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概要

JST20周年記念誌JapanWay0203

第2部│歴史編肢ごとに、2030年の国民生活への経済影響を所得階層別に試算し、解析した。この「エネルギー・環境に関する選択肢」の解析結果は、各種メディアでも取り上げられ、高い関心が寄せられた。また、宮城県に「明るく豊かな低炭素社会構築型の復興シナリオ」を提案する中で、CIS系薄膜太陽電池企業の宮城県への工場誘致を提案し、工場建設に至った。LCSのコスト計算・技術展望と実際の産業がマッチした事例である。その他にも、環境未来都市に採択された北海道下川町、東京都足立区などに知見を提供し、専門的アドバイスを行っている。地球温暖化の防止は依然として人類共通の課題であり、低炭素社会実現のための社会シナリオ・戦略の提案、将来に向けた低炭素社会像の選択肢の提示の重要性は一層高まっている。LCSは、今後も低炭素社会実現のため、2050年までにわが国の温室効果ガス排出量の80%削減という目標に向けた2030・2050年の選択肢を提示するとともに、再生可能エネルギーと省エネルギーに対するビジョンの明確化、わが国における再生可能エネルギーが大量に導入された社会へのトランジションマネジメント(移行期間のマネジメント)等の課題に引き続き取り組んでいく。低炭素社会づくりのための総合戦略とシナリオ概念図明るく豊かな低炭素社会像の選択肢2050年の2050年の2050年の・・・社会社会社会・・・選択肢1選択肢2選択肢32030年の2030年の2030年の・・・社会社会社会・・・選択肢A選択肢B選択肢C社会実装持続可能で活力ある明るく豊かな低炭素社会システム・デザインの研究定量的技術システム定量的経済・社会システム大学自治体企業社会実装に向けた連携・協力の推進研究機関各種専門家国等60