触媒的不斉ドミノ反応を基盤とする実用的分子変換

研究代表者

笹井 宏明 (大阪大学 産業科学研究所 教授)

研究課題の概要

遷移金属触媒と有機分子触媒が協調的に働いて新規反応を促進するDual Catalysisを創製します。各活性サイトが独立に機能する本触媒の特長を活かして、環境調和性の高いドミノ反応に立脚した光学活性医薬資源の効率的不斉合成を目指します。

研究代表者らが創製したキラル配位子SPRIXを用いて、通常は求電子剤が反応するPdエノラートと求核剤との反応により、α位置換ケトン類のエナンチオ選択的合成に初めて成功しました。極性転換反応として新しいタイプです。また、遷移金属触媒とのDual Catalysisに展開するための第1段階の反応として、不斉有機分子触媒を活用してケトン由来のイミンとアレン酸エステルとの形式的[n+2]型感化付加反応を達成しました。今後は、本反応に基づいたドミノプロセスを開発し、医薬中間体の実用的合成を目指します。

<研究の概要図>

sasai2014

研究課題の一覧
研究領域
  • パンフレット
  • 契約関連資料
  • Research Integrity
  • JST オープンサイエンス方針
  • ご意見・ご要望