受賞者

2023年受賞者一覧

文部科学大臣賞


羽藤 晋
企業名
株式会社セルージョン   受賞者インタビュー記事
代表者氏名
羽藤 晋(代表取締役社長CEO)
支援大学等
慶應義塾大学 医学部 眼科学教室 特任教授 榛村 重人 
支援企業
株式会社ニコン・セル・イノベーション 代表取締役 中山 稔之
事業内容
水疱性角膜症に対するiPS細胞を用いた角膜再生医療の研究開発
会社概要
iPS細胞から角膜内皮代替細胞CLS001を効率的に作製する特許技術を基に、角膜移植におけるドナー不足等の供給制約の解消を目指し、国内およびグローバルでの企業治験に向け準備を進めている。更にペイシェント・セントリシティの考え方に立ち、現在の医学が抱えるアンメットメディカルニーズに最先端の細胞治療技術で応えていくため、後続パイプラインを拡張している。
大学等による支援内容
大学との共同研究により最先端のアカデミアの知見、施設や人材等の活用。また、慶應義塾大学病院における医師主導臨床研究においてFirst in human の移植を実施し、研究開発を推進する上で重要なデータを得ることに繋がっている。
企業による支援内容
株式会社ニコン・セル・イノベーションが持つ製法開発のノウハウを利用することにより、CLS001の製法開発が加速すると伴に、 細胞加工施設で製造された細胞を用いての各種非臨床試験に関するデータの整備が進み、臨床試験の準備が飛躍的に進んだ。
受賞理由
セルージョン社はiPS細胞由来の⾓膜内⽪代替細胞を⽤いる水疱性角膜症の新たな治療法を開発している企業。治療法の確立に向けて開発推進体制が構築され、臨床研究を着実に進めている。従来法の課題を克服する可能性を秘めた製品・技術であり、当社の再生医療技術が受け入れられ、世界の角膜移植待機患者の希望となることが期待される点が高く評価された。

経済産業大臣賞


清水 信哉
企業名
エレファンテック株式会社   受賞者インタビュー記事
代表者氏名
清水 信哉(代表取締役社長兼CTO)
支援大学等
東京大学大学院工学系研究科教授 川原 圭博
事業内容
インクジェット印刷を用いた独自のアディティブ製法による低環境負荷電子回路基板の製造・販売
会社概要

2014年に設立した東大発スタートアップ。電子部品業界で100年以上用いられてきた既存製法を置き換える金属インクジェット技術を活用した独自製法ピュアアディティブ®法を開発、量産に成功した。本製法は既存製法と比較してCO2排出量75%削減、水消費量95%削減を実現。「新しいものづくりの力で、持続可能な世界を作る」のミッションのもと環境に優しいものづくりの研究開発、社会実装を加速している。
大学等による支援内容
東京大学川原圭博教授らのインクジェット印刷による回路形成に関する研究成果を活用して創業。創業時には同氏が技術アドバイザーに就任し支援を実施。
受賞理由
エレファンテック社は金属インクジェット印刷による新たなプリント回路基板の製造⽅法を確立し、既に量産体制を実現して社会実装を着実に進めている点が評価された。また環境負荷の少ない同社の技術は社会的な問題に対して持続可能な解決策を提供できる可能性を秘めており、今後の更なる成長、活躍が期待される点が高く評価された。

科学技術振興機構理事長賞


鏡味 優
企業名
コウソミル株式会社
代表者氏名
鏡味 優(代表取締役)
支援大学等
東京大学大学院薬学系研究科 助教 小松 徹
支援企業
ANRI株式会社 プリンシパル 宮﨑 勇典
事業内容
酵素活性の1分子計測リキッドバイオプシー技術による疾患早期診断と医薬品開発支援
会社概要

コウソミル株式会社は、東京大学大学院薬学系研究科の小松徹助教による酵素活性の蛍光検出技術及び理化学研究所の渡邉力也主任研究員による1分子計測技術を組み合わせた、体液中の酵素の活性を1分子レベルの超高感度で網羅的に解析できる「1分子計測リキッドバイオプシー」技術を用いて、疾患の早期診断薬の開発及びバイオマーカー探索による医薬品開発支援を行う。最初のパイプラインとして膵臓がんの早期診断薬を開発中。
大学等による支援内容
小松助教が本技術の核となる高水溶性蛍光性酵素基質や複数色基質での酵素活性の精密計測法を着想し、当時大学院生の坂本CTOを指導し本技術の開発/事業化を支援した。また東京大学より特許の使用許諾・インキュベーション施設への入居等の支援を得ている。
企業による支援内容
坂本CTOが大学院生時代に本技術での起業を検討時、ANRI宮﨑博士に実用化プロセスや事業プランを明確化いただき起業に至った。またJST STARTの事業プロモーターとしての関与以来、出資の他、事業への助言、先輩起業家/専門家紹介等の支援を実施。
受賞理由
コウソミル社は血液中の酵素活性を1分子のレベルで解析することで、がんの早期発見を可能にする診断法を開発している。がんの早期発見は患者の生存率、予後の改善に直結する重要課題であり、診断薬として利用出来るバイオマーカーの探索に志高く挑戦している点が評価された。

新エネルギー・産業技術総合開発機構理事長賞


中村 公治
企業名
つばめBHB株式会社
代表者氏名
中村 公治(代表取締役CEO)
支援大学等
東京工業大学国際先駆研究機構 元素戦略MDX研究センター 栄誉教授 細野 秀雄
事業内容
アンモニア合成触媒の開発、小規模分散型アンモニア生産システムの販売
会社概要
東京工業大学の細野栄誉教授が開発したエレクトライド技術を商業化するために、2017年に教授陣・民間企業・投資ファンドの出資により設立。「独創的な技術を活用することで環境・食糧問題にかかる人類課題を解決し、持続可能な社会を実現する」をビジョンに掲げ、その実現を目指す。2022年に初号機を受注し起業目的は達成し、ビジョン実現に向けグローバルでの事業展開を進めている。
大学等による支援内容
共同研究の実施や生み出された成果の活用、また特許の共同出願や知的財産のライセンス付与を通じた事業成果への寄与。
企業による支援内容
NEDOのグリーンイノベーション基金「燃料アンモニアサプライチェーンの構築」における触媒開発、科学技術振興機構「未来社会創造事業」における共同研究や、ラオスの国余剰水力発電を活用した現地肥料生産の基礎調査等。
受賞理由
つばめBHB社は、エレクトライド系触媒を用いた小規模プラントでのオンサイトアンモニア生産の実用化を目指す企業。味の素社との連携にも特色があり、海外での社会実装を進めている。アンモニアはCO2フリー燃料や水素キャリアとしての用途拡大も見込まれ、今後大きな成長が期待できる点が評価された。

日本ベンチャー学会会長賞


浅川 純
企業名
株式会社Pale Blue
代表者氏名
浅川 純(代表取締役)
支援大学等
東京大学大学院新領域創成科学研究科 基盤科学研究系 先端エネルギー工学専攻・准教授 小泉 宏之
事業内容
「水」を推進剤とした、小型衛星用推進機の開発
会社概要
2020年に創業した東京大学発の宇宙ベンチャー企業。安全無毒である「水」を推進剤とした持続可能な小型衛星用推進機の技術革新および社会実装に取り組んでいる。⼩型衛星実⽤化の課題となっている推進機に技術革新を起こすことで、宇宙産業のコアとなるモビリティを創成し、人類の可能性を拡げ続けるべく、事業を加速している。
大学等による支援内容
起業の母体となった東京大学 小泉研究室との間で水推進機の研究開発に関する共同研究を実施。また水プラズマ式推進機に関し、東京大学が特許を持つ技術を活用。
受賞理由
Pale Blue社は次世代の「水」を推進剤として用いた小型衛星向け推進機で持続可能な宇宙開発を目指している。研究機関を中心とした外部機関との連携を通じた確実なアプローチで製品開発を進めていること、またエンジニアを中心とした強固なチーム体制を早い段階から構築できていることが評価された。

アーリーエッジ賞


大槻 雄士
企業名
株式会社FerroptoCure
代表者氏名
大槻 雄士(代表取締役CEO)
支援大学等
慶應義塾大学 医学部 名誉教授 佐谷 秀行
事業内容
世界初のフェロトーシス創薬の実現
会社概要
株式会社FerroptoCureは、がんや神経変性疾患(アルツハイマー病、パーキンソン病など)など様々な疾患において、その発生や悪化に関わるとされているフェロトーシスに注目した創薬に取り組んでいる。特に、最新の研究によりフェロトーシスの制御が、がんの発生・進展・転移に強く関与することが知られていることから、この制御メカニズムを破綻させる抗がん剤を生み出すことにより、がん患者に新しい治療法を届けることを目指している。
大学等による支援内容
慶應義塾大学医学部遺伝子制御研究部門よりスピンアウトした企業である。大学の持つ知見の活用等を通じ、フェロトーシス創薬の開発を加速している。
受賞理由
FerroptoCure社は、酸化ストレスによる細胞死フェロトーシスの誘導を利用した世界初の抗がん剤開発を目指す慶應義塾大学発の企業。独自メカニズムを用いた「難治性がん」にも効果のある抗がん剤の開発を、既存薬のドラッグリポジショニングにより高い安全性を確保しつつ、迅速な承認を目指している。また人間以外にも動物のがんの治療薬も用途発明で開発を進める点などがユニークであり、今後注目の企業として評価された。

大学発ベンチャー表彰特別賞


増井 公祐
企業名
ジェリクル株式会社
代表者氏名
増井 公祐(代表取締役CEO)
支援大学等
東京大学 工学部化学生命工学科 教授 酒井 崇匡
事業内容
テトラゲルを利用した医薬品・医療機器(Gel Medicine)の研究開発等
会社概要
「ゲルで医療に革新を」をコンセプトに掲げ、ゲルの物性制御に関する革新的技術を開発し、多様な医療製品を提供するプラットフォーム型ビジネスを展開している。ゲルは単純そうに見えて、まだ物理法則が解明されていない素材であるが、その物理法則の大部分を解明し、ゲルを医療分野でも安全に利用できる素材にしている。複数の大学や企業と連携し、止血材や癒着防止材、神経再生材など、様々な医療製品の共同開発を実施。
大学等による支援内容
東京大学工学部の酒井崇匡教授の15年以上のゲルに関する研究成果を当社の事業のコア技術としている。また医工連携を重視しており、東京大学病院の各診療科の医師と協力し、ゲルを用いた実践的な医療製品の研究開発を実施。
受賞理由
ジェリクル社はハイドロゲルを医療製品に応用している企業。これまで医療における活用が難しいとされていたゲル素材であるが、当社は生体適合性が極めて高く、物性を制御できる独自のゲルを用いることで、医療への活用を目指している。これまで困難とされていた課題に対して共同研究パートナーとともに着実に製品の実用化へ繋げている点が評価された。

2022年受賞者一覧

文部科学大臣賞


左:三宅 洋   右:森下 大輔
企業名
Chordia Therapeutics株式会社
代表者氏名
三宅 洋(代表取締役)
森下 大輔(Chief Scientific Officer)
支援大学等
京都大学 大学院医学研究科腫瘍生物学講座 教授 小川 誠司
事業内容
【日本発】【世界初】新しい抗がん剤を創生することにより次世代のがん医療の実現に貢献する
会社概要
新しい抗がん剤の創生により次世代のがん医療の実現に貢献し、未だ治療方法が確立されていないがん患者に対して治療薬を届けるべく研究開発に取り組んでいる。 この過程において国内アカデミア、投資家、行政機関等との協力体制を築き、日本の創薬エコシステムの発展に貢献していくことも志している。 そして日本発の研究開発型の製薬会社として成長し、日本における新たな医薬品開発の拠点となることを目標としている。 2020年には小野薬品との大口ライセンス契約を結び、今年には40億円の調達を行うとともに、メディパルホールディングスとの業務提携を合意するなど事業を加速している。
大学等による支援内容
MALT阻害剤の創生はアカデミアシーズを最大有効活用し、この世に無い医薬品の創生に取り組むものであった。 この成功を踏まえて京都大学においてChordiaとの共同研究講座「次世代腫瘍分子創薬講座」を設立し、産学連携をさらに推し進めている。
受賞理由
新しい抗がん薬を開発する企業。パイプラインの一つであるスプライジング制御薬の開発が、新たな抗がん薬となり、世界を舞台に今後活躍することが期待される。 また、開発・事業化のプロが大学のシーズをパイプライン化していくことを強みとしており、産学官が一体となり大学の知を生かし創薬事業を展開することを目指している点も高く評価され、 今後の創薬業界の新しいロールモデルとしても期待される。

経済産業大臣賞


鈴木 悠司
企業名
bitBiome株式会社
代表者氏名
鈴木 悠司(代表取締役社長CEO)
支援大学等
早稲田大学 理工学術院 准教授 細川 正人
事業内容
独自技術で構築した膨大かつユニークな微生物ゲノムデータベースを活用した、バイオものづくり産業の革新
会社概要

シングルセル技術を用いた微生物のゲノム解析を行っており、世界最大・最高解像度の微生物ゲノムデータベースを構築している。 当社が開発したゲノム解析技術bit-MAP®は、世界唯一の微生物を対象としたシングルセルゲノム解析技術であり、微生物のゲノム情報をたった1つの細胞から高精度に解読することを可能としたものである。微生物に新たな目的物質を生産させるテクノロジー“バイオモノづくり”が昨今国の重点産業とされてきているが、その起点となるのは 微生物の設計図である”ゲノム(DNA)”であり、bitBiomeは独自の解析技術によって膨大かつユニークな微生物ゲノムデータベースを構築し、これを基にバイオものづくり産業を飛躍的に発展させることに寄与していく。
大学等による支援内容
早稲田大学 細川准教授が開発したゲノム解析技術に係る知財創出や共同研究により、事業化を促進した。 また、学内インキュベーション施設を活用した起業支援に加え、リサーチイノベーションセンター(121号館)の実験室を活用した事業加速を支援している。
受賞理由
bitBiome社は、シングルセルゲノム解析により世界最大・最高解像度の微生物ゲノムデータベースを構築し、微生物遺伝子を活用した産業構造を刷新することを目指す企業である。 国の重点産業とされるバイオものづくり分野においての唯一無二のゲノムマイニングプラットフォームとして位置づけられており、今後の成長が期待される。

科学技術振興機構理事長賞


大和 建太
企業名
KAICO株式会社
代表者氏名
大和 建太(代表取締役)
支援大学等
九州大学 大学院農学研究院 資源生物科学部門 昆虫ゲノム科学研究室 教授 日下部 宜宏
支援企業
双日株式会社 生活産業・アグリビジネス本部 食料事業部 部長 須藤 拓也
事業内容
世界にまだないタンパク質をカイコでつくる、難発現性タンパク質生産プラットフォーマー
会社概要

昆虫のカイコで組換えタンパク質を開発・生産するプラットフォームを有する九州大学発ベンチャー。 試薬・診断薬・ワクチンの原料タンパク質の開発を行っており、ノロウイルスVLP(ウイルス用粒子)を完成させている。 独自に経口ワクチン(特許出願中)を開発し動物用、ヒト用への展開を目指している。2020年にはCOVID19のスパイクタンパク質を完成し試薬として販売、 現在は抗体測定サービスを提供している。
大学等による支援内容
日下部研究室は、カイコバイオリソースによる組換えタンパク質生産システムをベンチャーのコア技術として導出。 創業から4年経過した現在も、KAICOアドバイザーとして開発案件に対して技術的なアドバイスを行い、事業成果に繋がった。
企業による支援内容
双日は、KAICO社の豚用飼料添加物事業化を支援。当該事業の最初のターゲット市場であるベトナムの市場調査、 現地パートナー候補の選定からアプローチまでを積極的に実施し、現地での商流を構築中。2023年上市の実現に向け大きく貢献。
受賞理由
KAICO社は蚕を利用した経口ワクチン開発などを手がける企業である。当社開発の技術・ノウハウと特許をうまく活用しながら展開している点が評価された。 また、事業の伸張により蚕のための桑畑を作ることになり、養蚕業復興という地方創生やカーボンクレジットの一つとなり、社会貢献度の高い企業へと成長している点も評価された。

新エネルギー・産業技術総合開発機構理事長賞


小林 稜平
企業名
株式会社ElevationSpace
代表者氏名
小林 稜平(代表取締役CEO)
支援大学等
東北大学 工学研究科 准教授 桒原 聡文
事業内容
宇宙ステーションに代わる小型・無人宇宙環境利用プラットフォーム開発
会社概要
株式会社ElevationSpaceは、誰もが宇宙で生活できる世界を創り、人の未来を豊かにすることを目指している東北大学発の宇宙スタートアップである。 吉田・桒原研究室でこれまで開発してきた数多くの小型人工衛星の知見を活かし、人工衛星内で実験や製造等を行うことのできる小型宇宙利用・回収プラットフォーム ELS-Rを開発している。
大学等による支援内容
東北大学工学研究科桒原研究室よりスピンアウトした企業であり、桒原研究室を含む共同研究契約を5件東北大学と締結し、 技術実証用の人工衛星の開発に共同で取り組んでいる。
受賞理由
ハードルが高い宇宙利用の分野において、誰もが気軽に宇宙利用出来る世界の実現に向けチャレンジしているベンチャー企業である。 当社が担う宇宙実験プラットフォームの提供は、食料、創薬、材料等、あらゆる産業分野にとって重要である。宇宙利用、その普及を加速させる可能性のあるベンチャー企業である点が評価された。

日本ベンチャー学会会長賞


三池 信也
企業名
株式会社ニューロシューティカルズ
代表者氏名
三池 信也(代表取締役社長)
支援大学等
国立循環器病研究センター 循環動態制御部 室長 朔 啓太
事業内容
心臓疾患である心不全治療として経静脈的迷走神経刺激カテーテルシステムの開発を実施しています。
会社概要
メインプロダクトの開発に加え、医療分野におけるデバイスジェネレーターとして製品開発やアプリケーション開発、重要なコンポーネントの開発を主眼に、 医療分野における「価値の創造」に注力。研究機関、大学の技術シーズ、臨床現場からニーズなどから、より効率的に診断や治療を行えるもの、 そして患者のQOLを高めるものを中心にプロジェクト化し製品リリースを実施している。
大学等による支援内容
国立循環器病研究センターの朔啓太先生にはPOCも含めユーザビリティ確認や非臨床試験のサポート。 また九州大学ARO次世代医療センターの戸高浩司氏による治験プロトコルの作成などでアドバイス。
受賞理由
迷走神経を刺激するデバイスを開発しているが、デバイス開発のみでなく、 収益面では受託等をバランス良く取り入れることで会社の成長に必要な優れた収益・成長モデルを構築している点が評価された。

アーリーエッジ賞


新関 和哉
企業名
LQUOM株式会社
代表者氏名
新関 和哉(代表取締役)
支援大学等
横浜国立大学 工学研究院 准教授 堀切 智之
支援企業
株式会社オキサイド 代表取締役社長 古川 保典
事業内容
量子インターネットに繋がる長距離量子通信機器・システムの開発・製品化
会社概要
長距離量子通信(Long Distance Quantum Communication)の社会実装目指す横浜国立大学発スタートアップ。量子通信は、量子コンピュータでも解読不可能な安全な量子暗号通信や、 量子コンピュータ同士を連結し計算能力を増強させる分散量子計算といった、量子時代の社会インフラとして必須の技術である。LQUOMは光源・波長変換・周波数安定化・量子メモリといった コア技術を基にそれらのシステム化に取り組んでいる。
大学等による支援内容
LQUOM技術の基は横浜国立大学堀切研究室の光及び物質量子系の基礎研究ならびにJST START事業の成果をシーズ技術としてスピンオフ起業した。 現在も横浜国立大学と共同研究契約を結び、研究開発インフラの提供など全面的にバックアップ。
企業による支援内容
オキサイドはNIMS発ベンチャー第1号、2021年東証マザーズ上場後は国内のDeep Tech分野のアカデミア発ベンチャー支援に注力している。 LQUOMの技術力と将来性をご評価いただき資本業務提携(特に世界最高峰の光学単結晶・デバイスの開発)などのサポート。
受賞理由
量子コンピュータの発展により従来の暗号技術では解読されるリスクは周知の事実である。当社は量子インターネット分野において、 安心・安全な量子インターネット環境の実現のために量子通信技術の開発、社会実装を目指している。量子インターネットの分野においてキープレイヤーとなる可能性を秘めていることに加え、 国産の量子通信システムが実現した際の社会性・公共性の高さから、一層の成長が期待される。

大学発ベンチャー表彰特別賞


髙村 健太郎
企業名
株式会社アイ・ブレインサイエンス
代表者氏名
髙村 健太郎(代表取締役社長)
支援大学等
大阪大学 医学系研究科 臨床遺伝子治療学 寄附講座 准教授 武田朱公
支援企業
フューチャー株式会社 ストラテジックAIグループ・ヘルスケアイノベーショングループ 執行役員 中元淳
事業内容
視線データを利用した認知機能評価法の医療機器開発、一般向け認知機能評価アプリ「MIRUDAKE」販売
会社概要
アイトラッキング式認知機能評価法(ETCA)の社会実装を目的として2019年に設立。ETCAはタブレットのカメラシステムで収集した視線データをもとに、 短時間で認知機能を定量化できるため、認知症の早期発見に役立つことが期待できる。医療機器プログラム、一般向けアプリとしてETCAの実用化を進め、 認知症早期発見の実現を目指す。2022年4月には大塚製薬と販売独占契約を締結し、事業を加速している。
大学等による支援内容
武田朱公准教授により開発された基盤シーズであるアイトラッキング式認知機能評価法の提供、ならびに当該技術にかかる臨床的・医学的知見の提供や、臨床評価など当社事業の推進に大きく寄与。
企業による支援内容
製品開発方針に対する技術的見解の提供やプログラム開発、視点データの解析手法の提案などをもって事業の推進に寄与。 また、当社の医療機器プログラム開発において、医療機器製造業者を担っている。
受賞理由
アイトラッキング式認知機能評価法は、簡便であり、今後増加する予備軍を含む認知症の早期診断への貢献が期待される。 早期診断による予防・悪化の抑制は患者のQOLの観点、また社会的側面からますます重要になっている。 当社の開発アプリは想定される利用シーンが多いこと、海外含む市場性もあると考えられる点が評価された。

大学発ベンチャー表彰特別賞


田原 栄俊
企業名
株式会社PURMX Therapeutics
代表者氏名
田原 栄俊(代表取締役社長)
支援大学等
広島大学 大学院医系科学研究科 教授/副学長(産学連携担当) 田原 栄俊
支援企業
株式会社スリー・ディー・マトリックス 代表取締役社長 岡田 淳
事業内容
天然型マイクロRNAを用いた難治性疾患を対象とする新薬の研究開発
会社概要
細胞に老化を誘導できるマイクロRNAを用いて、がん細胞に老化のスイッチを入れる新規抗がん剤コンセプトの研究開発を行っている。 広い抗腫瘍スペクトラムと強力な抗がん作用を有するmiR-3140-3pと核酸保護材・A6Kと混合する抗がん剤(開発コード:MIRX002)は、 第一号のパイプラインとして現在、広島大学で悪性胸膜中皮腫に対する医師主導治験のPhaseⅠ試験(単回及び反復投与)を実施中。2024年頃にグローバルPhase IIを予定。
大学等による支援内容
広島大学の田原栄俊教授が、細胞老化に関わる老化関連マイクロRNAを機能的RNAスクリーニングにより同定するプラットフォームを構築した。 それらの中で、広い抗腫瘍効果を示す強力なマイクロRNAを複数同定し、miR-3140-3pを同定した。
企業による支援内容
核酸を保護する界面活性剤ペプチドA6Kを、独占的に研究開発してきた企業である。 このA6Kのライセンス供与を受け、弊社のリードパイプラインの有効成分miR-3140に適用し、臨床応用することが可能となった。
受賞理由
がん細胞に「老化のスイッチ」を入れるという新しいコンセプトの核酸医薬品を開発している。 既に医師主導治験も開始している点、年々注目が高まっている核酸医薬(がんの老化を促すマイクロRNAに着目)の実現に期待する。

2021年受賞者一覧

文部科学大臣賞


福田 恵一
企業名
 Heartseed株式会社
代表者氏名
福田 恵一(代表取締役社長)
支援大学等
慶應義塾大学 医学部 循環器内科 教授 福田 恵一
支援企業
味の素株式会社 バイオ・ファイン研究所 上席研究員 岡元 訓
事業内容
心臓移植しか抜本的な治療法が無い重症心不全に対して、心筋再生医療を実用化すべく研究開発を行っている。
会社概要
2015年の設立以来、総額82億円を調達し、治験準備に向けた非臨床試験を実施し、心筋細胞の製造方法を確立してきました。2021年3月に第1/2相試験(LAPiS試験)の治験届が受理され、本年後半の投与開始を目指しています。また本治療の海外展開を見据えて、グローバル製薬大手のノボ ノルディスク社と日本のバイオベンチャーの歴史で過去最大、総額約660億円に及ぶライセンス契約を締結している。
大学による支援内容
慶應義塾大学医学部信濃町キャンパスにある1室約100平米の研究スペースを3室使用し、多くのアカデミア研究員や他企業と最先端の研究開発を共同で行い、重要知財の共同出願やトップジャーナルへの論文発表など、大きな研究成果を上げる事が出来た。
企業による支援内容
味の素社は慶應大と心筋細胞培養に理想的な培養液を10年がかりで完成させた。これらで高純度の心筋細胞を大量に作製することが可能となった。同社はこれらの培養液をHeartseed社に独占提供することで、当社の競争力向上に寄与している。
受賞理由
iPS細胞を用いた心筋再生医療で心臓病治療に対して新たな扉を開こうとしている企業であり、実用化されれば心不全患者の心機能の長期的な改善に寄与することが期待されている。高い技術力と海外大手企業との積極的な連携関係構築等のグローバル展開を含めた戦略的取り組みは、日本の再生医療ベンチャーにおけるロールモデルとなりうると考えられ、今後大きく成長することが期待される。

経済産業大臣賞


梅川 忠典
企業名
 リージョナルフィッシュ株式会社
代表者氏名
梅川 忠典(代表取締役社長)
支援大学等
京都大学 農学研究科 応用生物科学専攻 海洋生物機能学分野 准教授 木下 政人
支援企業
株式会社荏原製作所 代表執行役社長 浅見 正男
事業内容
水産物の品種改良×スマート養殖を組み合わせた次世代養殖システムを構築し、日本の水産業の変革を目指す。
会社概要



「いま地球に、いま人類に、必要な魚を。」をコンセプトに、水産物(魚類や甲殻類など)の品種改良を行うスタートアップである。農産物・畜産物と異なり、水産物には品種改良がほとんどない。そこで、ゲノム編集技術”超高速の品種改良”を用いて、約30年かかる品種改良を2-4年に短縮する。また、オープンイノベーションを掲げ、アカデミア、技術を持つ企業、地元関係者などと連携して、研究開発および事業開発を加速させる。
大学による支援内容
京都大学木下准教授の持つ技術シーズの提供、その社会実装のための学内グラントの交付、TLOによる技術特許の許諾、起業家教育プログラムの提供により事業化を支援した。また、学内のインキュベーション施設および実験室の提供を通じて事業加速を支援。
企業による支援内容
創業前から協業を目指し、他社に先駆けて資本業務提携を締結。次の柱となる新規事業創出のため、社内公募で陸上養殖のチームを立上げ、ゲノム編集魚を効率的に飼養できる循環式陸上養殖システムを構築すべく、流体・熱制御などの技術提供を中心に支援。
受賞理由
水産物の品種改良×スマート養殖の組み合わせにより、日本の水産業の変革を目指す企業である。これまで大手企業が参入してこなかった領域でもあるが、多くの大学及び事業会社を巻き込んだオープンイノベーション型大学発ベンチャーとして市場を果敢に開拓している。今後新たな市場創造を起こし、大きく成長することが期待される。

科学技術振興機構理事長賞


平崎 誠司
企業名
 オリシロジェノミクス株式会社
代表者氏名
平崎 誠司(代表取締役)
支援大学等
立教大学 理学部 教授 末次 正幸
事業内容
無細胞系による長鎖環状DNAの連結・増幅技術を用いた各種製品・サービスの提供
会社概要
ライフサイエンス分野で新たな成長分野として期待される合成生物学の基盤技術として実用化する目的で2018年12月に設立された。ゲノムサイズのDNAを簡便にかつ高効率で合成することを可能にするDNA断片連結と環状DNA増幅の技術を試薬キットならびに受託研究サービスとして提供している。従来手法では増幅できなかったDNA配列の取り扱いや研究の手間と時間を大幅に省くことで幅広い研究開発活動の発展に貢献している。
大学による支援内容
立教大学理学部において末次教授が開発した「精製タンパク質によるゲノム複製サイクルの試験管内完全再構成系」を事業のコア技術としている。本技術はゲノムサイズの長鎖DNAを環状分子として指数増幅可能とする世界でも唯一のDNA増幅法である。
受賞理由
DNA合成・増幅技術を基盤とした企業で、細胞を使わずに長鎖DNAを増幅するという革新的な技術に基づいた製品・サービスを提供しており今後の成長が期待される。また、日本だけではなく海外での事業展開を目指しグローバルでの企業体制を構築している点も高く評価された。

新エネルギー・産業技術総合開発機構理事長賞


左:ガジャモーハン モーハナラージャー
右:クリシナムルティ アルドチェルワン
企業名
 Rapyuta Robotics株式会社
代表者氏名
ガジャモーハン モーハナラージャー(ガジャン)(代表取締役兼CEO)
クリシナムルティ アルドチェルワン(アルル)(代表取締役兼CFO)
支援大学等
チューリッヒ工科大学 工学科
支援企業
株式会社モノフル 代表取締役社長 藤岡 洋介
事業内容
クラウドロボティクスプラットフォームの開発およびロボティクスソリューションの提供
会社概要
「Empowering Lives with Connected Machines」をコア・パーパスとし、群制御機能を有するクラウドロボティクスプラットフォームの開発およびプラットフォームを活用したソリューションを提供。既に複数の大手ロジスティクス企業の倉庫で、当社のプラットフォームに接続したロボットが実稼働し、倉庫作業の効率化に貢献。5年後にはグローバルで10%のロボットをプラットフォームに接続させ、ロボット制御プラットフォーマーの地位を築く。
大学による支援内容
チューリッヒ工科大学在学中に、ロボット向けのインターネット開発を目指し、欧州内の有名大学と共同研究(RoboEarth プロジェクト)を行った。大学で研究した成果を活用することで、当社のクラウドロボティクスプラットフォームの構築を成し遂げた。
企業による支援内容
日本GLP株式会社グループである株式会社モノフルは、当社の株主であり、プラスオートメーション株式会社(日本GLP株式会社と三井物産株式会社の共同出資)と当社は、物流倉庫向けAMR ロボットのサブスクリプションサービスを日本で初めて商用化した。
受賞理由
クラウドロボティクスプラットフォームを活用し、物流現場におけるロボティクスの普及を加速させるベンチャー企業である。物流市場における顧客ニーズを的確に把握し最適なソリューション提供をハード及びソフトの両面から確実に行えている点が評価された。

日本ベンチャー学会会長賞


山本 卓司
企業名
 株式会社マトリクソーム
代表者氏名
山本 卓司(代表取締役社長)
支援大学等
大阪大学 蛋白質研究所 寄附研究部門教授 関口 清俊
支援企業
株式会社ニッピ 総務部 部長 平山 耕治
事業内容
細胞外マトリックスタンパク質を用いた細胞培養用基質の研究開発と販売
会社概要
大阪大学蛋白質研究所の関口教授が見いだした、細胞培養基質として有用なラミニンE8断片タンパク質を製品化し、販売を行っている。ラミニン511-E8断片を製品化したiMatrix-511は、多能性幹細胞の培養基質として優れており、臨床グレードのiPS細胞を培養する基質として、世界中で使用されている。細胞種毎に最適な培養基質を提供する、という新たな細胞培養技術を提供するべく、研究開発を行っている。
大学による支援内容
関口教授の行ったMOUSE BASEMENT MEMBRANE BODYMAPの研究成果がラミニン511E8断片を利用したiPS細胞用足場材の開発の手掛かりとなった。現在は、ラミニン断片を用いた各種細胞の培養基質の開発を支援している。
企業による支援内容
当社設立の準備段階では、関口教授の「断片化ラミニン」を製品化するために、官民イノベーションプログラムの事業化推進型共同研究を実施してきた。設立後は、医薬品製造レベルの管理下で、製品の製造と品質管理を行う事で事業の支援を行っている。
受賞理由
大学の寄付研究部門で得られた研究成果を元にマトリクソーム社で応用開発研究を行い実用化、その後製品開発と実製造を支援企業であるニッピ社が行い、完成した商品をマトリクソーム社に販売委託する、というアカデミアと企業の研究ネットワークを活用する特色ある経営が評価された。

大学発ベンチャー表彰特別賞


越村 俊一
企業名
 株式会社RTi-cast
代表者氏名
村嶋 陽一(代表取締役CEO)
越村 俊一(最高技術責任者CTO)
支援大学等
東北大学 越村 俊一、小林 広明、日野 亮太、太田 雄策
支援企業
国際航業株式会社 代表取締役社長 土方 聡
事業内容
地震時に即時的に津波浸水被害予測を行う世界初のシステムによる津波災害情報配信およびシステムの構築・運用
会社概要
スーパーコンピュータの災害時利用による世界初のリアルタイム津波浸水予測をコア技術とし、津波災害情報配信およびシステムの構築・運用を中心事業としている。 東北大学の津波工学、地球物理学、計算機工学の先駆的な研究成果を活用し、国際航業、NEC、エイツーとの産学連携にて実用化した。 このリアルタイム津波浸水被害予測技術の高度化、イノベーションを進め、国内外での社会実装を拡大し、津波災害の減災に貢献する。
大学による支援内容
リアルタイム津波浸水被害推計システムを構成する要素研究の成果を提供している。津波伝播・浸水被害予測シミュレーション技術、建物・人的被害予測式・手法、スーパーコンピュータの災害時緊急利用モードの運用技術、地殻変動観測情報を活用した津波発生予測技術など。
企業による支援内容
リアルタイム津波浸水被害予測の地形モデルや被害推計データの作成、津波浸水被害予測システムの津波数値計算の自動化および高速化、被害予測結果の作成及びシステム構築を支援。株式会社RTi castの運営およびリアルタイム津波システムの事業化の支援。
受賞理由
津波災害の減災に貢献することをミッションとしており、その社会性・公共性の高さ、産学連携・オープンイノベーション型の事業として評価された。社会性・公共性の高いテーマに挑戦する大学発ベンチャーのロールモデルとなることが期待される。

2020年受賞者一覧

文部科学大臣賞

企業名
 株式会社サイキンソー
代表者氏名
沢井 悠(代表取締役社長)
支援大学等
大阪大学 微生物病研究所 特任准教授 中村 昇太
支援企業
REVICキャピタル株式会社 代表取締役 中井 一郎
事業内容
人体の常在細菌叢(さいきんそう)データを活用し、次世代のライフスタイルを提供する。
会社概要
人体の腸内細菌叢のDNA検査サービス「マイキンソー」を提供し、サービスを通じて収集した大規模腸内細菌叢データプラットフォームを用いて次世代のライフスタイル提案技術を開発するヘルステックベンチャー。大阪大学微生物病研究所との共同研究により腸内細菌叢の検査・解析技術を開発し、現在、国内最大規模の検体データを保有している。生活習慣病、循環器系疾患、免疫疾患など様々な「未病」を検知することで、「未病ケア/改善サービス」の実現を目指す。
大学による支援内容
大阪大学微生物病研究所との共同研究により、腸内細菌叢の検査・解析を「安価、迅速、正確」に実施できるプラットフォーム技術を開発。現在も、解析手法について継続的な技術支援を提供している。
企業による支援内容
創業直後の2015年初頭から、販路開拓や販売戦略立案、事業計画作成など経営面で様々な助言を頂いている。シード、シリーズAで出資を行い、専門人材の採用、解析設備の拡充等、「未病検知サービス」の早期実現に向けた体制整備の支援を行った。
受賞理由
腸内細菌叢のDNA検査サービスのパイオニアとしてこれまでに無いソリューションを提供する技術であり大学、企業との連携によって着実に事業を進めている点で評価ができる。既に2万件の個人向け検査の実績を持っており、これからの他サービスへの展開も含めて今後大きく成長することが期待される。

経済産業大臣賞

企業名
 株式会社イノフィス
代表者氏名
折原 大吾(代表取締役社長)
支援大学等
東京理科大学 工学部 機械工学科 教授 小林 宏
事業内容
重作業での腰の負担を軽減させる装着型ロボット「マッスルスーツ」の開発・販売を行っている。
会社概要
「生きている限り自立した生活を実現する」を企業理念に、どんな人でも動き続けることができるよう様々な部位を補助する装置の開発を行っている。主力製品である腰補助用マッスルスーツは2006年から開発。2019年には機能・価格のバランスが圧倒的に優れている「マッスルスーツEvery」発売し、累積出荷台数は1万台を超えた(2020年3月時点) 。
大学による支援内容
創業者の小林教授が菊池製作所と2013年に創業。東京理科大学TLOと連携し、関連技術に関しては将来の事業を視野に入れ大学単願で特許を出願し、イノフィスが占有実施権を有することが可能となる。小林教授は取締役として先頭に立ち技術開発を推進中。
受賞理由
事業会社・アカデミアとのアライアンスを構築し、顧客ニーズを製品改良に素早く取り入れる高速サイクルを実現しており、このような連携を活かして事業化を進めている点が高く評価された。日本発のマッスルスーツメーカーとして、大きく成長することが期待される。

科学技術振興機構理事長賞

企業名
 株式会社Xenoma
代表者氏名
網盛 一郎(Co-Founder & 代表取締役CEO)
支援大学等
東京大学大学院 工学系研究科 教授 工学系研究科長 工学部長 染谷 隆夫
支援企業
豊島株式会社 営業企画室 執行役員 営業企画室長 溝口 量久
事業内容
着用するだけでヘルスケアデータを取得できるスマートアパレル「e-skin」を展開しています。
会社概要
Xenoma は“e-skin makes everyone’s life HAPPIER and HEALTHIER.“というコーポレートビジョンを掲げ、スマートアパレル(IoT衣服)「e-skin」を展開している。e-skinを通じて、日常生活における楽しみや利便性を向上し、さらに安心安全な社会の実現に貢献するための「予防医療」に繋がる製品やサービスを開発、提供している。
大学による支援内容
東京大学・染谷研究室/JST ERATO染谷生体調和エレクトロニクスプロジェクトのスピンオフとして設立された。染谷教授が2003年に提案した「伸縮性エレクトロニクス」を元にアパレル製品に応用したものが「e-skin」である。
企業による支援内容
豊島株式会社の調達力により生地や副資材の幅が広がり、着用シーンに合った「日常に溶け込むe-skin」の開発が可能となった。また、アパレル業界において長年培われたネットワークと信用力により顧客開拓を支援した。
受賞理由
ウェアラブルのスマートアパレルで実際に製品を上市し事業として成立している。また、経営方法においても日本だけではなくグローバル展開を目指した組織体制・経営方法で推進しており高く評価できる。日本発のスマートアパレルの実用化により、今後大きく成長することが期待される。

新エネルギー・産業技術総合開発機構理事長賞

企業名
 Hmcomm株式会社
代表者氏名
三本 幸司(代表取締役CEO)
支援大学等
産業技術総合研究所 人工知能研究センター 研究チーム長 緒方 淳
事業内容
ディープラーニングを用いた音声認識・自然言語解析の事業と、AIでの異音検知事業を提供している。
会社概要
「AIで価値を創出し、革新的サービスを提供することにより社会に貢献する」をビジョンに掲げ、創立当時からデータ分析・AIアルゴリズム構築をコアコンピタンスとして、製造・通信・流通・金融など様々な業界でのプロジェクトを通して社会貢献に取り組んできた。これまで培った分析・技術ノウハウを用いて、AIコンサルティング・アルゴリズム構築・開発を提供して新たな価値を創出して社会貢献を目指していく。
大学による支援内容
産総研独自の研究・開発技術の提供(音声認識)や、技術の特許許諾、研究者の社外取締役への就任、ネットワークを活かした企業への紹介等、技術と人の両面から多角的な支援を行っている。
受賞理由
音声認識・自然言語処理技術にベースとなる強みをもっており、そこにAIを活用することで得意とする技術の活用を幅広くできることが評価できる。労働生産性の向上という社会的課題の解決のために求められる技術であり大きく成長することが期待される。

日本ベンチャー学会会長賞

企業名
 NABLAS株式会社
代表者氏名
中山 浩太郎(代表取締役 所長)
支援大学等
東京大学 産学協創推進本部 イノベーション推進部 インキュベーション担当ディレクター 菅原 岳人
事業内容
AI人材育成事業、コンサルティング事業、R&D事業を一体で行い、AIに関するソリューションを提供する。
会社概要
東京大学発のベンチャー企業であり、AI人材教育・育成機関、そして最先端のAI技術、特にDeep Learning技術を活用したソリューションを提供するAI総合研究所である。AI人材育成事業「iLect」を中心に、AIコンサルティング事業・R&D事業を一体で行っている。AI技術の社会実装を様々な形で実現し、人・テクノロジー・社会問題を繋げることで、人が人らしく生きられる社会の実現を目指す。
大学による支援内容
東京大学での研究・教育成果を事業化する形で社会に還元し実用化していく活動を支援しており、東京大学内に位置するインキュベーション施設「アントレプレナーラボ」を提供しており、同拠点は創業時よりNABLAS社の拠点として利用されている。
受賞理由
すでに数千人を超える教育プログラムの受講者実績があり、AIに関するソリューション展開において着実な事業展開を行っている点が評価できる。さらに拡大が見込まれるAI教育、企業等へのAI導入に視点をあてたビジネスモデルに今後の発展が期待される。

アーリーエッジ賞

企業名
 株式会社アグロデザイン・スタジオ
代表者氏名
西ヶ谷 有輝(代表取締役社長)
支援大学等
東京大学 産学協創推進本部 イノベーション推進部 ディレクター 宮脇 守
事業内容
タンパク質結晶構造解析を活用した安全性の高い農薬の研究開発。
会社概要
医薬品の創薬スタートアップは多数存在するが、当社は世界的にも数少ない農薬に特化した創"農"薬スタートアップ。既存の農薬開発では、候補化合物を直接病害虫に投与する”ぶっかけ探索法”が主流である。一方、当社はターゲットタンパク質の結晶構造に基づいて化合物デザインを行い、対象病害虫のみに作用する分子標的農薬を実現する。持続的農業に貢献する『硝化抑制剤』や、特定の害虫のみに作用する『殺虫剤』などを開発中。
大学による支援内容
硝化抑制剤のシーズは、創業者の西ヶ谷が東大の連携大学院である(国研)農研機構・高度解析センター・山崎俊正研究室で行った博士論文研究をもとにする。起業支援として、EDGEプログラム(起業家教育)およびインキュベーション施設の提供をしている。
受賞理由
創“農”薬という分野に挑戦する企業であり、研究者自らがアントレプレナーシップ講座への参加を経て研究成果の社会実装のために起業をしており、これまでの資金調達や事業体制推進などの一連の流れが評価できる。これまでに無い分子標的農薬をデザインするものであり実用化による大きな社会的インパクトの創出を期待したい。

2014~2019年受賞者一覧

2019年受賞者

文部科学大臣賞
企業名 株式会社テンクー
代表者氏名 西村 邦裕(代表取締役社長)
支援大学等 東京大学 医学部附属病院 女性外科 准教授 織田 克利
事業内容 がんのゲノム医療のAIソリューション「Chrovis」(クロビス)の開発とサービス提供
経済産業大臣賞
企業名 株式会社Kyulux
代表者氏名 安達 淳治(代表取締役社長)
支援大学等 九州大学 最先端有機光エレクトロニクス研究センター センター長 安達 千波矢
支援企業 QBキャピタル合同会社 代表パートナー 坂本 剛
事業内容 次世代有機EL発光材料TADFの開発・製造・販売
科学技術振興機構理事長賞
企業名 エディットフォース株式会社
代表者氏名 小野 高(代表取締役社長)
支援大学等 九州大学 農学研究院 准教授 中村 崇裕
支援企業 KISCO株式会社 代表取締役社長 岸本 剛一
事業内容 創薬、種苗、化学等産業への応用を目的としたDNA及びRNA編集技術の共同研究開発とライセンシング事業
新エネルギー・産業技術総合開発機構理事長賞
企業名 Icaria株式会社(現社名:Craif株式会社)
代表者氏名 小野瀨 隆一(代表取締役CEO)
支援大学等 名古屋大学 大学院工学研究科 生命分子工学専攻 准教授 安井 隆雄
支援企業 ANRI パートナー 鮫島 昌弘
事業内容 尿中miRNA をバイオマーカーとしたがん10種の早期診断
日本ベンチャー学会会長賞
企業名 株式会社KORTUC
代表者氏名 松田 和之(代表取締役)
支援大学等 高知大学 名誉教授 小川 恭弘
支援企業 The Royal Marsden Hospital Professor John Yarnold
事業内容 放射線によるがん治療の効果を安全に高める増感剤(KORTUC)の臨床開発および製品開発を行う。
アーリーエッジ賞
企業名 ピクシーダストテクノロジーズ株式会社
代表者氏名 落合 陽一(代表取締役CEO)
支援大学 筑波大学 国際産学連携本部 本部審議役 内田 史彦
事業内容 大学から生み出される研究を社会に存在する課題の解決のために連続的に社会実装する仕組みを構築する。

2018年受賞者

文部科学大臣賞
企業名 株式会社マテリアル・コンセプト
代表者氏名 小池 美穂(代表取締役社長)
支援大学 東北大学 未来科学技術共同研究センター 教授 小池 淳一
支援企業 株式会社産業革新機構 ベンチャー・グロース投資グループ ヴァイスプレジデント 松藤 洋介
事業内容 各種電子機器に用いられる微細配線を印刷法で形成することができる配線材料の開発・製造・販売。
経済産業大臣賞
企業名 株式会社エイシング
代表者氏名 出澤 純一(代表取締役)
支援大学 岩手大学 理工学部 准教授 金 天海
事業内容 独自の機械学習アルゴリズムDeep Binary Treeを用いたソリューションの開発・提供事業
科学技術振興機構理事長賞
企業名 ストリームテクノロジ株式会社
代表者氏名 山際 伸一(代表取締役)
支援大学 九州工業大学 大学院情報工学研究院 教授 坂本比呂志
事業内容 ストリームデータ圧縮技術のシステム開発を中心に情報通信機器のハード/ソフトの製造・販売を行う。
新エネルギー・産業技術総合開発機構理事長賞
企業名 株式会社ナノルクス
代表者氏名 祖父江 基史(代表取締役社長)
支援大学 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 分析計測標準研究部門 主任研究員 永宗 靖
事業内容 暗視カメラ等の電子機器及び電子機器システムの開発、設計、製造及び販売業務
日本ベンチャー学会会長賞
企業名 iHeart Japan 株式会社
代表者氏名 角田 健治(代表取締役)
支援大学 京都大学 iPS細胞研究所 教授 山下 潤
事業内容 iPS細胞から心血管系細胞を作り出す技術を応用した再生医療製品の開発
アーリーエッジ賞
企業名 Telexistence 株式会社
代表者氏名 富岡 仁(代表取締役CEO)
支援大学 東京大学/慶應義塾大学 舘 暲
支援企業 KDDI株式会社 ライフデザイン事業本部 ライフデザイン事業企画本部 ビジネスインキュベーション推進部 インキュベーション推進グループ 課長補佐 清水 智晴
事業内容 テレイグジスタンス®技術・VR・通信・クラウド・ハプティクスを活用した遠隔操作ロボットの産業への活用
アーリーエッジ賞
企業名 モーションリブ株式会社
代表者氏名 溝口 貴弘(代表取締役CEO)
支援大学 慶應義塾大学 グローバルリサーチインスティテュート ハプティクス研究センター 特任教授 大西 公平
支援企業 株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ アソシエイト 山下 紘史
事業内容 当社は慶應義塾大学によって確立されたリアルハプティクス技術のAbcCoreを通じた社会実装に取り組んでいる。

2017年受賞者

文部科学大臣賞
企業名 株式会社PKSHA Technology(パークシャテクノロジー)
代表者氏名 上野山 勝也(代表取締役)
支援大学 東京大学 工学系研究科 技術経営戦略学専攻 特任准教授 松尾 豊
事業内容 既存のソフトウェアやハードウェアを知能化させる技術として、深層学習を中心としたアルゴリズムモジュールを提供
経済産業大臣賞
企業名 ティエムファクトリ株式会社
代表者氏名 山地 正洋(代表取締役)
支援大学 京都大学 大学院理学研究科化学専攻 准教授 中西 和樹
支援企業 YKK AP株式会社 経営企画室 事業開発部長 東 克紀
事業内容 超軽量透明断熱材SUFA(スーファ)の事業化
科学技術振興機構理事長賞
企業名 株式会社サイフューズ
代表者氏名 川野 隆清(代表取締役社長)
支援大学 佐賀大学 医学部臓器再生医工学講座 教授 中山 功一
事業内容 再生医療・創薬支援用途等の細胞製品の開発・製造受託等及びそれらのシステムの開発・販売等
新エネルギー・産業技術総合開発機構理事長賞
企業名 株式会社FLOSFIA(フロスフィア)
代表者氏名 人羅 俊実(代表取締役社長)
支援大学 京都大学 工学研究科 附属光・電子理工学教育研究センター 教授 藤田 静雄
支援企業 株式会社東京大学エッジキャピタル(UTEC) 代表取締役社長 郷治 友孝
事業内容 注目の新材料「コランダム構造酸化ガリウム」を用いた超低損失・低コストなパワーデバイスの開発・製造販売
日本ベンチャー学会会長賞
企業名 ORTHOREBIRTH株式会社(オルソリバース)
代表者氏名 西川 靖俊(代表取締役社長)
支援大学 名古屋工業大学 大学院工学研究科 生命・応用化学専攻 教授 春日 敏宏
事業内容 整形外科分野で利用する手術用人工骨充填材の製造販売
アーリーエッジ賞
企業名 株式会社 Lily MedTech(リリーメドテック)
代表者氏名 東 志保(代表取締役)
支援大学 東京大学 大学院医学系研究科 教授 東 隆
事業内容 医用超音波技術を活用した、既存の乳がん検診・診断装置の課題を克服する乳房用超音波画像診断装置の開発・製造

2016年受賞者

文部科学大臣賞
企業名 株式会社ファンペップ
代表者氏名 平井 昭光(代表取締役社長)
支援大学等 大阪大学大学院医学系研究科 臨床遺伝子治療学寄附講座教授 森下 竜一
支援企業 塩野義製薬株式会社 代表取締役社長 手代木 功
事業内容 機能性ペプチドに関する研究成果・知見を活用して、医薬品、医療機器及び化粧品等の製品開発及び製造販売
経済産業大臣賞
企業名 株式会社アクセルスペース
代表者氏名 中村 友哉(代表取締役)
支援大学等 東京大学大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 教授 中須賀 真一
事業内容 超小型衛星を活用したソリューションの提案、およびその設計から製造・打上・運用までを含めたワンストップサービスの提供
科学技術振興機構理事長賞
企業名 株式会社イーディーピー
代表者氏名 藤森 直治(代表取締役社長)
支援大学等 産業技術総合研究所 先進パワーエレクトロニクス研究センター ダイヤモンド材料チーム 茶谷原 昭義
事業内容 ガスから作製するダイヤモンド単結晶とその関連製品の製造、開発及び販売
新エネルギー・産業技術総合開発機構理事長賞
企業名 コスメディ製薬株式会社
代表者氏名 神山 文男(代表取締役)
支援大学等 京都薬科大学 薬剤学分野 教授 山本 昌
事業内容 マイクロニードルなど経皮吸収製剤化技術に基づく化粧品、医薬品、医療機器の開発、製造、及び販売
日本ベンチャー学会会長賞
企業名 株式会社ヘルスケアシステムズ
代表者氏名 瀧本 陽介(代表取締役)
支援大学等 名古屋大学 名誉教授 大澤 俊彦
事業内容 モノクローナル抗体を用いた未病バイオマーカーの研究開発と生活習慣改善を目的とした郵送検査事業
大学発ベンチャー表彰特別賞
企業名 株式会社アイキャット
代表者氏名 西願 雅也(代表取締役CEO)
十河 基文(代表取締役CTO)
支援大学等 大阪大学大学院歯学研究科 教授 前田 芳信
支援企業 株式会社産学連携研究所 代表取締役 隅田 剣生
事業内容 歯科インプラント治療の全工程をトータルにサポートし、高精度かつ安心安全な治療を実現するシステムの開発・販売
企業名 ジーニアルライト株式会社
代表者氏名 下北 良(代表取締役社長)
支援大学等 光産業創成大学院大学 学長 加藤 義章
支援企業 アルプス電気株式会社 代表取締役社長 栗山 年弘
事業内容 紫外域から近赤外域の光技術や電子・電気技術を駆使した医療・ヘスルケア機器の開発・販売
企業名 メビオール株式会社
代表者氏名 森 有一(代表取締役社長)
支援大学等 早稲田大学 財務部 資金運用・資金管理担当部長 鈴木嘉久
事業内容 フイルム状ハイドロゲルを用いる高品質農産物栽培システム(アイメック®)の開発・製造・販売

2015年受賞者

文部科学大臣賞
企業名 株式会社創晶
代表者氏名 安達 宏昭(代表取締役社長)
支援大学等 大阪大学大学院工学研究科 教授 森 勇介
支援企業 三菱商事株式会社 代表取締役社長 小林 健
事業内容 医薬候補化合物やタンパク質の結晶化受託、X線結晶構造解析受託、理化学機器の開発、製造及び販売
経済産業大臣賞
企業名 株式会社C&A
代表者氏名 鎌田 圭(代表取締役社長)
支援大学等 東北大学金属材料研究所 教授 吉川 彰
事業内容 大学の成果の迅速な製品化を通じて社会貢献を目指した、結晶・デバイスの製造販売とコンサルティング
科学技術振興機構理事長賞
企業名 クオンタムバイオシステムズ株式会社
代表者氏名 本藏 俊彦(代表取締役社長)
支援大学等 大阪大学産業科学研究所 教授 谷口 正輝
事業内容 1分子解析技術に基づく革新的DNAシークエンサーの開発
NEDO理事長賞
企業名 マイクロ波化学株式会社
代表者氏名 吉野 巌(代表取締役社長)
支援大学等 大阪大学大学院工学研究科 特任准教授 塚原 保徳
支援企業 株式会社東京大学エッジキャピタル(UTEC)
事業内容 マイクロ波化学プロセスによる研究開発及びエンジニアリング、及び製品の製造・販売、共同・ライセンス事業
日本ベンチャー学会会長賞
企業名 m plus plus 株式会社
代表者氏名 藤本 実(代表取締役社長)
支援大学等 神戸大学大学院工学研究科電気電子工学専攻 教授 塚本 昌彦
事業内容 情報機器の企画開発、設計、製造、販売及びレンタルやコンサルティング業務、エンターテイメントの提案。
大学発ベンチャー表彰特別賞
企業名 スリープウェル株式会社
代表者氏名 吉田 政樹(代表取締役)
支援大学等 滋賀医科大学医学部精神医学講座 教授 山田 尚登
事業内容 睡眠小型脳波計・医療機器の製造・販売、脳波等の生体情報の受託解析
企業名 パイフォトニクス株式会社
代表者氏名 池田 貴裕(代表取締役)
支援大学等 光産業創成大学院大学 学長 加藤 義章
事業内容 パターン形成LED照明装置「次世代型ホロライト」の製造販売
企業名 株式会社ヘリオス
代表者氏名 鍵本 忠尚(代表取締役社長)
支援大学等 理化学研究所多細胞システム形成研究センター網膜再生医療研究開発プロジェクト プロジェクトリーダー 髙橋 政代
事業内容 iPS細胞に関連する技術を活用した再生医療等製品分野における医薬品の研究開発

2014年受賞者

文部科学大臣賞
企業名 プロメテック・ソフトウェア株式会社
代表者氏名 藤澤 智光(代表取締役社長)
支援大学 東京大学大学院工学系研究科 教授 越塚誠一
支援企業 株式会社構造計画研究所 代表取締役CEO 服部正太
事業内容 粒子法CAEソフトウェアParticleworksの開発・販売、流体解析コンサルティング
科学技術振興機構理事長賞
企業名 株式会社ブルックマンテクノロジ
代表者氏名 青山 聡(代表取締役)
支援大学 静岡大学電子工学研究所 川人祥二
事業内容 CMOSイメージセンサの開発・販売、及び設計受託
日本ベンチャー学会会長賞
企業名 株式会社キュービクス
代表者氏名 丹野  博(代表取締役社長)
支援大学 金沢大学大学院医学系研究科 金子周一
事業内容 血液を使った遺伝子発現解析を基盤とする「消化器がんマイクロアレイ血液検査」
大学発ベンチャー表彰特別賞
企業名 株式会社アーマリン近大
代表者氏名 逵 浩康(代表取締役)
支援大学 近畿大学水産研究所 所長 宮下盛
事業内容 クロマグロ、マダイ、シマアジなどの養殖用種苗と20種以上の成魚、加工品の販売および養殖魚専門料理店の経営。
企業名 スパイバー株式会社
代表者氏名 関山 和秀(取締役兼代表執行役)
支援大学 慶應義塾大学先端生命科学研究所 冨田勝
支援企業 小島プレス工業株式会社 取締役社長 小島洋一郎
事業内容 合成クモ糸繊維の分子デザインとその量産技術および生物ゲノムを用いた情報保存技術の開発