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革新的省・創エネルギー化学プロセス

領域概要


運営総括:
辰巳 敬/製品評価技術基盤機構 理事長

 化学に基盤を置いた革新的な低炭素化技術開発を目指した研究をおこないます。既存の化学プロセスに比べてCO2 排出量を大幅に低減するなど低炭素社会形成への道筋をつけ、従来のパラダイムを革新するようなプロセスを目指した研究開発を対象とします。具体的には化学製品を持続可能な形で製造するための省エネ技術開発、バイオマスを効率的に有用な化学物質・燃料に転換する手法の確立、低エネルギーコストの新たなCO2 分離技術、CO2 の長期固定化技術などの先端的研究・技術開発を対象とします。


H26

相転移型ナノゲルのpKa制御によるCO2分離膜・プロセスの開発

星野 友 (九州大学 大学院工学研究院 准教授)

本研究では、高速にCO2のみを透過する膜を開発し、省エネルギーのCO2分離プロセスを実現することを目指します。本研究により実現される膜は、燃焼後排ガスからCO2を分離するプロセスや燃料ガスの精製プロセスの省エネルギー・小型化を実現します。

H25

内部凝縮型反応システムによるメタノール製造プロセスの高効率化

小俣 光司 (島根大学 大学院総合理工学研究科 教授)

新規な内部凝縮型反応器システムを開発して、メタノール合成プロセスのワンパス転化率を向上させることによりプロセス効率を向上させて炭酸ガスの削減を目指します。 さらに本システムを炭酸ガスの直接水素化によるメタノール合成反応に適用し、 炭酸ガスを削減します。

H25

高品質SiC単結晶薄膜の革新的低温・高速成長技術の創製

松本 祐司 (東北大学 大学院工学研究科 教授)

本研究では、フラックスと呼ばれる結晶成長の触媒と、気相原料供給を用いた常圧液相エピタキシー法を開発し、多形を制御した4H-SiC単結晶薄膜を低温で高速成長できる技術を確立します。よって、SiC単結晶薄膜が既存のSiを代替することにより、低損失の電力変換機器の提供とスマートグリッドによるエネルギー高効率利用の実現を加速化します。

H24

水の分離コスト削減を目指したエステルの不可逆型加水分解およびアルケンの直接的変換

徳永 信 (九州大学 大学院理学研究院 教授)

本課題では、現行石油化学プロセスの改良による省エネルギー化を目指します。特に、アルケンに酸素官能基を導入して第一級アルコールを合成するプロセスの部分的改良あるいは根本的合成プロセスの改良を目指します。さらに第一級アルコールの合成法として、石油化学にとどまらず、高級アルコールの省エネルギー合成も目指します。

H24

包接化合物を利用した高機能性多価カチオン電池の革新的技術の創出

山吹 一大 (山口大学 大学院理工学研究科 助教)

環分子を軸分子から成る包接化合物を架橋点に有する新規ネットワークポリマーをポリマーゲル電解質に用いて多価カチオン電池の開発を行います。本ネットワークポリマーは非常に柔軟性に富んだ架橋点によって構築されているため、少ない電解液量でも高いイオン輸送効率を発揮できると考えられます。本プロジェクトでは多価カチオンにマグネシウムイオンを用いリチウムイオン二次電池より安全で高性能な二次電池の開発を目指します。

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