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概要

JST20周年記念誌JapanWay0203

祝辞このたび、国立研究開発法人科学技術振興機構が創立20周年を迎えられましたことを心よりお慶び申し上げます。貴機構の前身である科学技術振興事業団が発足した1996(平成8)年は、科学技術創造立国を目指す上での根幹をなす科学技術基本法に基づき、初めての科学技術基本計画がスタートした年です。その後、わが国の科学技術は着実に発展しましたが、その間、貴機構は、世界をリードする研究開発プログラムの推進、産学連携ネットワークの構築、科学技術の理解増進など多岐にわたる業務を通じて科学技術の振興とイノベーションの創出に大きく貢献してこられました。また、2014年からは、総合科学技術・イノベーション会議の方針に基づき科学技術イノベーションを実現する「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」やハイリスク・ハイインパクトな挑戦的研究開発を推進する「革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)」の管理法人としても貢献してこられました。政府は、2016年1月に第5期科学技術基本計画を策定し、「未来の産業創造と社会変革に向けた新たな価値創出の取組」、「経済・社会的課題への対応」、「科学技術イノベーションの基盤的な力の強化」、「イノベーション創出に向けた人材、知、資金の好循環システムの構築」の4本柱を定めました。わが国を「世界で最もイノベーションに適した国」とするためにも、産学官が総力を挙げて科学技術イノベーションの創出を推進していく必要があります。これらの科学技術基本計画に定めた諸施策を実行するに当たり、貴機構にはその中核的な担い手として、今後のさらなるご活躍を大いに期待しております。最後となりますが、創立20周年を迎えられた貴機構が、これまで積み上げてこられた歴史を土台にしつつ、科学技術イノベーションの創出に向けた新たな取り組みに果敢に挑戦していただきますようお願い申し上げますとともに、貴機構のますますのご発展を祈念いたしまして、お祝いの言葉とさせていただきます。内閣府特命担当大臣(科学技術政策)5