評価一覧評価目次 > (参考1)地域別事業概要 神戸市
地域結集型共同研究事業

平成17年度事業終了地域事後評価報告書

平成18年3月
独立行政法人科学技術振興機構 地域振興事業評価委員会


(参考1)地域別事業概要
(v) 神戸市
事業の目標・概要

1)神戸医療産業都市構想における再生医療研究分野の先鞭をつける。
2)神戸地域のリソースを活用するだけでなく、再生医療研究分野における関西圏等のリソースの集結を図る。
3)再生医療に関わる基盤技術の事業化の事例を示すと共に、継続的な新技術・新産業創出を可能とするインフラの核となる部分を構築する。

 研究テーマの概要は以下のとおりである。

テーマ1: 実践的治療法に向けたシステム構築
サブテ−マ1: CPC(細胞培養センター)を利用した血液・血管の再生研究
1−1−1: 増幅ヒト造血幹細胞評価系の確立及び応用
1−1−2: 造血幹細胞の増幅と増幅造血幹細胞の特性についての解析
1−1−3: 血管内皮前駆細胞への分化機構の解明
1−1−4: Ex vivo増幅臍帯血移植の臨床試験に向けた基盤整備
1−1−5: ヒト造血幹細胞の培養バッグの開発、評価
1−1−6: 閉鎖系・無菌細胞洗浄システムの構築
1−1−7: トランスレーショナル・リサーチに向けた細胞療法の基盤整備
1−1−8: 血液・血管再生における細胞分化に関するマーカー検索
テ−マ2:治療効果検証方法の開発
サブテーマ1: ドパミン産生細胞の脳内導入にかかる細胞追跡技術の開発
2−1−1: 臨床適用の可能なF-18標識薬剤合成システムの開発
2−1−2: 血管再生治療実現に向けてのモニタリングシステムに関する基盤研究
サブテーマ2: 汎用的レポーター遺伝子発現とその検出法の確立
2−2−1: ステロイドレセプター親和性F-18標識薬剤の合成と基礎評価
2−2−2: F-18標識エストラジオール合成のノウハウ技術移転に関する技術的検討
テ−マ3:トランスレーショナルモデルの確立
サブテ−マ1:  ES細胞からの内胚葉系細胞の分化誘導技術の確立
3−1−1: ES細胞からのインスリン産生細胞の分化
3−1−2: ES細胞および組織幹細胞からインスリン産生細胞への分化誘導に関係する遺伝子の網羅的解析
3−1−3: インスリン分泌細胞の移植前修飾システムの開発
3−1−4: 幹細胞からインスリン産生細胞への分化誘導過程での細胞表面マーカーの検索・解析
3−1−5: 内胚葉系幹細胞の増殖分化に関る液性因子の検討
テ−マ4:産業化を目的とした技術基盤の開発
サブテ−マ1: 新規血管構成細胞分化誘導因子を用いた血管再生療法の開発
4−1−1: 血管分化誘導候補遺伝子の機能解析

事業実施期間中の研究項目と実施体制
研究項目 実施機関 グループリーダ JST負担研究費
(千円)
実践的治療法に向けたシステム構築
先端医療振興財団、京都大学、大阪大学理化学研究所、神戸市立中央病院、キリンビ−ル、日本べくトン・ディッキンソン、タカラバイオ、東レ、鐘淵化学 中畑 龍俊
(京都大学大学院医学研究科
発生発達医学講座 発達小児科学 教授)
282,619
治療効果検証方法の開発
先端医療振興財団、福井大学、大阪大学、日本メジフィックス 米倉 義晴
(福井大学
高エネルギ-医学研究センタ− センタ−長)
120,440
トランスレーショナルモデルの確立
先端医療振興財団、大阪大学、京都大学、神戸大学、理化学研究所、ステムセルサイエンス 宮崎 純一
(大阪大学大学院医学系研究科
分子治療学講座 幹細胞制御学 教授)
244,139
産業化を目的とした技術基盤の開発
先端医療振興財団、京都大学、神戸大学、理化学研究所、千葉県産業振興センタ−、ノエビア、田辺製薬 伊藤 裕
(京都大学大学院医学研究科内科学講座
内分泌・代謝内科 助教授)
250,139
合        計 897,337

目次に戻る


This page updated on Mar 31, 2006
Copyright©2006 Japan Science and Technology Agency.