパイプより、少ない本数で広い面積をカバー出来、埋設コストも安くなる。しかし熱輸送距離が短く長尺化が難しいという問題があった。本研究では逆止弁を用い、熱輸送距離を長くすることにより、一本で広い面積をカバーできる融雪面加熱用自励振動ヒートパイプを開発する。 |
| 482 | 衝突粉砕法による均質微粒化二次電池材料の開発 | 米沢 晋 | 福井大学 | 奥野 信男 | 福井大学 | リチウム二次電池の電極は微粒子の集合体であるため、その粒子サイズや形態、表面状態のばらつきが性能に大きな影響を与えている。このことは需要の増加と昨今高度な安全性を要求される、高容量二次電池の精密生産プロセス開発において解決すべき緊急の課題である。本課題においては、衝突粉砕によりこれらの二次電池電極材料類の微細化と均一化を同時に試み、より安全かつ高性能な電極材料の創出を行う。 |
| 483 | 簡易型オンラインパーティクルカウンタの開発 | 吉長 重樹 | 福井大学 | 奥野 信男 | 福井大学 | シンプルかつ低コストで使用環境を選ばない光学系を用いて、粒度分布をオンラインで計測できるパーティクルカウンタを開発する。本技術は、μmレベルの微粒子を誰でも容易に計測でき、携帯が可能で振動・粉塵などの使用環境による影響を受けにくい特徴を持つ。パーティクルカウンタの用途を拡大し設置が困難な場所、例えば現場での機械の潤滑油管理や屋外での河川水などの粒子の粒度分布・汚染度を、リアルタイムで計測し管理できるシステムの構築を目指す。 |
| 484 | 非定型CpG DNAの作用特性に基づいた感染症重症化予防治療法の開発 | 伊保 澄子 | 福井大学 | 吉田 芳元 | 福井大学 | 非定型CpG DNA(特許査定済み)は、ユニークな方法でヒトの形質細胞様樹状細胞(pDC)に大量のIFN-α産生を引き起こし、Th1免疫を活性化する。当該CpG DNAの作用特性を取り入れた感染症重症化予防治療法を開発するため、平成19年度は、免疫不全患者や免疫回避ウィルス感染に起因する機能劣化pDCにIFN-α産生を誘導する方法として当該CpG DNAの有用性を調査し、感染症重症化予防治療法の開発基盤をつくる。 |
| 485 | 感染症診断のためのPETイメージング剤の開発 | 法木 左近 | 福井大学 | 吉田 芳元 | 福井大学 | 腫瘍患者、移植患者、高齢者などの死因として感染症は重要であるが、感染症に対する画像診断方法は、意外に乏しい。感染症に対するCTやMRIなどは病変部の滲出液や炎症細胞浸潤をとらえているにすぎない。FDG-PETでも炎症巣を描出できるが、これも、マクロファージに取り込まれたFDGによると考えられている。そこで、病原体自身に取り込まれる分子プローブを合成し、PETによって病原体の感染巣を描出する(画像化する)方法を開発している。 |
| 486 | ゴム材料の最大弱点である酸化劣化の克服とゴム材料の新展開 | 瀬 和則 | 福井大学 | 吉田 芳元 | 福井大学 | ゴム材料はシス型ポリイソプレンであるが、高分子主鎖に2重結合を有するため酸化劣化による高分子主鎖分解が生じ易く、これがゴム材料の最大弱点であった。そこでビニル型ポリイソプレンとのcis-PIs/vinyl-PIs高分子ブレンドを作成して、この弱点を克服する。この高分子ブレンドのガラス転移温度はcis-PIsのそれよりも数10℃高いため、飛躍的な熱安定性も期待でき、劣化克服に寄与する。更に、ゴム材料の高機能化を目指して、圧電素子や導電性高分子への新展開も探究する。 |
| 487 | レアメタルフリーポストリチウムイオン電池正極材料の開発 | 荻原 隆 | 福井大学 | 吉田 芳元 | 福井大学 | エアロゾルナノ加工技術により導電性炭素を内包した高導電性リン酸鉄リチウムナノ粒子を合成する。リン酸鉄リチウム(LiFePO4)の導電性を10-1S/cmまで高め、シートセルベースでのリチウム二次電池の評価を行い、電気自動車(EV)としての要求性能である10C・150mAh/gの電気容量と2000サイクル充放電後の容量維持率90%の確保を目標とする。 |
| 488 | ヒートアイランド防止のための路面冷却評価技術 | 福原 輝幸 | 福井大学 | 吉田 芳元 | 福井大学 | 当該システムはコンクリート製の高熱伝導防火水槽/舗装を用いて、夏の路面温度上昇を抑制し、ヒートアイランドを防止する。 具体的には、舗装と水槽の熱伝導率を2。5倍高め、夏期における舗装 ⇒水槽 ⇒周辺地盤への熱移動を促進させ、路面の熱回収を向上させる。 本課題は当該システムの路面冷却性能に及ぼす高熱伝導の有意性を野外実験から定量的に明らかにするものである。 |
| 489 | 熱・水・塩収支法による路面雪氷状態予測モデルの開発と凍結防止剤の最適化 | 藤本 明宏 | 福井大学 | 吉田 芳元 | 福井大学 | 本モデルは、凍結・圧雪路面の回避に最適な散布量と散布時期の決定を目的に、数時間先の路面雪氷状態を予測する。 具体的には、凍結防止剤散布下における大気/車両-雪氷層-舗装間の熱・水・塩収支を解き、雪氷温度および雪氷状態(塩濃度、雪氷厚、含氷率)の時間変化を評価する。 |
| 490 | 高出力光半導体による果菜類栽培の研究 | 岡井 善四郎 | 福井大学 | 吉田 芳元 | 福井大学 | 現在固体素子光源として、唯一太陽光に近いインコヒーレントな光源である、三波長合成ハイパワー白色LEDを使用して、他の栽培用光源に劣らない光源パネルを製作し、まだ栽培報告のない果菜類の栽培を行う。将来の完全制御型果菜類植物工場の光源として有効であるか、太陽光との栽培実験により差異を確かめる。土壌栽培より優れた特徴を有している水耕栽培を取り入れ、果菜類栽培における最適栽培条件を見出す。 |
| 491 | 展開型常時微動アレイ観測に基づく地盤探査法の開発と応用 | 小嶋 啓介 | 福井大学 | 吉田 芳元 | 福井大学 | 地震工学の分野で、地下深部構造の評価に適用されている常時微動のアレイ観測(波、風、自動車などに起因する微小な地盤震動を、複数のセンサーで観測すること)を、建築・土木構造物の基礎地盤の三次元探査に応用できるように改良しようとする研究である。従来のボーリングを利用した地盤調査では、多大な費用と時間を必要とするのに対し、本研究では、対象地点全体で半日程度で終了する小規模アレイの展開観測情報に基づき、建設予定地の三次元地盤構造を精度良く評価し、構造物を安全かつ低コストで建設するために必要な事前情報を与えることを目標とする。 |
| 492 | 胃がん強毒性ピロリ菌感染症診断キットの開発 | 山川 雅希代 | 福井大学 | 小坂 忠夫 | 福井大学 | 全世界で50%を超える感染率を有するヘリコバクター・ピロリ菌(ピロリ菌)感染は、日本での胃がん発症率・死亡率とも高く、年間10万人が新たに胃がんと診断され5万人が毎年胃がんで命を落としている。近年、ピロリ菌の遺伝子多型により胃がん発症に関与する強毒性を弱毒性に分類されることが明らかとなり、従来のピロリ菌感染症診断キットを改良した強弱毒性識別キットが強く望まれている。本研究は、我々のピロリ菌研究を基にして識別診断キットの開発を目標とする。 |
| 493 | 小児科溶血性連鎖球菌感染症の次世代型診断キットASLOの開発 | 藤井 豊 | 福井大学 | 小坂 忠夫 | 福井大学 | 小児科領域の主要な感染症の1つが溶連菌感染症で、ときに重篤な腎炎など後遺症が見られる。不幸にして診断に誤りがあると訴訟問題化する場合もあり、小児科医の減少が社会問題になっている。そのため、診断の精度を上げた次世代診断キットの開発が求められている。ASLOに用いられる高純度の溶血性毒素SLOを世界に先駆けて大腸菌から調製するシステムを開発した。この高純度SLOを用いた高精度ASLOを開発することを目標とする。 |
| 494 | マルチ血糖測定器・マルチ携帯キャリアに対応するSMBGデータ送信方式の開発 | 森川 博由 | 福井大学 | 巽 信夫 | 福井大学 | 本試験研究では、国内メーカ5社の血糖測定器、3キャリアの携帯電話に対応可能なSMBG(Self monitoring of blood glucose:血糖自己測定)データ送信方式を技術内容とする。その目的は、何処の会社の血糖測定器、何処の会社の携帯電話でも使えることにより、ユーザの利便性と経済性を高め、高齢者でも容易にSMBGをデータベースに送信できる方式を開発し、それを糖尿病治療、療養指導に活用することである。 |
| 495 | 匿名セキュリティシステム技術の確立 | 田村 信介 | 福井大学 | 巽 信夫 | 福井大学 | 計算機システムによる各種サービスでは多くの個人情報が蓄積されており、互いに関連づけられると想定できないようなプライバシーの侵害につながる。このような弊害を無くす目的で中立機関を仮定せずに、匿名での各種サービス利用を可能にする技術を確立する。具体的には、1)匿名認証、匿名取引、匿名通信などの機構に関して開発している技術の欠点を改善し、2)上記機構を実装してプログラムサイズや実行時間、開発容易性などを確認する。 |
| 496 | 軸およびねじり負荷機構一体型多軸油圧シリンダーの開発と応用 | 伊藤 隆基 | 福井大学 | 谷 賢 | 福井大学 | 機械構造材料の強度評価試験の一つとして疲労試験があるが、その中でも特殊な試験として軸およびねじりの複合荷重を繰返し負荷する多軸疲労試験がある。同試験で一般的に用いられる電気・油圧サーボ式多軸疲労試験機で採用されている負荷装置は、軸負荷およびねじり負荷の別々の油圧シリンダーが直列に連結された機構となっている。本研究では、従来の軸およびねじりの各油圧シリンダーの機能を単一の油圧シリンダーで機能する軸・ねじり多軸油圧シリンダーを開発し、その応用・実用化に向けた検討を行う。 |
| 497 | 力学的(安全)・生理学的(安心)・心理学的(快適)な視点からの「杖」の開発 | 吉澤 正尹 | 福井大学 | 齊藤 敏機 | 福井大学 | 歩行補助具としての「杖」には、歩行床面の形状・傾斜・すべりに対応可能な【石突き】部による安全性、ヒトとの接点となる【握り】部へ体重を安心して預けられ、かつ快適な使用感が求められている。 本課題は、本来「杖」がもっているシンプルな構造を変えることなく安全・安心で快適に使用できるような【石突き】部と【握り】部において、特徴的な機能と形状をもった「杖」を試作し、筋電図と官能検査によって実証することである。 |
| No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
| 氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
| 498 | ユニバーサルデザインを目指す聴取補助装置実証機の開発 | 石川 稜威男 | 山梨大学 | 鈴木 通夫 | 山梨ティー・エル・オー | 本研究では,健聴者と軽・中度難聴者の両者に違和感なく,かつ的確に情報を伝達できるように,無声子音などの小さな音を相対的に大きく増幅する聴取補助装置を試作し,軽・中度難聴者を被験者として評価試験を行い実用装置開発への目途をたてる。 |
| 499 | 高操作性・高学習容易性を有する文字入力手法の開発と応用 | 郷 健太郎 | 山梨大学 | 鈴木 通夫 | 山梨ティー・エル・オー | 本提案は、ゲーム用の2本のジョイスティックに五十音の行と列を割り当てて文字を入力することで、習熟、操作が容易な日本語入力方式を提供するものである。本手法は、左右の装置に「音」の縦横を割り当てるという点で、ジョイスティック以外への拡張や、多言語への適用など用途は広い。本検討では、実際のゲーム機で使用できる形にシステムの実装を行うとともに、被験者による定量化をおこない、有効性の検証を行う。 |
| 500 | シリンジを検出の場とする簡易蛍光光度計の開発と応用 | 鈴木 保任 | 山梨大学 | 鈴木 通夫 | 山梨ティー・エル・オー | 本提案は、シリンジとファイバー蛍光光度計をカップリングさせることで、シリンジをそのまま分析セルとして使用できる簡便な分析装置に関わるものである。光源及び検出器とガラスシリンジを光ファイバーにより結合し、シリンジ内の溶液を直接測定できる、小型簡便な蛍光光度計の開発を目的とする。本計画では、バックグラウンド光による誤差を低減するため両者のカップリング法を検討しつつ試作を行い、その分析精度等の評価を行う。 |
| 501 | 10GHzを超える高速クロック分配を実現するキャビティシステムの開発 | 加藤 初弘 | 山梨大学 | 鈴木 通夫 | 山梨ティー・エル・オー | 本提案は、チップ上に形成したキャビティ内に、きわめて高い周波数(>10GHz)の定在波を安定して共鳴させることで、通常の配線では分配困難な超高速クロックの分配をULSI上で実現する手法に関するものである。本検討では、これまでに得られた解析結果を元に実際にキャビティを試作し、その駆動方法について検討するとともにその実際の共鳴状態を計測して、本方式の基礎的な実証を行う。 |
| 502 | 微生物を利用したブドウ病害防除法の開発 | 高柳 勉 | 山梨大学 | 還田 隆 | 山梨大学 | 灰色カビ病に拮抗性を示す細菌を用いた新たなブドウ病害防除法の開発を目的としている。申請者はこれまで無罹病のブドウ果実から分離した微生物のうち、灰色かび病菌に対して拮抗性を示す2 株の細菌を得た。本年度はこの細菌を用いてブドウ組織上での定着性や拮抗メカニズムを解明することで生物農薬としての適応性を確認する。本技術の確立により、化学農薬に変わる次世代の農薬「生物農薬」への応用が期待できる。 |
| 503 | 早期薬剤耐性診断法の減農薬ブドウ栽培への展開 | 鈴木 俊二 | 山梨大学 | 還田 隆 | 山梨大学 | ブドウの主要病原菌である灰色カビ病菌の早期薬剤耐性を診断する方法を開発する。 H18年度シーズ発掘試験で、ブドウ病原菌を早期に検出する技術を確立した。分子生物学的手法を用いて、病気が肉眼で観察される前に病原菌の薬剤耐性を迅速に診断する方法を確立することにより、薬剤耐性菌に効果のない不必要な薬剤散布を減らし、必要な最小限の農薬を効果的に散布する。これにより、減農薬ブドウ栽培を目指す。 |
| 504 | 抗C型肝炎ウイルス治療薬評価に有用な迅速評価系(レプリコン細胞)の構築 | 山下 篤哉 | 山梨大学 | 菅原 幸雄 | 山梨大学 | 迅速かつ効率的な抗C型肝炎ウイルス治療薬のスクリーニング法を確立するためにレプリコン細胞の改良を行う。既に抗C 型肝炎ウイルス効果が認められているinterferon、 cyclosporin A、 myriocin、statin、bisphosphonate などを用いて、作製したレプリコン細胞の抗C 型肝炎ウイルス薬剤評価系としての有用性を確認する。 |
| 505 | 超臨界流体を利用した三次元集積回路配線形成技術の開発 | 近藤 英一 | 山梨大学 | 菅原 幸雄 | 山梨大学 | 本提案は、CO2超臨界流体内での反応によりCu酸化物を、きわめてアスペクト比の高い穴などの部分まで堆積させる技術である。本計画では、成膜速度向上をはかるため、原料の検討とこれにかかる設備の改造を行った後、堆積評価を実施し、超臨界流体を利用した三次元集積回路用貫通配線形成技術の開発を行う。 |
| 506 | 超音波による骨接合用髄内釘横止め穴位置検出装置の開発 | 水口 義久 | 山梨大学 | 菅原 幸雄 | 山梨大学 | 本研究では,市販のターゲットデバイスを用い,髄内釘の軸に直交する方向に皮膚上で超音波探触子を移動させながら超音波を髄内釘に向けて入射させる。そして,髄内釘横止め穴付近から反射してくるエコー高さを測定し,髄内釘横止め穴の中心位置でエコー高さが最大となることに着目し,そこにスクリューねじを刺入し,骨と髄内釘を容易に固定できる髄内釘横止め穴の検出法を確立するとともに手術に必要な治具を考案する。 |
| 507 | 高効率LD励起固体レーザー材料の大型単結晶育成技術の開発 | 田中 功 | 山梨大学 | 鈴木 拓雄 | 山梨大学 | 本提案は、FZ法による単結晶育成において、加熱ランプによる非等方的加熱により成長方向などを制御して、大型単結晶育成が困難である結晶も作成可能である結晶育成技術である。本計画では、結晶成長時に特定の結晶学的方向に成長が卓越するため、大型単結晶育成が困難であったレーザー材料酸化物に適用し、加熱方法により結晶形状の扁平度を制御することで1/2 インチ以上の大口径で均一組成の大型単結晶育成に取り組む。 |
| No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
| 氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
| 508 | ヒアルロン酸合成促進性天然化合物の皮膚機能性向上に関する応用研究 | 板野 直樹 | 信州大学 | 篠塚 由紀 | 信州TLO | ヒアルロン酸合成促進活性の認められた植物性天然化合物を用いて、皮膚組織におけるヒアルロン酸合成に対する活性、皮膚の機能性改善と保水性向上作用を実証する。 ヒアルロン酸産生促進効果は動物試験により実証する。ヒト皮膚への塗布後、パッチテストによる皮膚ヒアルロン酸含量の測定と皮膚水分含量測定そして弾力性試験を実施し、皮膚組織の機能性と保水性を評価する。本技術を確立することで化粧品などへの利用が可能となる。 |
| 509 | 糖鎖工学を利用した新規遺伝子導入法の開発 | 高橋 将文 | 信州大学 | 杉原 伸宏 | 信州大学 | GlcNAcを利用した新規の高効率遺伝子導入試薬としての開発と製品化の実現を目指すために、1.心血管細胞への遺伝子導入条件に関する検討、2.種々の細胞における遺伝子導入の可能性に関する検討、3.心筋傷害および血管傷害モデルマウスでの遺伝子導入に関する検討、を行う。 |
| 510 | 高性能アイススラリーの微細管内における流動特性 | 熊野 寛之 | 信州大学 | 藤井 國久 | 信州大学 | 微細な氷結晶からなるアイススラリーは,閉塞の可能性が低くなるだけでなく,熱交換性能の向上などより高い性能を有する.また,微細な配管への流動も期待でき,低温の物流や電子機器の冷却等、広範囲な用途への応用が考えられる.本研究では,高分子材を添加することにより生成される非常に微細な氷結晶からなるアイススラリーを用いて,微細管内における流動特性を把握し微細間の設計応用に利用しようとするものである. |
| 511 | 高飽和磁化・高透磁率FeCo薄膜の強磁性共鳴周波数の高周波化とその応用 | 劉 小晰 | 信州大学 | 藤井 國久 | 信州大学 | 本提案は、FeCo合金/Co合金薄膜構造による新規な軟磁性薄膜の特性、実用プロセスに負荷される温度に対する体制を評価し、インダクタとしての性能の基礎特性を評価してその実用性能の第一歩を把握するものである。高飽和磁化Msを持つ体心立方Fe70Co30と高異方性磁界Hk を持つ六方晶Co合金を積層化し、薄膜インダクタ用磁芯材料として提案する。 |
| 512 | コンパクト差動ボールねじの開発とミリストローク超精密位置決め機構への応用 | 深田 茂生 | 信州大学 | 藤井 國久 | 信州大学 | 本提案は、ボールねじを差動型とする新規構造と安価なロータリーエンコーダーの組み合わせで、これまで対応する製品のなかった1〜数mmストロークに対しナノオーダーの精度の位置決めを可能とする位置決め機構に関するものである。本検討においては、実用化を想定して、これまで試作し・検証に用いたシステムの小型化を目的に、差動ボールねじを新設計して製作し、単体・位置決め機構への組み込みにより性能評価を行う。 |
| 513 | 超臨界二酸化炭素を用いた溶体噴霧法による有機半導体薄膜創製技術の開発 | 内田 博久 | 信州大学 | 藤井 國久 | 信州大学 | 本技術は,超臨界二酸化炭素に有機半導体原料を溶解させた溶体を,微細ノズルを通して基板に噴霧し基板上で結晶粒を薄膜成長させることにより有機半導体薄膜を創製するものである.高分子を始めとするあらゆる基板に対して簡単に高品質の有機薄膜を創製することができ,かつ環境調和型・省エネルギー型技術である.本課題では,試験レベルがほぼ終了した本技術の電子産業分野での実用展開を目指して,「技術の汎用性の強化」と「薄膜の自由設計の実現」を目標とする. |
| 514 | カーボンナノファイバー複合高強度マグネシウム合金の開発 | 清水 保雄 | 信州大学 | 藤井 國久 | 信州大学 | 本提案は、金属と濡れ難くまたそれ自体が絡み合い分散性に劣るため複合化が困難なカーボンナノファイバーを、粉末冶金的に混合し均一分散させる技術により、少量添加で大きな強度改善を可能とした複合合金に関するものである。今回は、実用に供する部材での特性を評価するため、より大きな径のビレットを製作して射出成形により製品試作を行い、材料特性に加え、製品としての性能評価を行い、実用化の可能性を検討する。 |
| 515 | GSM携帯電話用磁性薄膜/誘電体薄膜ハイブリッド高次スプリアスフィルタの開発 | 佐藤 敏郎 | 信州大学 | 藤井 國久 | 信州大学 | 本研究は、携帯電話からの不要な電波の輻射を抑制するフィルタに用いる材料に、新たに開発した磁性薄膜/誘電体薄膜複合材を用いることで、大幅な小型化とフィルタの集積化を可能にするハイブリッド高次スプリアスフィルタの開発に関するものである。本研究では、実際にフィルタを設計、試作し、パワーアンプモジュールに組み合わせて実性能の評価による有効性確認を行って、モジュール集積化への可能性を探る。 |
| 516 | 汎用放線菌遺伝子操作ベクターシステム開発 | 片岡 正和 | 信州大学 | 藤井 國久 | 信州大学 | 放線菌の遺伝子を簡易に操作できるよう、@主要な組み替え菌である大腸菌の能力を十分に利用できるシャトルベクターを開発、A遺伝子発現を簡便にリアルタイムで検出できるベクターシステムの構築、B遺伝子発現を自在にコントロールできる発現ベクターシステムを構築する。 放線菌−大腸菌シャトルベクターを開発することで、簡単に、任意の遺伝子発現をリアルタイムに検出、調節することが可能となる。 |
| 517 | 高分子/カーボンナノチューブ複合体を用いた超高性能電界電子放出源の開発 | 伊東 栄次 | 信州大学 | 藤井 國久 | 信州大学 | 本提案は、電気泳動法を利用して露出した微細電極表面上に配向・起毛したCNTを成長させる技術に関するものである。本計画では、高分子膜で覆われた電極表面を直径数100nmから数μmの微細パターンにより一部露出させ、従来より細かい1μm程度のパターンでCNTを成長させ、CNTの配向度の確認と電界放射特性の測定を通し、NEDO目標値をベンチマークとした電界放射源としての特性評価を実施する。 |
| 518 | Fe基金属ガラス複合材料磁心を用いた低損失・超薄型パワーインダクタの開発 | 山沢 清人 | 信州大学 | 藤井 國久 | 信州大学 | 本提案は、Fe 基金属ガラス粉とポリイミドからなる低透磁率複合材料を用い、スクリーン印刷により閉磁気回路を形成してインダクタを作成することで、従来より格段に薄型かつ小型で、大電流に対応可能なインダクタを作製する技術に関するものである。Fe金属基による低保磁力化で大幅な損失低減を図るとともに、本インダクタ基板上に電源回路を実装して、担体としてだけでなく電源としても従来品に対する改善効果を評価する。 |
| 519 | ポリイミド超高感度湿度センサーを用いた防湿フィルムの透湿度性能評価 | 宮入 圭一 | 信州大学 | 藤井 國久 | 信州大学 | 本提案は、研究者が開発したフッ素含有ポリイミドが取り込んだ水分量に対し誘電率が直線的に変化することを利用した静電容量型湿度センサに関するものである。本材料は一般的なポリイミドと比較して応答性、直線性に優れており、薄膜化することで高感度化が可能である。本検討では、フィルムの薄膜化と周辺機器の安定化により、いっそうの高感度化をはかり、その特性検証として防湿フィルムの透湿性評価を行う。 |
| 520 | フラックス法による高性能光活性単結晶薄膜電極の開発 | 手嶋 勝弥 | 信州大学 | 藤井 國久 | 信州大学 | 本提案は、フラックス法により基板上に薄膜単結晶を形成する結晶育成法を応用して、色素増感太陽電池に好適な組成を持つ光活性単結晶薄膜を形成し、その複合化基板を光活性電極として電池としての評価を行うものである。計画では、「各種単結晶薄膜作成と触媒特性評価」、「導電性基板上への薄膜形成条件検討(特に低温化)」、「新薄膜により形成した太陽電池の評価」、の3段階で上記提案について検討する。 |
| 521 | 透明な相分離ガラスを母材とした高輝度蛍光体の開発 | 樽田 誠一 | 信州大学 | 藤井 國久 | 信州大学 | 本提案は、Euを添加し、微細なドロップレット相が析出した相分離ガラスが赤色で発光することを利用したガラスを母材とした蛍光体に関するものである。本ガラス蛍光体は、従来の赤色蛍光剤より合成が容易であり、添加剤の自由度が高く、透明であるなど有利な点が多い。白色発光ダイオードへの利用を想定して、本検討では、より長波長での強い発光となるように、添加剤、相分離構造の状態を変化させ、最適化をはかる。 |
| 522 | カーボンナノチューブと金属からなる金属繊維とその樹脂複合材の開発 | 宋 星武 | 信州大学 | 藤井 國久 | 信州大学 | 本研究ではCNTと金属を複合化した繊維をさらに母材と複合化することでCNTと金属の物性の両方を利用することにより新しい母材強化用フィラーとしての適用を目的し,第1ステップとしてCNT高含有金属フィラーを開発し,次に母材と複合化させ諸特性の調査と応用分野への実証を行う. |
| 523 | 人工嗅覚細胞による健康モニタセンサの開発 | 木村 睦 | 信州大学 | 清水 信孟 | 長野県テクノ財団 | 生体内の嗅覚細胞に模倣したナノ構造体を人工的に構築し人体から発生する臭い分子を高選択的および高効率に捕捉するデバイス構築を目的とする。人工嗅覚細胞が模倣することができれば、臭い分子の追跡によって健康状態をモニタすることができる。ナノ空間を持つ臭い分子に対する人工レセプターの合成、臭い分子を濃縮するナノ界面の構築について開発を進め、人体から発生する健康情報のにおいを捕捉する健康センサへの展開を図る。 |
| 524 | ナノ磁性微粒子を用いた毛髪駆動機構の開発 | 藤井 敏弘 | 信州大学 | 清水 信孟 | 長野県テクノ財団 | 本提案は、毛髪の外側のキューティクルと呼ばれる方向性と強度をもつ鱗状の構造体の特性を利用して圧電素子による直動と毛髪内に導入したナノ磁性微粒子による方向制御可能な、新しいタイプのアクチュエータの試作開発を行う。本提案では、内側を空洞化した毛髪内に磁性微粒子を形成する手法を検討し、作成した人工磁性毛髪を用いたアクチュエータを作成してその特性を評価し、マイクロマニピュレータとしての可能性を検討する。 |
| 525 | 産業廃棄物灰から合成した触媒による汚染土壌の浄化 | 錦織 広昌 | 信州大学 | 坪井 開 | 長野県テクノ財団 | 本技術は産業廃棄物焼却灰の吸着・分解作用に注目し、これら灰からゾルゲル法を用いて高分散で多孔なシリカ系触媒の合成を行い、固相における土壌汚染の浄化を目指すものである。本提案では、実験室レベルで模擬汚染土壌を用いた小規模な浄化実験を行って混合条件の最適化をはかり、さらに実際の汚染現場でその効果を試すことにより実用の可能性を求めるものである。 |
| 526 | インダクション磁気センサを用いた非破壊検査システムの開発 | 田代 晋久 | 信州大学 | 坪井 開 | 長野県テクノ財団 | 本提案は、空芯コイルと簡単な電子回路を用い、環境ノイズや励磁用磁界をキャンセルする新しい設計法により、常温でSQUIDセンサ並の高感度を達成する磁気センサに関するものである。今回、本センサの性能にあわせて磁気特性の校正装置を製作し、実際にセンサを試作して校正・基本特性を測定して、設計性能に対する特性を評価する。さらに、実際に包装物内の異物検知を試みて、非破壊計測システムへの応用可能性を検討する。 |
| No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
| 氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
| 527 | 性転換雄アユ精子の凍結保存技術の開発と全雌アユ生産への応用 | 桑田 知宣 | 岐阜県河川環境研究所 | 三浦 航 | 岐阜県河川環境研究所 | 雌アユのみを生産することができれば、高値で取引されている子持ちアユを効率的に生産できるため、代表研究者は雌アユのみを生産できる技術を開発し実用化した。しかし、技術の要である性転換雄アユの精子の質にバラツキがあること、その精液の保存期間が短いことが普及拡大の妨げとなっている。この問題を解決するために本研究では、成熟ホルモンの投与によって性転換雄の精巣から運動活性のある良質な精子を得る技術とその精子を凍結保存する技術を開発する。 |
| 528 | 横編機完全同期型ニット原糸染色システム(無縫製色柄編機)の開発 | 奥村 和之 | 岐阜県産業技術センター | 武藤 高義 | 岐阜県研究開発財団 | ファッショナブルでカラフルなニット製品(セーター等)を製造する代表的な方法として、糸を染色しながら編み上げ生地やセーター1着を丸ごと仕上げる全く新規な装置(以下、「無縫製色柄編機」)を開発する。本装置によれば、ニット組織の凹凸と一体化した先染め特有の深みのある色の表現に加えて、単層の薄物のみならず、縫い目のない無縫製ニット、成型パーツ、組織柄など複雑なニット組織のフルカラー編成が可能となる。 |
| 529 | キノコ由来ペルオキシダーゼ大量生産技術の開発 | 上辻 久敏 | 岐阜県森林研究所 | 武藤 高義 | 岐阜県研究開発財団 | キノコの中でも白色腐朽菌と呼ばれるキノコは、木質中のリグニンを分解することができ、木質バイオマスの変換利用への応用が期待される生物である。その分解力は、多種多様な物質に対して有効である特徴をもつが長い期間を要する。そこで、分解の効率化をめざして、白色腐朽菌による分解の鍵となる菌体外酵素の大量生産系を開発する。 |
| 530 | 土壌微生物群集を作物栽培に好適な構成に誘導する土壌改良材の開発 | 吉村 明浩 | 岐阜県生物工学研究所 | 前田 喜朗 | 科学技術振興機構 | 土壌微生物は、作物栽培において肥料成分の分解、輸送などの様々な役割を果たす。そのため、微生物の量あるいはその群集構成を調整することは、効率的な施肥や適切な薬剤散布を可能にし、環境にやさしい作物栽培に繋がると期待できる。本研究は、このような土壌改良に適当な資材として見出した非晶質クエン酸カルシウム・炭酸カルシウム複合体の実用化に向けて、微生物に及ぼす影響を評価し、最適な施用条件を明らかにすることを目的とする。 |
| 531 | カイコ形質転換細胞による淡水魚ワクチンの生産 | 河村 敏 | 岐阜県生物工学研究所 | 前田 喜朗 | 科学技術振興機構 | 淡水サケ科魚類養殖業は、伝染性造血器壊死症(IHN)と呼ばれるウイルス病の全国的な蔓延により大きな被害を受けている。このため、安定した養殖業を継続し、振興を図るには、高い予防効果を有する安全なワクチンの開発が必要であるが未だ成功していない。一方、これまでの関連研究において、組換えウイルスを使用せず、カイコで機能するDNA型トランスポゾンpiggyBacを活用したベクターにより作出した形質転換細胞を利用して、IHNの抗原蛋白質の発現が可能となった。そこで、この手法を用いてコンポーネントワクチンを持続生産するための実用技術の開発を行う。 |
| 532 | がん転移診断用新規リンパ節検出剤の開発 | 羽賀 新世 | 岐阜県保健環境研究所 | 西川 治光 | 岐阜県保健環境研究所 | 肺がんや乳がんなどでは、がんの周囲を大きく切り取るリンパ節郭清術が行われているが、がんの発生場所に一番近い、センチネルリンパ節に転移がなければ、その先には転移がないことが実証され、予めその検査を行うことで、無駄なリンパ節郭清を避ける先進的な医療が望まれている。 この検査にはセンチネルリンパ節の検出が不可欠であり、本課題では、現行法の短所を克服し、検出が平易で、患者への負担が少ない、安全性の高いセンチネルリンパ節検出剤を開発する。 |
| 533 | 環境再生を目的とした植樹ロボットの開発 | 奥川 雅之 | 岐阜工業高等専門学校 | 砂田 博 | 岐阜県産業経済振興センター | 本研究の目的は、砂漠化や森林伐採などによる生態系破壊に対する環境再生活動の効率化や公園など公共施設の維持管理を目指した植樹もしくは植林作業支援遠隔操縦型移動ロボットの開発である。生分解性プラスチックによる自然分解機能及び植樹行程を考慮したドリル形状底面を有する育苗ポッド試作とドリル型育苗ポッドを用いた植樹機構の試作を行い、ロボット技術導入による植樹作業の半自律化を目指すものである。 |
| 534 | 非侵襲的体内脂質動態の診断装置開発 | 吉田 敏 | 岐阜大学 | 丸井 肇 | 岐阜大学 | 通常赤外分析によって、体内の脂質・脂肪酸の動態を、非侵襲的に体表面から検出できるアダプターとその装着システムを開発している。このシステムを改良し、普及型としてより簡便に操作できるようして実用化を目指す。 |
| 535 | 複数の神経変性疾患に有効な新規神経保護薬の創製とその実用化 | 平田 洋子 | 岐阜大学 | 丸井 肇 | 岐阜大学 | 神経変性疾患には酸化ストレス、不溶性タンパクの沈着など共通のメカニズムが関与することが示唆されている。私たちは岐阜大学内の有機合成の研究グループと密接に連携することにより、化合物の適切な修飾を行い新規の神経保護化合物を創製している。複数の細胞傷害系で網羅的にこれらの化合物を評価した結果、各種酸化ストレス、一酸化窒素、パーキンソン病モデル、その他様々な因子による細胞死を抑制することが分かった。このような手法で得られた化合物を様々な神経変性疾患の予防・治療に有効な医薬品に開発していくことが目的である。 |
| 536 | RNA創薬を目指す高機能性核酸オリゴマーのPETプローブ化法の開発 | 北出 幸夫 | 岐阜大学 | 丸井 肇 | 岐阜大学 | RNA分子の多様な機能が解明され、siRNAやmiRNAなどで代表されるRNA創薬が注目を浴びている。RNA分子を抗がん剤などの治療薬として臨床開発するためには、核酸オリゴマーへの陽電子放射断層画像撮影(PET)法の導入が重要な研究課題と考えられる。そこで本研究では、RNA分子の薬物動態や治療効果の計測を容易にするために、RNA分子の簡便なPETプローブ化法を開発する。 |
| 537 | 新規マンニッヒ反応を基盤とするホルムアルデヒド−フリー合成プロセスの開発 | 船曳 一正 | 岐阜大学 | 荒賀 年美 | 岐阜大学 | ホルムアルデヒドはPRTR対象物質の中でも最優先的に削減すべきリスク削減対象物質であるため、これを用いない医薬品合成プロセスの開発は重要な課題である。本研究では、安価で容易に入手できる含ハロメチルアルデヒド誘導体とエナミンを用い、パーキンソン病の抗コリン薬のひとつである塩酸トリヘキシフェニジル(アーテン®、セドリーナ®)の中間体を一挙に合成できるホルムアルデヒド−フリーな新規合成プロセスを開拓する。 |
| 538 | 色素増感型フレキシブル太陽電池の高性能増感剤の開発 | 松居 正樹 | 岐阜大学 | 荒賀 年美 | 岐阜大学 | 酸化亜鉛色素増感太陽電池用の増感剤を開発する。有機色素増感剤として、現段階ではインドリン色素が最高の性能を示すことがわかっている。本研究では、インドリン骨格を有する色素の精密合成、長波長化、および分子の構造改変によって、増感剤としての最適化行い、高変換効率インドリン色素を開発する。 |
| 539 | 世界最小のマイクロコンバスタの開発とそれを用いた携帯用電源の開発 | 高橋 周平 | 岐阜大学 | 荒賀 年美 | 岐阜大学 | 炭化水素燃料の持つ高いエネルギー密度を微小な空間において活用するため、従来では不可能とされていた消炎直径以下の空間での燃焼を、多孔質のセラミックス管と触媒を用いて行う。これにより、内直径0.4mmというきわめて小さいに空間において、エネルギー発生密度10GW/m3、最高温度800K以上を達成させ、微小な高温点熱源として利用することができる。熱源自体としての利用だけでなく、熱電素子と組み合わせることで、小型電源としての応用が見込まれる。 |
| 540 | 脱塩系粒子分散液を用いるエレクトロレオロジー流体の開発 | 木村 浩 | 岐阜大学 | 荒賀 年美 | 岐阜大学 | 本研究は電場の印加・除去への応答性が極めて優れ、かつ粒子の分散安定性の良いエレクトロレオロジー(ER)流体の開発を目的とする。本目標のER流体が開発できれば、ミリ秒レベルで電場のON・OFFに可逆的に応答する電気-力学変換素子としての種々の実用化が期待できる。具体的には、申請者らが見出した分散安定性が極めて良い脱塩系の粒子分散液をベースにして、脱塩度合いと分散させる粒子組成について系統的に検討し、実用開発に移行し得る優れたER流体を開発する。 |
| 541 | 高級和牛のおいしさ評価のための画像技術の開発 | 加藤 邦人 | 岐阜大学 | 水谷 嘉之 | 岐阜大学 | 高級和牛の格付けは、専門の格付員により「霜降の度合い」、「肉の色と光沢」、「肉のしまりときめ」、「脂肪の色と光沢」について行われているが、牛肉のおいしさを決める要因には化学的な味覚と食感のような物理的な味覚がある。現在までの可視光画像処理技術では格付員の経験によって培われた目視での評価に迫ることはできず、解析的評価はシンプルな分光計測のレベルに留まっている。そこで本研究では、不可視光領域まで拡張したマルチバンド画像解析技術を応用し、高級和牛のおいしさを経験をつんだ格付員に近づく定量的に評価できる手法を開発する。 |
| 542 | ロボットハンド用小型関節トルクセンサの開発 | 毛利 哲也 | 岐阜大学 | 水谷 嘉之 | 岐阜大学 | ロボットハンドでの物体の把持・操作には、指先だけでなく指の腹部においても高精度に力を計測し、制御することが要求される。しかし、市販の6軸力覚センサでは指先力しか計測できず、個々の関節トルクを十分に制御できない。そこで、小型モータへ装着可能な関節トルクセンサの開発を行っている。本課題では、これまでに試作した小型センサを実用化するために、高精度化の実現、実装に伴う技術的課題の解決を目指す。 |
| 543 | α−マンゴスチンのオプティマイゼーションとガン細胞アポトーシス誘導活性 | 飯沼 宗和 | 岐阜薬科大学 | 前田 喜朗 | 科学技術振興機構 | ガン疾患の予防、再発防止、既存の抗ガン剤との相乗効果に資する伝承薬物を広く世界に求め今日まで探索研究を続けてきた。その研究成果として、オトギリソウ科植物マンゴスチン(東南アジア産する樹木で、その果実は果物の女王といわれている)果皮のエキス(主成分はキサントン誘導体:α-マンゴズチン及びγ-マンゴズチン)にヒト由来の数種ガン細胞に対して、アポトーシス誘導活性、自然免疫力増強活性、抗ガン剤との相乗効果等が認められた。α-マンゴズチンをプロトタイプとして、その各種誘導体を合成し、医薬品候補のオプティマイゼーションについて検討する。 |
| 544 | ポリフェノール類の機能性固体分散体の調製と応用 | 戸塚 裕一 | 岐阜薬科大学 | 前田 喜朗 | 科学技術振興機構 | 健康食品に含有されるポリフェノール類のうち脂溶性の化合物は、ハンドリングに問題があり、更に製品化されている場合でも、体内での吸収性の評価は行われておらず、成分のイメージだけがメディアにより先行しているのが現状である。高齢化を迎える日本での予防医療の向上のためには、真に人体への吸収性を向上させるような、固体分散体の調製が必要である。そこで応用・製品化を最優先課題とするために、@安全性が確立されている添加剤、A環境問題を考慮したプロセスを用いて、ポリフェノールの機能性を高めることを可能とする固体分散体を調製する。 |
| 545 | 固体基質を用いる無溶媒接触還元反応 | 門口 泰也 | 岐阜薬科大学 | 大森 茂嘉 | 名古屋産業科学研究所 | 最近我々の研究室では、固体の基質(アルキン)を白金族触媒(固体)と共に水素雰囲気下撹拌するのみで、還元が効率的に進行し固体の生成物(アルカン)が定量的に得られる、いわゆる固相(基質)−固相(触媒)−気相(水素)間の接触還元を発見した。本研究では、この無溶媒還元の一般性を確立するとともに、これまで断念されてきた難溶性基質の還元にも適用する。廃溶媒を出さないクリーンかつ低コストの工業プロセス構築が望まれており、本還元法の適用に期待が持たれる。 |
| 546 | ナノ複合粒子の準安定相化を利用する排ガス無害化用セラミックスの開発 | 小澤 正邦 | 名古屋工業大学 | 岩間 紀男 | 名古屋工業大学 | 無害化処理が必要であるベンゼン、トルエンなど芳香族揮発性有機化合物(VOC)や各種燃焼排ガスの浄化に有効なセラミックス触媒を提供する。貴金属類の使用しない全セラミックス化をめざし、低廉なVOC浄化触媒としてナノ複合粒子の準安定相を利用した排ガス処理用セラミックスを開発する。本触媒はセラミックスとして成形、焼成が可能であるため、各種形状の全セラミックス型VOC浄化触媒部材化が可能となる。 |
| 547 | ソース逆問題に基づく動画像信号の高効率符号化・復号化アルゴリズムの開発 | 山谷 克 | 名城大学 | PERNOT CYRIL | 名城大学 | 多くのデジタル画像信号はブロック単位で符号・復号化処理されている。本研究では、ブロック境界での画像信号の特性に着目し、処理ブロック内部を偏微分方程式の解で予測することによって高効率なデジタル静・動画像圧縮を実現する。我々の提案する手法では、従来の技術と比較し、画像信号内に含まれる幾何学的な特性が精度よく表現されるため、同じデータ量でより高品質な復元画像が期待できる。 |
| No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
| 氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
| 548 | 定量位相顕微鏡による生物細胞の定量解析技術に関する研究開発 | 池田 貴裕 | 光産業創成大学院大学 | 袴田 祐治 | 光科学技術研究振興財団 | デジタル・イメージホログラフィ技術を導入した定量位相顕微鏡に高速撮像装置を組み込み、得られた細胞の3次元情報と時間情報を時空間解析することにより、細胞膜の物理量(弾性率、張力値など)の定量測定を行う。本顕微鏡と蛍光顕微鏡の複合観察により、細胞膜の物理量とタンパク質の発現状態の比較を行い、新しい細胞の定量解析技術を開発する。本技術は生物・医療・創薬分野で役立つ複合顕微鏡及び、細胞自動解析装置開発に貢献できる。 |
| 549 | 低コストで簡便な手法による芳香族化合物の直接酸化製造法の開発 | 押川 達夫 | 沼津工業高等専門学校 | 小野 義光 | 浜松科学技術研究振興会 | 本研究は光触媒を用いた芳香族化合物(アルキルベンゼン類)の直接酸化よりカルボニル化合物やエポキシド化合物を化学選択的に製造するというものである。研究シーズである「低圧水銀灯と光触媒を組みああわせた水溶液酸化システム」を元に、光源を紫外線LED化することで低エネルギーコスト化を図り、ガラス管内面に光触媒を担持させることでフロー系とする、システム装置の開発を行う。ターゲットはアルキルベンゼン系とする。 |
| 550 | 免疫細胞活性化ビーズの開発 | 丸山 宏二 | 静岡県立静岡がんセンター研究所 | 八十 昌夫 | しずおか産業創造機構 | 本課題の目的は、抗原提示細胞(樹状細胞、DC)等の生細胞に代わり細胞障害性T細胞(CTL)を誘導できる人工ビーズの開発であり、MHC クラスIや共刺激分子等の蛋白を調製、これらを表面に接着させた磁気ビーズを作出する。現在広く用いられているDC によるCTL 誘導効果と同等もしくはこれを凌駕するデバイスを開発し、抗腫瘍効果を示すCTL の簡便な誘導法の確立と臨床応用を目標とする |
| 551 | 先端医療応用に向けたsiRNA搭載リポソームの開発 | 浅井 知浩 | 静岡県立大学 | 鈴木 次郎 | 静岡県立大学 | 本試験研究では、一般的な非ウイルス系デリバリーシステムで用いられるリポプレックス(リポソーム/siRNA複合体)よりも有益性が高い、ワンステップで調製可能なsiRNA搭載リポソームを調製する。試験期間内に(1)ワンステップで調製したsiRNA搭載リポソームのキャラクタリゼーションおよび(2)小動物を用いたin vivo実験系における遺伝子ノックダウン効果の証明を実施することを目標とする。 |
| 552 | 化学物質に応答し可逆的にゾル-ゲル転移する親水性低分子ゲル化剤の開発 | 山中 正道 | 静岡大学 | 粟田 正志 | 静岡大学 | 本試験研究は、水系環境でのゲル化に焦点を絞り、アニオン応答型低分子ヒドロゲル化剤の開発を行う。低分子オルガノゲル化剤の化学構造に、親水性官能基としてオリゴエーテル鎖、糖鎖を導入した分子を、有機合成化学の手法を用いて合成する。合成した化合物群の、水および各種溶媒における低分子ゲル化剤としての機能を評価し、さらにゲル化した系においては、アニオン応答型ゾル−ゲル相転移について検証を行う。 |
| 553 | 高感度脈波検出機能を有する筋疲労計測装置 | 庭山 雅嗣 | 静岡大学 | 出崎 一石 | 静岡大学 | 測定したい筋肉に3×5cm 程度の薄いシート状センサを当てるだけで,筋組織と動脈の酸素飽和度,脈拍の3 変量が,運動時でも無拘束でリアルタイムにわかる装置を実現することを目標とする。具体的には脈波検出回路とソフトウェアの改良を行い,擬似試料を用いた実験で微小血液量変化をどの程度の精度で測定できるかを検証する。また,実測を行い,筋収縮にともなう偽の拍動を見分ける手法を検討する。 |
| 554 | 酸化物半導体を用いた紫外・可視領域受発光素子開発 | 中村 篤志 | 静岡大学 | 出崎 一石 | 静岡大学 | 本提案は、ZnOを用いた発光ダイオードを形成するにあたって、p型ZnOをリモートプラズマによる不純物ドープと表面処理により安定化し、用いる電極材料、構造について低接触抵抗とするべく検討を行うものである。形成したZnOの物性から、良好な電気的接合が期待できる材料を絞り込み、発光輝度・寿命の向上に必要な電極材料の選択及び電極構造の最適化を目標として条件設定を、解決することで表示・照明素子実現への足がかりとする。 |
| 555 | 熱電デバイス用均一組成SiGeバルク単結晶成長技術の開発 | 早川 泰弘 | 静岡大学 | 斉藤 久男 | 静岡大学 | 本提案は、溶液から結晶を成長させる際に、意図的に熱パルスを加えて不純物を導入することで結晶成長速度を計測し、この結果を元に、成長中の溶液、結晶の組成が一定となるような結晶育成環境を整えることで、均一組成領域の長い熱電デバイス用のSixGe1-x バルク単結晶成長技術を開発するものである。今回は、組成を一定に保つ冷却速度を求めるとともに、成長速度に影響する温度勾配の効果についても検討する。 |
| 556 | 機械式冷凍機を用いた高感度テラヘルツ半導体検出器システムの開発と評価 | 廣本 宣久 | 静岡大学 | 斉藤 久男 | 静岡大学 | 本提案は、応用範囲の広いテラヘルツによる計測分野において、鍵となる高感度テラヘルツ検出器システムに関するものである。通常、低雑音、高感度を達成するため、冷却に使用される液体ヘリウムにかわって、機械式冷凍機を使用し、取り扱いを容易にする。本検討では、評価の基準となる標準テラヘルツ光源を新たに構築し、本方式で課題となる振動、雑音に対する評価を進め、室温背景における最高感度を達成することを目標とする。 |
| 557 | 抗菌性物質と生体膜の相互作用を検出・解析する単一GUV法の開発 | 山崎 昌一 | 静岡大学 | 藤田 武男 | 静岡大学 | 申請者が開発した単一巨大リポソーム(GUV)法は物質と生体膜の相互作用に関する新しい質の情報が獲得できる。本研究はこの実験方法や解析方法の最適化を行うことで、抗菌物質のスクリーニングの方法や、生体膜と物質の相互作用の研究に用いられる実験キットの開発を目指している。本年度は単一GUV法の実験方法の最適化のために、1個のGUVと物質の相互作用を同時に多くのGUVで観測できるシステムの構築のための要素技術の開発を行う。 |
| 558 | 複雑形状焼入鋼部品の表面硬さと硬化層深さのX線非破壊検査法の開発 | 坂井田 喜久 | 静岡大学 | 藤田 武男 | 静岡大学 | 本提案は、X線回折を用いて焼入鋼部品の焼入状態(表面硬さ、焼入れ深さ)を非破壊で測定できる技術を応用した、工場の生産ラインにおける部品非破壊検査システムの実用化に関するものである。これまでは、測定点の位置決めや精度そのものに関し改良を加えてきており、今回の検討では実際の部品を想定して3次元計測が可能な多軸ステージを導入してシステム改良とモデル部品による評価を実施する。 |
| 559 | 拡張後絞る冷間前方押出しによる歯車の成形法の開発 | 吉田 始 | 静岡大学 | 藤田 武男 | 静岡大学 | 本提案は、複雑な切削加工による歯車製作を、押し出し成形に置き換えるにあたって、研究者が考案した二段充填法により面圧を低減する加工法に関するものである。これまでの検討では、成形後の端面のバリ除去が加工後に必須であったが、本検討では、マンドレル、ダイスの径を途中で変化させ、成形中の材料流動を制御することで、これまでの特徴を活かしつつ、プレス加工程度の後処理ですむレベルにバリ形成をとどめるべく試験、シミュレーションを行う。 |
| 560 | 0.1アトリットルを滴下する超微小液滴塗布装置の滴下量安定化制御法の開発 | 岩田 太 | 静岡大学 | 藤田 武男 | 静岡大学 | 本提案は、開口径がナノメートルオーダーのピペットと対象物の間に電界を印加することで開口部からサブアトリットルオーダで内容物を塗布・堆積させることができるプローブシステムに関するものである。本計画では、安定かつ継続した滴下を可能とし、かつ、滴下量も制御することを目的に印加電圧パターンの検討、液体ならびに対象面性情との関連に関するデータ蓄積による条件最適化、その成果を活用した新システムの製作と評価を行う。 |
| 561 | 光ファイバーを利用した表面張力測定プローブの開発 | 齋藤 隆之 | 静岡大学 | 藤田 武男 | 静岡大学 | 本提案は、液体と接触した光ファイバー先端にできるメニスカスの形成速度から表面張力を求めることを原理とする光計測による表面張力計の実用化に関する研究である。計測には、ファイバーと液体の濡れ性が誤差要因となることから、本検討ではファイバー形状、信号処理両面から濡れ性の除去を検討するとともに、装置の小型化、メーカー現場での評価を通じて問題点の抽出と改良を加え、小型軽量で、かつ、耐環境変動に優れたシステムの構築をめざす。 |
| 562 | 分布増幅光ファイバ伝送路の高感度多重散乱光干渉量測定法の研究 | 相田 一夫 | 静岡大学 | 名和 英夫 | 静岡大学 | 本提案は、光ファイバ内で生じる二重レーリ散乱や離散反射等が原因となり発生する多重散乱光干渉量 を高感度・高確度で評価できる測定法を確立するものである。これまでの研究から、試験光として周波数変調されたレーザ光を用いることで多重散乱光干渉量を計測できることが計算されており、今回、評価用伝送路を作成するとともに、改良された試験光を用いて実際の計測特性を評価しその有効性を実証する。 |
| 563 | 口コミ分析のモニタ調査活用によるハイブリッド型ブランド計測手法の開発 | 佐藤 哲也 | 静岡大学 | 藤田武男 | 静岡大学 | 本提案は、口コミメディアにおけるブランドに関する「評判」を解析、整理する技術、ならびに、整理されたデータから「モニタ調査」にて精査すべき事項を検討する技術である。これらを組み合わせることで口コミメディアの「即時性・自由度」とモニタ調査の「分析性・安定度」に代表される各長所を組み合わせた,ハイブリッド型ブランド計測手法の実現を目的としている。 |
| 564 | 衛星画像を用いた大規模災害時救助支援用道路閉塞検知システムの開発 | 佐治 斉 | 静岡大学 | 藤田武男 | 静岡大学 | 近年入手が容易になっている衛星画像を入力データとし、 広域道路情報を自動解析することで、災害時の 救助活動に役立てられるシステムの構築を目的とする。具体的には、災害後に撮影された衛星画像を入力とし、 道路閉塞領域を自動検知し、救助活動時での ルート選定に役立つソフトウェアシステムの構築を行う。 |
| 565 | 水熱酸化による窒素含有バイオマス廃棄物のクリーン処理・熱回収装置の開発 | 岡島 いづみ | 静岡大学 | 鈴木 孝典 | 静岡大学 | 含水率が高く腐敗しやすい家畜排泄物などの難処理窒素含有バイオマス廃棄物を、高圧加熱水蒸気と空気の混合流体を溶媒として用いて分解することにより、@乾燥や脱臭などエネルギーやコストがかかる前・後処理工程なしに、A短時間で二酸化炭素、水、窒素ガスといった無害な無機ガスまで完全分解でき、B分解時に発生する燃焼熱を効率よく回収・利用できる廃棄物のクリーン処理+エネルギー変換するためのプロトタイプの二段式水熱酸化反応装置を開発する。 |
| 566 | バイオマス+プラスチック混合廃棄物からクリーン・高発熱量燃料合成装置の開発 | 佐古 猛 | 静岡大学 | 鈴木 孝典 | 静岡大学 | 本技術は、現在処理に困っている高含水率で腐りやすく場合によっては悪臭の発生する生ごみ等とプラスチックの混合廃棄物を、無害な200〜250℃の高温水を用いて、分別や乾燥といった人手やエネルギーを要する工程なしに、短時間にクリーンで高品位のエネルギー資源(石炭並みの高発熱量)に変換する技術を開発する。そして5 年以内に大学発ベンチャーによる実用化を目指す。 |
| 567 | ジメチルエーテルを原料とした水素製造、それに用いる触媒の開発およびその大量試作 | 武石 薫 | 静岡大学 | 鈴木 孝典 | 静岡大学 | 燃料電池に必要な水素の貯蔵体として注目されているDMEから効率的に水素を製造できる触媒の開発を行う。われわれが開発した触媒は活性は高いが、多少高価になる可能性が大きい。そこで、新たに改良製法を開発することにより、安価な触媒にすることを試みる。本提案では1kgの大量試作を試み、実験室で従来行ってきた触媒調製(2g程度)での触媒との反応比較を行い、活性低下のない触媒とするのが目標である。 |
| 568 | 表情画像を用いたリアルタイム心理状態推定技術の開発 | 野須 潔 | 東海大学 | 加藤 博光 | 東海大学 | 本提案は、コンピュータ画面を見ている人やビデオゲームを享受している人等の顔をビデオカメラで撮影し、その顔表情から心理状態をリアルタイムでかつ高い確率で推定するものであり、顔表情解析プログラムに、新たに顔画像から特徴点を自動的に解析・抽出するプログラムを開発して実現する。映像提供→顔表情撮影→心理状態の推定→映像制御等のループは組めるので、アミューズメント等で新たなコンテンツ提供も可能になる。 |
| 569 | 含りん非天然物型化学合成物質による新規抗ガン剤の開発 | 藤江 三千男 | 浜松医科大学 | 四本喬介 | 浜松医科大学 | バイオアッセイ法・遺伝子発現マイクロアレイや実験動物を用いて、含りん非天然型抗ガン作用物質のガン細胞に対する分子レベルでの作用機序を明らかにするとともに、ガン移植ヌードマウスで実際に効果があるかも検証するものである。また、約100種類の類似構造体のスクリーニングにより発見した抗ガン作用物質構造を基に分子設計した化合物の抗ガン作用を検証するものである。 |
| No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
| 氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
| 570 | 高耐熱性、高耐水蒸気性を有する自己複合化水素分離膜の開発と応用 | 永野 孝幸 | ファインセラミックスセンター | 山本 義明 | ファインセラミックスセンター | 水素は、現在その多くが複雑な製造工程を必要とする天然ガス(主成分:メタン)の水蒸気改質反応(800℃)によって製造されている。しかし、耐久性に優れた無機系水素分離膜を開発し、膜反応器を利用した天然ガスの水蒸気改質に応用することで、複雑な製造工程を一体化し500℃という低い反応温度でこれまでと同等のメタン転化率(80%)を得ることができる。本研究においてはアモルファスシリカ及びγ-アルミナ中間層の耐熱性、耐水蒸気性の向上を図り、膜反応器を用いた新しい水素製造システムの実用化を推進することにより、クリーンな省エネ社会の実現に貢献する。 |
| 571 | 合金選択酸化法による表面改質技術の開発 | 北岡 諭 | ファインセラミックスセンター | 安田 匡一郎 | 中部科学技術センター | 本研究では、熱力学平衡計算を基に予測した酸素分圧下において、耐熱性鉄基合金に含まれる所定の成分のみを選択酸化させることにより、合金表面にAl溶湯に対して耐久性に優れる酸化物膜を形成する技術を開発する。本技術で得られる酸化物膜はAl溶湯に対し優れた非濡れ性と耐摩耗性を合わせ持つことから、Al鋳造用治工具の耐久性の飛躍的向上とメンテナンス費用の大幅削減、並びに、鋳造製品の品質向上を達成することが期待できる。 |
| 572 | ヒトサイトメガロウイルス弱毒ワクチン株の効率的作成 | 磯村 寛樹 | 愛知県がんセンター | 瀬野 義隆 | 科学技術交流財団 | 重篤な胎児発育不全をおこす先天性ヒトサイトメガロウイルス(HCMV)感染症を予防するため思春期のHCMVワクチン接種の実施が望まれる。しかし、HCMVは白血病等の治療で行われる造血幹細胞移植等の免疫不全状態で体内に潜伏しているHCMVが再活性化して肺炎、骨髄抑制等の重篤な合併症を引き起こす。ワクチン接収した株が将来、これらの合併症を引き起こす可能性を排除するために、我々は弱毒HCMVワクチン株を作成してきた。しかし、現時点の作成株では免疫原性も低下している可能性がある。その弱毒株の作成をこれまでに蓄積されたHCMVの遺伝情報をもとに、大腸菌内でHCMV遺伝子制御領域の特異的ターゲティングを駆使して免疫原性の低下がなく再活性化しない弱毒ワクチン株を作成する。 |
| 573 | 抵抗溶接法によるニッケル合金と鋼材のクラッド材料の開発 | 古澤 秀雄 | 愛知県産業技術研究所 | 近藤 正夫 | 愛知県産業技術研究所 | 化学工業の分野において、高耐食性を要する熱交換器や貯槽などに、SS400などの鋼材を母材にチタンなどの耐食性に優れた材料をライニングしたクラッド材料が多く用いられている。クラッド材料は爆着法や圧延法などにより製造されるが、コストが高く、施設や設備も大がかりになる。本研究では、ライニング材にニッケル合金を取り上げ、抵抗溶接法によるクラッド材料の開発を目的とし、安価なクラッド材料の製造技術の確立を目指す。 |
| 574 | 軟質木材に密度勾配を付加した機能性木質建材の開発 | 浅田 文仁 | 愛知県産業技術研究所 | 齊藤 秀夫 | 愛知県産業技術研究所 | スギ材の両面から異なる条件で加温・加圧処理を施して、木材に密度勾配を発現させ、片面は高密度で硬い物性を持たせ、反対の面はスギ材が元々持っている柔らかい物性を維持することにより、傷付きにくく、しかも保温性や調湿性を残したスギ材を開発する。 |
| 575 | 導電性織物を利用した身体挙動検知システムの開発 | 池口 達治 | 愛知県産業技術研究所 | 齊藤 秀夫 | 愛知県産業技術研究所 | 導電性織物は特定の構造とすることによりその変形量を検出することができる。この理論を応用して身体の挙動を検知するシステムを開発する。従来、身体の挙動を検出するためには身体に加速度センサ等を貼り付けるかカメラを用いたモーションキャプチャーシステムなどを利用していた。本システムでは織物がセンサであるため身体に装着しても被験者の身体的・心理的負担が小さい。またモーションキャプチャーシステムと比較して小規模かつ安価である。 |
| 576 | 複雑組織を有する編地の3次元モデリング及び変形予測手法の研究 | 太田 幸一 | 愛知県産業技術研究所 | 齊藤 秀夫 | 愛知県産業技術研究所 | メッシュ編みなど複雑な編組織からなる編地について、最終製品形状加工時におけるしわや過度の緊張の発生を、糸の物性(引張、曲げ、圧縮挙動等)から編地を作らずコンピュータ上で予測する手法を開発する。編地を曲面形状に加工した時に発生する歪み量を予測するため、編地の3次元モデルを作成し、糸の物性と編地の編成条件から、最終製品の形状に加工した編地全体の歪み量を予測計算を行う。 |
| 577 | フレキシブル色素増感太陽電池用酸化チタン多孔膜の低温成膜技術 | 加藤 一徳 | 愛知県産業技術研究所 | 深谷 英世 | 愛知県産業技術研究所 | フレキシブル色素増感太陽電池の実用化には負極の酸化チタン多孔膜を樹脂基板上に低温で成膜する必要がある。ナノサイズの酸化チタン微粒子を用いた電気泳動法により多孔膜を成膜後、「無電解析出法」および「ゾルゲル法」を併用してこの膜内に新たに酸化チタンを析出させることにより微粒子が相互に接合した多孔膜に改質する。膜の微構造、光電変換特性などから成膜および膜改質条件を最適化し、高光電変換効率のフレキシブル太陽電池を目指す。 |
| 578 | ライスヌードル用水稲育種素材の開発 | 中村 充 | 愛知県農業総合試験場 | 野口 正樹 | 東海地域生物系先端技術研究会 | ライスヌードル用水稲品種の育種素材を開発する。米の澱粉組成(アミロース、アミロペクチン含有量やその構造)はいくつかのタイプに分類することができる。そこで各澱粉組成タイプの米粉に馬鈴薯澱粉等の澱粉を配合して製麺試験と官能試験を実施し、製麺性と官能評価がともに高くなる米の澱粉組成タイプを選定する。次に、多収性品種と上記で選定した澱粉組成タイプ品種の交配、または交配後代の初期選抜を行い、育種素材を得る。 |
| 579 | 水ガラスを用いた有機ー無機複合材料の開発 | 井上 眞一 | 愛知工業大学 | 今井 淳夫 | 愛知工業大学 | 有機高分子化合物の特性(強靭性、耐熱性および耐候性など)の向上手段として、無機化合物との複合化は非常に重要である。とりわけブレンド手法ではなく、無機化合物を有機高分子化合物の結合内に導入する分子レベルでの複合化が重要である。本研究は安価な水ガラス(ケイ酸ナトリウム水溶液)から酸分解・有機溶媒抽出によって得られるシラノールを用いて有機高分子化合物(ポリウレタン化合物など)との分子レベルでの複合化により耐熱性の向上を行うものである。 |
| 580 | 新規リン酸系プロトン導電体を使用した中温作動燃料電池の開発 | 冨田 衷子 | 産業技術総合研究所 | 亀山 哲也 | 産業技術総合研究所 | In3+ドープのリン酸第二スズ(Sn0.9In0.1P2O7)は、150から300℃の中温・無加湿条件で高いプロトン導電率(約0.2S/cm)を示す。本研究では、このSn0.9In0.1P2O7を電解質として使用することで中温・無加湿条件で作動する燃料電池を開発する。中温作動燃料電池の優位性を実証するために、無加湿条件や一酸化炭素含有燃料中での安定性を実証し、高性能化および耐久性向上のために電解質の膜化を行う。さらに白金代替電極触媒の探索を行う。 |
| 581 | ユニバーサル核酸を利用する一塩基多型解析技術 | 片岡 正典 | 自然科学研究機構 | 瀬野 義隆 | 科学技術交流財団 | ポストゲノム時代の最重要課題である一塩基多型解析技術において、従来法に比してコスト・タイムパフォーマンスを大きく改善しうる新手法の基本技術について開発する。研究者がすでに開発済みの、核酸塩基の種類に拘わらず塩基対を形成する人工核酸塩基(ユニバーサル塩基)に、蛍光発光特性を付与し、そのユニバーサル塩基と4種の天然塩基の複合体について構造と発光特性を広く調査し、一塩基多型解析技術に応用可能な蛍光性ユニバーサル核酸を開発する。 |
| 582 | MEED波動場を利用した表面吸着構造の解析法の開発 | 堀尾 吉已 | 大同工業大学 | 安田 匡一郎 | 中部科学技術センター | 本課題は、中速電子回折(MEED)を利用した結晶表面の吸着原子の識別と吸着サイトの新しい解析法の確立と実用化を目指すものである。すなわちMEEDの入射電子線により形成される結晶試料表面近傍の波動場(入射電子密度分布)を利用するものであり、その波動場により励起される吸着原子からのオージェ電子強度を測定することにより吸着構造の解析を可能とする。吸着サイト上の波動場の計算強度と実験測定から得られるオージェ電子強度との相関関係を検証することにより本手法の確立を図る。 |
| 583 | 人物の顔形状および表情変化3次元計測システムの開発 | 宮阪 健夫 | 中京大学 | 鈴木 勝也 | 中京大学 | 本研究課題では人物の顔の3次元形状および表情変化(3次元運動)を同時に計測できるシステムを開発する。このシステムの特徴は顔をビデオカメラのように連続的に計測し、3次元形状のみならず、3次元運動を取得することができることである。それにより、人間の表情変化を十分な解像度と精度で3次元的にとらえることが可能となる。本システムは2台のカメラと1台のプロジェクタによって構成され、我々が研究を進めてきた3次元計測手法によって、3次元情報を連続的に取得する。さらに得られた3次元動画像から必要な情報を抽出・保存・利用するためのソフトウェアの開発も行い、本システムの応用の可能性を調査する。 |
| 584 | OK量子化理論を用いた新しい画像圧縮符号化法の研究 | 輿水 大和 | 中京大学 | 鈴木 勝也 | 中京大学 | ブロードバンド時代となり動画像などの大容量の画像・映像コンテンツの高品質伝送・蓄積が必須な状況を迎えている。このような時代背景を受けて、本申請者が提案した、画像濃度値の確率密度関数の復元性を保証する量子化原理(OK量子化法)を基盤とした画像圧縮符号化方式(OKQ圧縮符号化方式)の構築を目的とする。そのために、@JPEGなどの画像圧縮符号化法との基本的性質を比較実験的に明らかにする、A符号化・複合化アルゴリズムを試作する、B圧縮率と画質との関係を詳細に明らかにする、Cこれらを元にOKQ圧縮符号化方式の基盤を実現する。以上より、表題の「OK量子化理論を用いた新しい画像圧縮符号化法」を確立することを目標とする。 |
| 585 | モデル動物(線虫)を用いた有害物質感知バイオセンサーの研究 | 三輪 錠司 | 中部大学 | 永井 義明 | 中部大学 | モデル動物である線虫を用いて、残留農薬などの食品危害物質や薬物など外来異物(以下、毒物と総称する)の代謝経路に働く様々な分子を標識することで、これら毒物やそれを緩和する物質を迅速、簡便、経済的に検出できる“生きた”バイオセンサーを作製してゆき、広範囲の毒物とその毒性緩和物質のスクリーニング法を開発してゆくことを目的とする。毒物の検出能だけでなく、その毒性を中和したり緩和したりする食品や物質のスクリーニングも同時におこなう機能をもつことで、科学に基づいた「安全と安心」の備わった社会づくりに貢献する。 |
| 586 | 高保水性樹脂の開発に関する研究 | 山本 敦 | 中部大学 | 木本 博 | 中部大学 | 本研究では水分の保持力が強く、しかも物理的な強度を持った基材を開発し、これを導入した繊維状樹脂を、高親水性揮発性物質のための高機能性吸着剤としての基礎評価を行なう。ここで作成した樹脂は、フィルタ材質の表層として応用展開すれば室内空気中の親水性の高い有害物質や悪臭成分の捕集剤として、また壁紙やカーテンの素材とすれば湿度調整機能性の用途が期待される。 |
| 587 | 汎用糖鎖固定用抗体の作製とそれを用いた早期疾患診断用糖鎖チップの開発 | 林 宣宏 | 藤田保健衛生大学 | 吉田 勝 | 名古屋産業科学研究所 | 国内外における糖鎖研究の過程で蓄積された膨大な数の糖鎖リソースの活用を可能とする汎用糖鎖固定用抗体を作製し、得られた抗体を用いて糖鎖チップのプロトタイプの作製を行う。糖鎖リソースのなかで発ガンとの関連が指摘されているものを基盤に固定することで高精度、高感度な早期がん診断用糖鎖チップが作製できる。また、近年、アレルギー性疾患や糖尿病など、がん以外の多因子性疾患においても特異的な糖鎖の関与が解明され、その情報に基づいた当該疾患診断用糖鎖チップが開発可能である。 |
| 588 | 筋ジストロフィーに対する画期的新治療法のモデル動物を用いた基礎評価 | 土田 邦博 | 藤田保健衛生大学 | 吉田 勝 | 名古屋産業科学研究所 | 筋ジストロフィーは代表的な難治性疾患であり、現在に至るまで有効な治療法は存在しない。本研究課題では、モデル動物を用いて薬物療法と細胞移植治療の統合的な治療法の有効性の基礎評価を行なう。薬物療法としては、骨格筋形成の負の制御因子マイオスタチンを阻害する方法に着目し、細胞移植治療としては、セルソーテイングの手法で純化した骨格筋幹細胞を用いる。薬物療法と幹細胞移植療法を組み合わせる事で筋疾患の再生医療に対して新たな展開が期待される。 |
| 589 | 撥水性と光触媒活性を併せ持つ高機能表面の設計と性能評価 | 松田 厚範 | 豊橋技術科学大学 | 遠藤 一明 | 豊橋キャンパスイノベーション | 本課題では、ゾル‐ゲル法で作製した種々の有機官能基Rを有するRSiO3/2-TiO2系無機−有機ハイブリッド透明膜に選択的に紫外光照射を行なってSi-C結合を開裂させ、さらに温水処理を行なうことによって光照射部分のみにアナターゼ微結晶を析出させる技術の開発を行う。得られるハイブリッド膜は、有機官能基Rに由来する撥水などの機能とアナターゼ微結晶由来の光触媒・親水性などの機能を併せ持つ高機能表面であり、セルフクリーニング、印刷など様々な分野への応用が期待される。 |
| 590 | 環状型RNAアプタマー調整法の安価大量精製法への応用と実用化 | 梅影 創 | 豊橋技術科学大学 | 上松 正和 | 豊橋キャンパスイノベーション | RNAアプタマー薬剤開発において、効能持続性と副作用の懸念の排除は相反する課題である。申請者はこの相反する課題を、環状化という単純な手法によって克服可能であることを示してきた。本研究では、高価であるため薬剤が発展途上国に行き届かないといった治療薬の南北問題解決への貢献を目的とし、前述の環状化手法を大腸菌内発現系へ応用した環状RNAアプタマーの安価かつ大量創製法および簡便な迅速精製法の開発を行う。 |
| 591 | 非晶質/ナノ結晶超弾性材料の開発 | 土谷 浩一 | 物質・材料研究機構 | 松井 一雄 | 豊橋技術科学大学 | TiNi合金,Co-Cr合金に代表される医用弾性材料はステント・カテーテル用ガイドワイヤーなどの種々の低侵襲医療デバイスへの応用が急速に拡大している。しかし、これらデバイスの更なる小型化・薄肉化の要求に応えるためには、従来より更に高強度,高剛性かつ大きな弾性回復を示す弾性機能材料の開発が急務である。本研究では各種合金を強加工(冷間圧延,高圧ねじり加工等)により非晶質/ナノ結晶化した材料について、組織・構造・機械的性質を系統的に調査し、加工・熱処理条件等を最適化することにより、新しい超弾性材料を開発、実用化する。 |
| 592 | プラズマ溶射法による窒化アルミニウム皮膜作製技術の開発 | 山田 基宏 | 豊橋技術科学大学 | 松井 一雄 | 豊橋技術科学大学 | 窒化アルミニウムは安定した溶融状態を持たない材料であるため、原料の溶融を前提とする溶射法による皮膜作製は不可能とされてきた。これに対し、本研究では金属原料粉末とプラズマとの反応を利用した反応性プラズマ溶射法を用いて成膜を試みる。特に、原材料をアルミニウム/窒化アルミニウム複合粉末とするなどの工夫を施し、窒素プラズマとの反応を用いて最終的に窒化アルミニウム皮膜を形成するプロセス開発を行うものである。 |
| 593 | フィルタードアークプラズマビームによる細管内壁へのスーパーDLCコーティング | 滝川 浩史 | 豊橋技術科学大学 | 村田 勝英 | 豊橋技術科学大学 | 燃料インジェクションノズル、樹脂成形ノズル、あるいは造糸ノズルなどでは、細管内に摺動性耐磨耗コーティングを施すことが望まれている。摺動性耐磨耗コーティングとしては、無潤滑で摩擦抵抗が極めて低く、高硬度で、かつ相手攻撃性が低いダイヤモンドライクカーボン(DLC: Diamond-Like Carbon)膜が望まれている。本研究では、磁界によって制御したビーム性高純度カーボンプラズマを用いて、細管内にDLC薄膜を形成する技術を確立する。 |
| 594 | 音響インピーダンスを利用した画像化技術のための生理分子特徴化技術 | 吉田 祥子 | 豊橋技術科学大学 | 村田 勝英 | 豊橋技術科学大学 | 本課題は物理的な反射特性によって画像化される超音波像の中に、特定の機能分子や構造、がんなどを特徴化する技術、いわば「超音波像の染色」技術を提供するものである。本研究では@機能分子を特異認識する反応分子に金属を付加した分子プローブの作成、A分子プローブによる生体組織中のインピーダンス特異点の観察、を行い、超音波像中に機能分子分布を可視化することを目的とする。無侵襲測定という超音波顕微鏡の利点を生かし、有機化学、電子工学、生命科学の技術融合によって分子的情報の取得を可能にする。 |
| 595 | 新たな寄生離散ウェーブレットによるリアルタイム異常診断システムの開発 | 章 忠 | 豊橋技術科学大学 | 村田 勝英 | 豊橋技術科学大学 | 飛行機や生産ラインなどでは高信頼性の初期異常診断が要求されている。しかし、故障の初期段階での異常現象は変動的で非定常性が強く、リアルタイムでの検出と診断は極めて困難である。本技術では、1)複数の変動的な異常信号を用いて複合マザーウェーブレットを構成する技術、2)世界初の革新的な寄生的離散ウェーブレット変換技術の2つの要素技術により、リアルタイムで高信頼性の初期異常診断システムの実現を目指す。 |
| 596 | 被介護者の安心と介助者の負担軽減を両立するパワーアシスト移動リフトの開発 | 三好 孝典 | 豊橋技術科学大学 | 大石 和彦 | 豊橋技術科学大学 | 本研究では、パワーアシスト技術を用いて、被介護者にとっても安心、かつ介助者にとっても負担の軽減が図れる移乗用リフトを開発する。従来の移乗においては、介助者が被介護者を直接抱きかかえる、または吊りリフトなどを用いていたが、介助者にとって負担が著しいことや、リフトが揺れるために不安感を覚える、などの課題を有していた。この問題点を解決すべく、介助者が被介護者を直接抱きかかえながらも、パワーアシスト吊り具が持ち上げ力を補助し、わずかな力で移乗を手助けできるワイヤ式介護用リフトの開発を目指す。 |
| 597 | 新規ZnOナノ構造体の開発とUVランダムレーザーへの応用 | 苗 蕾 | ファインセラミックスセンター | 岩間 紀男 | 名古屋工業大学 | 製造コストが安価で低閾値のUVランダムレーザー発振素子の実用化と応用開拓を目的に以下の研究を行う:“蒸気輸送法”を適用し、Si等の基板上に粗密のあるZnOナノロッド(直径約80-150nm、六方晶系、成長軸[001])群を形成、あるいはナノロッドの(010)面を互いに融合成長させることにより3Dのナノハニカム構造(壁の厚さ:80-100nm、壁の隙間(ホール)の直径:20-100nm、厚さ数百nm以上)層を得る。次に、これらのナノ構造体にNd・YAGレーザーの3倍波(355nm)を入射させ、360-400nm範囲のUV波長域で多重レーザー発振(ピーク値が高く、半値幅の狭い)を起こす閾値を評価し、低閾値を実現するナノ構造と作成条件を解明する。 |
| 598 | 交流モータ駆動用高効率・小型電力変換器の入力共振抑制 | 竹下 隆晴 | 名古屋工業大学 | 岩間 紀男 | 名古屋工業大学 | 本課題は産業分野の電力消費量の約7割を占めるモータ駆動装置の高効率、小型化を扱う。本研究では、商用交流を直接、任意の振幅と周波数の交流に、1回で電力変換することで、インバータに比較して変換器損失と体積をそれぞれ約1/2に低減できる高効率・小型電力変換器(マトリックスコンバータ)を実現する。本研究では、スイッチングノイズ抑制用の入力LCフィルタにより発生するLC共振の抑制法を開発し、さらなる高効率・小型化を実現する。 |
| 599 | 準剛体回転流を用いた微粒子分級方式の高効率化 | 土田 陽一 | 名古屋工業大学 | 岩間 紀男 | 名古屋工業大学 | 本研究は、粒度分布をもつ微粒子群を、まったく乱れのない準剛体回転流中で、粒子に作用する遠心力と流体抗力の、粒度による差を利用して、高精度で粒度分級を行う湿式遠心分級方式の高効率化に関する研究である。本研究では、流れ及び粒子運動の数値シミュレーションを行って分級性能を評価するとともに、分級機を改造して分級実験を行うことにより、上記の分級性能を検証し、最適な分級方法・分級条件の決定法について考察する。 |
| 600 | IPTG代替品を指向した新規糖鎖高分子の開発 | 高須 昭則 | 名古屋工業大学 | 岩間 紀男 | 名古屋工業大学 | 大腸菌の遺伝子組み換え技術を応用したタンパク質の生合成の発現量(生産量)は、社会的な需要を十分満たすには至っていない。大腸菌を発現ホストとして用いる場合、lacプロモーター による発現システムが用いられ、ガラクトース残基がリプレッサーと作用にすることによってmRNAの翻訳が開始される。これまでは、イソプロピル チオガラクトシド(IPTG)が最も大きな効果を示すことが知られてきた。本研究では、IPTG代替品を指向した新規複合糖質を合成し、発現効率の向上や発現時間の短縮を目指す。 |
| 601 | 柔軟性を有する人工毛皮面を用いた流動抵抗低減技術の開発 | 伊藤 基之 | 名古屋工業大学 | 岩間 紀男 | 名古屋工業大学 | 鮫肌を模擬したリブレット(微細な縦溝を持つ壁面形状)よりも流動抵抗低減効果が大きく、流れの変化が大きい工業製品への応用に適した新しい抵抗低減素材を開発する。本研究では、柔軟性を有する人工毛皮面に着目し、その最適な毛皮性状を明らかにする。さらに、実用化のための繊維の加工方法ならびに接着方法についても検討する。そして、開発した人工毛皮面を、ビル空調用配管、船底等へ適用することを目標とする。これにより、ビル空調用循環冷却水のポンプ動力のコスト削減、また、船舶の低燃費化に役立てる。 |
| 602 | 細胞操作用導電性ナノバイオ探針の開発 | 種村 眞幸 | 名古屋工業大学 | 岩間 紀男 | 名古屋工業大学 | 安全で確実な細胞操作技術の確立は、再生医療等の分野で今後益々その重要度を増す。その発展の鍵を握るものの一つが、ナノサイズの探針である。本研究では、独自の「イオン照射誘起カーボンナノファイバー(CNF)室温合成技術」を基に、複数配列された市販走査プローブ顕微鏡カンチレバー群の各先端に「導電性、機械的特性、サイズ、成長方向の制御された長時間の細胞操作用CNF探針」を一括生産するための基本技術を開発する。 |
| 603 | 圧力振動場での非ニュートン流体中の複数気泡の移動現象に関する実験的研究 | 岩田 修一 | 名古屋工業大学 | 岩間 紀男 | 名古屋工業大学 | 高分子材料の製造工程では、樹脂原料液に混入した微小な気泡を除去することが、高品質の製品を得るために不可欠である。このために高価で大がかりな脱泡装置が使用されている。本課題は、非ニュートン(Shear-thinning性)流体中に設置された複数気泡へ圧力振動を適用することにより、簡便な脱泡促進技術の開発を目指す。このために、今進めている気泡間の相互作用ならびに気泡移動特性を実験的に解析する研究の成果を発展させるものである。 |
| 604 | 不均一場を利用する高性能分離カラムの開発 | 北川 慎也 | 名古屋工業大学 | 岩間 紀男 | 名古屋工業大学 | 現在、生体中のタンパク質や代謝物の時間的・空間的変化の網羅的解析が精力的に研究されている。これらの研究においては数多くの物質を分析するための分離分析技術が不可欠であり、その高性能化が強く求められている。本研究は、分離性能の向上のため、従来のカラムよりもピーク巾を小さくすることが可能である、不均一場を利用した新規液体クロマトグラフィー用カラムの開発を行う。 |
| 605 | 圧電アクチュエータ用鉛フリー積層薄膜の開発 | 柿本 健一 | 名古屋工業大学 | 岩間 紀男 | 名古屋工業大学 | 現行の圧電材料の多くには人体に有害となる鉛を含有しているが、これを排除するための代替材料技術が未だ確立されていない。本研究では環境と調和する循環型社会の実現のために、代替が困難と考えられている圧電体薄膜の鉛フリー化を目的にした材料開発研究を行う。アルカリニオブ酸系金属アルコキシドを主原料にして、化学溶液堆積(CSD)法によってシリコン基板上に積層薄膜を精密合成するプロセス開発とその特性評価を実施する。 |
| 606 | WWW上の電子商取引のための自律的宣伝交渉ソフトウエアの開発と応用 | 伊藤 孝行 | 名古屋工業大学 | 岩間 紀男 | 名古屋工業大学 | 本研究では、ユーザーが広告を通して実際に売買が成立した場合にのみカウントする(Cost Per Engagement:EPC)という新しい広告配信課金メカニズムを実現する。今までの研究の成果を適用し、EPCを実現するために、広告自体をひとつの自律的に宣伝と交渉を行うソフトウェアモジュールとして実装する。すなわち、広告自体が、ある程度の推論機構を持つことで、顧客と直接商談を進める。 |
| 607 | 脂肪族オリゴエーテルデンドロンのリチウムイオン電池用添加剤としての応用 | 石垣 友三 | 名古屋市工業研究所 | 瀬野 義隆 | 科学技術交流財団 | リチウムイオン二次電池の不良の原因で最も多いのは「膨れ」である。この不良はサイクル時と高温貯蔵時の活性な電極表面上で溶媒あるいはリチウム塩が副反応により気体分子に分解されることによって引き起こされる。本研究では電解液に数%添加すると電極表面と優先的に反応することで皮膜を形成し、溶媒分子やリチウム塩が直接電極表面と接触するのを阻害して副反応を抑制し、膨れを低減する添加剤を開発する。 |
| 608 | 荷電コロイド結晶を用いた大型・高品質フォトニック材料の開発 | 山中 淳平 | 名古屋市立大学 | 羽田 裕 | 名古屋産業科学研究所 | 本課題では、本代表研究者らが最近見出した、一方向加熱による大型・高品質コロイド単結晶の作成原理に基づき、当該単結晶をフォトニック結晶として実用化するための試験研究を実施する。具体的には、 (a)回折波長:可視光領域(400〜800 nm)の任意の値、(b)回折波長の空間均一性:標準偏差0.1%以下、(c)回折効率:99.5 %以上、(d)結晶端面に結晶格子面が平行に配向、の諸特性を持ち、かつ(e)単結晶サイズ:1cm×1cm×4cm以上のコロイド結晶を、(f)数十分以内に作製することを目標とする。 |
| 609 | 液相還元法による金属銅ナノ微粒子の合成と形態デザイン | 興戸 正純 | 名古屋大学 | 安田 匡一郎 | 中部科学技術センター | 金属ナノ粒子は電子材料など多くの応用が期待される。Pt, Au, Pd, Ag貴金属ナノ粒子はボトムアップ法で作製されるが、それら金属より卑であるCuでは有効な工業的手法がほとんどない。そこで、液相プロセスにより、10 nm〜100 nmサイズの単分銅ナノ粒子の合成を目的とする。微粒子のサイズ・形態制御法、微粒子間の凝集制御法、表面酸化防止法を検討し、寸法因子と機能因子の相関を明らかにする。 |
| 610 | 新しい可視光応答型光触媒の開発に関する研究 | 鈴木 憲司 | 名古屋大学 | 安田 匡一郎 | 中部科学技術センター | 太陽エネルギーを有効に利用するために可視光応答型光触媒の開発が求められている。ブラウンミラライト型複合酸化物であるカルシウムフェライト(Ca2Fe2O5)粉末をメチレンブルー水溶液に分散し、可視光のみの照射で、濃青色から淡青色へに脱色することを確認した。また、反射スペクトルから求めたCa2Fe2O5の吸収端は633nm(1.96eV)であり、可視光応答型光触媒として有効であることが確認された。本研究では、ブラウンミラライト型複合酸化物であるカルシウムフェライトの可視光応答型光触媒への実用化を図る。 |
| 611 | ブロック共重合体パターンを鋳型とした微細造形技術の開発 | 関 隆広 | 名古屋大学 | 安田 匡一郎 | 中部科学技術センター | ブロック共重合体が形成するミクロ相分離構造は、光や電子線リソグラフィーの高価な装置を要せずして数10nmサイズレベルの規則パターンが自発的に形成されるため、高分子ナノテクノロジー分野における新たな展開が切望されている。当グループでは、水面展開単分子膜系において、平面に大面積にて再現良く規則パターンを形成する手法を開発した。本研究は、この規則パターンを鋳型に用いて、安価な真空紫外光照射装置にて汎用高分子膜に数10 nmの微細な造型を施す手法の開発と確立を試みる。 |
| 612 | 導電性を有する耐摩耗性DLCコーティング法の開発 | 大竹 尚登 | 名古屋大学 | 安田 匡一郎 | 中部科学技術センター | 本研究は、代表研究者らの開発した「セグメント構造DLC膜」を発展させ、具体的には従来の連続膜に対して碁盤の目の構造を有するDLC膜を形成し(セグメント構造)、さらにこの溝部に金属を導入することにより、導電性を有し、かつ高い耐摩耗性を有するDLC膜を開発する研究である。既に基礎的試験でセグメント構造にすることにより摩耗が改善されること、及びその原因がアブレシブ摩耗の低減であることが確認できており、自動車部品や機械部品等、導電性が必要不可欠で、かつ高い耐摩耗性性能が要求される幅広い部材への適用が期待される。 |
| 613 | 発光性色素 / 粘土ハイブリッド固体材料を用いた温湿度センサーの開発 | 笹井 亮 | 名古屋大学 | 安田 匡一郎 | 中部科学技術センター | 本研究課題では、無機固体ホストとしてカチオン交換性粘土を用い、その二次元ナノ空間へ”発光性色素”と色素間の分子間相互作用による発光消光の抑制を担う"短鎖アルキルトリメチルアンモニウム塩"を共包接することで『層間の水分量に依存した単量体発行量子収率をもつ固体材料』を創製し、発光型湿度センサーへの実用を目指す。また、近年問題となりそのオンサイトでのセンシングが必要とされている各種有害有機化合物の吸着に伴う発光性色素の発光量子収率変化について精査することにより、湿度にとどまらず多くの有機化合物をセンシング可能な発光型センサーの開発も目指す。 |
| 614 | 計測・制御のためのキロヘルツ帯電力線通信方式の高信頼性化 | 片山 正昭 | 名古屋大学 | 山田 義憲 | 名古屋産業科学研究所 | 電力線通信で、キロヘルツ帯(10kHz〜450kHz)を用いて、計測・制御での利用に耐える高い信頼性を実現する技術の試験開発を行う。このために電力線の信号伝送特性・雑音特性について長期間の多点連続観測を行い、定常的特性だけでなく、信頼性を低下させる原因となる単発的な伝送性能低下現象の抽出を行う。さらに、電力線特有の性質を活用した適応符号化・変調および適応復調・復号を行う通信システムの提案・評価を行う。 |
| 615 | 高効率並列タンデム型色素増感太陽電池の開発に関する研究 | 森 竜雄 | 名古屋大学 | 山田 義憲 | 名古屋産業科学研究所 | 従来のタンデム素子はタンデム化により透明電極基板と背面半透明金属基板の透過率は低いので、前面素子を透過した光強度は40%未満になる。また縦列接続のため、インピーダンスが高い部分の影響を素子全体で受ける。そのため、効果的ではなかった。本アイデアは、従来の背面電極の代わりにメッシュ電極(透過率は50%以上)を利用して、光を背面側の活性層に到達させることができるので、極めて有効に発電させることができる。また、並列接続であるために個々のインピーダンスの影響は小さいのでマッチングが簡便である。 |
| 616 | 低毒性半導体ナノ粒子を用いる増感太陽電池の開発 | 鳥本 司 | 名古屋大学 | 大森 茂嘉 | 名古屋産業科学研究所 | 無機化合物の1つである半導体ナノ粒子は、量子サイズ効果の発現のために化学組成は全く同じであってもその形状に依存して、物理化学特性が大きく変化するという特徴をもつ。このような特徴は、有機色素にはない。本研究では、有機色素に代わる増感剤としてカルコパイライト構造半導体ナノ粒子をもちい、粒子サイズを精密に制御することにより、太陽光吸収特性を向上させる。さらに、酸化物半導体多孔質電極上に固定して増感太陽電池を作製し、そのエネルギー変換効率の向上を目指す。 |
| 617 | 金属ナノ粒子の高純度合成法の開発 | 岡崎 健一 | 名古屋大学 | 大森 茂嘉 | 名古屋産業科学研究所 | 液相化学合成法では、均一なサイズの金属ナノ粒子を大量に得ることができるが、前駆体として用いた化学種の分解生成物が共存する。そのため得られた粒子をそのまま触媒として利用することはあまり適切ではない。そこで、本研究では、未反応の前駆体や副生成物が生じない新規ナノ粒子合成法を開発する。具体的には、蒸気圧の極めて低い液体に、金属を真空蒸着することによって、バルク材料から直接的に金属あるいは合金のナノ粒子を作製するとともに、そのサイズ分布制御法を確立する。 |
| 618 | 非金属系超原子化ヨウ素化合物を触媒に用いる高効率環境低負荷型アルコール酸化反応の開発と実用的応用 | ウヤヌク ムハメット | 名古屋大学 | 大森 茂嘉 | 名古屋産業科学研究所 | 環境に優しい有機分子酸化剤である超原子価ヨウ素が触媒的に作用する真に有効な酸化反応の開発を行う。まず、既存の超原子価ヨウ素化合物を出発点に置いて、その構造骨格と酸化能力及び安定性の関係を精密に検討する。新規超原子価ヨウ素化合物の設計を行い、アルコールの酸化による力量の高いカルボニル化合物の合成プロセスの実現を目指す。そして、ラセミアルコールの酸化反応による速度論的分割に有効な不斉酸化触媒を設計する。 |
| 619 | マイクロエレクトロメカニカルシステムデバイス用非鉛系圧電体薄膜の開発 | 坂本 渉 | 名古屋大学 | 大森 茂嘉 | 名古屋産業科学研究所 | 本試験研究では、環境に優しい簡便かつ低コストな化学溶液法により、マイクロエレクトロメカニカルシステム(MEMS)デバイス用非鉛系圧電体薄膜を開発し、発現する諸特性を評価して実用化への問題点と対策を明らかにする。ここでは、望む機能を達成するために重要な非鉛圧電体組成を有する前駆体溶液設計、実用化を見据えた基板上への直接作製および半導体プロセスに適応可能な加熱処理条件など作製条件の最適化、さらに圧電変位量向上のための結晶成長方位制御の達成も目指す。 |
| 620 | イオン交換ヘテロポリ酸による高効率固体ルイス酸触媒の開発 | 清水 研一 | 名古屋大学 | 大森 茂嘉 | 名古屋産業科学研究所 | Friedel-Crafts反応は医薬品や香料の製造に必要不可欠な反応であるが廃棄物を多量に副生する点が問題である。固体酸触媒とカルボン酸を用いるアシル化反応は従来法と比べ副生成物を大幅に減少できるが、反応性が低いため多量の触媒や高い反応温度など過酷な反応条件が必要とされている。本研究では金属イオン交換ヘテロポリ酸を固体ルイス酸触媒として用い高効率でFriedel-Crafts反応を促進させることを目的としている。 |
| 621 | 多価カチオン導入ヘテロポリ酸による高効率エステル化触媒の開発 | 薩摩 篤 | 名古屋大学 | 大森 茂嘉 | 名古屋産業科学研究所 | エステル化反応には酸触媒として均一系の硫酸などが用いられるが、廃酸などの廃棄物が大量に生成する。これに対し高活性、分離が容易でリサイクル可能な固体酸触媒として多価カチオンを導入ヘテロポリ酸を、申請者らは報告している。本申請研究では、この新規な固体酸触媒によるエステル化の適用範囲を幅広く検討し、他の脱水環化等にも応用するとともに、その構造と反応機構の検討を行い、実用化に向けて基盤を固める。 |
| 622 | CNx膜の超低摩擦現象の工作機械摺道面への適用 | 梅原 徳次 | 名古屋大学 | 長谷川 健 | 名古屋産業科学研究所 | 代表研究者は、1998年にイオンビームミキシング法により理論的にはダイアモンドと同程度の硬さを有するというCNxを成膜し、窒素吹き付け中における超低摩擦現象を発見した。しかし、実際の適用を待たれる工作機械の摺道面への適用が可能かは不明である。工作機械では、広い速度範囲で超低摩擦を発現することが重要であり、かつ加工精度を保つため、摺道面の隙間が速度に依存せず一定に確保することが必要である。そこで、本研究では、CNx膜を成膜したスラスト軸受により、工作機械ど同等のすべり条件を与え、工作機械の摺道面として適用可能であることを実証する。 |
| 623 | フッ素樹脂のパルスプラズマ昇華によるガス無供給でのフッソ含有DLC成膜 | 上坂 裕之 | 名古屋大学 | 長谷川 健 | 名古屋産業科学研究所 | フッ素含有DLC(Diamond−Like Carbon)は、DLC本来の高硬度・低摩擦・低摩耗といった良好な機械特性を備えつつ、C-F結合に起因する低表面エネルギー面を形成する。よって、次世代のDLCのひとつとして期待され、撥水膜、生体材料との付着を抑制する膜、金型と樹脂成型品との離型性を向上する膜などへの応用が期待されている。本研究では、フッ素系固体樹脂のパルスプラズマ昇華現象を利用した新しいフッ素含有DLC成膜法を提案する。提案方法は、従来のプラズマCVD法のようにガス供給の必要がなく、従って簡素な装置構成により低コストでフッ素含有DLC成膜が行える。 |
| 624 | 古民家等の改修における古材の物性に関する非破壊評価法の開発と応用 | 佐々木 康寿 | 名古屋大学 | 伊藤 靖浩 | 名古屋大学 | 現在、木造建築物の改修・改築等においては、熟練大工の目視と経験によって、部材(木材)の再使用を決定しており、保有強度に関する科学的検証は行われていない。このため、代表研究者は、建築物の状態で部材の「応力波伝播速度」を測定することにより保有強度を推定する方法を新しく開発した(特許出願中)。今回、実大の構造部材(柱、梁など)に対して新開発の方法により強度を推定すると同時に、解体後、静的負荷による曲げ強度試験を実施し、両者から得られる強度値の比較・検討を行い、部材保有強度推定法の妥当性を確認し、実用化に結びつける。 |
| 625 | すす粒子赤熱法を利用した小型ディーゼル微粒子濃度計の開発 | 山本 和弘 | 名古屋大学 | 押谷 克己 | 名古屋大学 | ディーゼル排気ガス中のすす粒子は健康被害の一因となっていることから、その排出低減が強く望まれている。近年、ディーゼル車の排気ガス規制が次第に強化されており、走行車両の排ガスや微粒子の高精度測定は重要な課題となっている。従来の測定装置は大型で非常に高価であり、またデータを解析するのにかなりの時間が必要であった。そこで我々は、小型で安価なディーゼル微粒子濃度計の開発を行う。 |
| 626 | ノーマリオフ型 GaN MOSFET の開発 | 水谷 孝 | 名古屋大学 | 押谷 克己 | 名古屋大学 | ノーマリオフ型GaN FETは高周波、高耐圧、高出力で動作するトランジスタとして期待が高い。しかし従来のデバイスでは寄生抵抗が大きい、オン電流が小さいという課題を有していた。本研究ではこの課題を解決する方法として新たに提案したゲートオーバーラップ構造MOSFETによりゲート順バイアス電圧の増大を図るとともに、これにより寄生抵抗の低減・オン電流の飛躍的増大を実現する。 |
| 627 | 身体の協調構造を利用した運動補助システムの開発 | 宇野 洋二 | 名古屋大学 | 押谷 克己 | 名古屋大学 | 人間の身体は複雑な筋骨格から成るが、個々の筋肉がばらばらに働くのではなく、神経系により全体として調和のとれた動きを実現している。本研究では、このような運動の協調構造に着目して、高齢者や身体障害者の動作を補助し、転倒を防止するために、運動を予測的に制御するシステムの開発をめざす。特に、健常な身体部分の初期動作からユーザ(障害者)の意図する動きの全体を推定し、障害・麻痺のある身体部分の運動を補助するシステムを構築する。 |
| 628 | 高密度分散量子ドット埋め込み構造を用いた広帯域光源の開発 | 渕 真悟 | 名古屋大学 | 押谷 克己 | 名古屋大学 | 分散量子ドットを用いた広帯域光源を開発している。既に、分散量子ドットから十分な広帯域発光を得ており、又、光出力の増大を目的として、高密度InAsP分散量子ドットの形成に成功している。しかし、キャップ層成長のために昇温すると、InAsP量子ドットが肥大化し発光しなくなる。本研究では、高密度InAsP量子ドットを肥大化させずに埋込む方法として、二段階成長キャップ層を用いる。そのために、キャップ層材料や具体的なガスフロー・温度シーケンスを検討する。 |
| 629 | 定量測定可能な摩擦力顕微鏡用マイクロプローブの開発 | 福澤 健二 | 名古屋大学 | 押谷 克己 | 名古屋大学 | 走査型プローブ顕微鏡の一種である摩擦力顕微鏡は、ナノメートル分解能で摩擦特性分布の可視化を可能とし、ナノ摩擦・摩耗・潤滑現象の解明、および複合材料の構成材料分布の可視化など、学術・産業両分野で広く用いられている。しかし、従来のカンチレバー形(矩形)プローブでは、構造上の問題から、摩擦特性の定量評価に必須な水平力(摩擦力)と鉛直力(荷重)の精密測定が原理的に困難であった。本研究では、二方向に独立変形可能な全く新規な構造のマイクロ・メカニカルプローブを開発し、定量測定可能な摩擦力顕微鏡を実現する。 |
| 630 | 免震ゴム支承のライフタイム性能表示システムの開発 | 伊藤 義人 | 名古屋大学 | 押谷 克己 | 名古屋大学 | 橋梁やビルなどの社会基盤施設において、大規模地震に対しても被害を最少にするため、最近は免震ゴム支承を多く用いる。従来、免震ゴム支承の性能表示は出荷時の繰り返し載荷試験結果のみであり、構造物のライフタイム(供用期間)の経年劣化は、基礎データがないため無視してきた。しかし、社会基盤構造物の長寿命化が必須になっており、橋梁やビルなどでは100年間のライフタイムを想定する必要がでてきている。そこで、建設される周辺環境条件を個別に考慮できる劣化評価手法を確立し、免震ゴム支承のライフタイム性能表示システムを開発する。 |
| 631 | 多元系溶媒による3C−SiC結晶の低温溶液成長 | 宇治原 徹 | 名古屋大学 | 押谷 克己 | 名古屋大学 | SiCは次世代パワーデバイス用材料として期待されるが、その実用化においては、基板結晶の高品質化と同時に、これまであまり研究が行われていない低温安定3C-SiC相基板の実現が重要である。高品質結晶や低温安定相の成長には、溶液法が有効であるが、基板結晶サイズを作製するには、低温でかつ高速成長が必要となる。本研究開発では、多元溶媒により溶液成長による3C-SiCバルク結晶の実現を目的とする。 |
| 632 | 金属ナノ粒子複合化による高機能光材料の開発と応用 | 中村 新男 | 名古屋大学 | 押谷 克己 | 名古屋大学 | 金属ナノ粒子は表面プラズモンによる光電場の増強効果によって特異な光学応答を示す。一方、一次元の構造と電子状態をもつカーボンナノチューブは光通信波長域において鋭い光学応答を示す。本研究は、金ナノプリズム、ロッドとカーボンナノチューブの複合化によって光学特性の増強を図ることを目的とする。両者を複合化した配向膜を作製する技術を開発し、光通信波長を含む近赤外光領域における直線偏光特性(2色性)と過飽和吸収特性の増強、および光強度に対する耐性向上を目指す。 |
| 633 | 高硬度で親油性の高いコーティング膜の低温合成技術 | 田邊 靖博 | 名古屋大学 | 押谷 克己 | 名古屋大学 | 複雑形状を有する可動部材、あるいは耐熱樹脂へのコーティングを可能にする、硬くて高い親油性を有する高性能な低摩擦・低摩耗コーティング膜を溶液から低温で簡便かつ省エネルギーなプロセスで合成する。本プロセスの確立と材料の創出は、輸送機器のエネルギー効率向上、耐熱樹脂部材の耐久性向上、さらには機械システムの部材軽量化による省エネルギーに大きな貢献が期待できる。 |
| 634 | 多孔質ナノ微粒子凝集体の調製と触媒の展着・高分子材料への分散 | 棚橋 満 | 名古屋大学 | 近藤 良治 | 名古屋大学 | 各種高分子材料中への触媒の新規均一分散技術の開発を目的とした研究である。シリカナノ粒子の水溶液分散系(コロイダル水溶液)の安定度を制御することにより、広大な比表面積を有する多孔質シリカナノ粒子凝集体を調製する。このシリカ凝集体の表面に触媒機能を有する種々の金属酸化物を展着し、溶融混練法により、この触媒担持シリカ凝集体を各種高分子材料中で破砕・分散させる。このようにして、通常の高分子材料にない優れた特性を有するポリマーコンポジットを簡便に調製するプロセスの確立に取り組むと同時に、調製したコンポジットの各種特性評価も実施しコンポジット材料の用途探索も試みる。 |
| 635 | 複合酸化物中のエルビウムの配位数で整理した広帯域波長通信用光増幅器材料の開発 | 吉野 正人 | 名古屋大学 | 近藤 良治 | 名古屋大学 | 光ファイバ通信の通信容量の増大に対応するため、実用化している帯域以外での光増幅器の開発が期待されている。酸化物結晶中のエルビウムの発光を利用する提案がなされており、本課題では、これに関連して、複合酸化物中のエルビウムの配位数と増幅可能な波長域との関係に注目し、実用化にかなう性質を持った材料を開発することを目的としている。実用と同じ波長域の励起光によるフォトルミネッセンスのデータの蓄積を行い、実用化のための次のステップに繋がるデータベースを構築することを目標としている。 |
| 636 | ナノスケール接合技術の開発と応用 | 安坂 幸師 | 名古屋大学 | 近藤 良治 | 名古屋大学 | 近年、サブナノメートルサイズ構造を有する新規機能性材料のデバイス開発が精力的に行われている。このような極微細なデバイスを製造する場合、サブナノメートルサイズ領域を高精度で接合する技術が必要になる。そこで本研究では、カーボンナノチューブを用いて金属をサブナノメートルサイズ領域に輸送して固定する技術、すなわち、ナノスケール接合技術を開発する。 |
| 637 | 腸内ガス分析に適した貴金属ナノ粒子機能薄膜の医療応用 | 八木 伸也 | 名古屋大学 | 近藤 良治 | 名古屋大学 | 世界的規模で深刻化している死亡理由の大腸ガンや直腸ガンの早期発見に関する研究は、非常に急務な課題である。しかしながら、その発見や検診については患者の肉体的かつ精神的な負担が非常に大きく、また自覚症状がほとんど見られない状態で進行するため、その適切な治療が手遅れになるという状況が多く存在する。本研究課題では、腸内に発生したガン患部から放出されているガス成分に注目し、非常に微量ではあるが、そのガス成分を特定してそのガス分子を効率よく検出するシステムの構築を行う。 |
| 638 | 大型複合セラミックの無焼結・ネットシェイプ成形 | 小橋 眞 | 名古屋大学 | 近藤 良治 | 名古屋大学 | 現用セラミックス部材の製造方法には高温が必要であるが、本研究では、低温での大型部材の合成と形状付与を同時に可能にする新たな製造方法の実用化について検討するものである。反応によりセラミックを化学合成する原料粉末を充填した精密鋳型中に、溶融金属を流し込み(無加圧浸透充填)、その後のin situ反応を利用して大型セラミックを無焼結でネットシェイプ合成する新しいプロセス(反応浸透合成法)を開発する。 |
| 639 | ナノ分子膜によるリサイクル可能な超はっ水繊維の開発 | 石崎 貴裕 | 名古屋大学 | 近藤 良治 | 名古屋大学 | 本研究では、膜厚1〜2nmの有機単分子膜の「疎水性官能基(ナノレベル)」と「繊維本来の凹凸構造(マイクロレベル)」の特性を融合させ、超はっ水性発現の必要条件である「ロータス効果」を巧みに繊維に導入し、「リサイクル可能な超はっ水繊維」の開発をめざす。ナノ分子膜を被覆した超はっ水繊維は被覆前の繊維と見た目に遜色が無いため、衣類、傘、布帛への応用展開が可能である。 |
| 640 | 大容量光リング連接ノードシステムの開発 | 佐藤 健一 | 名古屋大学 | 近藤 良治 | 名古屋大学 | 通信ネットワークノードで信号を光信号のまま分岐/挿入並びにルーティングを行う光リング網同士を接続する、超大容量リング間連接ノードシステムの開発を行う。現在インターネットトラフィックの指数関数的な増加に対応するため、北米、日本において光リング網が大規模に導入されつつある。本研究は、そのリング網を接続するノードシステムに関するものである。新しいアイデアに基づくシステム構成により、従来の構成と比べて40-80% 程度の大幅なハードウエア規模の削減が可能となるノードシステムを開発している、今回、そのキーとなる波長パス並びに波長群を統合して合分波できる新しい素子の機能検証を行い、提案ノード構成の実現性を実証する。 |
| 641 | フレキシブル透明磁性ナノコンポジット材料の開発 | 余語 利信 | 名古屋大学 | 近藤 良治 | 名古屋大学 | 分子設計した金属−有機化合物前駆体を出発原料に用いて、in situ合成法により、ナノ粒子の結晶性と粒径を制御し、ポリマーマトリックスと化学結合を生成させ、凝集と光散乱を防止することにより、透明でフレキシブルな磁性膜を調製する。特に、マトリックスポリマーの3次元構造、分子量および吸光係数を制御して、成形性とともにその機械的強度を向上させ、フレキシブルかつ磁性透明ナノコンポジットの磁気光学材料としての製造法を確立する。 |
| 642 | 分子クラスター二次電池の開発と応用 | 阿波賀 邦夫 | 名古屋大学 | 藤縄 祐 | 名古屋大学 | 携帯電話やポータブル電子機器には、広くリチウムイオン二次電池が使用されている。その負極には金属酸化物が用いられているが、充放電にはLiの浸入・排出過程を伴うことから、充放電時間の大幅な短縮はきわめて難しい。そこで本研究においては、二次電池の正極活物質に、配位子を介して遷移金属が結合した金属錯体クラスター分子を用いた『分子クラスター二次電池』を研究開発する。このような分子種を電子プールとして利用し、1分子の多段階酸化還元反応を利用することによって、高出力かつ迅速充放電を実現する。 |
| 643 | 縦型マイクロチャンネルエピタキシーを利用した結晶基板作製技術の開発 | 成塚 重弥 | 名城大学 | 松吉 恭裕 | 名城大学 | 当研究室が提案する独創的な転位低減化結晶成長技術であるマイクロチャンネルエピタキシーを縦型に展開し、太陽電池用結晶基板を安価で量産性の良く作製する手法を開発する。選択成長マスクパターンを作製した基板上に、縦型マイクロチャンネルエピタキシーにより、厚さ100ミクロン程度の板状の結晶構造を配列的に成長する。この板状の結晶構造を分離取り出すことにより、そのまま太陽電池用基板として使用できる。本手法を用いれば、無駄ならびに労力が大きい切削研磨という過程無しに、膜厚がそろった半導体結晶基板を効率よく量産することが出来る。 |
| 644 | GaN系窒化物半導体による高性能電力変換素子の開発 | 岩谷 素顕 | 名城大学 | 松吉 恭裕 | 名城大学 | 本研究課題では、ワイドギャップかつ、2 次元電子ガスという量子構造が適用可能な、GaN 系III 族窒化物半導体による高性能電力変換素子実現を目指す。特に本研究課題では、電力変換素子として、実用化のキーテクノロジーであるノーマリーオフ型を実現するために、本研究グループが開発したp型GaN層をゲート部分に用いる接合型FETを用いることによって、高性能デバイスを実現することを目的に研究を実施する。 |
| No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
| 氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
| 645 | 近赤外分光法を用いた生ごみ堆肥の熟度判定 | 藤原 孝之 | 三重県科学技術振興センター | 増田 峰知 | 三重県科学技術振興センター | 作物の生育に悪影響を及ぼさない生ごみ堆肥を製造するには、発酵により生ごみに含まれる脂質を十分に減少させることが必要とされている。本研究においては、現地での栽培試験により脂質含量に基づく生ごみ堆肥の品質評価基準を設定し、一方で近赤外分光法による簡易かつ非破壊で実用的な脂質の測定方法を確立する。加えて、同法により水分および窒素含量も同時に測定し、ハンドリング性や肥料効果も同時に評価できる技術を構築する。 |
| 646 | ブドウ果粒の長期貯蔵技術の確立 | 輪田 健二 | 三重県科学技術振興センター | 増田 峰知 | 三重県科学技術振興センター | ブドウは果房単位で販売するのが一般的であるが、販売単価が高く、消費が伸び悩んでいる。また、4倍体大粒系ブドウの「巨峰」や「安芸クイーン」は房単位では日持ち性が悪い。そこで、房ではなく果粒単位での日持ち性を把握するとともに、果粒を容器に入れて保存する方法を検討し、果粒パック販売に適した果粒単位での長期貯蔵技術を確立する。 |
| 647 | 無機固体酸構造制御によるプロトン伝導有機-無機ハイブリッド材料の高性能化 | 青木 裕介 | 三重大学 | 加藤 貴也 | 三重ティーエルオー | 固体高分子形燃料電池用電解質材料への実用化を狙いとして、現在のフッ素樹脂系電解質膜に代替しうる耐熱性、耐久性ならび機械的強度に優れたプロトン伝導有機―無機ハイブリッド材料の開発を行う。本研究では細孔構造の制御により、吸水性、プロトン伝導性を高めた有機無機固体酸と耐熱性高分子のハイブリッド化により機械特性並びに導電性に優れた耐熱性プロトン伝導ハイブリッドシートを創生し、シート特性の実用的性能評価を実施する。 |
| 648 | 脊椎用体内固定具の性能評価に対する6軸材料試験機の開発 | 稲葉 忠司 | 三重大学 | 加藤 貴也 | 三重ティーエルオー | 脊椎は複雑な構造を有しており、その運動は6自由度である。しかし、6自由度すべてにおける力・トルクおよび変位・角変位の計測・制御が可能な試験機は構築されておらず、脊椎外科で使用する体内固定具の性能を定量的に評価する方法も十分に確立されていない。その結果、体内固定具の多くは主に経験的観点より開発されている。そこで本研究では、脊椎強度測定用6軸材料試験機を開発するとともに、脊椎用体内固定具の評価方法の確立を目指す。 |
| 649 | パルス変調ガス導入方式によるナノ材料の精密成長制御プロセスの開発 | 佐藤 英樹 | 三重大学 | 伊坪 明 | 三重県産業支援センター | 本研究では、化学気相成長(CVD)法によるナノ材料形成プロセスにおいて、リアクタ内へのガス導入にパルス変調を施すことにより、カーボンナノチューブ(CNT)等のナノ材料を、従来方法より高精度で成長制御することが可能な新規CVD方法の開発を目的とする。本方法により、リアクタ内へのガス流量制御を従来よりも精密に行うことが可能になり、これにより従来より精密なナノ材料形成プロセスの構築が可能となる。 |
| 650 | 金属触媒不要のメタルフリーカーボンナノチューブ製造法の開発 | 小塩 明 | 三重大学 | 伊坪 明 | 三重県産業支援センター | 本研究では生成時に金属触媒を用いることのない、完全な“メタルフリー”カーボンナノチューブの製造方法の開発と、本方法による高効率合成法の確立を目指す。これは、ごく最近我々が初めて開発に成功した、非金属化合物を触媒として、炭化水素を熱分解する化学気相成長法の一種である。カーボンナノチューブは、その構造の特徴から単層、多層、中空カップスタック等に分類することができるが、本方法により、これらの選択的形成ならびに高純度・高効率合成を実現し、金属不純物をまったく含まないカーボンナノチューブ材料を提供できる技術を開発することを目的とする。 |
| 651 | 代謝工学的手法を用いたバイオマスからのアクリル酸生産 | 粟冠 和郎 | 三重大学 | 岡谷 佳澄 | 三重大学 | アクリル酸は、アクリル繊維やアクリル樹脂の原料として重要な物質であるが、現在はすべて石油由来である。本研究は、微生物の発酵機能を代謝工学的に改変し、バイオマス(糖質または乳酸)からアクリル酸を生産できる微生物を分子育種することを目的とする。プロピオン酸発酵関連遺伝子を導入し大腸菌を用いて研究を行う。ランダム突然変異の導入などにより遺伝子の改変を行うことにより、プロピオン酸の代わりにアクリル酸を蓄積する微生物を選択・育種する。 |
| 652 | 変異種海藻イチイヅタからのキシリトール製造技術の開発 | 荒木 利芳 | 三重大学 | 岡谷 佳澄 | 三重大学 | 糖アルコールの一種であるキシリトールは虫歯予防や糖尿病患者用甘味料として注目をあびているが、ショ糖と比較して高価なため、より安価な製造法の開発が求められている。本研究では、イチイヅタ(Caulerpa taxifolia)などの海藻の細胞壁を構成しているβ-1,3-キシランから、申請者が開発した3種類のキシリトール変換酵素を用いて、キシリトールを安価で大量に製造する新技術を開発することを目的とする。 |
| 653 | ノウハウ継承支援を目的とした自動演習システムの開発 | 桝井 文人 | 三重大学 | 三橋 一郎 | 三重大学 | 本研究では、自然言語処理の応用技術(データベース再利用技術および質問応答技術)を融合させることにより、演習問題の出題・採点を自動的に実施するノウハウ習得システムの実現を目指す。本研究は、工場やオフィスなど熟練知識やノウハウを必要とする職場において、新人や異動直後の人材に対して安全かつ効率的に知識やノウハウを習得させる人材育成支援を目的とする。本課題では、質問文生成および採点機構の構築・評価を行う。 |
| 654 | 生体分子認識を行うPEG被覆プロテオリポソームの開発と応用 | 湊元 幹太 | 三重大学 | 松井 純 | 三重大学 | 膜受容体は、情報伝達系の上位分子であり、種々の疾病に関連する。特に膜受容体に対する自己抗体産生が引き金となる自己免疫疾患は重篤で、抗体と膜受容体の反応を、固相化蛋白質を用い探索することは診断・創薬等の強力なツールである。本試験では私たちが開発した膜受容体提示型プロテオリポソーム調製技術に、ポリエチレングリコール(PEG)被覆リポソームを採り入れ、膜蛋白質抗原を作製、高感度高忠実度の分子認識システムを開発する。 |
| 655 | ボルテックス方式を軸とした各種リポソーム簡便作製技術の開発と応用 | 吉村 哲郎 | 三重大学 | 松井 純 | 三重大学 | 薬物送達システム及び細胞内遺伝子導入等において脚光を浴びているリポソームには、多重層(MLV)、小さな一枚膜(SUV)、大きな一枚膜(LUV)及び巨大(GUV)リポソーム等、幾つもの種類が存在する。我々は最近、ボルテックス方式のみを軸としたMLVの簡易作製技術を開発した。本研究においては、ボルテックス方式により、MLVだけでなく、SUV、LUV、GUV等、全てのリポソームを容易に作製できる統一的技術を開発し、それによる機能性リポソーム作製への応用を試みる。 |
| No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
| 氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
| 656 | 微量試料中の溶存酸素分子数を絶対測定する装置の開発と応用 | 石田 哲夫 | 滋賀医科大学 | 宮本 健二郎 | 滋賀医科大学 | 本課題では、溶液中の酸素分子数の絶対測定を目指している。自然界には、空気飽和よりも低酸素の様々な環境がある。本課題で開発する方法は、低酸素下にある試料の酸素濃度測定を得意とする。測定原理は、酸素分子を等量の有機化合物に共有結合で完全捕獲してからその数を数えるもので、そのために高性能の二原子酸素添加酵素を利用する。当面は、実証試験のための装置を作製するが、将来的には野外でも使用できる小型の専用装置への改良を目標にしている。 |
| 657 | 新規多孔質ポリ乳酸フィルムの孔径制御による高機能化 | 山中 仁敏 | 滋賀県工業技術総合センター | 川嶋 眞生 | 滋賀県産業支援プラザ | ポリ乳酸は、バイオマスの有効利用また生分解性を有することから環境負荷の小さい材料として注目されている。一方、多孔質フィルムはその高機能性を利用して菌除去等のフィルター、電池用のセパレーター等の幅広い用途に利用されている。 我々はこれまでの研究開発により、ポリ乳酸で1〜5μmの連続気孔多孔質フィルムおよび0。1〜8μmの独立気泡多孔質フィルムの開発に成功している。このフィルムを高機能化して実用化するために、孔径の分布を小さくしたフィルムの開発、また平均孔径が違えたフィルムの作製を開発する。 |
| 658 | マイクロナノ構造体成形に適した電鋳材料の開発 | 安田 吉伸 | 滋賀県東北部工業技術センター | 倉上 茂 | 滋賀県 | 電鋳技術は精密な転写性を有していることから、MEMS(微細電気機械システム)といった最先端技術に応用されている。しかし従来の電鋳材料であるニッケルや銅では@強度不足、A耐久性不足、B材料組織の不均一性などの問題があり、さらなる微細成形品へ応用するには問題があった。 そこで、上記3点の問題点を解決する様な、マイクロナノ構造材料に適した電鋳材料の開発を行う。 |
| 659 | 自励振動を利用した生体粘弾性のリアルタイム測定装置 | 松村 雄一 | 滋賀県立大学 | 松居 祐一 | 滋賀県立大学 | 生体表面下にある組織の“かたさ”を数値化できれば、乳ガンなど表在性組織の触診の定量化や筋組織の疲労評価などに有用であるとされる。しかしながら、ヒトの手指以上に安定かつ高精度に硬さを定量化できる手法は未だ実用化されていない。本研究では、ヒトが手指を生体表面に押し込むことで、形状や物理的性質の異なる部位の硬さを in vivo で瞬時に知覚するのと同様にして、計測装置の先端部を生体表面に押し込み、振動させることで、粘弾性硬さをリアルタイムに計測する装置を開発してきた。本課題では、商品化に向けて精度と応答性を向上させると共に、装置を小型可搬化する。 |
| 660 | 残存能力を生かす片手用アシスト機能付車椅子の開発 | 安田 寿彦 | 滋賀県立大学 | 松居 祐一 | 滋賀県立大学 | 片手しか車椅子操作に使用できない方のために、各種アシスト機能を有する自走式車椅子を開発し、残存能力を有効に活用した自立を支援する。片手で自走式車椅子を操作するために、「安定した直進性と確実な停止能力を生み出す操作機構」、「残存能力の低下を抑制する適度なパワーアシスト」および「“上り坂での逆転防止”、“下り坂での最大速度制限”、“その場旋回制御”などインテリジェントなアシスト機能」を実現する。 |
| 661 | 高発電特性を有するYSZ/SDC-NiO 電解質膜のCVI 法による作製 | 菊地 憲次 | 滋賀県立大学 | 松居 祐一 | 滋賀県立大学 | SDC-NiOのペレット上にCVI(Chemical Vapor Infiltration)法で透明で緻密なYSZ薄膜を作製する。SDC-NiOの面をカソードにして得た燃料電池の700℃での発電時の電力密度は同じ厚さのYSZ/SDC固体電解質を用いた燃料電池より約2.5倍大きくなる。さらに、NiOの含有率、NiOの粒径やSDCの粒径を制御して発電効率の向上を図り、YSZ/SDC固体電解質を用いた燃料電池より電力密度で4倍程度に大きくする固体電解質の作製を目的とする。 |
| 662 | 充填材料としての再生反毛わたの品質評価と感性価値製品への適用 | 與倉 弘子 | 滋賀大学 | 宇佐美 照夫 | 滋賀大学 | 充填材料としての再生反毛わたの品質評価と、それを用いた感性価値のある製品の開発を目標とする。再生わたの素材特性として力学特性と熱・水分移動特性を取り上げる。まず、再生わたの素材特性と使用時の快適性との関係、繰り返し圧縮による性能変化の範囲と特徴を明確にする。そして、「人の感性との適合性」と「繊維資源の有効利用」の視点を踏まえた感性価値のある充填材料として、用途の開発に資する技術的方途を提案する。 |
| 663 | バクテリアセルロース・コンポジットの流動誘起構造の解析と成形技術への応用 | 千葉 訓司 | 滋賀大学 | 宇佐美 照夫 | 滋賀大学 | デザートなどの食材「ナタデココ」に含まれるバクテリアセルロースと呼ばれる極細繊維のシートに樹脂を注入すると、複合材料として優れた強度特性を発揮する。更に、紙のように曲げられる次世代の薄型ディスプレイの基板にもなり得る可能性がある。この有望な複合材料を有効に利用するためには、ナノファイバーの構造を用途に応じて制御する成形技術が不可欠であり、この試験研究では、ナノファイバーの流動誘起構造を制御するための基本的な知見を得ることを目的とする。 |
| 664 | TEMトモグラフィー技術を用いたナノスケール・イメージベース力学解析手法の確立 | 高野 直樹 | 立命館大学 | 近藤 光行 | 立命館大学 | X線CTによるマイクロメートルの分解能を持つイメージベース力学解析手法が確立され、多孔質材料や生体分野に普及しつつあるが、本研究では1ナノメートルの高分解能を持つTEMトモグラフィーに基づき、ナノ粒子分散型複合材料を対象としたモルフォロジー分析手法・数値モデリング手法・マルチスケール応力解析手法を確立する。 |
| 665 | 防災を目的とした超音波による地中含水量評価システムの開発 | 深川 良一 | 立命館大学 | 金丸 まや | 立命館大学 | 降雨による斜面崩壊を予知するために、土砂中の水分量のモニタリングが重要である。現在、その方法として間隙水圧計測をベースとするテンシオメータが使われているが、常時計測セル内の水の補給管理が必要である。また土砂の導電率や誘電特性を電気的に測定して水分を測定する方法もあるが、設置上の問題などがある。そこで本研究では、小型で容易に設置できて常時メンテナンスを必要としない土砂中水分モニタリング法として、超音波を利用した非接触計測法を提案し、実用化に向けて基礎特性と有効性を明らかにする。 |
| 666 | 下水汚泥溶融スラグのコンクリート用骨材としての実用化研究 | 児島 孝之 | 立命館大学 | 金丸 まや | 立命館大学 | 本課題は、下水汚泥溶融スラグのコンクリート用粗骨材としての利用用途拡大を目的とし、下水汚泥溶融スラグ粗骨材の生コンクリートおよび実構造物への適用に向けた実験的研究を行うものである。まず、下水汚泥溶融スラグの質管理・評価手法を提案し、長期強度発現性や耐久性、RCはりの曲げおよびせん断特性・耐荷挙動などについて検討することにより、下水道の普及に伴い年々増加傾向にある下水汚泥の有効な利用方法を提案する。 |
| 667 | ライフサイエンスのためのナノバイオエレクトロニクスの開発研究 | 磯野 吉正 | 立命館大学 | 工藤 真弓 | 立命館大学 | 本研究目的は、MEMS技術およびナノ加工技術を用いて「電界効果トランジスタ(FET)型ナノバイオデバイス」を開発することにより、同デバイス内で生じる抗原抗体反応を電荷信号として検知する、新規なラベルフリー・タンパク分析技術を確立することである。 本研究で提案するデバイスは、新規なライフサイエンス・ツールとして活用できるだけでなく、将来のバイオエレクトロニクスへの発展も期待できるデバイスである。 |
| 668 | 牛乳をベースとする新規機能性調味液の製造法の開発 | 若山 守 | 立命館大学 | 松田 文雄 | 立命館大学 | 食は生の源であり、健康な生活を送るうえで最も基本となるものである。近年、食に対して、美味しさはもちろんのこと、基本としての栄養に加えて付加的な機能を付与した機能性健康食品が人気を集めている。本応募課題では、生産調節が難しく、余剰生産においては廃棄処分せざるを得ない状況にある牛乳の有効活用技術として、牛乳をベースとする発酵調味液の生産法の開発を行うことを目的としている。牛乳をベースとすることにより、これまでにない風味を持つと共に、牛乳に含まれる機能性成分を十分に保持した日本発の西洋料理に適した機能性調味液を創出することを目標にしている。 |
| 669 | ヒトの筋出力特性を三次元曲面により評価する新手法の開発とその応用 | 伊坂 忠夫 | 立命館大学 | 西村 亮 | 立命館大学 | これまでの筋出力特性の評価法において、これまで三次元曲面のデータが提示された研究はみられるが、定性的な評価のみで定量的な解析は行われていなかった。われわれは、すでに制御精度の高いインピーダンス可変測定装置を開発し、それを利用して、角度・角速度・トルクのデータを同時取得し三次元定量評価法を開発している。本研究ではさらに詳細な検討と実際のトレーニング場面へ応用するための試験的なトレーニング実験を行う。 |
| 670 | 視覚を用いた布の展開と定置に関する技術開発 | 平井 慎一 | 立命館大学 | 西村 亮 | 立命館大学 | ロボットがテーブルの上に置かれた布を摘み上げ、展開するとともに指定された位置に定置する技術を開発する。布を操作する技術は、柔らかく変形しやすい物体を扱う機械システムの基礎になる。本研究開発では、曲がっている布の形状を視覚で認識するとともに、布を展開する技術を開発することを目的とする。 |
| 671 | 感度安定型PZT素子を用いたインフラ構造物の健全性監視システムの開発 | 日下 貴之 | 立命館大学 | 矢野 均 | 立命館大学 | トンネル等でのコンクリート剥落事故に見られるように、様々なインフラ構造物で老朽化や強度不足が問題視されるようになっている。従来、この種の構造物の健全性評価は、定期検査ベースで行われるのが一般的であったが、近年、構造欠陥の早期発見、検査コストの削減などの観点から、構造物中に各種のセンサーを埋め込むことによって、構造物の健全性を常時監視できるシステムの開発が精力的に行われている。本研究では、これまでに申請者らが開発した高性能PZT素子と損傷可視化技術を応用して、鉄道橋や道路橋などの健全性を常時監視できるシステムを開発し製品化することを狙う。 |
| 672 | 能衣装のデジタルアーカイブ化及び新作デザインの試作シミュレーション | CAI KANGYING | 立命館大学 | 柳瀬 圭志 | 立命館大学 | 無形文化財のデジタルアーカイブ化においては、光学特性の忠実な再現にまでは至っていない。能衣装は複数の光学特性を持っており、光学特性を観測するためには無数の光源・視線方向の組み合わせた条件が必要である。本研究では、能衣装の各種の光学特性を視線方向の固定下で獲得した画像から忠実にモデル化し再現することを目的とする。能衣装のデジタルアーカイブ化及び新作デザインの試作シミュレーションを目標とする。 |
| 673 | レオロジー物体の変形シミュレータの構築 | 田中 弘美 | 立命館大学 | 柳瀬 圭志 | 立命館大学 | 医用画像処理やコンピュータグラフィックスの分野においては、柔軟物体の変形シミュレーションが技術的に重要な課題であり、変形シミュレーションに適した高精度なリアルタイムの表現手法が必要となる。しかしながら、レオロジー物体の変形シミュレーションを高速かつ高精度に行う技術は未だ確立されていない。そこで、本研究では、レオロジー物体の変形シミュレーションを高精度にリアルタイムに行う技術を提供することを目的とする。 |
| 674 | 針先端形状を考慮した穿刺シミュレーションモデルの開発 | 山口 哲 | 立命館大学 | 柳瀬 圭志 | 立命館大学 | 近年、低侵襲外科手術療法の一つとして広く行われている穿刺療法は、従来の外科手術に比べ、患者への負担が少なく、術後の早期回復が可能である。しかし、医師の意図に反して穿刺中に針が曲がって進むことがあり、正しく患部に到達させることは非常に困難である。本研究では臓器のような軟性組織へ穿刺した際に針先端、側面に生じる物理現象を解明し、術中に的確な穿刺軌道を提示可能な穿刺シミュレーションモデルの構築を目指す。 |
| 675 | 文書間の類似性に基づく柔軟な情報検索システムの開発 | 小柳 滋 | 立命館大学 | 廣瀬 充重 | 立命館大学 | 電子文書の急激な拡大により、従来の検索技術では精度よく検索することが困難となっている。このため、単純なキーワードの一致ではなく、文書の内容全体の類似性を判断する柔軟な検索方法、及び検索結果をわかりやすく整理して提示する技術の必要性はますます高まっている。本提案は文書間の類似性を判断することにより関連する文書を階層的にクラスタ化し、クラスタ間の関連を視覚化することにより、検索結果を提示する技術を開発する。 |
| 676 | 小型表示装置における虫眼鏡式ユーザインタフェースの実現 | 野中 誉子 | 龍谷大学 | 山内 一寿 | 龍谷大学 | 携帯電話や携帯音楽プレーヤなど、小型表示装置を備えた端末の高機能化に伴い、表示すべき情報も増加しており、限られた表示面積に効率よく情報を提示する必要がある。そこで、小型表示装置を備えた端末を虫眼鏡に見立てて動かすと、表示される出力画面があたかも虫眼鏡で見える正立像のように変わる「虫眼鏡式ユーザインタフェース」の実現を目指す。まず、実際のユーザの操作から検出すべき端末の動きを検討し、複数センサを組み合わせた端末の動き検出システムを開発する。ついで、自然な操作感となるように、検出した端末の動きを表示画面に対応づけ、入出力を一体化する。 |
| 677 | 外来緑化植物種の生態調査に基づく地域産樹木種による緑化手法に関する開発 | 宮浦 富保 | 龍谷大学 | 上條 栄治 | 龍谷大学 | 2005年に施行された「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」で規制対象となる植物種には、従来の緑化工事で頻繁に用いられてきた植物種が多く含まれている。本研究では、緑化工事に用いられた植物を特定外来生物として扱うことの適否を科学的に明らかにし、更に代替の地域産緑化植物種を選定し、緑化に利用する具体的な方法を提案することを目的としている。 |
| 678 | 琵琶湖沿岸部・河口部におけるアユの生態調査とアユ資源保護への応用 | 遊磨 正秀 | 龍谷大学 | 上條 栄治 | 龍谷大学 | 冬季のアユ仔稚魚の生態に関しては、砂浜海岸や河口の岸際に生息することが判明し始めたが、海と川を回遊する一般のアユとは異なり、琵琶湖ですごすアユ仔稚魚の生態情報は皆無に等しい。本研究では、漁業者の協力のもとに、琵琶湖におけるアユ仔稚魚の生息場所利用を明らかにし、アユ仔稚魚が利用していると予想される琵琶湖砂礫浜や河口における環境整備に関してアユ資源保全のための新たな施策に資することを目的とする。 |
| 679 | 消火活動の策定支援システムの開発とその応用 | 宇土 顕彦 | 龍谷大学 | 上條 栄治 | 龍谷大学 | 本研究は、配水管網の定常流解析に関して流出量の圧力依存性の扱いを可能にしたこれまでの成果をもとに、災害時の管網内の非日常的な流れを、開栓される消火栓の数、ポンプ車の能力・配置、ホース・ノズルの水理特性などから、総合的に解析し的確な消火活動を具体的に策定する支援システムの開発を目的とする。ポンプ車の到着までのホースを消火栓に直結した消火活動の検討や、神社・仏閣・文化財地区の放水銃を主体とする管網への応用も可能になる。 |
| 680 | 生理活性を有する高分子量酵素法ポリフェノールの開発 | 辻本 敬 | 龍谷大学 | 石原 英昭 | 龍谷大学 | 近年、環境にやさしい高分子材料の開発が注目されているが、製品そのものだけでなく合成プロセスにおいても毒性の少ない触媒や試薬等の使用が切望されている。本研究では生体触媒である酵素を重合触媒に利用し、水中において高分子ポリフェノールの合成を行う。また、得られるポリフェノール微粒子を担持体として利用し、機能化を検討する。 |
| 681 | 迅速かつ目視で評価可能な酵素阻害剤スクリーニングシステムの開発 | 宮武 智弘 | 龍谷大学 | 石原 英昭 | 龍谷大学 | 酵素活性や阻害作用のある多くの物質を評価・探索するため、阻害剤を含む酵素反応溶液中の基質(あるいは生成物)の濃度変化を蛍光強度の変化として検出し、様々な酵素阻害剤の活性を迅速かつ目視で評価できるスクリーニングシステムを開発する。この成果を医薬品等の開発でネックとなっている阻害剤の迅速スクリーニングへの応用を目指す。 |
| 682 | フローセルを利用した重金属イオン微量分析法の開発 | 糟野 潤 | 龍谷大学 | 石原 英昭 | 龍谷大学 | 対流効果による重金属イオンの電極表面への高濃縮が期待できるフローセルを開発し、同セルと電気化学測定法を組み合わせて重金属イオンの迅速かつ高感度な検出を目指す。現場での迅速分析を考慮し、測定セルは有機溶媒や水銀電極といった有害物質を一切使わないもの、かつ微量のサンプルで測定できるように設計する。また、サンプル採取からサンプル溶液の測定セルへの導入までを1つのラインで行える装置を構築する。 |
| 683 | 麻布の回転ローラー式砧加工装置の開発研究 | 堀川 武 | 龍谷大学 | 中山 勝一 | 龍谷大学 | 宮古島に伝わる宮古上布など伝統産業の麻織物は吸湿性や肌触りに優れている。麻布は繊維が太く、硬いことから、木杵を使って職人が麻布を叩く、砧加工を行い、肌触りをよくし、光沢を出すことにより、高級な麻布を製作してきた。しかし後継者不足の為技術伝承が途絶える状況にある。本研究では、金属ローラーに無数の鋼球を埋め込み、麻布を挟み込んで砧加工の効果を与えると共に、布を繰返し折り曲げる金属疲労の原理を利用した方法を組み合わせた、新規の「回転ローラー式砧加工装置」を開発し、加工布の特性を調べ、繊維の割れ状態を電子顕微鏡を用いて観察する。 |
| No. | 研究課題名 | 研究者 | コーディネータ | 研究概要 | ||
| 氏 名 | 所 属 | 氏 名 | 所 属 | |||
| 684 | 発芽黒大豆抽出液の機能性食品としての開発 | 深見 治一 | 京都学園大学 | 谷 吉樹 | 京都学園大学 | ”丹波の黒豆“で有名な地域特産の黒大豆を発芽させることにより、有用なオリゴペプチド、アミノ酸類、アントシアニンの誘導体などが生成することが期待される。発芽時期に合わせて、発芽黒大豆を水抽出画分やアルコール抽出画分などに分画し、in vitro活性試験を検討する。機能性を示した画分については、動物実験等で確認を行い、新規機能性食品素材として開発につなげる。また、活性成分の同定も検討する。 |
| 685 | 鋼表層へのMo粉末プラズマ溶接による高耐食性表面の創製 | 秋山 雅義 | 京都工芸繊維大学 | 笹田 滋 | 科学技術振興機構 | プラズマ溶接技術を用いて鋼表層にMoを濃化させ、耐食性に優れた表面を創製する技術を開発する。Mo粉末を単にプラズマに載せて溶接すると、大半は飛散・燃焼し溶接表面が割れる。Mo粉末を予めシールしてベースメタル上に置き、それをベースメタル粉末を載せたプラズマで叩き、Moの飛散・燃焼を防ぐと共に溶接割れを防止する。シール材、シール方法、ベースメタル粉末を選定、Mo粉末とシール材の適性比を特定する。 |
| 686 | キャリアドープによるGaN系希薄磁性半導体の磁性制御 | 園田 早紀 | 京都工芸繊維大学 | 河島 俊一郎 | 科学技術振興機構 | 磁性元素のマンガン(Mn)を数%添加した窒化ガリウム(GaMnN)は、結晶中に希薄に存在するMnの間をキャリアが動き回ることで強磁性(磁石)になる、「キャリア誘起強磁性半導体」である。半導体と磁石の性質を両方持つため、これまで別々に構成されてきた半導体デバイスと磁気デバイスを一つのデバイスに融合できる新しい材料として注目を集めている。本研究では、GaMnNにSiなど安定なドナーを添加して、強磁性を発現させ、実用的なデバイスの実現を目指す。 |
| 687 | 微粒子衝突法による金属材料の表面創製とナノ結晶化 | 森田 辰郎 | 京都工芸繊維大学 | 行場 吉成 | 京都工芸繊維大学 | 微粒子衝突処理法を用いて金属材料の極表面に高圧縮残留応力を付与すると同時に表面組織のナノ結晶化を実現し、優れた機能性を有する表面層を創製する。本研究の具体的な目的は、上記の方法により各種金属材料の顕著な高疲労強度化と耐食性等の機能性改善を同時的に実現することである。また学術的側面から、各種分析機器を駆使して疲労強度および耐食性等が顕著に改善する理由を明確に把握しようと試みる。 |
| 688 | 一次元ホール輸送材料としての色素修飾アミロース-ヨウ素包接錯体の開発 | 森末 光彦 | 京都工芸繊維大学 | 行場 吉成 | 京都工芸繊維大学 | 従来の色素増感型太陽電池では、還元剤として使用されるヨウ素の拡散過程を伴いながらバルク電解質溶液中をホール輸送することで増感色素の還元を行っていた。ここではヨウ素を配列させることによって、ホール輸送の高効率化を達成することを目標とする。 第一段階として本研究ではヨウ素がアミロースの螺旋構造に包接されて一次元に配列する「ヨウ素-デンプン反応」として知られる着色反応に着目し、太陽光の受光部位となる色素を修飾したアミロースを新規に合成し、 これとヨウ素との包接錯体の組織化を行う。 |
| 689 | ステイン法によるガラスのフルカラー着色のための基礎的研究 | 角野 広平 | 京都工芸繊維大学 | 行場 吉成 | 京都工芸繊維大学 | ステイン法とは、銀や銅の無機化合物を含むペースト(ステイン)をガラスに塗布し、熱処理することによって、これらのイオンをガラス表面内に導入し、ガラスそのものの表面付近を着色する技術である。本研究は、フルカラー着色の実現を最終目標としており、そのために、本課題では、ガラスの組成、溶融条件と発色との関係について調査し、同じガラス基板上で、三原色を同時に発色させるための基礎技術の確立を目指す。 |
| 690 | 超音波を用いたソフトマテリアルに対する新しい非接触解析法の開発 | 則末 智久 | 京都工芸繊維大学 | 行場 吉成 | 京都工芸繊維大学 | 近年のレーザー回折・動的光散乱技術の進歩により、サブミクロン構造体の大きさや分布を容易に解析できるようになった。その一方でこれらの手法には、気泡による反射や試料の乳濁の問題がある。本研究では、超音波が“媒体を振動して伝わる波”であることに注目した、新しい時間相関法をベースとする非接触ミクロン構造解析法を開発する。それにより、不透明で中身が判断できない反応物の分子ダイナミクスを高速に分析できる新しい技術を開発し、機能性複合材料や発泡材料のリアルタイム解析へと応用する。 |
| 691 | 乳酸エステルの直接重縮合によるポリ乳酸の合成 | 小林 四郎 | 京都工芸繊維大学 | 行場 吉成 | 京都工芸繊維大学 | 近年バイオマスプラスチックとしてポリ乳酸が注目されている。ポリ乳酸は乳酸から六員環状ラクチドに導き、その開環重合により製造されているが、その乳酸はバイオマスから乳酸エステルを経由して製造される。本試験研究では乳酸エステルから直接ポリ乳酸を合成する反応を開拓することにより、ポリ乳酸製造の大幅なコスト削減が可能なプロセスの構築を目的とする。実施内容としては、種々のアルコールと乳酸とのエステルを基質として、酵素触媒により重合を試みる。 |
| 692 | 迅速高感度臨床診断を目指した革新的イムノアッセイ技術の開発 | 熊田 陽一 | 京都工芸繊維大学 | 行場 吉成 | 京都工芸繊維大学 | 本研究は、申請者が独自に開発した高感度なリポソームイムノアッセイと迅速かつ簡便なワンステップELISAの両方の利点を併せ持つ革新的なイムノアッセイ技術を開発することを目的とする。さらに、プレートの特殊コーティングおよび微細加工を駆使することでアッセイフォーマットを小型化し、数マイクロリットルのサンプル血液中からウィルス、感染症、アレルギー、癌マーカーの検出等、多種多様な医療診断が行えるマイクロアッセイキットの開発を目指す。 |
| 693 | 緊急車両の接近を聴覚障害者に提示するマルチモーダルインタフェースの開発 | 森本 一成 | 京都工芸繊維大学 | 行場 吉成 | 京都工芸繊維大学 | 緊急車両の接近を自動的に検知し、それを運転中の聴覚障害者に振動と光により提示するマルチモーダルインタフェースを開発する。聴覚障害者が安心して安全な自動車運転を確保できる情報提示要素の抽出、設計ならびに評価を行う。 |
| 694 | ディジタルホログラフィに基づく繊維状物体の3次元姿勢測定法 | 村田 滋 | 京都工芸繊維大学 | 行場 吉成 | 京都工芸繊維大学 | 本研究では、切削油中から除去される金属切削屑の3次元挙動計測や高速噴流中の微細な繊維が空間を変形しながら紡がれるプロセスの評価等への応用を目的とし、繊維状微小物体の姿勢変化を単眼ビデオカメラで3次元計測するディジタルホログラフィ技術を開発する。これまで球形状粒子群に対して開発されてきたディジタルホログラフィ計測法を、変形を伴う繊維状物体の姿勢評価ができる手法に拡張し、汎用性の高い計測アルゴリズムを構築する。 |
| 695 | 生物発光シグナルに基づく細胞内蓄積型レドック性有害金属イオンの時空計測 | 柄谷 肇 | 京都工芸繊維大学 | 行場 吉成 | 京都工芸繊維大学 | 生物発光能を付与した細胞膜トランスローケーション担体の構築、及び同担体による細胞内レドックス性有害金属イオンの時空センシングを目指す。具体的には生細胞に摂取或は吸収蓄積された有害金属イオンの計測法を確立することを目標として、生物発光関連融合タンパク質の調製;無毒性且つ細胞膜透過性を有するカーボンナノ粒子等への発光関連タンパク質の化学修飾;及び有害金属イオンのin situ 生物発光イメージングを目指す。さらにモデル細胞としての大腸菌、及び酵母に取込まれたsub-ppt〜ppbレベルの有害金属イオンの細胞内分布イメージング法と定量法の確立を目指す。 |
| 696 | ヘム結晶化阻害を基盤とする抗マラリア薬の開発 | 亀井 加恵子 | 京都工芸繊維大学 | 行場 吉成 | 京都工芸繊維大学 | マラリア原虫は赤血球内でヘモグロビンを分解するが、遊離するヘムが有毒なためにヘムを結晶化して無毒化する機構を持つ。ヘム結晶化を阻害する化合物は抗マラリア薬となる可能性があるため、これまでにヘム結晶化阻害物質のスクリーニング方法を開発した。本研究では、ヘム結晶化阻害物質をスクリーニングする。さらに、ヘム結晶化阻害物質の抗マラリア活性を明らかにし、抗マラリア薬の開発に資する。 |
| 697 | エテノ型核酸を用いた核酸検出素子の開発 | 小堀 哲生 | 京都工芸繊維大学 | 行場 吉成 | 京都工芸繊維大学 | 近い将来、オーダーメイド医療や予防医学の発展に伴って遺伝子診断の必要性が増加することが予想される。そこで我々は、プローブ核酸と標的核酸を混合し、蛍光を測定するだけで、遺伝子の診断ができる遺伝子診断法の開発を目指す。具体的には、活性なアルデヒド基を持つ4-オキソエナール骨格と核酸塩基とが反応し、蛍光性核酸として広く研究されているエテノ核酸を形成する付加反応を応用することにより、標的核酸の検出を目指す。 |
| 698 | 末梢血流の非定常低周波成分解析による覚醒状態定量化手法の研究 | 小山 恵美 | 京都工芸繊維大学 | 行場 吉成 | 京都工芸繊維大学 | 覚醒中の眠気のレベルを正確に計測することは、安全性を強く求められる業界の重要課題であり、産業界等における業務効率向上の面からも、同計測に対するニーズは高まりつつある。ところが従来の計測指標である脳波の波形解析法では、被計測者が静止していなければ計測が困難であることから、上記の計測したい場面での応用はできない。このため、本課題では、動いている被計測者においても計測が容易な末梢血流に着目し、その低周波成分を時系列解析する覚醒状態定量化手法を確立する。 |
| 699 | マウス神経幹細胞を利用した効率の良い中枢神経発生系の開発 | 黒坂 光 | 京都産業大学 | 物部 剛 | 京都産業大学 | 幹細胞技術の進歩に伴い、神経疾患に対する再生医療の期待が高まっているが、未だ安定した神経細胞の再生系は開発されていない。神経細胞の分化には,効率の良い細胞再生系と、安定したタンパク質発現系が必要である。本研究の目的は、マウス初代培養神経幹細胞などに、神経特異的な糖転移酵素を利用した安定なタンパク質発現系を導入することで、効率の良い神経細胞分化系の開発を試みることである。 |
| 700 | 5’末端翻訳領域デファレンシャルデスプレー(5’RDD)法の検討と改良 | 別所 親房 | 京都産業大学 | 物部 剛 | 京都産業大学 | 従来のデファレンシャルデスプレー(DD)法は、発現量に差のある遺伝子群を簡便、高感度に表示する優れた方法であるが、mRNAの生物学的情報に乏しい3’末端非翻訳領域を表示する欠点があった。この問題を解決するために、cDNAの5’末端未知領域を増幅する5’RACE法を応用し、mRNAの5’末端翻訳領域を表示する5’RDD法として特許申請した。この方法は、1本鎖cDNA の5’末端に、既知配列のオリゴヌクレオチド(ON)またはオリゴdA (OdA)を結合したものと、ONまたはOdAに相補的なプライマーと任意プライマーを用いてPCRし、DNA産物を寒天ゲル電気泳動して蛍光表示する。 |
| 701 | 低反応性熔融ルツボを用いたMg-Ag-Y水素吸蔵合金の開発 | 門野 純一郎 | 京都市産業技術研究所 | 伊藤 省二 | 科学技術振興機構 | 電子状態に着目してデザインしたMg-Ag-Y系合金を、低反応性熔融ルツボを有する高周波溶解法を用いて溶製し、水素吸蔵・放出特性を測定、評価する。従来のアーク溶解炉では困難であった低沸点金属のMgと極めて高活性金属であるY を低反応性熔融ル |