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概要

JST20周年記念誌JapanWay0203

編集後記JSTが20周年を迎える2年前の2014(平成26)年4月10日、当時の中村道治理事長に呼ばれ、JST20周年記念事業を託されました。このとき、20周年記念事業の構想と方法を検討し、その一環として「JST20周年記念誌」を刊行することが決定されました。JSTの前身である日本科学技術情報センター(JICST)と新技術事業団(JRDC)は、周年史を幾度か刊行していますが、二つの法人が合併し、新法人となったJSTとしての周年史は本誌が初めてです。合併20年の節目に、20年間の歩みを記録するだけでなく、わが国の社会や経済、科学技術の発展を視野に入れて、これからの20年に向けた目指すべき針路を示すことを編纂方針としました。編纂にあたって、記述については、なるべく専門用語を使わず平易な表現に努め、読みやすい周年史、読みたくなる周年史を目指しました。また、わが国の科学技術政策の進展を念頭に置いた内容としました。編纂作業を進める体制として、「JST20年史編纂委員会」を設置し、20年間で驚異的に拡大した業務の洗い出しと、記載すべき内容を審議、決定し、原稿執筆依頼および調整を担当しました。第1部で歴代理事長が語っていたとおり、JSTはこの20年間で大きな変革を遂げたため、組織の変更などによりたび重なる事務所の移転が避けられず、引っ越しと共に業務記録が散逸し、写真を含めた資料集めなどに非常に苦労し、編纂作業に影響を及ぼしました。高度情報化社会が進展する中で、組織のコーポレート・アーカイブについて将来の検討課題として付しておきたいと思います。このような中で、JSTと縁の深いノーベル賞受賞者の先生方からJSTへのメッセージを頂戴し、「特別寄稿」として掲載することができましたことは、JST役職員一同にとってこの上ない光栄であります。先生方には、短い執筆時間にもかかわらず、ご対応いただき深く感謝申し上げます。本誌編纂にあたり、JST内外の多くの方々にご協力いただき、貴重な情報をご提供いただきました。ここに改めてお礼申し上げます。2016(平成28)年10月JST20年史編纂委員会委員長福島三喜子111