不活性シグマ結合の触媒的変換手法の開発

研究代表者

鳶巣 守 (大阪大学 大学院工学研究科 教授)

研究課題の概要

従来の有機合成反応では、炭素-ハロゲン結合やパイ結合などの切断されやすい化学結合の変換に依存してきました。この依存から脱却し、不活性な結合の変換を可能にする触媒技術を開発することで、有機合成における方法論を多様化させることが本研究のねらいです。

特に、炭素-水素結合以外の不活性シグマ結合の触媒的な活性化を目指します。アニソール誘導体の炭素-酸素結合の変換反応や、炭素-ヘテロ原子結合活性化によるヘテロ芳香環構築などが主なターゲットです。最近の成果として、炭素-リン結合の切断をともなった環状リン化合物の触媒的な合成反応の開発に成功しました。有機電子材料などへの応用が期待されているホスホールを、安定で入手容易な3級ホスフィンから簡便に合成できます。また、アニソールの炭素-酸素結合の切断をともなったクロスカップリングを促進する新しいN-ヘテロ環カルベン配位子を持つニッケル触媒系の開発にも成功しました。

<研究の概要図>

tobisu2014

プログラム

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