事業紹介

JSTは世界トップレベルの研究開発を行うネットワーク型研究所として、未来共創イノベーションを先導します。

JSTは、国から示される目標に基づき、計画を策定してさまざまな事業を推進しています。
すべて開閉

社会変革に資する研究開発戦略の立案と社会との共創

  • 研究開発戦略センター(CRDS)

    • 研究開発戦略センター(CRDS)

      わが国の科学技術振興とイノベーション創出の先導役

      研究開発戦略センター(CRDS)は、わが国の科学技術イノベーション政策に関する調査、分析、提案を中立的な立場で行う公的シンクタンクです。
      国内外の科学技術イノベーション動向の調査・俯瞰を基に重要課題を抽出し、科学技術イノベーション政策や研究開発戦略の提案及びその実現に向けた取り組みを行っています。

  • 低炭素社会実現のための社会シナリオ研究事業

    • 低炭素社会実現のための社会シナリオ研究事業

      社会シナリオの提案に向けた研究

      わが国の経済・社会の持続的発展を伴う、科学技術を基盤としたカーボンニュートラル社会の実現に貢献するため、望ましい社会の姿を描き、その実現に至る道筋や選択肢、戦略を示す社会シナリオ研究を推進します。

  • アジア・太平洋総合研究センター(APRC)

    • アジア・太平洋総合研究センター(APRC)

      アジア・太平洋地域の科学技術と結ぶ基盤

      アジア・太平洋総合研究センターは、発展が著しいアジア・太平洋地域と我が国との科学技術協力を支える基盤となることを目指しています。

  • 未来共創推進事業

    • 「科学と社会」の推進

      科学技術イノベーションと社会との関係を深化させる共創の推進

      科学技術イノベーションと社会との問題について、さまざまなステークホルダーが双方向で対話・協働し、それを政策形成や知識創造へと結びつける「共創」を推進しています。

    • 未来社会デザイン・オープンプラットフォーム(CHANCE)

      未来の社会像をデザインし研究開発戦略に反映

      多様なセクターから幅広い知見を持ち寄り、対話・協働を通じてありたい未来社会像のデザインと解決すべき社会課題の探索・特定を行う共創の場「未来社会デザイン・オープンプラットフォーム(CHANCE)構想」を関係機関とともに推進しています。共創の成果は、JSTにおいては研究開発事業等に反映し、成果の最大化や課題解決への貢献を目指します。

    • サイエンスアゴラ

      多様なステークホルダーが対話・協働する科学フォーラム

      科学と社会をつなぐ日本最大級のオープンフォーラム「サイエンスアゴラ」を開催し、多様な価値観を認め合いながら皆が共に考え、社会課題の解決や未来社会の創出を目指す共創を推進しています。

    • 「STI for SDGs」アワード

      科学技術イノベーションを用いて社会課題を解決する地域の優れた取組を表彰

      科学技術イノベーション(STI)を用いて社会課題解決に成果を挙げた地域における取組を表彰する制度を運営しています。表彰を通じて当該取組への社会からの関心を高め、そのさらなる発展や他地域への水平展開が促進され、もってSDGs達成への貢献の一助となることを目指します。

    • Science Portal(サイエンスポータル)

      分かりやすい科学技術の情報提供プラットフォーム

      科学技術の最新情報を届ける総合Webサイト。一般の方から学生・専門家までに役立つ科学ニュース、動画、イベント、プレスリリース情報などを発信するほか、Webマガジン「サイエンスウィンドウ」と、科学動画ライブラリー「サイエンスチャンネル」を提供します。

    • SCENARIO

      より良い未来社会の実現を目指してシナリオを描くためのフューチャーセッションや、シナリオを実現するための実証実験・研究開発など、各地で行われている好事例を紹介します。また、それぞれのシナリオに関連する情報も提供します。課題解決に向けた先行事例の調査やパートナー探しにご活用ください。

    • 日本科学未来館

      先端の科学技術と人とをつなぐサイエンスミュージアム

      参加体験型の展示やイベント、実験教室、企画展の他、科学コミュニケーターとの対話を通し、科学技術によってもたらされる私たちの暮らしと、未来の進むべき道を考える施設です。また、先端科学技術情報の発信拠点として、科学を一つの文化として⾝近に感じてもらうことをコンセプトに様々な活動を展開しています。

  • 社会技術研究開発事業

    • RISTEX(社会技術研究開発)

      社会が直面する問題を、自然科学と人文・社会科学の知識の活用により解決する研究開発プログラム

      社会における具体的な問題や、科学技術の倫理的・ 法的・社会的課題(ELSI)に対して、研究者と社会の問題に取り組むステークホルダーが協働する研究開発を推進します。実社会の問題解決に役立つ成果の創出や、社会への実装を強く意識した取組により、SDGsの達成や、科学技術と社会の適切な関係構築に貢献します。また、地球環境問題に取り組む国際的な枠組み「フューチャー・アース」構想を推進 します。

社会変革に資する研究開発による新たな価値創造の推進

  • 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)

    • 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)

      大学等の研究成果の実用化を目指す技術移転支援プログラム

      大学・公的研究機関等で生まれた科学技術に関する研究成果を国民経済上重要な技術として実用化することで、研究成果の社会還元を目指す技術移転支援プログラムです。

  • 産学共同実用化開発事業(NexTEP)

    • 産学共同実用化開発事業(NexTEP)

      大学等の技術シーズを利用した、ハイリスク・ハイインパクトな実用化開発を支援するプログラム

      大学等の研究成果やJST支援事業の成果に基づくシーズを利用した、企業による実用化開発を支援します。
      優先技術分野:「IoTビジネスの創出、人工知能に関する研究拠点の整備および社会実装の推進」

  • 研究成果展開事業 共創の場形成支援 プログラム(COI-NEXT)

    • 共創の場形成支援プログラム

      知と人材が集積するイノベーション・エコシステムの構築

      大学等を中心とした企業や地方自治体・市民等の多様なステークホルダーを巻き込んだ産学官共創により、SDGsに基づく未来のありたい社会像の実現に向け、研究開発と産学官共創システムの構築を一体的に推進します。
      これにより、自立的・持続的な産学官共創拠点を形成します。

  • 研究成果展開事業 産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム(OPERA)

    • 産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム(OPERA)

      「組織」対「組織」の本格的な産学連携を推進するマッチングファンド

      大学等と民間企業によるコンソーシアム型の連携により、非競争領域の産学共同研究、博士課程学生等の人材育成及び産学連携システム改革を一体的に推進することで、「組織」対「組織」による本格的な産学連携を実現し、わが国のオープンイノベーションの本格的駆動を図ることを目指します。

  • 大学発新産業創出基金事業

    • 大学発新産業創出基金事業

      大学等発スタートアップ創出力の強化に向けて、研究開発成果の事業化や海外での事業展開の可能性検証を視野に入れた研究開発を推進するとともに、地域の中核となる大学等を中心とした産学官共創による大学等発スタートアップ創出支援等を実施可能な環境の形成を推進します。

  • 研究成果展開事業 大学発新産業創出プログラム(START)

    • 大学発新産業創出プログラム(START)

      成長力をもった大学等発スタートアップ設立を目指すプログラム

      ベンチャーキャピタリスト等の「事業プロモーター」のプロジェクトマネジメントのもと、事業化に向けた研究開発、事業化支援により、大学等発スタートアップの設立を推進します。

  • 出資事業

    • 出資型新事業創出支援プログラム(SUCCESS)

      JSTの研究開発成果を実用化するベンチャー企業を支援するプログラム

      JSTの研究開発成果の実用化を目指すベンチャー企業に対し、出資や人的・技術的援助を行います。ベンチャー企業が行う事業活動を通じてJSTの研究開発成果の実用化・社会還元の促進を目指します。

  • 知財活用支援事業

    • 知財活用支援事業

      大学等の産学連携と知財マネジメントを促進

      大学等の研究成果の権利化支援、マネジメント強化支援、パッケージ化、企業へのライセンス、産学マッチング機会の提供および技術移転人材の育成等を実施しています。大学等における知的財産マネジメントの取り組み、技術移転および産学連携活動を総合的に支援することにより、イノベーション創出に寄与します。

    • 権利化支援

      大学等の特許出願であって、大学等が保有することで将来的に技術移転活動及び特許利用の可能性が高いものを、大学等保有のまま外国特許の取得を支援します。PCT出願及び指定国移行において、費用面や特許主任調査員による目利き等で総合的に支援します。

    • 特許相談

      大学等における知的財産基盤の強化

      大学等の知財マネジメントを強化するための特許相談、発明相談、知財マネジメント整備に向けたサポートを行います。

    • パッケージ化~知財譲受~

      大学等の知財のうち、技術移転やイノベーション創出の期待が持てるが大学等単独では保有困難な特許について、出口を見据えJSTが譲り受けるなどして集約し、大学と協力しながら積極的な活用促進を図ります。

    • パッケージ化~スーパーハイウェイ~

      JSTが保有する特許のうち、技術的優位性が高く社会的・経済的波及効果が期待されるものについて、実証検証も行うことで実用化に必要な(周辺)技術の権利化を行い、特許パッケージとしての企業への訴求力を高め早期の活用を図ります。

    • ライセンス(開発あっせん・実施許諾)

      JST名義の特許(知財譲受で集約した特許や、JSTの研究成果により創出された特許)の実施許諾、大学等名義の特許ライセンス(開発あっせん)、及びこれらの組み合わせにより、企業への技術移転を推進します。

    • イノベーションジャパン 大学見本市

      大学などの研究成果の実用化を促進するため、全国の大学・高専などの研究シーズを展示会場に一堂に集め、来場した企業関係者へ紹介する場を提供し、優れた技術シーズと産業界のニーズとのマッチングを図ります。

    • 新技術説明会

      大学、公的研究機関、JSTの各種事業により生まれた、研究成果の実用化を促進するため、企業に対し研究者自ら実用化を展望した成果の発表を行います。

    • 産から学へのプレゼンテーション

      企業側が、「解決すべき技術課題」や「共同研究したい課題」などのニーズ情報を、大学側に対して発信するニーズ先行型のマッチングイベントです。

    • 産学官連携ジャーナル

      産学官連携活動を活発に、より円滑に推進することを目的とし産学官連携を中心に幅広い分野の記事を収録し情報発信を行うオンラインジャーナルです。

    • 目利き人材育成プログラム

      大学、財団法人などにおける技術移転業務に携わる人材(目利き人材)の専門能力の向上、人的ネットワークの構築などを目的とした研修を実施します。

  • ムーンショット型研究開発の推進

    • ムーンショット型研究開発事業

      内閣府が定めた人々を魅了する野心的な目標(ムーンショット目標)の達成に向け、従来技術の延長にない、より大胆な発想に基づく挑戦的な研究開発を推進するプログラム

      未来社会を展望し、困難だが実現すれば大きなインパクトが期待される社会課題等を対象として、人々を魅了する野心的な目標(ムーンショット目標)の達成に向けて研究開発を実施します。

  • 先端的な重要技術に係る研究開発の推進

    • 経済安全保障重要技術育成プログラム

      経済安全保障重要技術育成プログラム(K Program)では、中長期的に我が国が国際社会において確固たる地位を確保し続ける上で不可欠な要素となる先端的な重要技術について、経済安全保障推進会議及び統合イノベーション戦略推進会議が定めた研究開発ビジョンの実現に向け、内閣府及び文部科学省が定めた研究開発構想に基づき、研究開発を実施します。

  • 革新的GX技術創出に向けた研究開発の推進

    • 革新的GX技術創出事業(GteX)

      革新的GX技術創出事業(GteX)では、GX(グリーントランスフォーメーション)実現への貢献のため、我が国の将来の産業成長と2050年カーボンニュートラルを達成する上で重要な技術領域において、分野や組織を横断した全国のトップレベルの研究者による連携体制を構築し、革新的な技術シーズの創出や人材育成を目指した研究開発を推進します。

新たな価値創造の源泉となる研究開発の推進

  • 戦略的創造研究推進事業

    • 戦略的創造研究推進事業

      国が定める戦略的な目標等の達成に向けた、革新的技術シーズの創出を目指す研究開発プログラム

      大学・企業・公的研究機関等の研究者からなるネットワーク型研究所(組織の枠を超えた時限的な研究体制)を構築し、その所長であるプログラムオフィサー(研究総括等)による運営の下、研究者が他の研究者や研究成果の受け手となる産業界や広く社会の関与者とのネットワークを構築しながら、研究を推進します。

    • CREST

      科学技術イノベーションにつながる卓越した成果を生み出すネットワーク型研究(チーム型)

      研究領域の責任者である研究総括が定めた研究領域運営方針の下、研究総括が選んだ、我が国のトップ研究者が率いる複数のベストチームが、チームに参加する若手研究者を育成しながら、戦略目標の達成に向けて研究を推進します。

    • ERATO

      卓越したリーダーによる独創的な研究

      規模の大きな研究費をもとに既存の研究分野を超えた分野融合や新しいアプローチによって挑戦的な基礎研究を推進することで、今後の科学技術イノベーションの創出を先導する新しい科学技術の潮流の形成を促進し、戦略目標の達成に資することを目的としています。

    • さきがけ

      科学技術イノベーションの源泉を生み出すネットワーク型研究(個人型)

      研究領域の責任者である研究総括が定めた研究領域運営方針の下、研究総括が選んだ若手研究者が、研究領域内及び研究領域間で異分野の研究者ネットワークを形成しながら、戦略目標の達成を目指し、若手ならではのチャレンジングな個人型研究を推進します。

    • ACT-X

      独創的・挑戦的なアイデアを持つ若手研究者の「個の確立」を支援するネットワーク型研究(個人型)

      研究総括の運営の下、独創的・挑戦的なアイデアをもつ若手研究者を見出し、新しい価値の創造を目指した研究を行うことを支援します。若手研究者が独自のアイデアからなる研究を進め、研究者ネットワークを形成しながら研究者としての個を確立することを目指します。

    • ALCA-Next(先端的カーボンニュートラル技術開発)

      カーボンニュートラル実現に向けた技術シーズを創出する研究開発プログラム

      カーボンニュートラルへの貢献という出口を明確に見据えつつ、個々の研究者の自由な発想に基づき、科学技術パラダイムを大きく転換するゲームチェンジングテクノロジー創出を目指します。

  • 未来社会創造事業

    • 未来社会創造事業

      科学技術により「社会・産業が望む新たな価値」を実現する研究開発プログラム

      経済・社会的にインパクトのある目標を定め、基礎研究段階から実用化が可能かどうか見極められる段階(概念実証:POC)に至るまでの研究開発を実施します。

多様な人材の支援・育成

  • 創発的研究支援事業

    • 創発的研究支援事業

      特定の課題や短期目標を設定せず、多様性と融合によって破壊的イノベーションにつながるシーズの創出を目指す「創発的研究」を推進するプログラム

      既存の枠組みにとらわれない自由で挑戦的・融合的な多様な研究を、研究者が研究に専念できる環境を確保しつつ原則7年間(最大10年間)にわたり長期的に支援します。

  • 次世代研究者挑戦的研究プログラム

    • 次世代研究者挑戦的研究プログラム

      博士後期課程学生による挑戦的・融合的な研究を支援

      博士後期課程学生による既存の枠組みにとらわれない自由で挑戦的・融合的な研究を支援します。研究の支援にあたっては、生活費相当額および研究費を支援し、博士後期課程学生が研究に専念できる環境を整備します。さらに、多様なキャリアパスへ進むことができる人材へと導く取り組みについても支援を行い、優秀な博士人材が様々なキャリアで活躍できるように研究力向上や研究者能力開発を促していきます。

  • 科学技術イノベーション創出に向けた大学フェローシップ創設事業

    • 科学技術イノベーション創出に向けた大学フェローシップ創設事業

      大学による博士後期課程学生の処遇向上とキャリアパスの確保の一体的な取組を支援

      修士課程から博士後期課程に進学する優秀な人材を確保するため、将来の我が国の科学技術・イノベーション創出を担う博士後期課程学生の処遇向上とキャリアパスの支援を、全学的な戦略の下で一体として実施する大学への支援を実施します。

  • 次世代人材育成事業

    • 次世代人材育成事業

      科学技術分野の次代を担う人材の総合的な育成プログラム

      初等中等教育段階から優れた資質や意欲を持つ児童生徒等を発掘し、その才能を伸ばすための一貫した取り組み、理数分野への関心・素養を高めるための取り組みを推進しています。

    • スーパーサイエンスハイスクール(SSH)支援

      先進的な理数系教育を行う高等学校等の取り組みへの支援

      スーパーサイエンスハイスクール(SSH)は文部科学省が指定する先進的な理数系教育に取り組む高等学校等です。理科・数学に重点を置いたカリキュラムの開発・実施、課題研究の推進、高大連携・接続、国際性の育成を重視し、創造性豊かな将来国際的に活躍する科学技術人材を育成しています。

    • 国際科学技術コンテスト支援

      科学の面白さと楽しさを体験できる中高生向けの科学コンテストの支援

      数学・化学・生物学・物理・情報・地学・地理の7つの教科別国際科学オリンピックと、リジェネロン国際学生科学技術フェア(Regeneron ISEF)への代表生徒の派遣支援を通して、次世代の科学技術の担い手を育成しています。

    • 科学の甲子園

      高校生を対象とした全国規模の科学コンテストの開催

      科学好きな生徒の能力伸長と裾野拡大を目指し、47都道府県から選ばれた中学生・高校生等のチームが集い、理科・数学・情報等における複数分野の筆記競技や実技競技を通じて、科学の知識や活用力を競い合う大会を実施します。

    • 科学の甲子園ジュニア

      中学生を対象とした全国規模の科学コンテストの開催

      科学好きな生徒の能力伸長と裾野拡大を目指し、47都道府県から選ばれた中学生・高校生等のチームが集い、理科・数学・情報等における複数分野の筆記競技や実技競技を通じて、科学の知識や活用力を競い合う大会を実施します。

    • グローバルサイエンスキャンパス(GSC)

      将来グローバルに活躍しうる科学技術人材を育成するプログラム

      卓越した意欲・能力を持つ高校生を対象に研究活動や国際的な活動を含む高度で実践的な育成を行うプログラムです。個に応じた才能育成に向けた取り組みや、受講生の多様性に応じた育成プランが組み込まれており、年間を通して実施されます。

    • ジュニアドクター育成塾

      卓越した意欲・能力のある小中学生等のための人材育成プログラム

      将来の科学技術イノベーションを牽引する傑出した人材の育成に向けて、高い意欲や突出した能力のある小学5年生から中学3年生を対象に、STEAM学習等を通じ、科学的思考力や論理的思考力、情報活用能力等、児童生徒の能力のさらなる伸長を目指すプログラムです。

    • 次世代科学技術チャレンジプログラム

      多様な科学技術人材を小中高一貫で育成するプログラム

      理数系に優れた意欲・能力を持つ小学校高学年~高校生を対象に、最先端の探究活動やSTEAM教育、アントレプレナーシップ教育など高度で実践的な取り組みを通じて児童生徒の能力等をさらに伸長する機会を充実し、次代を担う多様な科学技術人材の育成を目指します。

    • 女子中高生の理系進路選択支援プログラム

      女子中高生の理工系分野への興味関心を向上させるプログラム

      女子中高生の理工系分野に対する興味関心を高めるとともに、保護者・教員の理系進路選択への理解を深め、女子中高生が理工系分野へ進むことを促すことを目的に、科学技術分野で活躍する女性研究者・技術者・大学生等との交流機会の提供、シンポジウムや出前授業等の開催に加え、地域や企業等と連携した取り組みを実施する大学等を支援します。

    • アジアサイエンスキャンプ

      アジア各国の生徒・学生が参加し、世界トップレベル研究者の講演や参加者同士の交流を体験できる場への派遣を行っています。

  • プログラムマネージャー(PM)の育成・活躍推進プログラム

    • プログラム・マネージャー(PM)の育成・活躍推進プログラム

      挑戦的な研究開発プログラム等をプロデュースするPMに必要な能力の育成

      大学、研究機関や企業等から公募・選抜された研修生に研修プログラムを提供します。PMに必要な知識・スキルを学び、研究開発プログラム等の構想を自ら提案する第1ステージと、提案した構想の一部やマネジメントを実践する第2ステージで構成された知識習得にとどまらない実践的プログラムです。また修了生のネットワーク化や活躍推進に向けた情報提供など、JSTが支援します。

  • 研究公正推進事業

    • 研究公正ポータル

      公正な研究活動の普及・啓発

      研修会やシンポジウムを通じた研究倫理教育の高度化支援、ポータルサイトの運営、研究機関・研究者からの相談に対する助言等を行っています。また、日本学術振興会、日本医療研究開発機構と連携・協力して公正な研究活動の普及・啓発に取り組みます。

  • イノベーションの創出に資する人材の育成

    • 世界で活躍できる研究者育成プログラム総合支援事業

      世界トップクラスの研究者として産学の枠を超えて活躍できる人材の戦略的育成プログラムの開発支援

      文部科学省科学技術人材育成費補助事業「世界で活躍できる研究者戦略育成事業」の実施機関の知見の集約・分析や海外の先進事例等に関する情報の収集・分析を行い、我が国の研究者育成プログラムの標準モデルや共通メニューを開発し、各機関にフィードバックしてプログラムの改善を図るとともに、学会や大学団体等とも連携し、開発されたプログラムの普及に向けた方策の検討を行います。

科学技術・イノベーション基盤の強化

  • 科学技術情報連携・流通促進事業

    • 科学技術情報プラットフォーム(JIPSTI)

      JIPSTI(科学技術情報プラットフォーム)は、JST情報サービスの総合案内ポータルサイト です。Jxiv、 J-STAGE、J-GLOBAL、JaLC、researchmap、JREC-IN Portal、JDreamⅢ、NBDC、JSTプロジェクトデータベース、日中・中日機械翻訳等へのリンクがひとまとまりになっているほか、各種サービスのメンテナンス、新機能リリース、イベント等の情報も提供しています。また、速報として簡潔にまとめて紹介する学術情報流通ニュース STI Updatesも公開しています。

    • J-GLOBAL(科学技術総合リンクセンター)

      “つながる”、“ひろがる”、“ひらめく”をコンセプトに、研究者、文献、特許、研究機関、研究課題、科学技術用語、化学物質、遺伝子、資料、研究資源にわたる様々な科学技術に関する基本的な情報を整理したサービス。

    • J-STAGE(科学技術情報発信・流通総合システム)

      国内学協会が出版した最新の論文を読むことができます。
      約9割の記事が無料で公開されています。

    • J-STAGE Data

      J-STAGEの登載記事に関連するデータの公開および流通の促進を支援するデータリポジトリです。登載されたデータにはDOIが付与され、記事とは独立して閲覧・引用・再利用することが可能になります。

    • Jxiv

      Jxivは、未発表の査読前論文(プレプリント)をオープンアクセスで公開する、日本で初めての本格的なプレプリントサーバです。研究論文の迅速な公開と共有により、研究成果に関する先取権獲得の支援、研究開発の加速、グローバルな学術研究への貢献や公共知の構築に寄与することを目的としています。

    • ジャパンリンクセンター(JaLC)

      日本国内で発行される学術コンテンツの所在情報をDOI(Digital Object Identifier)により一元的に整理・管理します。世界で第9番目(日本では唯一)のDOI登録機関です。

    • researchmap

      研究者が業績を管理・発信できるようにすることを目的とした、データベース型研究者総覧です。

    • JSTプロジェクトデータベース

      JSTの競争的資金制度により推進する研究課題等の情報を一元的に検索・閲覧できるサイトです。

    • 研究課題統合検索(GRANTS)

      国の政策等に基づき研究開発を推進する事業により行われている研究課題について、実施機関や事業の壁を越えて統合的に検索できるサイトです。

  • ライフサイエンスデータベース統合推進事業

    • 統合化推進プログラム

      中核的な研究データベースの整備

      分野ごとの中核的な研究データベースの統合・整備を通じ、研究データの収集、統一基準に基づく整理・公開を推進し、研究データを効率的に利用するための情報環境を提供します。

    • 基盤技術開発

      データの統合利用技術開発と利用開拓

      研究データの整理や統合、高度な利用のための技術開発、アプリケーションの提供をしています。ライフサイエンス統合データベースセンター (ROIS-DBCLS) と共同で実施しています。

    • Integbioデータベースカタログ

      生命科学データベースの総覧

      国内外の生命科学データベースの概要情報(URL、収録生物種、一括ダウンロードの可否やそのURLなど)を検索・閲覧できます。

    • 生命科学データベース横断検索

      生命科学データベースを一括全文検索

      国内外の多種多様な生命科学データベースを横断的に検索できます。

    • 生命科学系データベース アーカイブ

      生命科学データを保全し、活かす

      国内外の研究者が産生した様々なデータセットを、データ産生者本人から寄託を受けて公開しています。

    • NBDCヒトデータベース

      ヒト試料由来データの共有・利用プラットフォーム

      個人情報の保護に配慮しつつヒトに関する研究データの共有・利用を推進するためのプラットフォームです。

  • 研究人材キャリア情報活用支援事業

    • JREC-IN Portal (ジェイレックインポータル)

      研究者・技術者の求職・求人、能力開発、情報収集を支援するポータルサイト

      科学技術イノベーション創出を担う高度人材(学生、研究者、技術者、研究支援者、教員、学芸員等)に向けて、求人情報・キャリア支援情報等をワンストップで提供します。産学官連携の下、情報面からキャリア開発を支援し、アカデミアに加えて民間企業の求人情報提供等にも取り組んでいます。

  • 国際科学技術共同研究推進事業

    二国間研究プログラム Bilateral research program

    • 地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)

      ODAと連携して地球規模課題の解決に貢献する国際共同研究プログラム

      開発途上国のニーズをもとに、地球規模課題の解決や科学技術水準の向上につながる新たな知見・技術の獲得と社会実装を目指す国際共同研究課題を募集します。SDGsの達成に向け、国際協力機構(JICA)と連携して支援を行います。

    • 戦略的国際共同研究プログラム(SICORP)

      協力相手国等との省庁間合意による国際共同研究を推進する研究開発プログラム

      省庁間合意に基づいて設定した研究分野において、 相手国・地域のファンディング機関と連携しながら、イコールパートナーシップによる、日本の科学技術力の強化につながる国際共同研究課題を募集・支援します。

    多国間研究プログラム Multilateral research programs

    • AJ-CORE

      AJ-CORE (Africa-Japan Collaborative Research)は、日本-南アフリカを核とする3ヶ国以上の日・アフリカ多国間共同研究プログラムです。日本側はJST、南アフリカ側はNational Research Foundation (NRF)が支援します。

    • e-ASIA 共同研究プログラム

      アジア地域において科学技術分野の研究交流を加速することにより研究開発力を強化するとともに、アジア地域が共通して抱える課題の開発を目指す。相手国ファンディング機関と連携しながらイコールパートナーシップにより、材料(ナノテクノロジー)・代替エネルギー・農業(食料)・防災・環境・先端融合分野の研究分野で多国間協力を推進します。

    • ベルモント・フォーラム(Belmont Forum)

      地球環境変動研究へのファンディングを行う世界の主要先進国・新興国のファンディング機関の集まりであり、国際的な資金・研究者を動員し、連携することにより、人類社会の持続可能性を阻む重大な障害を取り除くために必要とする環境関連の研究を加速させ、SDGsへ貢献することを目的として、フューチャーアース・イニシアティブとも連携しています。

    • EIG CONCERT-Japan

      EIG CONCERT-Japanは、科学技術イノベーション分野における日本と欧州諸国による共同公募を中心とした協力活動を行う多国間プログラムで、社会のための科学の発展と日欧間のネットワーク強化を目指します。EUの研究・技術開発フレームワーク・プログラム(FP7)における国際協力活動プロジェクトCONCERT-Japanの後継として2015年に設立されました。

    国際強化支援 On top funding

    • 戦略的創造研究推進事業における国際強化支援

      戦略的創造研究推進事業における各プログラムの研究課題において、海外の研究機関や研究者等のポテンシャルを活用して、研究を加速・推進すること、また、研究成果を広く世界に発信することで、日本の戦略目標の達成に向けた取り組み状況の国際的認知度を高め、事業の推進に有益な海外研究者の協力を得やすい環境作りを行うことを目的とする取り組み。

  • 国際科学技術協力基盤整備事業

    海外事務所 Overseas branch offices

    • パリ事務所

      28, rue de Berri, 75008 Paris, France
      Tel. +33-1-5395-3880

    • シンガポール事務所

      Unit #7-12 11 Biopolis Way, Helios, 138667 Singapore
      Tel. +65-6478-9707 Fax. +65-6478-9708

    • 北京事務所

      #1121, Beijing Fortune Building, No.5, Dong San Huan Bei Lu,
      Chao Yang District, Beijing 100004 China
      Tel. +86-10-6590-8272 Fax. +86-10-6590-827

    • ワシントン事務所

      2001 L Street NW, Suite 1050, Washington, D.C. 20036 U.S.A.
      Tel. +1-202-728-0007 Fax. +1-202-728-0707

    国際交流活動 International exchange activities

    • 国際シンポジウム

      JSTは諸外国との共同研究に加えて、ワークショップや若手研究者の交流プログラムなどの様々な国際交流活動を実施しています。

    • グローバルリサーチカウンシル(GRC)

      2012年5月に米国国立科学財団(NSF)のスブラ・スレシュ長官のイニシアティブにより設立されました。GRCは、世界中の主なファンディング機関や研究機関により構成されており、JSTも設立当初からメンバーとして参加しています。メンバー機関は共通の課題について地域で議論し、機関長が一堂に会す年次総会(サミット)においてGRCの共同声明としてとりまとめることとなっています。

    • ファンディング機関長会合

      「科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム(STSフォーラム)」年次総会出席のために世界各国のファンディング機関長が来日する機会を活用し、機関が共通して抱える関心事や課題について、機関長間による率直な議論を通じて、知見の共有、連携の促進等を行うことを目的としています。

    その他の国際的な活動 Other activities

    • 海外の科学技術情報の収集

      将来飛躍的に発展する可能性がある地域と早い段階から科学技術協力を推進し、若手層を中心に交流を深め、ネットワークを構築することは、日本の科学技術の発展のためにも非常に重要です。このため「国際科学技術基盤整備事業」により、海外の科学技術等に関する情報収集を行っています。

    • 外国人研究者宿舎

      外国の研究者との交流を促進するため、つくば地区において、外国の研究者のための宿舎「二の宮ハウス」を運営しています。

    • 科学技術外交の展開に資する国際政策対話の促進

      国際的に科学技術をリードする産学官の関係者が社会の幅広い関係者の参画を得て、将来に向けての科学技術の在り方を議論する国際集会等の開催を支援しています。

    • Science Portal China(サイエンスポータルチャイナ)

      2006年4月に設立し、中国情報の収集、発信と相互理解の促進、調査研究、ネットワーク作り、中国文献データベース構築に取り組んでいます。

  • 国際青少年サイエンス交流事業

    • さくらサイエンスプログラム推進本部

      さくらサイエンスプログラムは、産学官の緊密な連携により、諸外国・地域の青少年を我が国に招へいし、我が国の青少年との科学技術分野の交流を行う事業です。
      これを通して、
      ①科学技術イノベーションに貢献しうる優秀な人材の養成・確保
      ②国際的頭脳循環の促進
      ③日本と諸外国・地域の教育研究機関間の継続的連携・協力・交流
      ④科学技術外交にも資する日本と諸外国・地域との友好関係の強化
      に貢献し、ひいては、日本及び世界の科学技術・イノベーションの発展に寄与します。

  • 先端国際共同研究推進事業

    • 先端国際共同研究推進事業(ASPIRE)

      政策上重要な科学技術分野を対象として、日本と価値観を共にする科学技術先進国におけるトップ研究者同士が実施する国際共同研究を支援することにより、日本の研究者にトップ研究サークルへの参加を促し「国際頭脳循環」を促進するプログラムです。国際共同研究に参加する若手研究者等の相手国への派遣や相手国からの優秀な研究者の招へいを通して最先端の研究開発につながるネットワークを構築し、次世代のトップ研究者を育成します。

  • 大学ファンドによる世界レベルの研究基盤の構築

    • 大学ファンドの創設

      • 大学ファンドについて

        大学ファンドの創設に向けた取り組み

        資金運用益の活用により国際的に卓越した科学技術に関する研究環境の整備充実並びに優秀な若年の研究者の育成および活躍の推進に資する活動等を通じて、わが国のイノベーション・エコシステムの構築を目指し、大学ファンドの創設に向けた取り組みを進めています。

        ※生態系システムのように、それぞれのプレーヤーが相互に関与して、自律的にイノベーション創出を加速するシステム

      • 大学ファンドの運用益による助成について

        国際卓越研究大学の研究等体制強化に向けた助成

        大学ファンドの運用益により、文部科学省が認定する国際卓越研究大学における研究等体制強化に向けた助成を行います。
        国際卓越研究大学とは、世界最高水準の研究大学を形成するため、世界と伍する研究大学となるためのポテンシャルを有する大学が、変革への意志(ビジョン)とコミットメントの提示に基づき認定されるものです

    その他

    • ダイバーシティ推進

      • ダイバーシティ推進

        イノベーション創出の活性化に必要なダイバーシティの推進

        科学技術イノベーションの創出に向けた経営戦略の重要な施策のひとつとして、ダイバーシティを推進しています。その一環として、女性研究者やその活躍を推進する機関を表彰する輝く女性研究者賞(ジュン アシダ賞)や、国際的に活躍が期待される若手女性研究者を表彰する羽ばたく女性研究者賞(マリア・スクウォドフスカ=キュリー賞)を創設し実施する他、ライフイベント(出産・育児・介護)と研究開発の両立を支援する目的で、出産・子育て・介護支援制度を実施しています。

    • 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)

      • 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)

        国が定める重点課題に、府省や分野を超えて取り組む研究開発プログラム

        内閣府総合科学技術・イノベーション会議が設定する重要な研究課題について、内閣府が決定したプログラム・ディレクターのもと、基礎研究から社会実装までを見据えて研究開発を一気通貫で推進し、府省連携による分野横断的な研究開発等に産学官連携で取り組みます。SIP第3期14課題の内、JSTは2課題の研究推進法人を担っています。

    • 受託事業