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概要

JST20周年記念誌JapanWay0203

資料編JST20周年記念シンポジウム開催報告JST20周年記念の一環として、わが国の科学技術における課題をテーマに、記念シンポジウムと公開対談を2015年から5回にわたり、各地で開催した。この議論からJSTの今後、日本の科学技術の未来を考える重要な指標が浮き彫りになった。ご登壇いただいた皆さまには、心よりお礼申し上げます。辻篤子氏の司会により、対談が始まった。JST20周年記念公開対談若い世代へノーベル賞科学者からの提言~科学技術で次の時代を切り開け~大学での研究一筋という研究者が多い中で、赤﨑先生は民間企業勤務後に研究者の道に入られ、山中先生は臨床医となった後に研究者への転身を図られるなど、お二人の経歴はやや異色といえる。その経験を生かし、研究者として最高の栄誉を勝ち得るまでのお話に、聴衆は熱2016年1月9日、JSTは名古屋マリオットアソシアホテルに赤﨑勇氏と山中伸弥氏、二人のノーベル賞科学者をお招きし、次代を担う若い世代への熱い思いを語り合っていただいた。会場には若い世代を中心に700人を超える聴衆が詰め掛け、お二人のお話に熱心に聞き入っていた。冒頭、濵口道成JST理事長が「日本に科学技術は必要不可欠。日本の将来は若い皆さんにかかっている」とあいさつし、それを受けるかたちで科学ジャーナリストの心に聞き入っていた。最後に、両先生は会場の若者からの質問に答え、「諦めないで続けること」「独自の視点を持つこと」の重要性を強調された。若い世代への期待を込めたメッセージは、会場の聴衆に深い感動を与えた。対談は「ニコニコ動画」でインターネット生中継され、全国で2万人以上が視聴した。科学技術の基盤整備には、幅広い国民の理解が必要である。JSTが一般社会と科学者との橋渡し役をいかに進めていくかも今後の課題となった。「JST20周年記念公開対談」参加者へのアンケート結果性別年齢職業6%9%11%36%64%10%12%45%2%3%3%17%58%16%8%男女19歳以下20代40代50代学生会社員自営業公務員30代60代以上研究職その他技術職94