ブタジエンを鍵とする非平面π電子系の創製と機能発現

研究代表者

深澤 愛子 (名古屋大学 大学院理学研究科 准教授)

研究課題の概要

本研究では、有機エレクトロニクスの進歩を先導するπ電子材料の創出を目指し、平面性と非平面性をあわせもつ新たなπ共役分子群の創出と機能発現に取り組みます。

これまでに、非平面π共役ユニットであるビチオフェンを介して二本のアルキンを環状にした新奇π電子系の合成に成功し、非平面π共役ユニットを介して効果的にπ電子が非局在化することや、珍しい様式での反応が実現することを明らかにしました。この反応で得られる化合物は、既法では合成が困難な新たな縮環式π電子系であり、機能材料への展開が十分に期待できます。また、オリゴチオフェンを前駆体とする新たな色素分子の合成に成功し、これらがn型有機半導体の代表格であるフラーレンC60に匹敵する高い電子受容性をもつことを示しました。今後は、これらの構造特性を利用した新たな分子機能の実現や、半導体特性における構造—物性相関の評価を通し、真に優れた機能性材料の創出に取り組んでいきます。

 

<研究の概要図>

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